すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
NHKの夜ドラ「ひらやすみ」が面白かったので原作の漫画も読んでみたくなった。
原作も面白い。とにかくほのぼのとしていて癒される。
フリーターのヒロトがひょんなことで出会って意気投合したばーちゃんから平屋をもらい、美大に合格したいとこのなっちゃんと一緒に暮らす中での何気ない日常生活が描かれている。
酔って動けなくなったなっちゃんを迎えに行って吉祥寺駅から3駅歩いて帰るシーンや歩道橋のシーンもいいが、何と言っても入院したばーちゃんのところに白いアジサイを持ってお見舞いに行ったシーンが泣けるた。
ヒロト、なっちゃん、ばーちゃん、ヒデキ、あかりちゃん、よもぎさんと、登場人物もそれぞれ個性的で面白い。
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Posted by ブクログ
お父さんは道化師、お母さんは髪で高いところにぶら下がる曲芸師、お姉ちゃんはフリークス。ルーマニアから西ドイツへ亡命したサーカス団一家の末っ子の目から見た世界を感覚まるごと体験させられるような、痛く苦しいジュヴナイル。
正直に言って、読むのが辛かった。一章一章は断章的かつぷつんぷつんと途切れがちな文体で、文字量でみれば短く軽い作品なのだけれど、読みながら、そして読み終えてから心に溜まるものはとても重い。それから解説を読み、この重みを受け止め苦みを噛み締めていくのが読者の使命だと思った。
サーカスは非日常の象徴だ。私も子どものころから『ダレン・シャン』にはじまり、アンジェラ・カーターの『夜ごと -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書に限らず、伊坂幸太郎さんが描く会話が本当に大好き。やけに遠回しな伝え方や、皮肉めいた表現。会話を紡ぐ登場人物同士の関係性を読者に想像させ、小説の素晴らしさをしみじみと感じる。
それだけが伊坂幸太郎さんの魅力ではないのだけれどするすると文字を浴びせられ、どんどんページを捲らされるのが気持ちいい。
「現在」の時間軸で頑なに河崎の名前を出していないことや、容姿の端麗さに関する記述が乏しいことから、「二年前」の河崎とは別の人間なんだろうなとは思っていたけれど、本当にそうだとそれはそれでびっくりするし、納得する。
これは自分の解釈だけど、はじめに椎名と河崎が会話した場面で、
「実は、俺は死から、復 -
Posted by ブクログ
ネタバレモーリー可愛い!とちょっと変わった主人公を読み始めから好ましく思った。
祖母以外の人間とはあまり良好な人間関係を築けないでいたモーリーだが、理解してくれる宿泊客に大富豪夫人との友情関係を素敵だと思っていたのに、事件後何やら怪しい展開に…
事件を解決するまでにこれまでの人間関係がふるいにかけられ、結果本当の友人ができる結末には心からホッとした。
殺人事件が起こるものの、推理小説ではなく、コージーと言えるほどのコージー要素もない。
ミステリというよりは、殺人事件を通して、1人の女性の心理描写や経験からの成長を描いたヒューマンストーリーといえるのではないかと思った。
大事なものの基準が違う、要 -
Posted by ブクログ
本書は、古代日本の「戦争」を単発の事件としてではなく、国際秩序(冊封・承認・序列)と国内統治(動員・防衛・政治対立)の連動として追いかける概説。好太王碑に現れる東アジアの緊張の中で「倭」がどう記述されるかから始まり、白村江敗戦を契機とした防衛体制の整備、安史の乱後の情勢変化に呼応した仲麻呂の新羅征討計画(巨大動員が国内政争で挫折する構図が鮮烈)、9〜10世紀に進む「敵国観」の硬化と神国思想・王土王民思想の喧伝、そして刀伊の入寇で露呈する"現場の切迫"と"中央の温度差"へと展開していく。
特に刺激的だったのは、外部ショックが制度整備を経て思想化(神国化)
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