【感想・ネタバレ】ちはやふる(29)のレビュー

あらすじ

全国大会東京都予選決勝リーグ。各チーム横一線に並ぶ中、千早(ちはや)たち瑞沢(みずさわ)高校かるた部は宿敵・北央(ほくおう)学園との最終戦に臨む。かるたを通じて仲間になったヒョロ率いる北央の団結力は瑞沢のそれをはるかに凌駕し!? 一方、太一(たいち)は名人・周防久志(すおう・ひさし)のもとを訪れていた。かつて自分を打ちのめしたはずの"才能"のそばで、太一が初めて掴んだ思いとは? チームの意味を知り、仲間の思いを知る団体戦。近江行きの切符をもぎ取るのは!?

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ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本編とは大分距離のある個人的な気持ちの重ね方で恐縮ですが、私は大学を長期的に休学し、結局浪人と合わせて大学八年生として二七で大震災の年に卒業する事になりました。在学中に出来ないなりに色々なアルバイトに挑戦しましたが何一つまともに出来ず、卒業後に「これで駄目なら」と最後に挑戦したアルバイトも二週間と成せなかった為、色々な思いを抱えたまま音楽の道を志すことになりました。才の多寡にも努力の多寡にも大きな違いがありますが、若宮詩暢の

「ほかのこともできん」
「かるたしか好きじゃない」
「かるたしかできん」

というセリフにはこれまでの二九冊の中で最も心がうたれ、声を出して泣いてしまいました。一人一人に確固たる人生の在る素敵な物語。

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2020年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千早も魅力的なんだけど、この漫画はどの人物にも魅力があってそこがとても好きです!ヒョロくん、いい先輩なんだなあ。泣けました。西田姉は見る目があるのねー。太一に早く帰ってきてほしいような、今のみんなの頑張りを見ていたいような、複雑な気持ち。詩暢ちゃんももがいてる様子に好感が持てます。青春っていいなあ。

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2016年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今までで一番泣いた巻でした。
今までライバルの一人、一番身近なライバルとして描写されることが多かったヒョロくんにスポットがあたっています。
「太一」のいなくなった、支えのなくなった瑞沢がどうやって戦っていくか考えて、お互いに必死にもがいてもがいて、負けたくないの気持ちをぶつけ合います。
後輩の気持ちももちろんですが、3年生、特に高校生になってからかるたを始めた子たちの気持ちがよりしっかり描写されています。
「今まで千早に引っ張ってきてもらっていた」机君、かなちゃんが自分たちのかるたをするところにうるっと来、それでいて北央の「カリスマ不在」の中で「できない子」を「できる子」に育て上げたヒョロくんの面倒見の良さと人柄にうるうる来ました。肉まんくんのお姉ちゃんが見初めたのも納得がいきました。
誰よりも優勝したくてチームのことを考えて、後輩のことを見て、ライバルとして「天才」の千早と努力で才能の側にあり続けていた「秀才」の太一のことも分かる、ずっとずっと努力し続けて彼にも「来い」といえるヒョロくんは凄く大人なのだと思います。

作中で太一が「畳の上で努力し続けられる奴が良い」という言葉がありましたが、あれは瑞沢全体(机君へのスカウトの言葉でしたね)でもあり、ヒョロくんにも当てたものだと思いました。
ヒョロ君と太一はある意味対比的で、お互いのことをよくわかっているなあと思います。ここまでずっと恋愛が続いていましたが、矢張り「青春」の「部活」ものとしてのちはやふるの展開はすごく熱くて良いと思いました。

しのぶちゃんの苦しみもがきも分かるので、ヒョロくんが千早に「間違っていない」と示唆してくれた部分から彼女がどう寄り添うのか今後が凄く楽しみです。

何はともあれ、全国大会。新とのチーム戦がどのタイミングで入るのか、楽しみな次第です。

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2015年10月20日

ネタバレ 購入済み

今年出てきたA級メンバーは、怖さがないなぁ。なりたてだから?
ギリギリで全国大会へ!やっぱり最後は机くん!

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2020年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全国大会、東京都二次予選!
今年も瑞沢、ギリギリで決勝進出!

表紙も含め、ヒョロ君の巻だったなー。
いつの間にか北央のS須藤も認めてるリーダー力……。

でも、太一はもう、“瑞沢かるた部には”戻ってこない……。

そしてその間に、周防名人と練習って……。
太一またぬけがけ……(笑)。

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2018年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

広瀬すず主演で映画化されると聞いてから、
何か原作もつまらなく思えてきた。
偏見が酷いのだけれど、あまり読む気にならなかった。

かといって、なんだかんだ
感情の色を表現するのが上手い方なので、
引き込まれてしまった。

たくさんいいコトバを秘めてる作品だなーと思った。

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2015年12月08日

qq

ネタバレ 購入済み

高校選手権東京予選の決勝リーグ。いやもう、胃が痛くなるような全国行き。鷲尾さん登場。詩暢ちゃんは食べていける進路に向き合う。

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2020年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タメの段階なのはわかっていても……な感じ
太一は、原田先生の過去をどう生かすのかが楽しみです。名人との練習を須直に解釈すると、"今"に集中するみたいですけど。

・149 速水(富原西)は、音を文字イメージに置き換えて認識できるのでしょうか

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2018年05月22日

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