白川紺子のレビュー一覧

  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    白川紺子さんの知的で奥深い文章は大好き。
    でも同じオレンジ文庫の「下鴨アンティーク」が
    好きすぎて なかなか次の作品に手を伸ばせなかった。

    アンティーク着物の描写にうっとりしたあの世界から
    ようやく抜け出して 今度は美しい椿。
    白川さんがモチーフに選ぶ美しいものたちは
    脇役に過ぎないのだけれど 登場人物たちの心情に
    とてもぴったりと寄り添って その美しさに深みを増す。

    このシリーズを読み進めることに 決めました。

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    2020年01月26日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

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    シリーズ最終巻で番外編。
    「鶯の落し文」「青時雨の客人」「額の花」
    「白帝の匂い袋」「一陽来復」「山吹の面影」の6編を収録。
    宝箱というだけあって、番外編らしく色んなお話が楽しめました。
    そしてさりげない蘊蓄もしつこくなくて好みです。
    なんて楽しいシリーズだったのでしょう♪
    こういう不思議は大好きです(p^_^q)

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    2019年12月11日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

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    シリーズ第7弾(本編最終巻)
    「雛の鈴」「散りて咲くもの」「白鳥と紫式部」の3編と
    あとがきの後に白鳥と紫式部の少し後のお話し。
    最後の着物は、本当に最後にふさわしい着物でした。
    そして、鹿乃と慧がうまくいって、心配なのは良鷹で、
    真帆ちゃんがいるとはいえ、そういうのとは違うと
    思っていたので、白鳥と紫式部で(´。`;)ホッとしました。
    あとは番外編を残すのみです。

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    2019年12月11日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    シリーズ第6弾。

    「椿心中」「月を隠して懐に」「暁の恋」「羊は二度駆ける」の
    4作を収録。
    今回も、着物に込められた想いを解きほぐしながら、
    色んな分野の蘊蓄と合わせて、鹿乃と慧の恋の行方と
    良鷹の微妙な兄心(^◇^;)とアンソニー!
    アンソニーがいい人過ぎて驚いて、その後の急展開に驚愕。
    あとは良鷹だなぁ~・・・あの寂しさは、真帆がそばにいれば
    安心っていうのとはちょっと違う気もするんだが・・・

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    2019年12月11日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    シリーズ第5弾。
    「星の糸」「赤ずきんをさがして」「雪花の約束」
    「子犬と魔女のワルツ」の4編を収録。
    今回の謎解きも、ギリシャ神話や能、雪国の祝い事と
    バラエティに富んでいて、最後の話は違ったけど
    ほぼ鹿乃が一人で解き明かす感じです。
    アンソニー(春野)が怪しい動きを見せているぅ~
    そして、本作を読む時は、次巻を用意してから読むべし!
    そこで切るのかぁ~と、暴れたくなります(^◇^;)

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    2019年12月11日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    シリーズ第4弾。
    「星の花をあなたに」「稲妻と金平糖」「神無月のマイ・フェア・レディ」
    「兎のおつかい」の4作品。
    いつものごとく、着物に込められた想いの大きさと、
    その解決方法に心がざわめきます。
    今作は鹿乃の曾祖父母や両親のなれそめ、そして洋館が建てられた
    いきさつなんかもわかって、色々な過去が埋まっていく感じで
    楽しいやら、慧やアンソニーの事で不安やらで心が忙しい。

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    2019年12月11日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    シリーズ第3弾。
    「金魚が空を飛ぶ頃に」「祖母の恋文」「山滴る」
    「真夜中のカンパニュラ」の4つのお話し。
    古い物に宿る想いをひもとくお話だけど
    色んな想いがあるもので、カンパニュラの話は
    予想外にミステリしてて驚きました。
    続きを読みます。

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    2019年12月11日
  • 契約結婚はじめました。5 ~椿屋敷の偽夫婦~

    購入済み

    ほのぼのです。

    このお話の中に出てくる人は みんな良い人。
    日々の生活に疲れている人にはもってこいのお話。
    何気ない日常に幸せを感じられる小説です。

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    2019年11月22日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

    購入済み

    装丁が素敵!!

    シリーズの1作目を装丁に惹かれて購入してから結局全巻買ってしまいました。
    装丁も素敵ですが、お話の雰囲気もまさにこの惹かれた装丁の雰囲気そのままで、耽美でした。

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    2019年11月15日
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~

    購入済み

    ウズウズします

    若年寄り?な落ち着きある旦那様と分け合って契約結婚した若奥様のお話。
    お互い好意はあるんだけどあまり甘い方向に進まずなんだかムズムズしてしまうんだけど、そのムズムズが甘酸っぱくてクセになります

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    2019年11月15日
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    語り手が家なところが最初は違和感だったけど、慣れると気にならなかった。読みやすくていいかな。これからもなかなか進展しないイライラさせる二人なんだろうなぁ。

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    2019年11月08日
  • 契約結婚はじめました。5 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    ネタバレ

    折角お互い自覚したのに、柊一さん、そりゃないでしょという。
    椿屋敷も言っていましたが、随分むずむずしたし、唸りたくもなりました。
    ようやく、本当にようやく偽夫婦がほんものの夫婦になれると思ったのに、踏ん切りがつかなかったのは旦那の方だった。
    香澄さんは自覚は遅かったけれど、彼女の方が余裕がありました。
    謎解きをしている旦那より、嫁の方がある意味視野が広く、心も広かったのでしょう。
    柊一さんの臆病さや思い切りの悪さのせいで一時回り道をしましたが、相談に訪れた人たちの色々な結婚や夫婦の姿を見て、最後にはようやっとほんものの夫婦になれた二人。
    この日をどんなに待ち望んだことか。
    側から見ればどう見て

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    2019年11月06日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    祖母から遺された蔵の中の着物の謎を、孫娘の鹿乃が解き明かす。
    古美術商の兄、良鷹や、下宿人で日本の近世文学の若き准教授である慧のたすけを借りながら。

    鹿乃がとにかくかわいい。
    いまどきの女子高生とは思えない。
    そして、外面イケメンとツンデレイケメンが彼女のわきをがっちり固める。
    何か、少女漫画をそのまま活字にしたかのよう。

    モチーフがアンティークの着物なので、文学好きには楽しいだろう。
    着物の柄に込められた意味、持ち主の思いを読み解いていくのだが、源氏やシェイクスピアが下敷きになっている。
    よくできてるなあ、と感心してしまう。

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    2019年11月03日
  • 三日月邸花図鑑 花の城のアリス

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    難しかったらヤダな、と思って読み始めたら・・・引き込まれた。

    この後、どうなっていくんかなぁ。

    周平の扱い、悪くないですか(笑)。
    彼もれっきとした子孫でしょうが~ww
    嫡男じゃないから?

    続きがありますように。

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    2019年10月02日
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    ネタバレ

    いきなり家視点で始まってビックリ。
    あずかりやさんを読んだ後だったので、意外な共通点になおさらビックリ。

    家を飛び出した19歳花嫁修行中の香澄は、通称「椿屋敷」に住む柊一…若隠居と呼ばれている小説家と偽装結婚している。
    (籍はいれているが、お互いに干渉しない協定を結んでいる)

    椿をテーマに椿屋敷に持ち込まれる謎解きを柊一が解決していく。
    香澄は家事万能なスーパー主婦な19歳(こんな子いる?)どうやら育ての親に厳しく仕込まれたらしいけど、高学歴な税理士の女性が娘に高卒で花嫁修行させる…?
    そりゃ家出もしたくなるよ…。

    柊一は御家騒動と弟に対する気持ちでわりと達観してたのかもしれないけど、最

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    2019年09月23日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

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    ネタバレ

    続き……かと思いきや、本当に番外編みたいな感じで、まあ続きなんだけど、鹿乃ちゃん目線が全然なくて寂しい……。

    ●鶯の落し文
    主に幸目線。
    本当にこの子は不思議な力を持ってるみたいだけど……。
    野々宮の後継者になれそう(笑)。

    ●青時雨の客人
    春野目線。
    割と恐い話だった……。
    小さな額の傷へのコンプレックス、いくら妹から見て気にし過ぎと思っても、親があんな風に言っていたら自信を失うのも当たり前というか……。
    神経質な姉と無邪気な妹の対比が傍から見てると恐い。

    ●額の花
    これは割と面白い、芙二子から野々宮家の女性に代々受け継がれるブローチ目線。
    ラストで最初の持ち主とつながるところが何とも

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    2019年08月25日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    ネタバレ

    ついに鹿乃と慧が両想いに……!!
    ここまで、長い道のりだった。。。
    結構濃密に時間が流れているから、シリーズ開始から6作で1年くらいしか時間が経ってないんだよなあ。

    ●椿心中
    義理の兄と妹の禁忌の恋……からの心中。
    椿の花にこめられた相手を思う気持ちが、椿の花を落とす。
    椿姫。

    ●月を隠して懐に
    笛の先生とお弟子さんの恋。
    妻の気持ちのとおり、笛が大好きな猿の羽織。

    ●暁の恋
    慧の父が怪我をして、慧は田村の家に。
    そして、慧がついに自分の気持ちに向き合って二人は両想いに。
    付き合ったらもう、慧ちゃん鹿乃が大好きなんやんか……。
    結婚後の姿が目に浮かぶわ……。

    ●羊は二度駆ける
    良鷹目線

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    2019年08月19日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    ネタバレ

    あ゛~~~~、すごい気になるところで終わった!!
    気になるところで3話目が終わって、4話目は過去エピソードという……。

    ●星の糸

    祖母の「着物を見ておいで」という遺言に従って京都に来た女性の話。
    婚約者に裏切られた孫に、かつて似たような経験をした祖母と、祖父との馴れ初め。
    捨てる神あれば拾う神あり。

    ●赤ずきんをさがして

    母に捨てられた娘のエピソードと、それに自分を重ねる慧。
    父とのわだかまりについて考え、鹿乃への想いに気付いて戸惑っている。

    ●雪花の約束

    雪を降らせる雪華紋の着物の話。
    雪で亡くなった婚約者への想いが詰まっていた。

    そして、ついに鹿乃が慧に告白!
    慧は気付いた自

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    2019年08月17日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    ネタバレ

    ・星の花をあなたに
    体が弱いお嬢様と庭師の秘めた恋。

    ・稲妻と金平糖
    鹿乃の両親の馴れ初め。
    もう少し読みたかったなあ。
    またどこかで続きのエピソード出てくるのだろうか。
    ツンデレは野々宮家の女の芸風?なのか?
    でも、鹿乃はそんなことないなあ。

    ・神無月のマイ・フェア・レディ
    慧ちゃんの生い立ちメインの話。
    そして春野がついに鹿乃に告白してきたー!
    この恋模様の行方も気になる。
    春野恐い。

    ・兎のおつかい
    鹿乃の曾祖父母のエピソードが唐突に。
    お見合い結婚で素直になれないパターンさすがに多すぎでは……。
    この話で2組のカップルの話が交錯している構造はいいけど、芙二子さんたちも似たような感

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    2019年08月15日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    ネタバレ

    梨々子メインの金魚の話。
    梨々子の母親、なかなか酷い。。。
    私だったら絶対もっと反発するわ。
    (金魚が空を飛ぶ頃に)

    表題作は、おばあちゃんの話。
    相変わらずのツンデレぶりだが、あの芸妓も狙ってたねえ、あれは。
    (祖母の恋文)

    春野さん、ちょっと恐くなってきた。
    鹿乃を好きになった?
    (山滴る)

    良鷹目線の話は、入れ替わりとか殺人・死体遺棄とか、一番ミステリーっぽい。
    今回の話は猟奇的な旦那に嬲り殺された奥様、とその愛人。
    (真夜中のカンパニュラ)

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    2019年08月09日