白川紺子のレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    シリーズ4作目。やっぱり面白いです。今回は鹿乃・千鶴(母)・芙二子(祖母)・汐子(曾祖母)と野々宮家四代女性のお話。特に汐子、可愛いなぁ素直で!鹿乃の亡くなった両親が初めて詳細に語られたのも良かったです。ツンな千鶴がデレに転じた瞬間もいつか描いて欲しい。慧の出生も明らかになり、その過程で鹿乃との親密度も格段に前進しました。そろそろ…でしょうか(笑)次巻が本当に楽しみです!

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    2016年10月11日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    ネタバレ

    妹より譲受本。
    シリーズ2、3作目をまとめてもらっていたけれど
    間違えて2作目を飛ばして3作目を先に読んでしまった(^^;)

    おばあさんの残した古い着物が巻き起こす、不思議な現象は
    1作目読んだときはなかなかついていけなかったけれど
    慣れてきて、楽しみになりました。

    おばあさまのツンデレ感がすごい。

    グータラなお兄さんが、いつもと違う一面が。

    (京都に滞在中に読み、下鴨神社にも行ってきました!)

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    2017年03月02日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    訳ありの着物の謎をひも解いていく。
    シリーズも回を重ねるごとに、何となく落ち着いてきた感じがします。

    そして、鹿乃ちゃんも、少しずつ成長していく姿が読んでいてほほえましいです。

    慧の気持ちの変化が今後どのように表れてくるのか、二人の関係がどのように進んでいくのか、できればハッピーエンドがいいなあと思います。

    曾祖父母のエピソードも素敵でした。

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    2016年08月31日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    シリーズ第4弾。
    今回、鹿乃が2歳の頃に亡くなったの両親の姿が描かれていて嬉しい。優しい鹿乃にしては今まで両親に対して余りにも感情が薄味だったのが気になっていて。思い出が無い分思い入れも無いのかと思っていたけど、怖かったんだね。両親の死を認める事が。生前の両親を想うという事は同時に亡くなったという事実を突きつけられるという事だから。ぼんやりとしたまま認めたくはなかったんだと知って、心が重くなった。でも、思い出が無いわけではない事に救われた。
    兎の話も素敵。
    もっと続きが読みたいなぁって思った。

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    2016年07月28日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。安定の面白さ。
    古い着物が巻き起こす奇怪な現象は完全にファンタジーなのに、その一つ一つの事件が抒情的で物悲しく美しい。
    祖父母の若かりし頃の恋愛話は相変わらず素敵です。ツンデレ祖母が可愛い。
    慧の心情に変化が出てきたり、良鷹の切ない初恋(?)や春野の不思議っぷり。今回は主要男性キャラたちに動きがあってとてもよかった。
    鹿乃の恋愛観も謙虚で良いですね。
    次巻も楽しみです。

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    2016年06月30日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。安定の面白さです。
    和服好きな英国美女プリシラと気難しい研究者黒塚誓一、慧の後輩加茂と鹿乃の親友奈緒、良鷹と(もしかしたら)骨董屋娘の真帆。
    主人公鹿乃&慧の悶々ペアだけでなく、さりげなく周囲に色恋の香りが漂っていて春の陽気。
    でもオカルトミステリーである物語の内容は、そこはかとなく悲しい雰囲気をまとっています。

    美しい京言葉と美しい日本の文化が描かれた、上品なミステリー。
    キャラも物語もしっかりしているので、いずれ映像化してしまいそう。
    次巻も楽しみです。

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    2016年03月31日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    本屋をウロウロしていて、この本を発見。
    表紙の絵がキレイだったのと、タイトルにひかれて購入しました。
    ただ、シリーズものだったらしいのですが、そるを知らずに適当に選んできたので、これはどうやら二作目だったみたいです。
    でも途中からでも全然大丈夫でした。

    なんとなく、「身近な謎を主人公の名探偵・鹿乃が解く!」みたいな、まあ昨今ありがちといえばありがちな展開を予想していましたが、ちょっとタイプが違いました。
    身近な謎には違いないけど、なんというか、マンガの「百鬼夜行抄」を連想しました。
    ファンタジー的な要素がある感じ。

    「持ち主が愛していたものには、魂が宿る」というの、私もなんとなく「そうかも

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    2016年01月18日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    物語は真っ直ぐには展開してはくれない。
    蔵の着物の謎解きを軸にして
    物語は末広がりに紡がれ始め
    野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが
    紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。

    作者はどこまでの広がりを
    この物語に用意しているのだろうか。

    心地よさに読み続けてきた物語の色合いが
    玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。

    深い。底知れぬ深さに
    今さらながらに身震いがとまらない。

    話は変わるが。

    野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。
    季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や
    調理法まで 食べることへの敬意と造詣を
    感じさせる。間違いなく美味しいだろう。
    下鴨アンティ

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    2016年05月16日
  • 烏衣の華 3

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    特に大きな進展はないのに面白い。
    2人と、その2人を取り巻く人たちとの関係がどうなるのか続きが楽しみです。

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    2025年12月10日
  • 後宮の烏4

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    皇帝と烏妃の信頼関係がすごい。最後の晩霞のことは驚きました。皇帝の妃なのだから当たり前にそういうことはあるわけだけど、、

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    2025年12月01日
  • 雪華邸美術館の魔女

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    昭和30年、誘拐された双子の片割れを探し出し再会する姉妹と、屋敷のいわく付きコレクションを巡る物語。
    令嬢として不自由なく育った撫子、家々を転々とし養育院に辿り着いていた小百合の歩み寄りが可愛らしい。
    続刊希望。

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    2025年11月18日
  • 烏衣の華 2

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    月季の内にあるモノがジワジワと輪郭を持ってきてドキドキします。
    ワード的に『後宮の烏』を未読だと没入感を得られにくい気がする今巻(未読です)
    霊燿や渓との絡みももっと欲しかったな。
    旅に出る3人(+3人)のこの先が楽しみです。

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    2025年11月18日
  • 朱華姫の御召人 上 かくて愛しき、ニセモノ巫女

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    元コバルト文庫らしいティーン向け和風ファンタジー。
    出生に秘密を抱えた偽巫女ヒロインと名義上夫となるヒーロー。
    それぞれが心の重しを抱えて生きて来たため、言葉や思慮が足りずヤキモキする上巻。

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    2025年10月18日
  • 烏衣の華 3

    ネタバレ 購入済み

    その正体は?

    月季のなかに潜んでいるものの正体は明らかにされていないけれど、ちょっと近づいたのかな?
    霊燿との仲は霊燿が鈍感過ぎて進展なし。もうちょっと意識しても良いのだけど。これは時間かかるわ。

    #ダーク #シュール #じれったい

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    2025年10月11日
  • 花菱夫妻の退魔帖 五

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    本編の関係者が増えてきたので一度整理したいところ。
    捜査ボードみたいなの作ってほしい…
    事件パートと夫婦パートのバランスも良くテンポも良い。
    が、ちょっと夫婦パートがじらされてる感じ。もっとこう、欲しい!

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    2025年09月26日
  • 花菱夫妻の退魔帖 二

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    伏線が散りばめられ、夫の恋心が増し増しになっていく「これからおもしろくなりそー」と思わせるシリーズ二作目。

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    2025年09月17日
  • 雪華邸美術館の魔女

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    元華族令嬢姉妹がいわくつきの美術品に端を発した他人のちょっとしたごたごたに巻き込まれる話ってことでいいんだよね?
    つまらなくはなかったんだけどちょっとコンセプトがブレている気がする。
    美術品にそれほどフォーカスを当ててるわけでもないし、ミステリーというほど謎も深くないし、百合というほど濃密でもない。それに主人公たちがなにか重要な立ち回りしてるわけでもないんだよなぁ……

    ただ初めて会った双子の姉妹が互いに段々と心を許していく過程は大変尊く存じますので、続きがあれば嬉しく思います。

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    2025年09月17日
  • 後宮の烏

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    紺子先生の他の作品を読んだ時も思ったけれど、情景の描写がとても美しくて脳内が浄化される。美麗ほろ苦中華ファンタジー!という感じ。伏線が所々に蒔かれていて、これが後々のラスボス戦(?)で効いてくるのかなあと思いきや意外と展開が早くて、えっじゃあこれからどんな展開になってくの…?と悶々とさせられます。紺子先生の作品って下衆な悪役は早々に退場させられるイメージが個人的にあるので(超偏見)今後どんな下衆が生まれ消えていくのか楽しみ笑
    しかし目の前で、着々とラブが育まれていく様子を間近で見守る衛青の心中はいかほどなのか。私の脳内の衛青はジト目の可愛いやつなんですけど、その目の奥深くには何かドロドロとした

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    2025年09月01日
  • 三日月邸花図鑑 花の城のアリス

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    白川紺子先生初読みでした。主人公に艶と影があって魅力的。じわじわと着実に謎が解けていって、真相と共にドラマチックが爆発!号泣〜!ラストシーンが読者の解釈に委ねられてる(よね?)のも好きだな〜

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    2025年09月01日
  • 烏衣の華 3

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    シリーズ第3段。地方の廟を調査する勅命が下された月季たちと蘇訛里が向かったのは白介山の麓の繁華街。黄舟の幽鬼と出会い、廟の謎と共に白い石の謎も追いかける。今回は蘇訛里の活躍が多く霊耀がほとんど出て来なかったのでつまらない…と思ったら、終盤で釵をプレゼントしてくれてしかも髪にさしてくれるサプライズがあって良かった。博徒や金儲けの話などはあまり楽しめず今回はそこまで面白さを感じられなくて残念。ただ、最後に妓楼と笛と青年の話は面白くてこういう話の方が好みだなぁと感じた。もっと内容とページ数を増やしてほしい。

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    2025年08月29日