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Posted by ブクログ
「生きた虫を集めた図鑑を1年で作る」という気の遠くなるミッションに挑んだのは、子ども科学電話相談でもおなじみ丸山宗利先生。
丸山先生を中心に、全国の虫好き達があれよあれよと集結し、各々の得意分野の昆虫を採集していきます。
ただ、必ず見つかるものでもないし危険だってある。捕まえたとて彼(虫)らは大人しく撮影させてはくれません。
いくら虫好きでもこれは過酷すぎ!…でもちょっと楽しそうでもあり。
なんと、集めも集めたり7000種。その中には新種や新発見もあったというからスゴイ。
掲載されたのはそのうち2800種とのことですが、今にも紙面を動き回りそうな写真は、生きたまま撮ったからこそですね。
ちょうどコロナ禍だった事で図鑑に集中できたというのもなんとも。ZoomやLINEグループはフル稼働、メッセージが飛び交っている様子も目に浮かぶようでした。
子どもの頃、目を輝かせて図鑑を眺めていた虫好きたちが作った図鑑。これを手に取った子どもたちはどう感じたかな。
『学研の図鑑LIVE 昆虫』すごい反響だったそうなので、その熱も確実に伝わってますね〜
なんだかプロジェクトXみがあり。この本に度々出てくる重要ワード「セルフィー」についても、田口トモロヲのナレーションで聞きたい。
Posted by ブクログ
西日本新聞掲載の「虫の居どころ」がおもしろ過ぎて著者に興味が湧き、この本を、「学研の図鑑LIVE昆虫新版」を手元でめくりつつ読みました。何とたったの1年で、生きた昆虫写真と解説を約2800 匹分も掲載するとはどれだけ大変な事だった事でしょう。丸山氏の人脈の豊かさ、まとめる力とサポート力等々に感心し、集結した方々の「子ども達のためにより良い図鑑を作りたい」という熱意も生き生きと伝わりました。1年間の山のような作業は想像を超えた大変さだったでしょうが、皆さん苦労も厭わず目をキラキラさせて楽しんでおられただろう、と感じました。多くの子ども達がこの奇跡の図鑑を宝物として育ち、未来の後継者が数多く出てくるだろう、と思いました。
新書読み終わった後に、図鑑を再度めくりました。どう考えても、これだけの写真撮るだけでも、苦労が想像を軽く超えます。インパクトのある表紙写真も、絵だと思っていましたが実物写真とは驚きです。なのに、丸山氏に協力を依頼された方々は、無謀な依頼と分かっていながらも、「なんか面白そう」「楽しそう」と、依頼を引き受けているんですね。図鑑の最後のページの、各分野の膨大な数の協力者一覧も、ぜひ皆様にも見て頂きたいです。
図鑑を最初から最後までじっくりと見て読んだのは、生まれて初めてです。丸山氏は、高齢者女子(私)がワクワクしながら図鑑をめくって楽しんでいる姿は、絶対想像されなかっただろうなあ、と思うと、ちょっとおもしろいです。
1点だけ、困っていることがあります。以前は、見つけ次第処分していた庭で発見する毛虫とイモムシが、「ごめんなさい」出来なくなってしまったこと…。その虫をこの図鑑で調べて、「ほおお、君はこの蛾や蝶の幼虫なんだな。なかなか可愛いじゃないか!元気に大きくなれよ!」という風に。
Posted by ブクログ
図鑑に載せる写真は、生きた状態で、白バックで、同じ角度、というとんでもない条件を自ら設定して、しかも、期限は1年間。その図鑑ができるまでのいろいろな苦難を書いた本。筆者の丸山宗利さんの書きっぷりが楽しく、また、いろいろな人が関わってしまって、頑張る姿がまた、読んでいて楽しいです。
ハエが生きている状態でとまっている所を写真におさめるなんてすごい。その写真を撮ったのが、ハエの愛好家の女性だというのだから驚きです。ハエの写真を撮っては嬉々としてネットにあげているらしい。世の中いろんな人がいるな。
虫好きじゃなくても楽しめる本です。でも、虫のカラー写真がいっぱい出てくるから、虫嫌いには無理かもしれません。
Posted by ブクログ
こちらの本は読んだというよりは、聞いたもの、オーディブルを利用しました。
それはもう素晴らしく面白かった。軽妙な文体ということもあり、少し早めに再生させるとリズム感も良くて、まるでラジオ番組を聴いているかのようでした。情景描写も簡潔でなおかつわかりやすく、下手なドラマよりも臨場感がありました。おそらく読んで楽しむのも良いですが、オーディブルの利点を充分過ぎるほどに発揮できた本ではなかろうかと思います。
前半は図鑑や昆虫、撮影についての基礎知識が語られ、協力者たちのエピソードが盛りだくさん。しかし、私の胸を貫いたのは後半の図鑑という『本』を作ることに対しての熱意であり、そこから始まる未来への展望でした。差し込まれていた協力者たちのコラムが、ここに来て伏線回収とばかりに輝き、素晴らしかった。
この本に影響され、もう子どもも図鑑に夢中になる年ではないのに『昆虫図鑑』を買ってしまいました。老眼の進行した目で、ゆっくりと楽しみたいと思います。
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