ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    生田斗真さん主演の映画も話題となった本作。
    身勝手な企業や個人に対し、動画サイトで「制裁」を予告しては実行する“シンブンシ”。実際にあった炎上事件をモデルにしているだけに、虚実の境がぼやける錯覚に陥ります。
    第1話冒頭で違法ダウンロード&共有ソフト使用を摘発されても開き直る若者の姿は非常にリアル。ネット上の誹謗中傷や炎上合戦から、事件現場でもすぐに写メりTweetし、あたかもゲームのように面白がる人々まで、作者は現代のネット社会の暗部をよく分かっていて、個人の無関心さや煽動される集団心理を巧みに描いています。“シンブンシ”のやっていることは明らかに犯罪ですが、彼らが標的にする相手の悪事や、テロに至った動機を知ると、つい彼らを応援したくなってしまう…これがこの作品の最大の魅力です!警視庁サイバー犯罪対策課もあの手この手で犯人像に迫ります。ラストに“シンブンシ”はどうなるのか、それによって世間はどう変わるのか。最後まで目が離せない作品です。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    綾瀬はるかさんと福士蒼汰さん主演のドラマでも話題になった本作は、とにかく花笑さんが可愛く、愛おしくなるんです!大学生時代に唯一のチャンスを逃したっていうのも、その後ロマンスがないまま三十路に入ったっていうのも、33歳のせっかくの誕生日なのに会社の飲み会に参加して、なぜかアルバイトの大学生と2軒目に流れて行き、酔った勢い!でもなく、気づいたら一緒に朝を迎えていたっていうのも…。
    一回りも下の彼との関係に戸惑いながらも、乙女のような恋に心を熱くする花笑さんの表情、しぐさ、そして「もしかして、しあわせかも」というセリフに男の私でもキュンキュンしてしまうのです。
    しかし、モテキというものは恐ろしいもの。同じビルで働く若きイケメン社長からアプローチされて、困り方もわからない花笑さん。この恋の行方も気になるところです。(書店員・乙女心を持つオヤジ)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    初っ端から銃やロケットランチャーで武装した現代海賊に拉致されるサラリーマン岡島緑郎。日常的に銃弾が飛び交うという、物騒にも程がある街で、岡島もまた海賊の一員として生きていく事になる数奇な物語です。
    映画のようなセリフ回しで悪徳に満ちたキャラクター達が活躍するハードボイルド・ガンアクションでありながら、主人公が普通の会社員というのも見所です。平穏な世界で生きてきた主人公が情け容赦ない世界でどう変わっていくのか?話が進めば進む程、先が気になってしまう事請け合いです。
    ノベライズではオリジナルのストーリーが描かれ、こちらも大変素晴らしい作品となっています。未読の方は、ぜひぜひご一読を!(書店員・らいだー)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「どうせ働くならよく分かんねぇ一人の社長(やつ)のために働くより 国(1億人)のために働くほうが面白そうじゃねーか!」
    そんな一言を軸に、一人前の自衛官を目指す「自衛隊マンガ」です!無鉄砲で熱く、感情のまま行動する主人公は、レスキューマンガなんかでは王道といえば王道ですが、『ライジングサン』は自衛官の細かいディテールにも凝っているので既読感はありません。
    キーホルダーやアクセサリーとして一般化してる「ドッグタグ」の用途や、自衛官のズボンのボタンの硬さ、宿舎でのシーツの敷き方など、描写が細かくて感心!!
    そして何より、今この時代に「人命救助」や「災害現場」を描くことには、他のテーマのマンガを描くのとは異なった使命感があったことと思います。「災害現場」を描くことへの作者の気遣いや苦悩も、作中から感じ取って貰えれば嬉しいです。(書店員・アンコウ)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「このマンガがすごい!2013」オンナ編1位の話題作!
    『俺物語!!』という押しの強いタイトルですが、主人公の剛田猛男(表紙の眉毛も体格もゴツい彼)は、「俺様」どころか驚くほど謙虚で照れ屋。だけど、川で溺れている子供がいれば躊躇なく飛び込み、友達がつらい時には黙って隣に座っている…本当に大切なことはごまかさずに、友達にも彼女にも素直に気持ちを伝えられる、素敵な男子なのです。好きな子はいるけど、彼の行動は「モテたい」という動機ありきではない。だからこそ純粋でまっすぐな猛男の言動に、読んでいてホロッとさせられることもしばしば。
    少女マンガでよくある「お互い好きなのに、言葉が足りないがためにすれ違う」的なモヤモヤは少なく、そういう意味で読んでいてイライラしません。男性や、少女マンガがちょっと苦手な人にも自信を持って薦めたい一作。「イケメン」の定義がガラッと変わりますよ。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    女子1000人:男子5人という、一見ハーレムな高校には驚愕の事実が…!
    少し「ペル○ナ3」の主人公に似ている1巻の表紙にそそられ、タイトルからシリアスな展開を想像し、読んでみたら見事に裏切られました。考えてみたら『アゴなしゲンとオレ物語』の平本先生ですものね!
    あわよくば女子と仲良くしたい男子の甘酸っぱい願望を、極限まで突き詰めてマンガに昇華させた感じ。究極のアホエロ一点突破だけれど、ストーリーとアングルが巧みで毎回飽きません。男子たちの妙な結束の固さにも共感!目の前に山があったら登るように、目の前に女湯があれば覗かずにはいられない、それが男…。
    イチオシはいちいちエロい、メガネ×ドSの副会長。明らかに見せてるでしょ?という短さのスカートと、明らかに見せてるよね?というはだけた胸元。第2巻の「下から覗く」スクワットシーンの衝撃はもう…その目で確かめて!(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    四月は君の嘘。
    タイトルから既に詩的。既にドラマティック!そしてその期待を裏切らない作品です。
    自分のピアノの音が聞こえなくなってしまった元天才ピアニスト・公生が、奔放に音楽を愛するヴァイオリニスト・かをりに出会い、それまでモノクロに見えていた世界がカラフルに色づいていきます。
    数ある音楽マンガの見どころは、作者が恐らく一番入魂する「演奏シーン」だと思いますが、本作はコマ割りが巧みでダイナミック!コンクールの静まり返ったホールに響く一音目、その瞬間の緊張感が心地よいです。ヴァイオリンとピアノの協奏曲なのに、作中で「殴り合い」と表現されている2人の演奏シーンは、荒々しいのに純粋で、読んでいてゾクゾクします。
    2014年のアニメ化に続き、2016年には広瀬すずさんと山崎賢人さん主演で実写映画化も。『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』に続き、クラシックを題材とした音楽マンガの新しいヒット作となった『四月は君の嘘』。お読みの際はぜひ、ハンカチのご用意を。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    甘いけど、ほろ苦い。まさにチョコレートのような恋愛模様を堪能できる作品です。
    オンナの可愛さの裏にあるしたたかさ。それが分かっていても落とされるオトコの性。水城せとな先生は、ヒリヒリするような恋愛を描くのが本当に上手い!
    人妻になったサエコを諦めきれずに、押したり引いたりして彼女の気を惹こうとする主人公・爽太に呆れることがありつつも、常識や理屈ではどうしようもないのが恋愛か…としみじみ(´-`) 一見幸せそうなサエコの満ち足りなさや、陰ながら爽太を想う薫子の踏み出せない気持ち、セレブ王子なオリヴィエでさえままならない恋…。その人が幸せか不幸かなんて、他人からは本当のところは分からないものですね。
    片想いだらけのこのお話も、巻を追うごとにそれぞれの心境に変化が。最終巻まで一気読み間違いなしです。(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『To LOVEる』よりも触手まみれ!なのにエロくない!
    『魔人探偵脳噛ネウロ』の松井優征最新作は、地球を滅ぼすと宣言したタコ型生物「殺せんせー」と、彼の暗殺を国から依頼された中学生たちの物語。
    設定もキャラも不謹慎で非常識だけど、殺せんせーは落ちこぼれのE組の生徒たちに対して、暗殺の未熟さをからかうことはあっても、人間性を否定したり見捨てたりすることは絶対にありません。E組を蔑視する他の生徒や教師に対して「教育的指導」を施す殺せんせー。にゅるにゅるしてるし人類の敵なのに、いつの間にか生徒に慕われているという、複雑で不思議な魅力のある先生です。
    実写映画化やアニメ化をはじめ、各種漫画賞にノミネートされまくりなのも頷ける怪作。松井先生だから、今後も一筋縄ではいかない触手のように絡み合った展開を見せてくれるはず!(書店員・鮭)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    クラスの人気者・夕暮くんと、地味だけど優しい凛咲。接点なんてないはずの2人がひょんなことで恋に落ちて……という王道少女漫画的ストーリー。だけど、これが実にかわいい! 恋をしたら相手のことがキラキラして見える、というところからのタイトル名なんですが、初々しい2人の様子に、なんとも言えない甘酸っぱい気持ちになります。ちょっと不良っぽい夕暮くんはもちろん、彼を取り巻くメンズたちもみんなとっても魅力的!ヒロイン・凛咲も素直な性格でとても可愛いので、2人の恋を思わず応援したくなります!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    10日で5割の超高利貸し闇金融『カウカウファイナンス』の社長・丑嶋を主人公に、債務者(奴隷くん)と彼らにまつわる様々な人間模様を描いた作品。闇金をテーマにしていることからもわかるように、読んでいると心がざわざわするエピソードがたくさん。辛いのに目が離せない!ページを繰る指が止まらない!という恐ろしい漫画です。この漫画の恐いところは、自分がいつ漫画内の登場人物と同じ目に遭うかわからないところ。借金なんかないし、ましてや闇金なんて~と思いつつも、もしかしたら……という気持ちにさせられてしまう。身近でリアルな恐怖を感じられる漫画なのです。
    丑嶋社長はいかつい大男ですが、うさぎを大切に飼っているという、ちょっと可愛いところも。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    これぞ王道少女漫画!勉強もスポーツも万能の『完璧王子』な東雲万里に憧れるヒロイン・心愛。なんの取り柄もない自分が彼に近づくなんて無理無理!と思っていた矢先、帰りの電車で隣に座った万里にもたれかかって寝てしまい……というところからストーリーが始まります。
    人嫌いの万里が心愛に心を開いて行く様子は、まるで誰にもなつかないクールなにゃんこを手なづけているかのようで、キュンとしてしまいます。最初は(仮)の恋人同士だった2人ですが、次第にかけがえのない存在へと変化していきます。
    タイトルのとおり、ヴァニラのように甘くスイートな作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
    競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
    「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
    また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
    主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
    また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。

    2022年07月20日
  • ある日、主人公・宇佐美 九(うさみ きゅう)の家にロボットの少女・いちこがやってきます。
    いちこは見た目は人間そっくりですが、心はまだ未完成。そのためホストファミリーと一緒に暮らしながら勉強をするというのです。
    同い年くらいな少女な見た目のいちこに戸惑う九。
    いちこの“心のプログラム”の完成は彼が高校卒業する頃。それまでいちこと一緒に過ごすことになるのですが…。

    物語は九が小学生時点からスタートします。
    いちこが現れたことで、九と九に思いを寄せる幼なじみ・愛の関係に変化が起きます。
    愛はそれまで九の一番近くにいる存在であったのに、いちこにその場を奪われてしまったことで心が揺れるようになるのです。
    中学生編では、それぞれが思春期に向かい自分の気持ちの変化に戸惑う姿が描かれるのですが…。

    いちこはロボット。そのため心もプログラムでしかない…と周りは思っています。
    もちろん九も最初はそう思っているのですが、いちこの天真爛漫さや優しさに次第に思いが変化していきます。
    それを間近で見ている愛は気が気ではありません。
    九といちこと愛の三角関係がどうなっていくのか…。
    自分に素直になれない感じや、あえて気持ちと反対の行動をとってしまう…など、思春期特有の行動にエモさが溢れています。

    描くのは中村ひなた先生。
    繊細な線にふんわりとした絵柄で画面から優しさが溢れ出ています。
    そして…いちこと愛がとにかく可愛いのです!!
    いちこのはにかむ笑顔や愛の複雑な気持ちが表れた表情など…あまりの可愛さにジタバタしてしまいます。

    1コマ1コマじっくりと味わいながら読みたくなる今作。
    少しずつ育っていく各キャラクターの心を感じてください。

    2022年07月20日
  • 舞台ははるか昔、古の北祇の国の後宮。
    主人公はジト目ギザ歯でぼっちの王花鈴(おう かりん)。
    彼女の父親は超絶美形で拷問・暗殺は当たり前な残虐非道の極悪文官・王皓(おうこう)だったのです。
    後宮の宮女見習いとして入った花鈴ですが、父の悪名が高すぎて、誰もが恐れ近寄ってきません。
    そんな状況にもめげず後宮で友達を作ろうと頑張りますが、事態は思わぬ方向に進み…!?

    友達が欲しいだけの花鈴。それなのに謀略家の父の印象が強すぎて花鈴も諜報・謀略をしていると誤解をされ、誰も花鈴の話を聞こうとしません。
    花鈴が良かれと思ってやることが、逆に怯えられる結果になるのが不憫に感じます。
    それでもめげない花鈴の姿は、ちょっと滑稽でありながらも応援したくなります。

    この物語はそんな花鈴の頑張りを面白おかしく描くのかと思いきや、それだけでは終わりません。
    舞台は陰謀渦巻く後宮…。とある事件が起きるのです。
    後宮の人員の顔を一通り記憶していた花鈴は、ふとした違和感に気付き皇帝暗殺の間者に気付きます。
    父から暗殺の英才教育を受けてきた彼女は見事間者を退治してしまうのです。

    また病弱の少年皇帝・暁星との運命的な出会いによって、花鈴の気持ちが変化します。
    「めげない、あきらめない」の強い心で友達はできるのか!?
    そして、陰謀渦巻く後宮で皇帝を守り切ることができるのか!?

    後宮を舞台にした作品は人気が高く作品も多くありますが、その中でもドキドキハラハラできる注目の作品です!
    ミステリー要素を含んだ作品となっていますので、『薬屋のひとりごと』がお好きな方に是非読んでいただきたい作品です。

    2022年07月20日
  • おじさま好き必見!オノ・ナツメ先生が描く大人の恋の物語。

    とある山奥で定年後の田舎暮らしを楽しむ、4人の男。
    お人よしの「大将」、プレイボーイの「キザ」、ワイルドな山男の「ドク」、無口な「教授」。
    彼らは畑を耕したりりんごを収穫し、ゆったりと自分たちのペースで自給自足の生活を送っています。
    正に都会でせわしなく働く人たちが憧れる「スローライフ」。
    そんな「男の楽園」に謎めいた美女が訪れます。
    男たちはしだいに彼女に惹かれていきますが…。
    平均年齢70歳の男女が織りなす、大人の恋と豊かな人生の物語です。

    『ACCA13区監察課』で複雑に絡み合う関係性を描き、『リストランテ・パラディーゾ』で魅力的な老紳士を描いたオノ・ナツメ先生。
    今作でもそれはそれは魅力的なおじさまたちが登場します。
    世俗と距離をとりながらも厭世している訳ではなく、人間らしさがあるチャーミングな男性たち。
    おじさま好きにはたまりません!!
    彼らの適度な距離感を保った友情も魅力的です。

    そんな彼らの手作り石窯で作る自家製パンや自家製野菜のサラダが並ぶ朝食、庭先で食べるBBQなど、魅力的なスローライフ生活が描かれており、自分もお邪魔してみたい!と思ってしまいます。
    ですがそんな彼らの中に突然現れる美女。
    「お嬢」とあだ名を付けられ彼らと共に生活を始めますが、男性陣に対する彼女の言動は何やら思わせぶりで…。
    読み進める内、思わず頭に思い浮かんだのは、グループ内で複数の色恋沙汰を起こす女性メンバー「サークルクラッシャー」。
    酸いも甘いも経験してきたハズのおじさま達。
    突然現れた年下女性に翻弄されてしまうのでしょうか。

    彼女によって、4人の男性陣の関係が変化してしまうのではないかとハラハラしっぱなしです!!

    2022年07月20日
  • 生きづらさがテーマの物語と思って読むと、予想を裏切られる展開に…!!

    主人公は、毎日生きづらさに絶望している諫早依知(いさはや いち)。
    ある日彼女の前に同級生を名乗る正木蒔人(まさき まくひと)が学生時代のお礼を言いに現れます。
    ですが依知には全く心当たりがなく…。

    女性ならではの生きづらさエピソードとして、仕事でインタビューをした男性の映画監督と上映会で再会した際、一緒にいた蒔人が依知と同じことを言っているにも関わらず反応が全く違っていたり、依知に対しては服装のことしか覚えてもらっていなかったというものがあります。
    その他にも女性にとって“あたりまえ”となっている“生きづらさ”で依知は少しずつダメージを負っていきます。
    マイペースな蒔人に対しイライラをぶつけてしまう依知ですが、彼も生きづらさを抱えている人だったのです。

    女性としての生きづらさと戦っている依知や、イレギュラーな事態に弱い蒔人など、多様性が叫ばれる現代にマッチしているキャラクター達に注目いただきたいですが、そんな生きづらさを感じている人たちのライフスタイルマンガと思って読み進めると衝撃の展開が待ち受けています。

    ラブストーリー・お仕事マンガ・トレンディな物語・ミステリと、色々な切り口から楽しめる作品です。

    2022年07月20日
  • 『東京喰種トーキョーグール』の石田スイ先生最新作!!才能はギフトか呪いか…。

    1998年、「超人」と呼ばれる特殊能力を持った人間の増加により混乱をきわめた 世界国家が「自治県」に分断されてからはや50年がすぎた世界。

    高校生の黒原トキオと東アヅマは困っている人を助けるヒーローのような活動をしていました。
    ある日、二人は以前退治した不良に報復を受けますが、なんとその不良は謎の注射によって超人となっていたのです。
    追いつめられたアヅマとトキオは、拾った謎の注射をお互いに投与します。
    薬の効果で超人となったトキオは不良を撃退しますが…アヅマは変化せず人間のままでした。
    鳥の超人になってしまったトキオは超人達の戦いに巻き込まれていきますが…

    前作『東京喰種トーキョーグール』から3年の期間を経て、石田スイ先生待望の新作です!
    物語全体にただようダークさが今後激化する戦いを予感させますが、端々にコミカルさが散りばめられてあり、先へ先へと読み進めたくなります。
    またバトルシーンやキャラクターの心情が大きなコマで表現されており、とにかく迫力が凄いところにも注目していただきたいです。

    物語の中核となる超人の才能。
    才能が開花するのは素晴らしいことで、超人的能力を得ることでプラスになることがあるかもしれません。
    ですが、物語の中には才能が開花したことで夢を諦めることになったキャラクターが登場したり、必ずしも喜ばしいことではないと描かれます。
    超人の才能は天からのギフトなのか、それとも呪いなのか…。

    (今のところ)超人にはなっていないアヅマが今後どう関わってくるのか気になるところですが、今まで自分の人生に無責任に生きてきたトキオが今後どう変化していくのか…注目です!!

    2022年07月20日
  • サスペンスマンガ好きにオススメしたいノワールサスペンス、開幕!!

    物語は自称エリート刑事・冴木仁(さえき じん)が窃盗の通報を受け訪れた豪邸で、地下室に監禁され餓死した子供たちの遺体13体をみつけることから始まります。

    屋敷の中にあるのは贋作の絵に造花など、偽物だけ。
    そんな豪邸の持ち主は灰川十三(はいかわ じゅうぞう)という男ですが、現在は行方不明。
    警察は灰川が犯人とみて全国指名手配します。
    すると、そのニュースを見て灰川の娘と名乗る女性が現れます。
    彼女の話では、灰川は育児放棄や虐待を受けている子供たちに生きる術を教え、一緒に生活をしてくれる良き父代わりであったので犯人なはずがないと言うのです。
    彼女以外にも灰川が育てていた19人の子供たちの内5人が生きていることがわかり、(収監されている1人を除き)各々に事情聴取するもその子供たち全員「灰川十三は犯人ではありません」と言います。

    事件を調べていく内に発覚する様々な事象に、冴木は子供たちを殺したのは本当に灰川なのか解らなくなっていきます。

    描くのは『親愛なる僕へ殺意をこめて』の井龍一先生と伊藤翔太先生のコンビ!!
    前作に続き、今回も極上のサスペンスとなっております。
    マンガでありながら、まるで映画を見ているかのようなシーン展開になっており、物語を俯瞰の視点で見せつつも登場キャラクターの視点を織り交ぜることで、グイグイと物語に惹きこまれます。

    屋敷にあった調度品も偽物、住人達も偽物の家族ということで、今のところ全て“偽物”で成り立っている第一容疑者の灰川。一体何が“本物”なのか…。
    物語が進むほど謎が謎を呼ぶノワールサスペンスとなっており、今後の展開が気になって仕方ありません。

    2022年07月20日