【感想・ネタバレ】京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑うのレビュー

あらすじ

呪いを解くためには、俺を殺せ――謎の少年・高良(たから)にそう言われた澪(みお)だが、高良と共に生き延びる道があるのではないかと模索していた。そんな澪に、一筋の光明が見えてくる。古代から転生を繰り返す「千年蠱(せんねんこ)」の呪いを別のものに転化することができれば、高良を死なせずにすむのではないか――。澪の言葉に微かな希望を抱いた高良は、何かを思い立ち、彼女のもとを去っていく。京都の一乗寺、蠱師(まじないし)が営む下宿屋「くれなゐ荘」が舞台。兄の漣(れん)や澪の護衛を務める波鳥(なとり)ら仲間たちが見守るなか、澪は難題に果敢に挑んでいこうとするのだが……。京都各地の風物詩、歴史、自然を絡めて、呪いの因果が綴られる、『後宮の烏』で人気の著者による呪術幻想譚シリーズ第五弾。文庫書き下ろし。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第5弾。
3話+番外編1話。
麻績、麻生田、忌部のグループと和邇が日下部を仲裁役として、和邇は澪に、麻績らは高良に手出しをしない協定を結んで、澪と高良も動きやすくなった。
澪は高良を生かして、自分も生き延びる道を模索する中、高良も動き出す。
どこに旅立つのだろう。
次回作も楽しみです。

外編の『赤い影』、人形が追いかけてくるのは怖いですね。出流くん、どんな育ち方をしたのか気になります。

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2025年01月28日

Posted by ブクログ

シリーズ第5弾。庭のキリシタン灯篭、座敷牢、紅葉の穴場の祠などどれもちょっと怖くて史実も味わえて今回も楽しめていたところに番外編…怖い。これが1番ぞっとした。ついて来る系、人形系は苦手で震える。和邇を含め麻績、麻生田、忌部が日下部を仲裁役に協議して澪と高良が守られることになりほっとした。特に和邇は呪詛を仕掛けてくる厄介さが嫌な感じだったのでこれで澪は動きやすくなるだろう。月を眺める澪と高良が優しい雰囲気ながらもどこか切なくもある。それでも高良が生きること、呪いを解くことに前向きになったことが嬉しい。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

麻績・麻生田・忌部・和邇が協議して、澪と千年蠱には手を出さないと協定を結んだ。

今までの歴史の中ではできなかったこと、とな。

高良もなにか策があるのか、しばらく京都を離れると告げて何処かに行ってしまう。

澪と、両親と伯父さんの関係が複雑すぎて、相変わらずよくわからない……。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

呪いとまじないは表裏一体ですね。
いよいよ動き出す、高良。
物語が大きく動き出しそうで楽しみです。

番外編は怖かった…

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2025年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は中々ホラーテイストでした。
特に「赤い影」が一番ゾッとしました。

高良が姿を消し、澪と一緒に生きる方法を探しに行くと言う。果たして次巻で高良が戻って来るのか心配です。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

高良と澪が互いにとても大切に想いあっていて、とても素敵。なんとか呪いを解く方法を見つけられるといいなと思う。いつもながら番外編のお話が怖い・・・。

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2024年12月01日

Posted by ブクログ

楽しみにしていたシリーズの最新刊。
つい高良も心を決めた感じで次回もまた楽しみになってきた。
今回も全体的にじわっと怖くてそれはそれでまたよかった。

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2024年11月23日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズ、高良を生かし、自らも生き延びる道を模索する澪。そして千年蠱の呪いを転化するれば死なせずにすむのではないかという澪の言葉に微かな希望を抱く高良は何かを思い立ち澪のもとを去る。難題に果敢に挑む澪と見守る仲間たち。2人の未来に少し明るさが見えてきたかも。続きが楽しみ。

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2024年11月20日

Posted by ブクログ

シリーズ第5弾。
中々に複雑な設定がありつつも、間あけて読んでもすんなり世界観に入っていけるのは1話ごとが短くなっていて気負いせずに読めるからなのかな、と思います。
番外編もしっかりと登場人物のキャラクターを理解できるストーリーなので好きなシリーズです。

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2025年01月01日

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