あらすじ
プレアデス監視塔に向かったナツキ・スバル一行を裏切り、世界を敵に回すと宣言したアル――否、アルデバラン。立ちはだかる『剣聖』ラインハルトと死闘を演じるアルデバランは、無数の”機会”と”作戦”を以て世界最強の牙城へ挑む。最果ての地で始まった戦いは、四百年前の伝承を再現するかの如く、やがては『剣聖』以外の伝説をも巻き込んで、その混迷を深めていく。全ては『後追い星』として、世界を救うために呪われた男の願い通りに。
「――はい。僕は、彼ら三人と一度に手を繋ぐこともできない『剣聖』です」
大人気Web小説、最強と最恐の四十幕。――君と同じ灰になる。何もかもを終わらせて。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死に戻りをすることで、あのラインハルトにさえにも作戦勝ち。フェルト陣営にもある意味勝利。ただ、そこまでに至る試行回数が半端じゃない。スバルよりも遥かに多いのではないだろうか。並の精神力じゃできない芸当。
Posted by ブクログ
9章はアルデバランの章な訳で。本巻の主役も、まごうことなくアル。アルが戦っているのを見ると、「死に戻り」がスバルだけの専売特許ではない事が実感できるな。アルは、ラインハルトとの死闘を切り抜けて、ラインハルトを“嫉妬の魔女“にぶつける事に成功して、西へ進む訳だが。そこでフェルト達と衝突する展開になるとは思わなかったな。ただの古物商だと思っていたロム爺が亜人戦争で活躍したバルガという軍師だったというのも、驚きだった。そんな人物に育てられるなんて、王選の候補者はどの人物も魅力的すぎて、エミリアが霞んでしまうな。
Posted by ブクログ
アルがスバルを封印し、次のやっかいな存在、ラインハルトと戦うところからスタート。とにかく強い相手だと何回もやり直すのが読んでいてしんどい。とにかく負ける。一万回以上負けて、数秒次のターンに進める道を探すのに数百、数千の失敗を重ねるアルデバラン。でも、彼は彼が負けると決めない限り絶対負けない。
そんな彼に最大の知将(実は一巻にも登場した人物...だよね)が立ち向かうところが面白い。知将は一度きりの戦いのはずなのに、色々な可能性を考えてアルデバランに対抗する。あー、なるほど、こういう風に考えていけばループしている可能性に辿り着けるのか、なるほどなぁ。それから表紙のシノビ娘はいきなりの登場で結構な役回りをしている印象を受けたけど、短編に出てきている人らしいです。
アルデバランが仕込んだあるアイテムをペトラが手に入れ、とんでもない追体験を終了。耐えたのは愛だね~。次はここが生きてくるのかな。
主要キャラクターが全く活躍しなかった巻、終わり。
久々に面白い
神竜アル+アルVSラインハルト、サテラVSラインハルトなど戦闘面で見所の多い巻。7章&8章はキャラが多く、無駄にストーリーが長い印象だったので長らくストーリがあまりおもしろくないと感じていたが、久々に面白い巻だった。