小説作品一覧
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-1920年創刊の「新青年」は、江戸川乱歩をはじめ数多くの作家を輩出した名雑誌であり、初代編集長の森下雨村は日本の探偵小説の生みの親と称される。その雨村が作家として見出した小酒井不木も専門の医学研究に材をとった、すぐれた評論や小説を著し、現代ミステリーの源流となった。この両者の“遺産”ともいえる傑作長短編を収録した読み応え充分の一冊!
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-5月の長い連休が明けて、北アルプスに登った男が予定日を過ぎても戻らないという連絡が長野県警豊科署に入った。 県警から連絡を受けた山岳救助隊は、徳本峠小屋の近くで、絞殺された女と捜索願の出ていた男の転落死体を発見し、道原伝吉をはじめとした刑事たちが検死と現場検証に出向いた。 状況から推して、無理心中という見方があったが、道原は雪の荒れた跡の不自然さから他殺の疑いを持った。 関係者にあたるうちに、この事件の鍵は、ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原にあると突き止め、19年前のある男の不審死にかかわっていることを見抜く。 複雑な人間関係を解きほぐし、意外な展開を見せる人情刑事・道原伝吉シリーズのスリリングな傑作。
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-昭和43年東北の田舎町から幸運に恵まれて東大に入学した室井は、ひょんなことからカトリックの修道会が経営する大学生寮で生活することになった。 そこでカナダ人修道士の舎監ベランと出会う。ベランは戦時中、敵国人として日本国内の強制収容所で過酷な抑留生活を送った経歴の持ち主だが底抜けに明るく包容力のある暖かな人柄で寮生の絶大な信望を得ていた。室井は忽ちその人格に魅せられ傾倒するようになる。 入学時から東大は学内紛争で紛糾していたが入学式は何とか実施されたものの、その後、総長による機動隊導入に端を発して全学が騒乱状態に陥り七月ついに駒場も無期限ストに突入してしまう。そんな渦中にあって室井は集団に対する拒絶反応から紛争に対しては肯定とも否定ともつかないあいまいな態度に終始していた。九月には新左翼系活動派が駒場中心部建物のバリケード封鎖を強行する。 ついに室井も遅まきながらクラス連合という新しい組織に加わり活動に参加することとなった。 一月には突然転勤によるベランとの別離に見舞われる。 二月にはバリケード封鎖されていた安田講堂が機動隊の強行突破により解放されるに及んで学内紛争は、ようやく終息を迎えることになった。 自己の確立を模索しながら彷徨する一大学生の一年間の軌跡を描いた作品である。
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-すぐ読めて、あっ! 怖い 恐怖が連続する152話の実話怪談 人気シリーズ第5弾! 1~2ページの怪談を詰め込んだ恐怖度MAXの一冊。ホラーの鬼才・平山夢明を筆頭に、黒木あるじ、黒史郎、我妻俊樹、つくね乱蔵、神薫、小田イ輔、伊計翼、鈴木呂亜、小原猛ら実話怪談の名手が集い、全152話をすべて書き下ろした。瞬きする間もなく、押し寄せる恐怖の濁流に吞まれる―― 著者について 平山夢明 (ひらやま ゆめあき) 神奈川県生まれ。『SINKER 沈むもの』で小説家デビュー。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』で日本推理作家協会賞短編賞、『DINER』で日本冒険小説協会大賞、大藪晴彦賞を受賞。著作に『或るろくでなしの死』『暗くて静かでロックな娘』『ヤギより上、猿より下』他。実話怪談では『「超」怖い話』『東京伝説』『平山夢明恐怖全集』『怪談遺産』などシリーズ多数。
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-主人公は、自分の時間を明確に線引きしているが、夫婦でお気に入りのバーに行くのも楽しめるのです。 自分の時間とは、どの時間を指すのでしょう。「今日も海老フライの人」の主人公は、自分の時間がどこからどこまでかを明確に線引きしています。彼によると家と会社には自分の時間はありません。でも、休日に夫婦で過ごす時間も大事にしています。それぞれに家を持つのが理想と言いつつ、夫婦でお気に入りのバーに行くのも、また楽しめるのです。そんな彼のスタイルを否定することなく受け流す奥さんの絶妙な態度は、自分の時間だという会社帰りの夕食で、いつも海老フライを食べているという彼の真実を知っているからこそなのでしょう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-3人の女性と出会った編集者。その中でアイディアを得たり、ある予感に包まれながら、夜の線路際へとたどり着く。 南長崎の線路脇、駅で言えば西武池袋線椎名町駅と東長崎駅の間で起こる出会いと再会の物語。若い女性マンガ家の仕事場に、本を作るための顔合わせに向かった男性編集者が、その母親がやっているコーヒー店へ向かい、そこに長居することで、思わぬ再会も果たします。3人の女性と次々に出会った編集者は、その中でアイディアを得たり、ある予感に包まれながら、夜の線路際へとたどり着きます。一冊の本を作るという仕事の発端が、転がるように物語を生み出し、編集者はそうなるのが当然だったかのように、すれ違う電車の音を聴くのです。 初出:「文學界」2014年9月号 底本:『ジャックはここで飲んでいる』2016年、文藝春秋 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-夜更けの街を走る二輪馬車のなかで、身元不明の紳士が殺害された! 事件は予想をこえたドラマティックな展開を見せる…… 19世紀ミステリー界最大のベストセラー。横溝正史の抄訳でも知られる記念碑的作品が完訳で登場! 江戸川乱歩曰く、「たった一冊の本だけで探偵小説史に名を連ねている作家……この実に奇妙な作家の名はファーガス・ヒューム」。その作品こそ、『二輪馬車の秘密』である。 ガボリオの『ルコック探偵』に触発されたヒュームが書きおろし、1886年にメルボルンで自費出版したところ、たちまち大ヒット。作家の生前に、全世界で75万部を売りあげ、『月長石』やシャーロック・ホームズをはるかにこえて、19世紀ミステリー界最大のベストセラーとなった。 深夜の馬車の乗客が殺害されるという導入部から、検死審問、被害者の身元捜査、容疑者特定と追跡、心理戦と法廷劇を経て、物語は予想外の展開をたどる。謎解きの興趣のみならず、都市風俗の活写、叙述スタイルの変化、そして人間ドラマとロマンスが全編をまとめあげる、ミステリー黎明期の記念碑的作品。 横溝正史の抄訳版につづき、完訳版登場!【電子・PODオリジナル版】
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-ヒトラーを狂わせた四つの鉤十字-- 覇者の秘宝をめぐり、独英仏が激突!! 欧州ベストセラーコンビが放つメタ戦記ミステリ 一九三九年――。ヒマラヤの奥深く、チベットの聖地へと送りこまれたナチスのシンクタンク〈アーネンエルベ〉の探検部隊が、鉤十字を象ったルビー色に輝く物体を持ち帰る。それは世界に分散して隠された古代の遺物【ルビ:レリック】で、四つあると伝えられている権力のシンボルの一つだった。四つの鉤十字は、それぞれがこの世を形成する“四大元素”の水、風、地、火を表しており、そのすべてを手にした者は世界を制するという。そのうちの一つを手に入れたナチス・ドイツは破竹の勢いで進撃を続け、領土を拡大していく。だが、世界を征服し、ヒトラーの千年王国思想を実現させるには、残る三つのレリックも獲得する必要があった。 親衛隊長官のヒムラーとその片腕のヴァイストルトは、レリックの在りかを示す絵画があるというスペインのモンセラート修道院に向かうが、絵画は一足先にフランス人のトリスタンによって持ち出されていた。ヴァイストルトは投獄されていたトリスタンを調査団のメンバーに加え、絵画の謎を解き、二つ目のレリックを追って、異端カタリ派終焉の地、モンセギュールの城跡に向かう。 一方、ドイツに抵抗を続けていたイギリスは、ナチスの不穏な動きを察知していた。チャーチル首相直下の諜報機関SOEのマローリーは、敵側にレリックが渡るのを阻止すべくモンセギュールに乗りこむ。ここにレリックをめぐる争奪戦の火蓋が切られた――。 著者について エリック・ジャコメッティ Eric Giacometti 『ル・パリジャン』誌などで活躍するジャーナリスト、作家。執筆活動の傍ら、フリーメイソンと因縁が囁かれるコートダジュール事件の調査などにも携わる。著作に累計220万部を突破した「マルカス警視」シリーズがある。
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-ヒトラーを狂わせた四つの鉤十字-- 覇者の秘宝をめぐり、独英仏が激突!! 欧州ベストセラーコンビが放つメタ戦記ミステリ 一九三九年――。ヒマラヤの奥深く、チベットの聖地へと送りこまれたナチスのシンクタンク〈アーネンエルベ〉の探検部隊が、鉤十字を象ったルビー色に輝く物体を持ち帰る。それは世界に分散して隠された古代の遺物【ルビ:レリック】で、四つあると伝えられている権力のシンボルの一つだった。四つの鉤十字は、それぞれがこの世を形成する“四大元素”の水、風、地、火を表しており、そのすべてを手にした者は世界を制するという。そのうちの一つを手に入れたナチス・ドイツは破竹の勢いで進撃を続け、領土を拡大していく。だが、世界を征服し、ヒトラーの千年王国思想を実現させるには、残る三つのレリックも獲得する必要があった。 親衛隊長官のヒムラーとその片腕のヴァイストルトは、レリックの在りかを示す絵画があるというスペインのモンセラート修道院に向かうが、絵画は一足先にフランス人のトリスタンによって持ち出されていた。ヴァイストルトは投獄されていたトリスタンを調査団のメンバーに加え、絵画の謎を解き、二つ目のレリックを追って、異端カタリ派終焉の地、モンセギュールの城跡に向かう。 一方、ドイツに抵抗を続けていたイギリスは、ナチスの不穏な動きを察知していた。チャーチル首相直下の諜報機関SOEのマローリーは、敵側にレリックが渡るのを阻止すべくモンセギュールに乗りこむ。ここにレリックをめぐる争奪戦の火蓋が切られた――。 著者について エリック・ジャコメッティ Eric Giacometti 『ル・パリジャン』誌などで活躍するジャーナリスト、作家。執筆活動の傍ら、フリーメイソンと因縁が囁かれるコートダジュール事件の調査などにも携わる。著作に累計220万部を突破した「マルカス警視」シリーズがある。
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-南の島の、北の海岸にあるチィーリン・ハウスと呼ばれる家がある。この物語は、その家に住む家族を巡る町の人々との緩やかで、そして厳しい日々の生活を描いた作品です。
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-この戯曲集は、アイルランド劇作家のジョン・ミリングトン・シングの『峡谷の陰で』(In the Shadow of the Glen, 1903)、『海に騎(の)りゆく者たち』(Riders to the Sea, 1904)、『鋳掛け屋の婚礼』(The Tinker’s Wedding, 1908)、さらには『聖者の泉』(The Well of the Saints, 1905)、彼の最高傑作だと評価を受けている『西の国のプレイボーイ』(The Playboy of the Western World, 1907)の五作品から成り立っています。 これらの作品はすべてアイルランドの民衆劇です。それぞれ、アラン島の漁師の家族、山間の寒村の人たち、放浪者である鋳掛け屋、盲目の乞食の夫婦、アイルランド西部の平凡な毎日の暮らしの中に突如として現れた「(父親を殺したと言う)ヒーロー」に対する村人の反応などを扱っています。 シングの功績は、アイルランドの土着の庶民を描いた戯曲を書いたことだけでなく、イェイツ、グレゴリー夫人と共にアイルランドにアビー劇場を創設し、劇場の運営にも積極的に関わった点です。アイルランド演劇の源流はシングから流れていると言っても過言ではありません。 『西の国のプレイボーイ』の初演の際には、父親を殺した男を偶像視するなどけしからんと、保守的で敬虔なカトリック教徒の人たちが劇場内外で暴動を起こすほどでしたが、今はシング・バッシングなどは全くありません。 人間の営みと周囲の自然、幻覚、狂気、生きることと死、宗教と民衆、盲目と現実世界などをテーマとして書かれたシングの作品を読んでいただき、時代も場所も異なる人たちの生き方が日本の人たちにどう映るのかわかりませんが、また違ったひとつの道を示してくれるのではないかと翻訳を手がけました。
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-ルマンの街は、かつてない興奮に包まれていた。伝説を生んだ名ドライバーたちが、最新のマシーンを引っさげて戻ってきたのだ。フェラーリ、ルノー、童夢、メルセデス、アルファロメオ、ニッサン、ポルシェ……。24時間後の栄光を目指して世界中から集まった12チームのマシーン。観客注視の中、史上最高のレースが轟音とともにスタートする。 レース小説の名作が加筆修正されてついに電子で復刊! 電子版あとがきを収録。 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。
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-【書籍説明】 土方歳三は東京地検の公判部検事である。 刑事部の捜査検事が起訴した連続殺人事件の裁判を担当することになった。 夫が我が子を虐待死させるのを手伝った女、融資先を窮地に追い込んで自殺させた銀行員、 轢逃げ事件をもみ消した大病院の院長、同級生をリンチして殺してしまった女子高校生が、次々と殺された。 ネット上で、「正義の執行者」と名乗る人間が「処刑した」と宣言した。 警察と捜査検事は、「正義の執行者」が野口健司であることを突き止め、逮捕、起訴した。 だが、歳三の鋭い勘は野口の自白に嘘を感じた。 真犯人は他にいる! 歳三は、刑事部に再捜査を求めたが、刑事部長伊東甲子太郎は頑として撥ねつけた。 公判部長の清河八郎も起訴取消しを許可しない。 野口の弁護士山南敬助は情状酌量を求めるばかりで、野口の無罪を主張しない。 歳三は検事生命を懸けて、法廷において真相を明らかにする決意を固めた。 弁護士近藤勇、犯罪心理学者沖田総司らの協力を得て、歳三は検事の使命を果たそうとする。 【目次】 四件の殺人 連続殺人 正義の執行者 サイコパス ネットのヒーロー 再捜査拒否 殺人の動機 処刑宣言 無罪の主張 検察側の証人 プロファイリング 真相究明 秋霜烈日
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 失恋をきっかけに、煙草を吸う。 煙草を吸っていることがバレて、親に怒られる。 親に怒られて、旅に出る。 山口県長門市を舞台に、一人の女子高生の 高校生活最後の夏の物語。 【著者紹介】 椎名晴(シーナハル) 1993年、広島県生まれ。 落語とカープと駅伝をこよなく愛するヒトミシリ。 著書に「阿佐ヶ谷、れんこん、はさみ揚げ、」 「笑え!」、「こたつむり彼氏の日記~」 「死後事-shigoto-シリーズ」などがある。
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-全世界大ヒットシリーズ『メン・イン・ブラック』最新作、小説版! 新チーム結成! 初ミッションは――MIB内部のスパイを摘発せよ! 小説版には、〈前日譚〉の短編を特別収録! 2019年、地球に潜伏するエイリアンは増殖し、進化! 彼らを取り締まるエージェントも世界各地で、強化! 舞台は地球全域! 今度のチームは、“超エリート”の新人女子と敏腕だけどプレイボーイ!?の先輩男子! ウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズ主演で世界的大ヒットを記録したシリーズ『メン・イン・ブラック』。 その最新作が、2019年夏公開の『メン・イン・ブラック:インターナショナル』。 ニューヨークに本部を置く最高機密機関〈メン・イン・ブラック〉――MIB。 所属するエージェント達はブラック・スーツとサングラスに身を包み、人間に姿を変えて地球に生息するエイリアンが、犯罪や侵略行為を行わないように監視し取り締まっている。 MIBのエリート新人女性エージェントMは、MIB内部にいるとみられるスパイを探し出すためロンドン行きを命じられる。 ロンドン支部で待っていたのはイケメンチャラ男の敏腕エージェントH。 エイリアンに遭遇した人間の記憶を消すニューラライザー、空も疾走する車に装填されたスペースガンなど多彩なガジェットを駆使しながら、二人はチームを組んで調査を開始。 しかし、真相に近づくにつれ、地球の存亡を賭けた大事件に発展していく――
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-この度、月刊誌「無色」を発刊することになりました。内容は2000文字程度の作品を六篇収録したものです。毎月その月の出来事やキーワードを設定しております。 タイトルを「無色」にしたのは「無色出版」から出版することと共に、読者の方がこの作品を読み終えた後に今号は「こんな色だったな」と感じてもらえるようにするためです。 創刊にあたり、新作を書き下ろした作品を収録しています。さらにサラッと読めるように各話ショートショートで綴っています。 今月から毎月発刊することが決定しておりますので、毎月お楽しみにしていただければと思います。 それでは、創刊号「無色」をお楽しみください。
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-この春、一番泣きたい感動作! 2019年3月公開、話題の映画「ソローキンの見た桜」を完全ノベライズ! ――日露戦争時代のロミオとジュリエット―― 日露戦争のさなか。愛媛・松山に設けられた捕虜収容所を舞台に、ロシア兵将校ソローキンと、日本人看護婦ゆいが織りなす壮大な愛の物語。決して許されることのない恋の行方は? そして、100年後の現代までとつながる絆とは――? 第1回放送文化大賞 ラジオ・グランプリに輝いたラジオドラマ「~松山ロシア人捕虜収容所外伝~ ソローキンの見た桜」を映像化した映画。主演に阿部純子。共演に斎藤工、イッセー尾形、ロシアからはロデオン・ガリュチェンコ、アレクサンドル・ドモガロフといった実力派俳優が揃った日露合作映画をノベライズ。 本当に、こんな心の交流が、こんな恋があったのかもしれない……。史実に着想を得た、感動の物語です。
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-1971年、ソビエト連邦の首都モスクワ。超常諜報戦術開発局に所属するボリス・ドラゴサニは極秘施設で、機関の長ボロウィッツの命令により、裏切り者の死体に特殊な“能力”を用いようとしていた。一方、英国の炭鉱町で育った夢見がちな少年ハリー・キーオウは、ある日を境に突如として数学の才を発揮するようになる。二人には、ある共通点があった――それは死者、あるいは死体の記憶や能力を自らのものとして活用するという、類い稀且つ恐るべき異能だった! 冷戦下のソ連と英国の間で巻き起こる霊的諜報戦を描いた、〈タイタス・クロウ・サーガ〉の著者を代表する一大伝奇ホラー!
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-その凶器のような鼻先は 20世紀の未来派の 遺伝子で出来たに違いない その鼻先の鉄クズで 風見鶏と農機具でも作ったら それが新たな人類の 新未来派宣言とは言えまいか -詩ブログ「シン・ミライ」の自選詩集(2011年初夏?2012年初冬)その凶器のような鼻先は 20世紀の未来派の 遺伝子で出来たに違いない その鼻先の鉄クズで 風見鶏と農機具でも作ったら それが新たな人類の 新未来派宣言とは言えまいか -詩ブログ「シン・ミライ」の自選詩集(2011年初夏?2012年初冬)その凶器のような鼻先は 20世紀の未来派の 遺伝子で出来たに違いない その鼻先の鉄クズで 風見鶏と農機具でも作ったら それが新たな人類の 新未来派宣言とは言えまいか -詩ブログ「シン・ミライ」の自選詩集(2011年初夏?2012年初冬)その凶器のような鼻先は 20世紀の未来派の 遺伝子で出来たに違いない その鼻先の鉄クズで 風見鶏と農機具でも作ったら それが新たな人類の 新未来派宣言とは言えまいか -詩ブログ「シン・ミライ」の自選詩集(2011年初夏?2012年初冬)
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-上高地近くの、林道から外れた茂みの中で女の死体が見つかった。 10年ほど前に銀座でホステスをしていた女だった。その線から蕎麦屋の店主と娘を連れて駆け落ちをしていたことが判明する。当時2歳だった娘は中学生になっていた。長野県諏訪でひっそりと3人で暮らしていた。 同居していた元蕎麦屋店主の行方も知れなかった。 娘はいったんは殺された母親の福島の実家に預けられたが、出奔してしまう。 どうやら2人は行動を共にしているらしいと読んだ捜査員たちは行方を追い始める。 しばらくたって、女の新しい交際相手だと思われる諏訪の工場経営者が殺される。ますます元蕎麦屋店主への疑いを強くした道原たちは、長野から北海道への執念の追跡を始める。 大好評! 長野県警豊科署・道原伝吉刑事シリーズ。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもたちに夢と希望と商売を! 古今東西のビジネスマンが推奨する松下幸之助の「商売」に対する理念や働くうえでの大切なこと、経営や経済の仕組みなどを子どもたちだけでなく親や大人も楽しみながら学べる漫画と読み物のハイブリット書籍。子ども向けに株式投資などの金融系の本は多いが基本的な「商売」や「ビジネスの社会的な役割」に関する本はほとんどありません。ビジネスマンが子どもに読ませたい一冊です! ■あらすじ■小学生の健斗が偶然手にしたゲームソフト「ショーバイ・クエスト」。それはゲームの中で商売を営み、成功させて商売王(ショーバイ・キング)を目指すというものだった。ショーバイ・ゴットなる商売の神様の助言を得ながらゲームを進める。主人公はやがてリアル世界でも商売の面白さに目覚め実家が営むお店(お菓子屋)を手伝いながら働くうえでのマナーや大切なこと、経営や経済の仕組みを学んでいく。
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-鉄男は父親から譲り受けた自宅を改造して弁当屋を営み、四年になる。アルバイトとして、父親の内縁の妻、寿美恵に手伝ってもらいながら、幼馴染のジョニーや誠、地域の人々に支えられ、新しいメニューの開発だけを考え、暮らしていた。妹のちいこから、21年前、8歳のときに、家出した母親との再会を訴えられているが、心の整理がつかず、一切、相手にしていなかった。ある出来事をきっかけに、封印していた母親への感情が溢れ、それ以来、母親の存在が鉄男のなかで大きくなっていく。母親に向き合うことは、母親の空白の21年間を知ること。揺れる想い、明らかになる鉄男のなかの愛と夢。そして、最後に鉄男が選んだ未来は‥‥‥。
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-太平洋戦争の悪行が70年後に暴かれる! 浜名湖の湖岸にある「フジタ浜名湖地震津波研究所」のビルが炎上し、そこから男の焼死体が発見された。男は、主宰者の藤田武。妻の美里には、何のために武が死んだのか分かっていた。 時代は一気にさかのぼり、太平洋戦争の末期。武の祖父徳之助は、「フジタ地震津波研究所」をつくり、息子の健太郎とともに研究をしていた。 米軍による日本本土への空襲が勢いを増す中、敗色濃い戦時下に政府、軍部が国民に強いたものは、言論統制、報道管制だった。その圧制下にあって大地震・津波の襲来を予知し、警鐘を鳴らそうとしたのが藤田親子だった。 ついに、1944年12月7日に大地震が東海地方を襲った。後に言われる昭和東南海地震である。これが次の大地震を誘発すると警告する藤田親子を、当局は拘留し迫害した。そして、翌年1月13日には三河地震が起こったのだった。しかしながら、徳之助は鉱山に、健太郎は沖縄戦線に送り込まれ、徳之助は行方不明に。それを命令したのが、川崎憲兵隊長だった。 戦争での悪行を暴くために、戦後、藤田健太郎と武は、それぞれの時代に動き始めた――。 ※この作品は、『一九四四年の大震災――東海道本線、生死の境』(単行本版)の文庫版となります。
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-話題のアニメーション映画ノベライズ! サーフィンが大好きな大学生・向水ひな子は、マンションで起きた火事の消火に来ていた消防士の雛罌粟港と出会い、恋に落ちる。幸せな日々を過ごす二人だったが、あるとき港が海の事故に巻き込まれ、命を落としてしまう。大好きな海を見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、なんと水の中に港の姿が……。 世界が注目するアニメーション監督・湯浅政明による待望のオリジナル最新映画「きみと、波にのれたら」(2019年6月公開)をノベライズ! 巻頭カラー全16ページで、映画の見所となるシーンとその原画も掲載。小説でしか読めないオリジナルエピソードも楽しめる、贅沢な1冊になっています。 ひな子と港の世界を、小説版文庫「きみなみ」でも、とことんお楽しみください。
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-月野耕生28歳。大学在学中に起業した会社が倒産。妻は離婚届を残して出ていき、6歳の娘が残った。当面の生計のために託児所付きの生命保険会社に入社し、慣れない営業の仕事を始めたが、簡単にはうまくいかない。悪戦苦闘しながら変わっていく耕生の姿にエールを送りたくなる物語。
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-2016年RITA賞受賞作家が描くホットなロマンティック・サスペンス! 彼女は危険、無慈悲、クール――誘拐された少女救出のため、敵地に乗り込んだアビー。 危機が迫るなか、仲間のケインと激しい恋に落ち……。 8歳のときに母親を亡くし、里親のもとを転々としながら愛を知らぬまま成長したアビーは、悪を根絶するため殺し屋組織の一員となった今も常にクールで、命も惜しまぬほど大胆不敵だ。ある少女誘拐組織に囚われてしまうが上司がさしむけてくれた傭兵ケインに救出され、組織の壊滅をはかるため、ふたりは一緒に作戦を練ることになる。敵地に乗り込み、明日の自分の命もわからないなかでただケインを求めるアビー。女としての悦びも初めて知るが…… 原題:Midnight Rescue
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-京都で再開した兄妹。会話をしながら不思議な物語を書くことを思いつく。 一年以上も小説を書かないでいた男と、多忙で有能な妹。二人は京都で再会し、食事をしながら語り合います。御所南での買い物、四条で食べる葛切りなど、兄妹の会話ははずんでいきます。そのなかで男は、現実と虚構の混じった不思議な物語を書くことを思いつきます。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-東京に住む二人の男。京都のスマート珈琲店で落合う。京都に用があるわけではなく、相談事のために。二人はそぞろに京都の町を徘徊しながら、のんびりと様々な話をする。会話はほんの少し、二人の生活を映し出す。 五十三歳の作家と四十一歳のライター、東京に住む二人の男が京都のスマート珈琲店で落ち合うところから物語は始まります。特に京都に用があるわけでもなく、ほんの少しの相談事のために会い、しかし、二人はそぞろに京都の町を徘徊しながら、のんびりと様々な話をします。作家は歩いている京の町の近くに実家のある校閲の女性の話をして、新婚のライターは偶々入った古書店の店主が、かつて取材した相手だったという話をします。二人の会話はほんの少し、二人の生活を映し出し、すっかり京都を堪能した二人は一緒に東京に帰るのです。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
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-原発爆破。それは正義か、犯罪か。あなたは、日本最大のタブーを読む覚悟があるか?福島第一原発爆破を目論むオウム残党テロリストを排除するため工作員による潜入捜査が始まる。宗教家、原発社員、公安、それぞれの歪んだ正義の行方とは――。フクシマに潜入取材した原作者が、圧倒的な描写力で読むものを追い詰める実録ハードボイルドアクション!元機動隊の修造は、ある事件をきっかけに公安の非公式工作員として生きる道を選ばされた。20年後、福島原発爆破テロ排除作戦中に、オウム真理教潜入捜査で出会った一人の男・マシンバールと再会する。彼は福島第一原発地下に存在するという「遊戯室」への極秘ツアーを計画していた。闇の世界でしか生きられない男たちが孤独に耐えながらも野獣のような感性と肉体で生き抜く姿を描いた実録エンターテイメント。
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-暴力の化身のような怪物的な父、伊三夫とともに裏の養豚業を営む青年、琢也。獣の血にまみれて生きる彼らは、あるとき裕福な母娘を浚い、監禁し始める。毎日のように伊三夫に犯され弱っていく母親。一方琢也は幼い娘の滴とささやかな交流をしていた。琢也は慢性的な歯痛を抱えていたが、滴と交流していると痛みが弱まることに気付く。母親が死に、滴に手を出そうとする伊三夫。琢也は滴を守ろうとするが、あえなく殴り殺される。命を失った琢也は、浄土の世界にて彷徨し、再び現世に舞い戻る。滴と婚礼を挙げようとする伊三夫だったが、襲撃者との相打ちにより命を失う。琢也は唯一の肉親の死に涙を流した後、死体を解体し、豚の餌とする。琢也の浄土往還以降は、現実離れした異常な出来事が続く。 滴の母親の復活、母親の2回目の死、琢也と伊三夫の融合、豚との交接など、ソドムの市のごとき地獄が極まった時、大雨による土石流がすべてを飲み込んだ。泥の中から唯一はい出たのは、琢也と、一匹の子豚。泥を洗い流す雨の中、一人と一匹はゆっくりと歩き出す。 人間という生き物の真の姿に迫ったストーリー。
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-『モルフェウスの領域』 桜宮市に新設された未来医学探究センター。日比野涼子はここで、治療方法の確立を待つべく「コールドスリープ」技術により眠りについた少年の生命維持業務を担当している。だが、少年が目覚める際に発生する重大な問題に気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する。人間の尊厳と倫理を問う、最先端医療ミステリ! 『アクアマリンの神殿』 長い“眠り”から目覚め、未来医学探究センターに独りで暮らすアツシ。彼は正体を隠し学園生活を送る一方、深夜には秘密の業務を行っていた。それはセンターで眠る“女神”を見守ること。だが過酷な運命が次々と彼を襲い――。先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描き、生き方に迷うすべての人に勇気を与える青春医療ミステリ! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『モルフェウスの領域』『アクアマリンの神殿』 【関連小文】1 「自作解説『モルフェウスの領域』」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』 【関連小文】2 「はるかなる南アフリカ 前編 危険なヨハネスブルグとクルーガー国立公園」 【関連小文】3 「はるかなる南アフリカ 中編 来た、見た、負けた、ダーバン・ナイト」 【関連小文】4 「はるかなる南アフリカ 後編 麗しのケープタウン」 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】 ※本書は電子書籍『モルフェウスの領域【電子特典付き】』と『アクアマリンの神殿【電子特典付き】』を1冊にまとめた合本版です。各書に収録された電子特典も本合本に収録されています。
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-『新装版 螺鈿迷宮』 医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の落第医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。終末医療の先端施設として注目を集めるこの病院には、黒い噂が絶えなかったのだ。やがて潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げる! 天馬、そして厚生労働省からの刺客・白鳥らが、秘された桜宮の闇に迫る。傑作医療ミステリ! 『輝天炎上』 桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の落第医学生・天馬大吉は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすために――。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。メディカル・エンタテインメント、驚愕の到達点! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『螺鈿迷宮』『輝天炎上』 【関連小文】1 「自作解説『螺鈿迷宮』」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』 【関連小文】2 「ミステリー?」 【関連小文】3 「医学はミステリー」 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】 ※本書は電子書籍『新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】』と『輝天炎上【電子特典付き】』を1冊にまとめた合本版です。各書に収録された電子特典も本合本に収録されています。
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-古くからの言い伝えや独自の風習が残る村や町。 そこにはよそ者が触れてはいけない禁忌のゾーンがある。 よそ者は餌食になる、四本鳥居に祀られた神の正体とは…「じいちゃんが住む村」 村の集まりに紛れ込む招かざる客。隣に座られた人は死ぬというが…「お呼ばれさん」 水子供養の地蔵の正体は呪いの願掛け地蔵。若い女性がお参りすると…「授かり地蔵」 山の掟を破ったマタギとその家族が辿る怖ろしき末路…「マタギとミナグロ」 タジョウサマという謎の神を祀る役目の家。屋敷の奥の開かずの間には何が…「禁忌:おじいちゃんの家で見たモノ」 ――他、秘密を知ったら帰れない! 土着の恐ろしい因習、禁断の田舎怪談20!
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-ある日突然、左の視界に現れた黒い点。 それは戦国時代に端を発する祟りの始まりだった…… 呪われた一族の運命。「代々二人」の意味とは? 書き下ろし実話怪談! 〈お前は鬼から隠れたり追われたりする遊びをしてはいけない〉家族からきつく戒められていた少女が、ある時神社の境内でかくれんぼをしてしまい…「もう、いいかい」、結婚式で招待客の首にマフラーのごとく巻き付いていた炎。やがてそれは蛇のように新婦の手首に移ってきて…「人を呪わば」、ある日突然、左目の視界に黒い点が現れ、徐々に視力が奪われていく。それは祟られた一族の宿命であり、因果は戦国時代に遡ると言うのだが…「代々二人」他、負の念が呪となり禍をなす戦慄の43篇。伝説の実話怪談シリーズ「超」怖い話の最古参メンバーにして、現4代目編著者が手掛ける渾身の一冊! 著者について 加藤一 Hajime Kato 1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』4代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』シリーズ、『「極」怖い話』シリーズ(以上、竹書房文庫刊)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。
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-長野県警の人情刑事・道原伝吉の山岳ミステリーの中から、「山脈」というタイトルを三作品集めた面白い企画の合本。 伝吉の執念の捜査手腕は、三作品いずれも嘆息するほど見事。 「地下山脈」 北アルプス・常念岳に登るといって出かけた豊科町に住む家具販売会社社長が行方不明になった。 翌日、稜線から大きくはずれた森林帯で、会社社長は遺体となって発見された。 凍死と思われたが、現場には複数の人間がいたことを示す足跡があり、遺体には殴られた跡なども見つかったことで、殺人事件となった。 捜査は難航したが、刑事・道原伝吉は、かつて銀座のクラブで働いていた実可子という女性の存在に辿り着く。絡み合った男と女の情念を、伝吉は丁寧にほぐしながら、捜査を進展させていく。 「崩壊山脈」 北アルプスから下山した岩佐は、都内の愛人宅に部屋のドアを開けたところで殺害された。 凶器は、ピッケルと思われ、登山経験者が疑われたが、手掛かりに乏しく、捜査は手詰まりになったあたりで、また登山用具を凶器とする殺人が起きた。 地道な捜査がつづけられたが、犯人どころか、犯人像さえ浮かばなかった……。 はたして、執念の捜査が実を結ぶのか。長野県警豊科署の道原伝吉刑事が、金と色の欲にまみれた犯行を暴く! 「死神山脈」 安曇野のホテルの一室で女性の遺体が発見された。 当然、部屋を予約し、チェックアウトして姿をくらませた日比野が容疑者とされた。 だが、刑事・道原伝吉は地道な捜査により、日比野をかたった真犯人がいることを突き止める。しかし、目的はわからなかった。 捜査がゆきづまりを見せはじめた頃、第二の事件が起きてしまう。 その事件も、日比野をかたった凶行だった。 捜査をすすめる道原は、穂高、安曇野、そして東京が、欲と保身によってつながっていることに気づいた。
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-短詩型文芸初の快挙! 川柳界のホープである著者が30代最後に挑んだ、いまだかつてない独創的、飛躍的、大胆不敵な初の川柳句集。 本書は異なるテーマで創られた2冊の句集が1冊に合体し、表側と裏側のどちらからでも読み始めることができるリバーシブル仕様で編まれている。例えば、著者の日常や人生観が色濃く反映された「ポジティブ!」を表側とみれば、著者の恋愛・結婚観が反映された「Love & Match Making」は裏側にあたりページが逆順になる。句の並び方も「ポジティブ!」は縦組み、「Love & Match Making」は横組みと両者で異なる。「奥付」と「著者略歴」(柳歴書)は2冊で共有する一方、「あとがき」は2つ存在するところもユニーク。斬新な体裁に引けを取らないその作品群は、多くの若者がいだく高揚感と焦燥感、また一人の人間が包含する矛盾が、著者が自己分析する「ハチャメチャな世界観」を通じて十七音に昇華され、読む人すべての心を掴んで離さない。 ゲームでは嫁が十人できました ぼっち飯素敵な愛を待っている 失恋のゴミ回収は月曜日 ババ抜きのように周りが結ばれる 何一つうまくいかないから寝ます ランドルト環から愛が漏れている イチキュッパこれで結婚できますか パロディーにすれば光ってくるワタシ ロマンスが転がり落ちていく峠 軍配の向きが決まらぬ酔っぱらい
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-一人の少女が大人へと成長していく青春のひとこまを、鮮やかに描く。ジーニアは兄と二人暮らし、洋裁店で働いている。もうすぐ17歳になる夏、三つほど年上のアメーリアと出会う。アメーリアは画家のモデルをしているという。成熟した雰囲気を漂わせるアメーリアに、ジーニアは反発しつつも憧れを抱く。昼間は働き、夜はカフェやダンスホールで遊び、日曜は散歩に出かけたり湖でボートに乗ったり映画をみたり、あるときアメーリアは、モデルの仕事をしている画家のもとへジーニアを連れていく。ジーニアはその画家に恋するが……燦めくような夏はあっという間に過ぎ去る。パヴェーゼに惚れ込んだ訳者による名訳。
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-アーチー顔見知りの理髪店のクローク係と女のマニキュア師が訪ねてくる。二人は夫婦で、その朝警官が店を訪れ、二人の身元や昨晩の行動を聞かれたとき、不法入国を問われる危険を察知して、すぐさま逃げ出してアーチーを頼ったのだった。アーチーが店を訪ねると、なんとそのときの警官がマニキュア室で背中に鋏を突き立てられて死んでいた!(「警官殺し」)。新任の某国大使の希望で、石油王の山荘にコックとして雇われたウルフ。みんなで釣った名物の鱒の調理を頼まれたのだ。釣師5人はそれぞれが割り当てられた釣り場で腕を競ったが、国務長官補佐リースンの帰りが遅い。遅れて釣りに出たアーチーはリースンの死体を発見した(「殺人免除」)。…ネロ・ウルフ中編傑作2編。
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