和田さんのレビュー一覧
レビュアー
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勇者がちゃんとカッコいい
主人公が勇者ではない場合、近年の作品は主人公の凄さを強調するための当て馬だったり、ただのクズとして描かれるパターンが多いのですが、この作品は勇者が中身も見た目もきちんとイメケンで、それに見合った実力と精神を持っていると描かれているところが好きです。
Web小説が原作の作品は主人公の凄さを際立たせるために他のキャラが踏み台にされがちなものが多いのですが(無論そんな作品ばかりではありませんが)、この作品は主人公だけでなく他のメンバーもその立場に立っているのに相応しい実力を兼ね備えたキャラばかりで不快さがありません。
登場人物は主人公だけではありません。主人公がどれだけ魅力的でもそればかりでは飽きて -
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購入済み主人公がカッコいい!
主人公は元日本人男性で記憶持ちというTS設定ものですが、主人公は非常にさっぱりとした性格なので性別と心が一致しないことを気にしてる様子は一切ありません。そのせいで「TS設定いる?」感じになっていますが、それはWeb小説になりがちな特に必要ないけどそういう設定で書かれているから、という気持ちでスルーして読みました。
主人公は強キャラですが、転生ものにありがちなチート能力は一切持っておらず、訓練と実戦で培った故の強さで、強い設定に腹が立つことがないのが好ましいです。
主人公の性格も面倒見の良い姉御な感じで、人を助けることに躊躇いはないけど不必要にお人好しな訳ではないというバランス感も良い。
培った -
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話が進まない
2024年12月にアニメを観たことがきっかけで読み始めた本作。
絵柄とキャラが非常に可愛らしいのですが、話の進みが亀並みに遅いです。
時計守の能力を使って目的の場所まで飛ぶためだけにまるまる1巻を使うのはどうなんでしょうか。
あっさり行けるのは都合が良過ぎるにしても、特に重要ではない展開にまるまる1巻を使って描くのは時間を掛けすぎてます。
上手くまとめれば半分の巻数で描けることを余分なエピソードを入れて長く引っ張ってる印象で、今のスピードのままで物語が続くのなら花子の過去(弟を殺して死んだ理由)が明らかになるまで余裕で30巻代まで掛かりそう。
あと2巻で時計守の話を終わらせて、早く花子の話に入 -
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辰宇がガチで気持ち悪い
ふつつかな悪女はコミカライズから読んだのですが、絵柄が好みではなかったために5巻からは読んでいませんでした。しかし、小説だけでは物足りなくなってきたので再び読み始めました。
小説では表現できないキャラの細やかな表情(特に入れ替わった慧月と玲琳の表情)を見るのが楽しいです。
同時にこの巻で小説を読んでいたときには感じなかった辰宇の気持ち悪さが炸裂してました。
慧月と玲琳が入れ替わっていると気付いたときの辰宇の笑顔と変化があからさま過ぎて見た瞬間にドン引きしました。
「ならば娶ってしまおうか」の発言もクズ過ぎ。玲琳にとって辰宇はそこまで信頼してる存在ではないので弱さを見せないのは当たり前。それにも -
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辰宇の存在が途中半端過ぎる
慧月もカッコ良かったけど、今巻はそれ以上に清佳がカッコ良かった。
ゲストキャラであるナディールも最後でなかなか良い男っぷりを見せてくれました。
影が薄くなりながちな暁明も最後にはちゃんと活躍してくれました。最後辺りだけですけど。
玲琳のもう一人のヒーロであるはずの辰宇は活躍が途中半端な印象でした。久々にちゃんとした出番はありましたが、玲琳のヒーローと呼べるほどの活躍はなく、だけど玲琳に対する想いは残っている。
玲琳を再び好きになる展開がある可能性は高いけど、次巻からクライマックス序章、13巻からは最終章のようなので今更辰宇が玲琳に惚れ直す展開がある必要性が感じられません。
暁明ほど玲琳を一途に -
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オリジナルストーリー
書籍にはなかったルーデウスと別れた後のサラの葛藤や成長、明かされなかったゾルザードの過去が明かされる展開になっています。
サラはゲストヒロインだったためにあまり成長が掘り下げられなかったキャラなので成長が感じられるエピソードがあったのは嬉しいです。
ゾルザードは結構好きなキャラで無職転生にはいない兄貴的なキャラだったので、「メインキャラになってほしかったなぁ」と思うくらいには出番が少ないことを惜しんでいました。コミカライズのオリジナルとはいえ、出番があるのが素直に嬉しい。
ただ3巻で「原作にはなかった補完」の必要な部分は終えてしまった感じがするので、4巻はどうするのか。
3巻で最終巻とは書いて -
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狂ったラブコメ漫画(褒め言葉)
YouTubeで「令和のボボボーボ・ボーボボ」と評価されているのを知り、それに興味を惹かれて読み始めました。
男性向けのラブコメやシュールなギャグ漫画やカオスなギャグ漫画はそれなりに読んできたんですが、それを踏まえた上でも時々「???」となるギャグシーンがあります。
登場人物も平気でメタ発言をしてくるし、ラブコメとしてもギャグ漫画としても一線を越えている漫画だと思います。
ですがそんなカオスな要素が大好きです。 -
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ネタバレ 購入済みなんで絆されたのか分からん
2巻までクソ女という印象しかなかったアルテミシアの重いバックボーンが明らかになる巻。あんな過去があればアルテミシアがミーニャを憎むのも性格が歪むのも理解できます。だけど、彼女がやったことは許される範囲を超えているので都合の良い救いはなく、最後はそれ相応の報いはあって欲しいですね。
あと何故ジャンジャックがアルテミシアにあれだけ絆されたのか理解できません。
アルテミシアの内面や過去の一端を知る→イリアスがアルテミシアを見放すという流れなら、アルテミシアが哀れで「これ以上憎むことはできなくなった」となるのなら分かるのですが、それを通り越して「ずっと一緒にいたい」と思えるレベルで惹かれているのに納得 -
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購入済み戦闘描写は良いけど……
14ヶ月ぶりの新刊。前巻で今まで散々ガイはカティに惹かれてるみたいな描写を出しておきながら、「実はガイはカティ以上にオリバーに惹かれてました」みたいな展開になって「は???」となり、心底白けたので新刊を購入するのは迷いました。しかし久しぶりの新刊だったのでひとまず購入。
今巻は戦闘シーンが多めで、この巻だけでは区切りの良いところまでいかず、「下巻に続く」って感じで終わってます。途中半端なのですっきりなしませんが、この作品の売り(だと思ってる)緻密な戦闘描写は相変わらず面白いです。
反面、いくらファンタジー世界で現実社会と常識が違うと分かっていても、この作品の恋愛要素は理解しにくく受け入れがたい -
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安定的な面白さだけど……
ストーリーは相変わらず安定的に面白いです。亀並みの遅さですが、恋愛模様も少しずつ進展しているし、ギャグのテンポもノリも良い。ただギャグ漫画で16巻も続いているとワンパターン要素も増えて来ているので、そろそろメインキャラ達の中でカップルになるみたいな展開がほしいかも。
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描き下ろしはデイビットの話。
デイビットは出番があった2部7章でも内面の描写が一切出ず、彼の抱えている秘密もサラッと説明されて終わった(しかも短い説明の間に情報量が多いので一度では理解できにくい)ので、一部の人から「よく分からなかった」と言われてしまったキャラです。
実際にデイビットは色々と難解なキャラで「個」としては理解が難しいキャラ。
そんな難解なキャラについてこの作品ではうまく掘り下げており、デイビットのキャラの理解を深めることができます。
あくまでこの作品は「公式シナリオライターのチェックが入っているだけで、正式な公式ではない」と作者から言われてますが、解釈の一つとして読むにはとても良い作品です。 -
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なかなか面白い
散々な目にあった主人公が異世界に転生して(あるいは召喚されて)、異世界で幸せに暮らすというのはよくあるテンプレート展開。
この作品も大雑把に言えばそういうテンプレート展開の作品ですが、異世界人にしかない能力を持っていても、魔族から見れば「主人公の強さはトンボ並(つまりめちゃ雑魚)」なので無双系とは程遠いです。
主人公は異世界人が持ってる力を活かしつつ、失敗と試行錯誤を重ねながら、メンタルの強さと行動力の高さで新しい料理を開発していく展開になっています。
たとえ料理系の話でも、異世界の力を活かしてあっさり新メニューの開発に成功☆って感じが多いので、しつこくないレベルで失敗と試行錯誤がありました、 -
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久しぶりに小説で爆笑したww
お試し読みで面白かったので購入。
お試し読みの段階でコメディ感が強いと思っていましたが、あくまで女性向けの作品なので、ギャグを挟みつつ、女性向けらしいラブシーンやときめきがあると思ってました。
ところがそんなシーンはほとんどなかったwww ぎりぎり最後辺りにあったくらいw
ヒーローが怒りのあまりよく奇声を発してるし、かっこいいこと言っているようで全然かっこよくなかったり。超人ぶりでヒロインを助けるシーンはかっこいいと言えなくもないですが、明らかにかっこいい<<面白いです。
ヒロインもヒーローに助けられるときはもちろん感謝しているけれど、ときめくより「こうなってしまったのは私のせい? なら責任を -
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主人公がとにかくうざかった
主人公は英雄と呼ばれた姉の弟としての重み、自分のせいで姉が死んだという罪悪感を抱いているため、15歳という年齢の未熟さもあって、色々と頑なで猪突猛進な性格です。
が、それを考慮しても言動が色々とうざかった。
気に食わないことや納得いかないことには直ぐに突っかかるし、相手の忠告には耳を貸さず自分の方が正しいという言動を取る。勝利したという事実に対して調子に乗る発言をする。勝手に期待してそれが叶わないと切れる。
挙げ句の果てに散々忠告されてきたことを改善せず、仲間を死なせる。
主人公に対してイライラしっぱなしだったので、主人公のせいで仲間が死んだ展開を読んだ瞬時に我慢の限界が来て読むのを辞めました -
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突っ込みたいところが多い
展開自体は悪くなかったです。しかし、突っ込みたいところが多い。
まず主人公が髪色を誤魔化すために兜を被っていた理由の説明の浅さ。ずっと被っていたらそれについて指摘する人はいます。それについてどんな理由で誤魔化していたのかの説明もなし。
次に主人公を支援してた男が主人公に目をつけた理由が釈然としない。いくら主人公に才能があろうと、髪色がばれただけで支持者がいなくなるような奴を支援するなんてリスクが高すぎます。たとえば戦いの最中に兜が外れたら、その時点でアウトでしょう。そんな奴を支援するより、他の候補者を選ぶ方がリスクも少なく、賢明な判断です。そもそも魔法がある世界なのに、髪色を誤魔化す方法が兜 -
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主人公の性格が面白い
この作品はtwitterで知りました。最初はよくある悪役令嬢がヒロインと立場が入れ替わり、悪役令嬢の方がヒロインとして周りに愛される今時よくある悪役令嬢ものかと思いました。
ところが主人公の性格が非常に面白く、どんな状況でもへこたれない鋼のメンタルで切り抜けていくところが痛快です。
皇太子も良くも悪くも権力者として偉そうな人なのかと思いきや、意外と冷静に物事を判断できる人で好感を抱きました。 -
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本格的に面白くなってきた
10巻までは正直「面白いと言えば面白いけど、『これからどうなるんだろう』とドキドキワクワクさせる盛り上がりには欠ける」という印象でした。
しかし今巻ではアビスの重要な秘密を知っていそうな大人キャラ達が登場し、リコ達と邂逅します。今まで本編に出ていた複数の謎やフラグも回収される雰囲気も出てきたので、今巻では初めて「この先どうなるんだろう」とワクワクしました。
次巻がとても楽しみですが、出るのは2023年の7月頃……。仕方ないんですけど、もう少し刊行ペースが速くなって欲しい。