白川紺子のレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    物語は真っ直ぐには展開してはくれない。
    蔵の着物の謎解きを軸にして
    物語は末広がりに紡がれ始め
    野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが
    紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。

    作者はどこまでの広がりを
    この物語に用意しているのだろうか。

    心地よさに読み続けてきた物語の色合いが
    玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。

    深い。底知れぬ深さに
    今さらながらに身震いがとまらない。

    話は変わるが。

    野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。
    季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や
    調理法まで 食べることへの敬意と造詣を
    感じさせる。間違いなく美味しいだろう。
    下鴨アンティ

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    2016年05月16日
  • 烏衣の華 4

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    各地の廟を調査している月季達が今回訪れたのは古い廟で廟守の惨殺死体が発見された絹の名産地。月季のうちに棲むモノの正体、そして清秋が何者なのか、目的は何なのか。話の展開としては進んだわけではなく謎だけが深まっていく。月季と霊耀の関係が少しづつ変化していく気配。わかるのは先はまだまだ長そう。

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    2026年05月07日
  • 京都くれなゐ荘奇譚(三) 霧雨に恋は呪う

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    ネタバレ

    「君は、いまでもずうっと、恋をしとるんやなあ」
    八尋さんは私が思うほどちゃらんぽらんな大人ではなく、ちゃんと優しい大人なんだなと思った。

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    2026年05月04日
  • 棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様

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    冷酷で人嫌いとされ周囲に恐れられる公爵青年と父が政争に敗れ没落した伯爵令嬢が仕方なく夫婦になり夫が年下妻を溺愛するようになる流れ、最後は宿敵にも勝ちハッピーエンドという王道のお話。新作だと思っていたらコバルト文庫の再販だったことで納得。テンポよく楽しめた。

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    2026年05月03日
  • 京都くれなゐ荘奇譚 呪われよと恋は言う

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    ネタバレ

    内容はとても面白くて次巻も楽しみだけど、ずっと20歳で死ぬと邪霊に囁かれ続け怖い思いも数知れずしてきた高校生の澪が、仲が良いと思っていたクラスメイトの子にあんな仕打ちをされた挙句、結果として殺されかけたのに、転校するまでまだ仲良くしてるってメンタル強い。相手の方もだけど。アタシなら引く。えぇー怖って引く。

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    2026年04月26日
  • 烏衣の華 3

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    ネタバレ

    4月11日から12日に北陸、白山信仰のツアー旅行に行ってました。
    お供にこの本を。
    枕が硬く、北陸はまだ花粉が舞い散っていたようで、眠れない夜にはピッタリだったかも、です。
    (因みに文フリの原稿は前日までに終わらせましたぜ)

    お互いに鈍感主人公カップルに、めんどくさい役人が加わって、しばらくこの展開が続くのかしら。
    物語としてはパターン化してきたので、次はそれを打ち破るくらいはして欲しいかも。

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    2026年04月13日
  • 後宮の烏5

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    後宮の烏、5/7までやってきました。話全体から見れば佳境に入った感じでしょうか?

    ついに烏妃をしがらみから自由にするための方策が進められるのですが、後半から怒涛の展開で、最後の最後は一体どういうこと!?みたいなところで終わります。。

    とりあえず上手くはいってないことだけは分かるのですが、色んな方たち(神様も人間も含めて)の思惑が入り混じりすぎて消化不良です。わたしはまとめ読みできるからいいけど、この話が発売された当時の方たちは恐らく悲鳴ものだったのでは。。

    ということで、わたしはソッコー続きを読みたいと思います。

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    2026年04月07日
  • 後宮の烏4

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    後宮の烏、4/7です。半ば過ぎましたね。
    今回の表紙の右下の人は誰なんだろうかと思ってましたが、白雷と隠娘でしたね。意外にも白雷が若くて男前だったので、びっくりでした。

    話の展開ですが、今後何をすべきかの道標が示された巻でした。次巻は大きな動きがありそうです。

    本作は短編集なのですが、一つ一つの話が全部大きなストーリーに必要なパーツになってます。普通、短編集というと本筋には関係なさそうな話もチラチラ混じってるものですが、この話はそう言うのが少ないので、どの話もしっかり読んでおかないと、あれっ!?あの時のアレどんなだったっけとなります。。わたしのように。

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    2026年04月05日
  • 後宮の烏3

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    全7巻のお話のようなので半分くらいまできたことになります。孤独でいるべき烏妃でありながら、いろんな人たちと関わり交友を深めていく寿雪。みんなパッと見よさそうな人たちなのに、本心が見えなくて実は悪いやつなのでは?…的な感じで誰を信用していいのか分かりにくくて読んでて不安感がぬぐえないです。でも、これがまさに寿雪から見た状況そのままなのか。著者先生の書き方の妙なのか。そして、あと半分くらいで綺麗にまとまるのか先が気になります。

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    2026年04月02日
  • 烏衣の華

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    後宮の烏シリーズがとても好きだったので読んだけど、お話は面白いもののキャラクター造形、背景等はあまり嵌まらない。ストーリーに影響する人物の深みが物足りないのか??
    三巻まで読んでの思いなので、続きに期待する。

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    2026年04月01日
  • 京都くれなゐ荘奇譚 1

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    ネタバレ

    呪術ホラー風味ファンタジー。

    職神。
    邪霊を、食う 謎のイケメン。

    呪いで二十歳まで生きられないヒロイン。


    京都に行ってはならないと言われていたが、
    京都のくれない荘に下宿することに。

    凪高良、呪いを解く鍵。
    まじない師。千年こ。
    死んでも宿主を、変えて蘇る。

    鏡を拾った同級生。鏡に髪の毛。
    その持ち主の家に行ってみると、呪われていた。

    襲ってくる髪の毛。

    ヒロイン、職神とは違い、神使い。
    神を降ろす巫女。

    凪高良が自分に関係してるとにらみ、探しに出るが、なかなか会えず。

    最後に謎の美青年忌部秋生に出会う。

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    2026年03月28日
  • 烏衣の華 3

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    ネタバレ

    勅命を受けて調査に旅立った月季と霊耀。
    二人に進展はないですし、事件も人間の欲絡みで、怪物よりも人間の方が恐ろしいと思いました。

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    2026年03月15日
  • アンソロジー 極彩色の後宮

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    複数の作家が共通の設定で書く、五つの国の後宮の話。
    ストレートな「後宮もの」あり、一捻り加えたものあり、ミステリ色の強い作品あり。正に「極彩色」な作品集だった。

    個人的には「群青を砕く」、「白月の誓い」のような一捻りある作品が好みだったけど、その二作品の良さは、他三作品のような「後宮とロマンス」に焦点を当てた作品があったからこそだと思う。特に「風の娘と、金の檻の王」は、世界観の提示や「後宮もの」ならではのストーリーなど、先陣を切るのに相応しい作品だった。

    「後宮もの」の雰囲気を手軽に楽しめて満足。

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    2026年03月08日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    いちばん最初の一編も やっぱりステキで 持ってる人は持ってるんだなぁ、と改めて思った。原石にもなれそうもないから 読む側でいようって 今さらだけど。宮島未奈さんの「二位の君」から 「成瀬」につながるんだなぁ。「陸の魚」から「カフネ」へ〜。原石って最初から 光ってたんだなぁ。うらやましいなぁ〜。ほんとに。

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    2026年03月02日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    ネタバレ

    オレンジ文庫の短編の受賞者のアンソロジー。
    自分も描けそうと思いつつ、まとめるの難しいなと思いつつ。設定が良いものだけじゃなくて、そんな薄い設定でも書けるものなんだなって思えるものもあった。難しいなあ

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    2026年03月01日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    今回は兄良鷹と馴染みの骨董店の娘真帆が進める話もある(ちょっとせつない)。慧の父親らしき人も登場して、この後一波乱あるのか。

     金魚が空を飛ぶ頃に
     祖母の恋文
     山滴る
     真夜中のカンパニュラ

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    2026年02月23日
  • 京都くれなゐ荘奇譚(六) 恋は呪いに咲き誇る

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    ネタバレ

    いきなり2年後…
    その間はまったく問題なかったのね…

    5巻までの進み方に比べると、終わり方があっさり…
    ちょっと残念。

    私にとって『京都伏見のあやかし甘味帳』に続く消化不良シリーズとなってしまいました…

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    2026年02月23日
  • 京都くれなゐ荘奇譚(六) 恋は呪いに咲き誇る

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    ネタバレ

    著者の他のシリーズと比べるとちょっと消化不良……。
    どうやって祓うんかなと思ってたら、伊弉冉尊が千年蠱を黄泉に連れて帰るって。。。

    前巻のラストで、澪がなんか思いついた感じだったのに、それがなんだったのかも分からなかった。
    う~ん。

    とはいえ、ハッピーエンドになって良かった。
    蓮や出流も八尋もなんだかんだ幸せそう。

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    2026年02月22日
  • 烏衣の華 3

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    巫術師月季は地方の廟の調査の為幽鬼を祓いながら旅を続ける。許婚霊耀への想いと縮まらない距離が微笑ましい。

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    2026年02月22日
  • 雪華邸美術館の魔女

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    「いわくつきの美術品」という文言とこの著者の他の作品のイメージが先行してしまい、なにやら色んな不思議な出来事が起こるのかと思っていたものの、そうではなかったです。
    出来事としては時代背景と家柄も関係した、日常の延長のようで、またそれもきちんと解決していくので楽しめました。

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    2026年02月17日