あらすじ
佳境に入る帝都決戦、ヴォラキア帝国を巡る戦いについに参戦したナツキ・スバルと剣奴たちは、西から戦場を蹂躙する。各戦場に次々と加わる援軍が攻防戦の戦況を塗り替え、目前となった決着の時――真贋二人の皇帝は、水晶宮で対峙する。互いが抱いた目的のため、玉座を譲らんとする二人のヴィンセント。『星詠み』の語った天命の瞬間が迫る中、ヴォラキア全土を巻き込んだ謀略の真実と、彼方より訪れる『大災』の正体が明らかになり――、「では僕が答えをあげましょう。そういうのはですね。――伏線というんです!」
大人気Web小説、波乱と破綻の七章完結。――続けよう。伏線の開示と、帝国の終焉を。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんかそんな感じはしてたけど、やっぱりチシャはアベルの身代わりなったか。
32巻の気になってた頂点楚歌が一気にどうなったかわかったから面白かった。
星詠みって一体なんのことなんだろうか。
気になって夜しか寝れない
早く、カチュアとジャマル、ドットがどうなるかおしえてくれぇえ
Posted by ブクログ
それぞれの戦場で熱い戦いが展開されていたものの、結局九神将との決着はつかないのかーと思ったけど、これからくる大災を考えると決着が着いちゃダメなのかな?
再会はできたけど、スバルたちも簡単にはルグニカには帰れなそうだな。
匿名
次から次へと
帝国軍と反乱軍が激突した王都に遅れて到着したスバル。ドラクロイ伯と飛竜に乗って駆けつけたラムとロズワール。援軍の登場に戦況が好転する雰囲気だが、真の敵は帝国軍でも反乱軍でも無い第三勢力「大災」。大災は忘れた頃にやってくる。昔の人は上手いこと言ったものだ。聖域で生まれたアイツがこんなところで出てこようとは。まさに、伏線。敵の敵は味方、ならば皆んなで手を取り合って戦えるのか?龍に巨人に不死の軍団とファンタジー物の定番が入り乱れる戦争に決着は着くのか?次巻が待ち遠しい。
Posted by ブクログ
今回は作中のキーワードにもなってたけど、伏線がすごすぎる。毎回書いてるし、多分次回も書くんだろうけど、どうやったらここまで細かく設定考えて、繋げられるんだろうって感動する。小説家、頭良すぎでしょ。
キャラもどんどん集まってきて、いよいよクライマックスかな?満足度高いなぁ。
Posted by ブクログ
今までバラバラに進んでいた陣営が一つにまとまり始めて、物語のラストに一気に突き進んでいくところが良かった。一番最後をどう締めるのか予想がつかなくて楽しみ。
Posted by ブクログ
ようやくヴォラキア帝国編の終わりが見えてきました~。まだ終わってないからね。プリシラの出自が明らかになったり、そもそもアベルが王の座を追われた訳が分かります。かなり展開あり、満足度高い巻でした。
エミリアが活躍する章の、会話文だけでなく、語り文まで雰囲気変わるのが、読んでいてなんとも面白かったてす。
Posted by ブクログ
装丁には「波乱と破綻の七章完結」って書かれていたが、終わってないわな?と思う。ベア子と会えた時点で終わりってことはないとは思うが、、。戦の意味はわかったが、戦はまだ終わってないし、スバルも小さいままやし、とはいえ、カオス状態からは落ち着いた感はある。帝国篇でいちばん面白かった。
果断な判断と決断力、その裏に隠れている潔癖さは、ヴィンセントが抱いている他者への期待の裏返しであり、応えられないものが怠惰と誹られる遠因だ。
かといってヴィンセントは、殊更に無能を嫌う能力主義というわけでもなかった。
強いて言うなら、おそらく彼は能力主義などではなくーー、
「ーー自らの器に見合った務めを果たせばいい」
誰もが緩みなく、生きることに全力であれと望んでいる。
ここのあたりの、ヴィンセントとチシャの回想シーンが良かった。
かっこええねぇ。