白川紺子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物語は真っ直ぐには展開してはくれない。
蔵の着物の謎解きを軸にして
物語は末広がりに紡がれ始め
野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが
紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。
作者はどこまでの広がりを
この物語に用意しているのだろうか。
心地よさに読み続けてきた物語の色合いが
玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。
深い。底知れぬ深さに
今さらながらに身震いがとまらない。
話は変わるが。
野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。
季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や
調理法まで 食べることへの敬意と造詣を
感じさせる。間違いなく美味しいだろう。
下鴨アンティ -
Posted by ブクログ
ネタバレ父親が政争に敗れ、失脚したまま亡くなってしまった伯爵令嬢のジゼル。財産も没収され、好色爺の商人に引き取られる寸前、冷酷で人嫌いと恐れられている青年公爵のバートラムが現れる。彼は、3年前にジゼルの父との賭けに負けた際、ジゼルを妻に迎えると約束したと言い…
帯に『可愛いカップル好きに超おすすめ』と書いてあったが、その通りだった。後半は二人の甘々な感じにニヤニヤ。
バートラムの家令、ホプキンの言葉が印象的。
「子供が立派でいる必要などなかろう」
ジゼルのことについて言っているけど、バートラムにも当てはまっていて、子供時代を子供らしく過ごさせられなかったのが心残りなんだろうな…