ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    三河ごーすと×Hiten、人気作家&絵師タッグによる新感覚同居ラブコメ!

    親の再婚により義理の兄妹となる読書趣味の陰キャ男子・浅村悠太と派手な見た目のギャル・綾瀬沙季。
    フラットで常識的な距離感を保って同居生活を営む彼らだが、次第にお互いのことを知り、いつしか特別な感情を抱くようになる。

    これは家族愛としての感情なのか、それとも恋愛感情なのか…。
    家族なんだから好きになってはいけないし、なるはずがない。でもこのもやもやした気持ちは…。

    基本的に悠太の視点から物語が進行するが、時折沙季の視点からも描かれ明かされるその心情は、読者をこれでもかという程もどかしい気持ちにさせる。

    設定としてはありがちだが、この作品の特徴はラノベ的妹像やお約束の展開といったテンプレを排している点であり、いわゆる「妹」ラノベではないという点。

    絶妙に現実味があり、何気ない日常を丁寧に描いた著者の意欲作。一読の価値アリ。

    2022年08月24日
  • ブックライブ書店員

    区役所に採用された宮古新が配属されたのは、「夜間地域交流課」。
    そこはなんと、人ならざるもの・アナザーとの共生を目指す、オカルト専門の部署だった!
    新はそこで、とある才能を開花させて…!?
    伝説の陰陽師、安倍晴明と新の関係とは?現代を生きる人間とアナザーとの攻防戦!

    現代社会の裏側で、天使や妖怪、神様たちが巻き起こす事件に立ち向かう、オカルト公務員(夜間地域交流課職員)たちの活躍を描いた作品です。
    主人公はごく普通の社会人1年生、宮古新。いままでオカルト的事象とは関わりのなかった新ですが、実は特殊な才能を持っていました。才能を活かして仕事に励む新ですが、やがてその才能によって大きな事件に巻き込まれていきます。
    個性豊かなアナザーたちは、もしかしたらあなたのそばにもいるのかも?
    要注目は新に「琥珀」と呼ばれるアナザーです。
    無邪気で気まぐれで、相手を困らせることが大好き。
    はた迷惑な琥珀ですが、新のことがお気に入りで新の周りをふよふよと付きまといます。
    その姿は懐いた大人にまとわりつく子供のようにも見えて、なんだか憎めません。
    人間に似た見た目をしているのに、人間とは違う価値観で動く琥珀。
    琥珀との交流で、新はアナザーと人間との違いを知っていきます。
    常識の違う相手に、どこまで歩み寄り、どこから割り切って付き合っていくのか。
    新と琥珀の関係に、ぜひ注目してみてください。"

    2022年08月15日
  • ブックライブ書店員

    地元の海洋学校への転入が決まり、故郷の島へと帰ることになった鳴海(なるみ)は、船の上で同じ海洋高校の1年・神崎碧(あおい)と出会った。神崎のことが気になって仕方ない鳴海は、彼を見かける度に声をかけるが、どうやら彼には鳴海と距離をとりたい理由があるようで…。もっと近づきたい、近づいてほしくない、正反対な思いを抱きながらも徐々に惹かれあっていく、そんな2人のピュアラブストーリーです!
    鳴海はその日本人離れした容姿も相まって、恋愛慣れしたチャラい男の子に見えます。しかし神崎に対して忘れ物を届けたり何度もご飯に誘ったりと、必死に距離を縮めようとする姿は、見かけによらずピュアで一生懸命で応援したくなります。反対に鳴海のことを突き放したにも関わらず、結局拒めず流されやすい神崎の行動は、いじらしすぎて「素直になりなよ」と𠮟咤したくなります。果たして鳴海は神崎の心を手に入れることができるのでしょうか。2人の恋の結末を是非ご覧ください!

    2022年08月09日
  • ブックライブ書店員

    主人公の榛花(はるか)は弟とその奥さんからすると、気が弱くて夫から奴隷のように扱われている女性。母親ですら彼女のことを離婚すらできないかわいそうな子だと思っている。ある日母親が足を骨折し、介護と実家の家事が当然のように榛花に押し付けられようとしていた。そんな彼女を救ったのは、夫である一広の意外な言葉で…。
    人の目に見えていることがすべてとは限らない。見方が違えば見えるものも違うし、考え方が違えば見ているものの解釈も違う。人を本当の意味で理解することの難しさに頭を抱えます。思い込みや先入観が邪魔をして、人や状況が正しく見えていなかった、相手のためを思ってしたことが実は相手を傷つけていた、そんな経験は誰しもあると思います。この作品を読むことが、フラットに人や物事を見るための糸口になるかもしれないと感じました。

    2022年08月09日
  • ブックライブ書店員

    「私の名を残せ 王の名だ」
    1450年代のイギリスでは、ランカスター家とヨーク家が王位継承をめぐる「薔薇戦争」を繰り広げていた。ヨーク公爵リチャードの息子として生まれたリチャードは、実の母に「悪魔の子」と呼ばれながらも、父や兄たちと王冠をヨークのものにするため戦っていた。一方ランカスター朝ヘンリー6世は、戦いで血が流れることに苦しみ精神を病んでいた。そんな2人がただのリチャードとヘンリーとして出会い、友情とも愛情とも言えるものが育っていく。互いの運命を知ったとき、2人は何を思うのか。30年に渡る戦いの中を生きる2人から、一時たりとも目が離せない…!
    「他の人と違う」リチャードにとって「父の名をもらった」ということが、心の支えになっていたのは間違いありません。しかしそれと同時に枷にもなっていたのだと思います。父を自分の光であり、生きる意味だと考える彼が、その父の亡骸に対面し口づけたシーンには鳥肌が立ちました。王の名を継いだ者は、必ずしも王冠を求めなければいけないのか、一人の人間としてただ生きていくことはできないのか、リチャードの幸せは何なのか、多くのことを考えさせられる作品です。

    2022年08月09日
  • ブックライブ書店員

    少年野球チームのない街に育った石浜文吾(通称ブンゴ)は、自宅で壁当てばかりしていました。ある日、野田幸雄(通称ユキオ)という少年野球日本代表のメンバーと出会います。出会った当日にブンゴとユキオは野球勝負をすることになります。この勝負をきっかけに、ブンゴの野球人生が大きく変わっていきます。ブンゴとユキオを中心に繰り広げられる青春野球ストーリーです。

    ブンゴはチームに所属したことがない素人ですが、投げるストレートは一級品です。中学生になったブンゴとユキオは同じシニアのチームに入団します。
    ブンゴが規格外のストレートで強敵を圧倒していくストーリーにワクワクが止まりません。ライバルのユキオと共に成長し、全身全霊で野球に取り組む姿に胸が熱くなります。このマンガを読んで自分ももっと頑張らなきゃと感じました。野球の経験がない人でも楽しめるマンガなのでぜひ読んでみてください。

    2022年08月03日
  • ブックライブ書店員

    天才×凡人の異色ラブコメ!三姉妹がとっても可愛いマンガです!
    主人公の綾瀬優は有名な天才女優の息子として周囲から期待されるが、顔以外は凡人の男の子。母が亡くなり、帝乃家に引き取られることになった優を待っていたのは天才三姉妹との同居生活だった!
    天才と聞くとつけ入るスキが一切ない完璧人間を想像すると思います。実際、三姉妹も日常では一切気を抜かず、他者より抜きんでた天才として周囲から羨望の眼差しを向けられています。そんな天才達との共同生活、当然うまくいくはずもなく、、、と思ったらアレ?この三姉妹、意外とチョロ可愛い?となる作品です!読み進めていくうちに三姉妹の可愛さの虜になること間違いなしです!
    綺麗なイラストで描かれるキャラクター達が本当に可愛く、読んでいてとても癒される作品なので、ラブコメ好きの方には是非、読んでいただきたい作品です!

    2022年08月02日
  • ブックライブ書店員

    「BLはファンタジー」という言葉を耳にすることがありますが、この作品はまさにそういったジャンルのBLでした。

    言い争いの絶えないケンカップルをくっつけるために、あなたならどんなストーリーを考えますか。
    答えは簡単!彼らに手と手がくっついてはなれなく魔法をかければいいんです。
    タロ名先生、BL知能指数が高すぎですね。

    この作品の攻めと受けは同じ大学に通うルームメイト。
    五十嵐は無口でぶっきらぼう。久我のことが好きなくせに(重要)わかりづらい態度のせいで誤解されてしまいます。
    久我は生活力が低く共同生活に向かないタイプ。五十嵐にも迷惑をかけることが多く、そのせいでケンカになることが多い様子…。

    このままでは仲良くならないだろう、という二人。
    これはもう、手をくっつけてしまうしかないな!
    解除方法も斬新でした。タロ名先生、天才です。天才すぎてちょっと笑いました。

    そうはならんやろ!という設定のようですが、それ以外の心の動きなどはしっかりと描かれているため、意外なほどすんなり読み進めることができました。
    そりが合わなかったはずの相手と(不本意ながら)密に接していくうちに心の距離も埋まっていく、といったケンカップルならではの楽しみもばっちり味わうことが可能です。

    これはいろんなカップルに転用して妄想したくなる設定ですね…。
    『嫌いな奴とくっつく魔法にかかる話』是非ご一読ください!

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    凪は大学に入学したての新入生。
    夕はそんな凪の先輩であり、アパートの隣人でもあります。
    この作品では彼らの流れるような関係構築に驚かされました。
    いくつも奇跡が重なるのですが、それでいて自然なところが最高です。

    まず初手相合傘。おそらく急に降ったであろう雨に濡れる凪に差し出される傘。
    ナチュラルに人助けができる人間性がグッド。
    しかもよく見ると凪側に傘が傾いているんですよ。エモ。
    続いてお隣さんであることが発覚。
    同じとこに住んでたの…。ミラクルロマンス…。
    からの大学もサークルも一緒。
    歓迎会で飲めないお酒を受け取ってしまい困る凪。
    そこに遅れて登場する夕。凪のビールは夕が飲んでくれます。
    飲み会が終わるころには寝てしまっているところをみると、夕もそんなにお酒強くないですよね…。ヤサシイ!!
    部屋まで送っていった凪が夕にお礼を言った後「そりゃ良かった」といって見せた笑顔。
    惚れてまうやろ!!ここがオススメポイントです!
    翌日は遅刻しそうな凪をバイクに乗せて一緒に登校―――。

    攻めの夕による怒涛のモテムーブコンボ。
    罪なことに夕は無自覚でやっているところがまた良いですね。

    優しくて、かっこよくて、ちょっとかわいい。
    そんな先輩との甘くて優しい物語。
    是非みなさんも浴びてください。

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    大人になってつくづく実感する、好きな男と結ばれることが必ずしも幸せではないということ。もちろん相手が非の打ち所のない完璧な人ならその限りではないでしょうが、現実はそうも行かないことも多いはず。
    こちらの作品は、世間にヒモと呼ばれてもおかしくないような彼・浩次と、なんだかんだでずるずる関係を続けてしまうアラサー女子・郁子のラブストーリーです。

    ダメ男にハマって抜け出せない……というような話は読んでいてイライラしてしまうことがありますが、このお話はちょっと違います。
    というのもこのダメ男、ちゃらんぽらんではあるものの、悪事を働くようなことは一切なく、困っている人を放っておけずに自分のことを後回しにしすぎるタイプ。他の人には無い魅力がたっぷりあるのです。
    主人公の郁子も、普段は面倒見もよくしっかり者で、浩次と離れなきゃいけないと頭では思いつつも、浩次のことが好きすぎるが故に一緒にいるとみるみる潤ってしまうのがとっても可愛い。

    お互い好き同士のふたりが、この先どんな風に変わっていくのか。(それとも、変わらないのか!?)幸せを願わずにはいられません!

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    捨てられた型落ちロボット・星屑と、天真爛漫で元気いっぱいな女子高生・ニーナ。
    「ボクのご主人になってください」「ご主人じゃなくてッ……先生にならなってあげられるよ」

    空を泳ぐ巨大な魚に食べられたり、飛行バイクで気ままな蝶について行ってみたり、つかまえた星を宙に浮かべたり。
    突拍子もない出来事が日常に溶け込む世界で、かけがえのないキラキラした時間を一緒に過ごした星屑とニーナ。
    “タイム・スキップ・コメディー”とうたっているだけあって、作中の時間はビュンビュン進み、なんと1巻では76年もの時が流れています。
    世界観もよりSF的に進歩していくなかで、ただひとり変わらない星屑。
    いまだに電池なんてモノで動き続ける時代遅れのロボットが、大切な記録(メモリー)を胸に、どう過ごし、誰に出会って、何をするのか?

    二度寝で夢の続きを見るのはむずかしいですが、『星屑ニーナ』はページをめくればいつでもあの世界へ行ける。
    いつまでも目を覚ましたくない、楽しい夢の中にいるような、心が躍るマンガです。

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    「異世界転生モノ」の金字塔がコミカライズ!

    今や定番ジャンル「異世界転生モノ」を語る上では欠かせない作品です!
    転生したらスライムだった……このシチュエーションがもたらすのは、絶望? いいえ、希望の始まりです。RPGお決まりの最弱モンスターが大活躍!
    いつか触りたい、魅惑のぷにぷにボディが秘める可能性は無限大! 
    基本的な能力は、食べたものの形、能力をコピーする。食べれば食べるほど強くなるその力、いつか世界の脅威になりうるかもしれません……。
    どこに行っても人気者!強くて優しいスライムのリムル様の活躍にご期待くださいませ!

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    期待の新人が放つ本格SFマンガ!
    ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。ほとんどの植物が枯れ、人類は「酸素不足」と「貧困」といった二つの問題に直面していた。そんな時、人類は「転花技術」という「人を植物に変える技術」に希望を見出した。この手術を受けた者は、約2年間の歳月をかけて徐々に植物へと変化していくが、その代わりに国から一千万円の補助金が下りる制度となっている。生きる希望も見いだせぬような世界で、主人公の神谷十四郎(かみやとうしろう)は、自ら転花技術を受けることを望むが…。
    読めば緻密に作りこまれた世界観と設定に感銘を受けること間違いなしです!この作品では、「貧困」と「酸素不足」といった現実味のある問題を軸に、国民と国の対立がリアルに描かれております。また、そこに「転花技術」と呼ばれる非現実的かつ斬新な設定が上手く絡められており、読んでいて「本当に将来こんな世界になってしまうのではないか?」と感じるほどのリアリティのある内容となっております。
    こちらの『フールナイト』、SF好きの方は是非ご一読ください!

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    『はたらく魔王さま!』和ヶ原聡司の新シリーズは吸血鬼×シスターによる現代ファンタジー!

    コンビニで夜勤をしながら人間に戻る方法を探す、元人間の吸血鬼・虎木。
    仕事に精を出すばかりだった彼の生活はある日、吸血鬼退治を生業とするシスター・アイリスと出会うことで変化が訪れる。

    彼らの日常を描いた本作は、1巻毎にコメディ・シリアス・バトル要素でうまい具合に構成したベテラン作家らしい安定の仕上がり。
    勤勉吸血鬼・虎木と男性恐怖症なポンコツシスター・アイリスの掛け合い、準ヒロイン的立ち位置の和装少女・未晴とアイリスによる虎木を巡るキャットファイトなど、コミカルなシーンは個人的にもお気に入り。

    言うまでもなく『はたらく魔王さま!』ファンにはおすすめ。

    2022年08月01日
  • ブックライブ書店員

    奇妙な洋館に住む人形と影の不思議な日々…。

    舞台は、顔のない一族「シャドー」と、その顔役として仕える「生き人形」たちが住む洋館<シャドーハウス>。シャドー・ケイトに仕える生き人形・エミリコは、ドジで失敗も多いけれど、ケイトの役に立てるよう一生懸命。毎日お部屋を掃除して、ケイトの「顔」として働く。そんな日々の中でエミリコは、「生き人形は余計なことを考えてはいけない」という教えに反して、「シャドーハウスってなんなのでしょうか?」と疑問を持ち始めてしまう…。

    本作の魅力は、表向き幸せな日常の中で常に漂う不穏さです。エミリコたちは、「生き人形はシャドー家の役に立たなければいけない」という教えを信じて、どんなひどい扱いを受けても毎日幸せそうに働きます。生き人形たちが徹底された上下関係に疑問を全く持たないのはなぜなのか?この洋館には何か秘密があるな…という雰囲気がたまりません。

    洋館と秘密、この言葉にピンときた方はぜひ読んでみてください。
    一緒にこの不思議なシャドーハウスに迷い込みましょう。

    2022年07月29日
  • 山奥の自然に囲まれた村で暮らす少年ユル。
    ユルには誰よりも大切にしているアサという双子の妹がいましたが、彼女はお努めと称して座敷牢のような場所で限られた人としか会うことが許されない存在でした。
    そんな彼らが暮らす村は下界(村の外)から隔離されており、左右様という神が祀られ、移動は馬だったり近代文明とは縁がなさそうな平和な場所でした。
    しかし、突然その平和は打ち破られます。
    空にヘリコプターが現れ、銃を持った人間や謎の能力を持った少女が襲ってきたのです。
    下界との調整役であるデラに助けられたユルは、自分自身の運命を知ってゆくことになるのですが…。

    『鋼の錬金術師』『銀の匙 Silver Spoon』の荒川弘先生最新作!ということで、誰しも期待値が高くなるかと思いますが、その期待を裏切らない面白さになっています!!
    今回注目していただきたい面白ポイントを3つ挙げさせていただきます。

    ・衝撃の時代設定
    時代物のような舞台設定だと思って読み進めたのですが、敵の襲来によって突然現代の物語であると解った瞬間に、そうくる!?とテンションがアガりました。
    冒頭、ユルが空に引かれた雲の線を「竜の屁」と言い、結界が破られる直前にユル達が「姿の見えない竜」について話しているのですが、恐らくは飛行機のことをそう呼んでいたのだと推測できます。
    物語の冒頭で、既に彼らが隔離された世界で生きておりそのすぐ隣には現代都市が存在していたことを示唆しているのには、物語の緻密な設定を感じさせます。

    ・ハードな展開にコミカルなノリ
    荒川先生の作品といえば、随所に散りばめられたキャラクターのノリの良さやボケですよね!
    1巻の前半からから、村人が襲撃者に次々と殺されていくというかなりハードな展開になるのでになるのでではありますが、ユルやデラさんのやりとりに思わず笑ってしまいます。
    ガブちゃんも敵キャラではありますが、コミカルなノリで憎めないキャラクターとなっています。
    登場するどのキャラクターも個性的で生き生きとしており魅力的なところは「流石、荒川先生!!」と言うしかありません。

    ・物語のスピード感
    「東の村で夜と昼が等しい日に、日の出を境に男女の双子が生まれた時、世が割れる」
    という言い伝えから、「ツガイ」と呼ばれる存在の使役、敵対する一族と支援者など、色々なワクワク要素が出てきており、1巻だけでも次から次へと舞台が移って怒涛の展開となっています。
    ですが、これから更に物語が膨らみ面白くなっていくであろうと予感させる展開ではありますが、まだわからないことだらけです。
    最初からフルスロットルのトップスピードのため「何が起きているの!?」と思っている内に世界観に引きずり込まれてしまうのです。

    「荒川先生、やっぱり凄い…!!」と誰しもが感じる物語、今後の展開に期待が膨らみます!!

    2022年07月22日
  • パーソナルジムのトレーナーとして働く27歳女子・御神(みかみ)そよぎ。
    昼は“美の女神”と呼ばれるほどの人気トレーナーですが、夜になるとネガティブの波にのまれ反省ノートをつける日々。
    そんなある夜、空腹と寝不足でフラついていたそよぎを助けてくれたのが、月読 悠河(つくよみ ゆうが)くんでした。
    そよぎを見かねたのか、彼は「うまいものを作りましょうか」とそよぎの家で料理をすることに。
    月読くんの作る料理は優しさと幸せが溢れるものでした。
    それ以来、たまにそよぎの家に訪れては夜食を作ってくれるようになったのですが、彼がそうするには裏事情がありそうで…。

    「毎日がんばって悩んで反省して こんな夜にこれくらいのごほうびあってもいいでしょう」
    美味しいご飯を作ってくれて、そんなことを言って微笑んでくれるイケメン…最高じゃないですか?
    そんなの好きになってしまうに決まってるじゃないですか!
    ですが、そよぎと月読くんの間には恋愛禁止という契約があるのです…!!
    好きになってはいけないと思うほど好きになってしまうのが人の常。
    そよぎは月読くんのことが気になって仕方ありません。
    そりゃそうだよね!!と思いますし、これだけ一生懸命なそよぎには幸せになって欲しい。
    ですがそよぎに優しくするのには裏がありそうな月読くんの姿に不穏さを感じハラハラしてしまいます。

    描くのは『青春しょんぼりクラブ』『王子が私をあきらめない!』のアサダニッキ先生。
    女の子を癒してくれる優しい男子を描くのに定評のあるアサダニッキ先生。
    今回の月読くんの甘々男子っぷりもたまりません!!

    日々一生懸命に頑張っている方はこの作品を読んで癒されてください!!

    2022年07月22日
  • ブックライブ書店員

    彼氏いない歴=年齢の戸田ちづるが、婚活アプリを始めて出会ったのは、モテを具現化したようなあざと女子のマリ子だった。しかしマリ子は恋愛スペックが高いだけではないようで、女子に点数をつけるいけ好かない男に対し、「マイナス100万点!」と笑顔でぶったぎる。そんな一部始終を目撃していたちづるはマリ子と婚活同盟を結ぶことになるが…。2人の運命の婚活が幕を開ける。
    恋愛スペック0であか抜けないちづると、あざとかわいいハイスペックなマリ子の凹凸コンビに注目!2人が一緒に婚活をすることで、お互いに変化していくのが見どころです。特にちづるがマリ子の影響で服やメイクに気を使い可愛くなっていくところと、マリ子がちづるを気づかって本音を言わなかったシーンは、2人の変化が現れていて、おすすめのポイントです。婚活を通して友情を深めていく2人は、運命の人に出会えるのでしょうか。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    あなたの「生きる」は、どんな姿をしていますか。

    人間が、何万年も前から意思疎通の手段として使ってきた「言葉」。人類の進化とともに発展したそれは、時に人を救い、時に追い詰める、大きな力を持っています。この作品は、「言葉を獣として目で見られる」という共感覚持ちの少女・東雲と、詩が好きな同級生・やっけんが、一番美しい「言葉の獣」を見つけようとする物語です。
    東雲の見る「言葉の獣」は、現実世界の獣と少し違います。ウサギに見えるけれど耳が2つじゃなかったり、獣なのに毛が生えていなかったり、同じ言葉でも発した人で姿が違ったり。不思議な獣たちと出会い、交わりながら言葉について考える二人を見ていると、「自分の言った言葉はどんな姿をしているのだろう」とつい空想してしまいます。
    物語を楽しむと同時に、言葉の力や性質を考えるきっかけになる一冊です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    不幸体質の主人公の和泉(いずみ)くんとその彼女・式守(しきもり)さんのやりとりを描いたラブコメディ。「可愛いだけじゃない」とタイトルにもある通り、際限なく和泉くんに降りかかる不幸を式守さんが格好よく助けてくれるという話です。
    個人的なこの作品の好きな部分は「ギャップ」です。清楚な式守さんが和泉くんを助けるために男前な表情になったり、おとなしめの和泉くんが時に大胆な行動をしたりとギャップを感じさせるような描写が大変素晴らしいです。また、「周りの期待などによって作られたキャラクター」から「本来の自分」へと変化して行く過程でのギャップも良いですね。過去のトラウマを溶かしていくような心理描写とキャラクターの掛け合いは、月並みな言葉ですがエモさを感じずにはいられません。
    少年マンガのラブコメが好きな方、ギャップに悶えたいという方、格好いい女性が好きという方におすすめです。

    2022年07月20日