白川紺子のレビュー一覧
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購入済み
暗いような明るいような
後宮を舞台にした若い皇帝と主人公である幽鬼や呪いを祓う特殊な立場の十代のヒロインの話。よくある話の組み合わせですが、文章が読みやすく、話の内容もドロドロの権力争いから、身近な大切な誰かを思うほのぼのとした話が混ざっていて面白かったです。
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Posted by ブクログ
下鴨アンティークから白川作品のファン。
この人から生まれるストーリーの中の人々は
何かしらの事情を抱えていたり
ひと癖あったりして
シリーズで読み進めないと単なる時間潰しの
娯楽小説だと思い込まれるかもしれない。
ところが白川作品の人々はしっかり生きていて
日常を暮らしていて そうして何よりも
常にそれぞれの人生が重なったりぶつかったり
いろいろな綾を成しながら 少しずつ変わっていく。
その主軸に絡まる軽い持ち味のミステリーが
解きほぐされてゆくにつれ
誰かの想いや過去のトラウマもほぐれてゆく。
白川さんのそんな物語の織り方に 私は惹かれた。
さて、次を買わなくては。
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Posted by ブクログ
ネタバレ終わってしまったーーー大好きな世界観だった。
柊一さんが、ようやく救われたと思った。
半ば暴力的に養子だという事を知らされて、「お前はいらないんだ」って子どもの頃に言われて、どれだけ深い傷を抱えてたんだろうって思うところがあって。
でもそれを救ったのは、香澄さんのあたたかさと優しさと相手のために思ってる事をはっきり言えるところだと思う。
この2人はもちろん、すみれさん、檀、絢さん、そして昌お兄ちゃん、その他のキャラみんな好きになったなあ。
特にすみれさんが言う事には名言がたくさん隠れてたな。
昌お兄ちゃん、最初は「なんだこの人」と思って、すみれ荘に越してきた時は、「まじか...」と思ったけど、彼には彼の思いがきちんとあるからこその行動だったんだよなあ。そう思うと切ない。いつか報われてくれ〜って思ってたら、最後の方ですみれ荘の住人達と仲良くなってる姿が描かれていて微笑ましかったしよかったねって思った!
読むたび、わくわく、ハラハラ、ほんわかするお話でした!
私も椿屋敷の縁側に行ってみたい!笑 -
購入済み
装丁が素敵!!
シリーズの1作目を装丁に惹かれて購入してから結局全巻買ってしまいました。
装丁も素敵ですが、お話の雰囲気もまさにこの惹かれた装丁の雰囲気そのままで、耽美でした。 -
購入済み
ウズウズします
若年寄り?な落ち着きある旦那様と分け合って契約結婚した若奥様のお話。
お互い好意はあるんだけどあまり甘い方向に進まずなんだかムズムズしてしまうんだけど、そのムズムズが甘酸っぱくてクセになります -
Posted by ブクログ
ネタバレ折角お互い自覚したのに、柊一さん、そりゃないでしょという。
椿屋敷も言っていましたが、随分むずむずしたし、唸りたくもなりました。
ようやく、本当にようやく偽夫婦がほんものの夫婦になれると思ったのに、踏ん切りがつかなかったのは旦那の方だった。
香澄さんは自覚は遅かったけれど、彼女の方が余裕がありました。
謎解きをしている旦那より、嫁の方がある意味視野が広く、心も広かったのでしょう。
柊一さんの臆病さや思い切りの悪さのせいで一時回り道をしましたが、相談に訪れた人たちの色々な結婚や夫婦の姿を見て、最後にはようやっとほんものの夫婦になれた二人。
この日をどんなに待ち望んだことか。
側から見ればどう見てもお似合いだった微笑ましい夫婦が、契約抜きにほんとうの夫婦になれたところまで見届けられたことは、本当に感慨深いです。
末長く、末長くお幸せに。
本編は半分もなくて、残りはすみれ荘での話。
檀くんの方も決着が付きましたし(いやまあ前回一応付いていたには付いていたけど、ちゃんとした意味で決着がついた)結局フラれる形になってしまった元婚約者殿にも救済?話があってほっとしました。
最後の小春の話も、しんみりとしながらも、ほっこりできて、いい締めの話だったと思います。
柊一さんにとって香澄さんがどれほど大切な存在だったのかが分かる話だったので。
いい読後感に満たされたシリーズでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいきなり家視点で始まってビックリ。
あずかりやさんを読んだ後だったので、意外な共通点になおさらビックリ。
家を飛び出した19歳花嫁修行中の香澄は、通称「椿屋敷」に住む柊一…若隠居と呼ばれている小説家と偽装結婚している。
(籍はいれているが、お互いに干渉しない協定を結んでいる)
椿をテーマに椿屋敷に持ち込まれる謎解きを柊一が解決していく。
香澄は家事万能なスーパー主婦な19歳(こんな子いる?)どうやら育ての親に厳しく仕込まれたらしいけど、高学歴な税理士の女性が娘に高卒で花嫁修行させる…?
そりゃ家出もしたくなるよ…。
柊一は御家騒動と弟に対する気持ちでわりと達観してたのかもしれないけど、最後に香澄のナイスフォローにどうやら自覚したらしい…。
ブリ大根やチーズケーキをさらっと作れる19歳…すごっ!
●水曜日の魔女…通学路に現れる水色のコートの女の話を近所の小学生に相談された柊一と香澄。その子のママは、産みの母である妹が、子供を取り戻しにきたのではと取り乱す。
鰤大根、ママレード入りマフィン、チーズケーキ、鶏肉の南蛮漬け、ネギのぬた、春巻、高菜チャーハン
●月の光…祖父の遺言でとある椿の鉢を届けることになった孫の由紀也。柊一からもらった椿を届けに行くと、孫娘が出てきて、祖母は認知症で老人ホームに入っている、それは受け取らないと険もほろろな態度。困り果てた由紀也君が相談にくる。
鱈の煮付け、揚げ出し豆腐、大根ご飯、タルトタタン、チョコナッツタルト
●花いくさ…
香澄の婚約者…もとい家族が現れた!嵐の予感。
それとは別に、親友の結婚祝い用に椿の鉢植えを柊一に依頼した人が、結納前日に親友の婚約者と駆け落ちした!椿の鉢植えの行方も不明。
パウンドケーキ、ポテトサラダ、イワシの梅肉はさみ揚げ、お揚げと大根の味噌汁、イワシのつみれ汁
●追憶の椿…香澄を返せとおばが乗り込んできた!法律上結婚している二人を認めないとかみつく。香澄の事情が明らかになる中で、柊一は自分の事は聞くなと胸襟を開かず、それに香澄は傷ついて、おばの家に戻ることに。
ツナじゃが、オイルサーディンのガーリック炒め
●すみれ荘にて…柊一の弟、檀の酒による失敗談とブロークンハートの話。