白川紺子のレビュー一覧
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ネタバレ後宮の烏シリーズ3作目。この巻から出てくる人物紹介と地図が有難い!全体的に泊鶴宮の晩霞と賀州の豪族「サナメ家」、そしてそれを取り巻く八真教の話だった。淡海がこの巻から出てくるが、温螢が常に彼にげんなりしているのが面白い。
1.雨夜の訪い
雨の日だけ現れる幽鬼の話。
賀州から来た鶴姫(晩霞)の宮女と白珊瑚を身に付ける八真教が出てくる。
2.亀の王
亀の器を持ち内廷を彷徨い歩く老僕の幽鬼の話。
八真教が大海亀の神を祀っている事が分かる。羽衣が好きだったので、大海亀のもとに戻ってしまったのが残念。
3袖を引く手
衛青が寿雪の兄だった事が衝撃すぎた。
4.黄昏宝珠
晩霞が呪われ、寿雪が助けてあ -
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ネタバレ椿屋敷に住む若隠居と呼ばれている柊一と若妻の香澄。二人はお互いの事情で契約結婚です。
柊一の元には様々な相談事が持ち込まれて、という話です。
語り手は椿屋敷です。家です。
香澄は若いのに料理上手の家事万能です。香澄がお客様に出すお菓子が美味しそうで困ります(笑)。
香澄が家を出た理由、それはお世話になっている家の息子との結婚話が発端でした。育ててくれたことに恩があって感謝もしているけれど、それは息子との結婚のためだったのかと思ってしまい、もう元の気持ちで家にいることは出来なくなったからでした。
おばさんが香澄を連れ戻しにきて、自分の探している椿を見つけたら柊一と香澄の結婚を認めると言いまし -
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ネタバレシリーズ第三弾。淡路島編。
「嘆き弁天」「百日紅の木の下で」「おくま御前」
「嘆き弁天」若者に傷をつけられた弁天様の像が泣き声を出す、という話。傷をつけた若者とその若者に罪をなすりつけられそうになった若者が行方不明になっている。それはなぜか?
巫女のキヨが出てくる。なかなか凄い人である。留吉、自分がしっかりしていれば、茂一まで死ぬことはなかったかも、と後悔するのはわかる気がする。茫然自失、している間に死なれてしまっては…しかし留吉が助かったのはよかった。
「百日紅の木の下で」百日紅の木の下に巡礼の若い女性の幽霊が出る、という話。幽霊は何か歌を歌っている。そして淡路の君に食われてしまう。孝冬も -
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ネタバレシリーズ第二弾。
「黄昏の客人」「五月雨心中」「金の花咲く」
「黄昏の客人」お家騒動のあった家で、勘当され、死んでしまった長男が石灯籠に出てくる、という話。「返せ」という幽霊。何を返してほしいのか。大正時代、娘というものの、寄る辺のなさに哀しみを感じる。「鬼滅の刃」でも舞台になったけれど、現実はもっともっと悲惨な境遇だっただろう。
「五月雨心中」華族の夫人と運転手の心中事件。助かった女性は嫁ぎ先から離縁され、実家でも別宅に追いやられ、不遇のうちに亡くなってしまう。その夫人が過ごしていたところに手が這い回る、という話。夫人の無念はいかほどのものか。そして出てくる不気味な鴻心霊学会と燈火教。どのよ