京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑う
  • 最新刊

京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑う

750円 (税込)

3pt

4.1

呪いを解くためには、俺を殺せ――謎の少年・高良(たから)にそう言われた澪(みお)だが、高良と共に生き延びる道があるのではないかと模索していた。そんな澪に、一筋の光明が見えてくる。古代から転生を繰り返す「千年蠱(せんねんこ)」の呪いを別のものに転化することができれば、高良を死なせずにすむのではないか――。澪の言葉に微かな希望を抱いた高良は、何かを思い立ち、彼女のもとを去っていく。京都の一乗寺、蠱師(まじないし)が営む下宿屋「くれなゐ荘」が舞台。兄の漣(れん)や澪の護衛を務める波鳥(なとり)ら仲間たちが見守るなか、澪は難題に果敢に挑んでいこうとするのだが……。京都各地の風物詩、歴史、自然を絡めて、呪いの因果が綴られる、『後宮の烏』で人気の著者による呪術幻想譚シリーズ第五弾。文庫書き下ろし。

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京都くれなゐ荘奇譚 のシリーズ作品

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • 京都くれなゐ荘奇譚 呪われよと恋は言う
    720円 (税込)
    「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまった長野の女子高生・澪(みお)。彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。そこで邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は? 京都を舞台に、運命にあらがう少年少女たちの姿と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く、「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術幻想ミステリー。
  • 京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く
    720円 (税込)
    自らにかけられた「二十歳まで生きられない」という呪いを解くため、故郷の長野を離れ、京都で暮らすことになった澪(みお)。蠱師(まじないし)の親戚が営む下宿屋「くれなゐ荘」に住み、高校に通う毎日だが、邪霊に襲われることも多かった。ある日澪は、京都へやって来た兄・漣(れん)とともに出かけ、朽ちかけた橋の袂で女がすすり泣く声を聞く。そのとき、川に引き込まれそうになった澪を助けてくれたのは、謎の少年・高良(たから)だった――。「呪いを解きたいなら、俺を殺せ」と言い続ける彼の正体とは? 古都で繰り広げられる蠱師vs邪霊の攻防は、蠱師たちの相棒である職神(しきがみ)たちを巻き込んで一進一退の展開へ。澪の淡い恋の行方も気になる、呪術幻想譚シリーズ第二弾。「後宮の烏」シリーズで大人気の著者による文庫書き下ろし。
  • 京都くれなゐ荘奇譚(三) 霧雨に恋は呪う
    730円 (税込)
    「俺は穢れだから、近くにいないほうがいい」と言い、距離をとろうとする蠱師(まじないし)の高良。そんな高良の言葉に、澪の胸は痛む。「あなたは穢れなんかじゃない」「もっとあなたのことを知りたい」という思いを秘め、うごめく邪霊に立ち向かっていく澪は、相棒の白い狼の職神(精霊)・雪丸の力を借り、悪霊を祓うことができるのか。澪を心配する高良、そして妹を守りたい一心の兄・漣はその時――。「二十歳まで生きられない」と呪いをかけられた少女と、前世からの宿縁で繋がる少年を待ち受ける運命とは? 京都の下宿屋「くれなゐ荘」を舞台に繰り広げられる人気シリーズには、呪術×転生×ファンタジーの要素が満載。「後宮の烏」でブレイク中の著者による文庫書き下ろしシリーズ第三弾!
  • 京都くれなゐ荘奇譚(四) 呪いは朱夏に恋う
    730円 (税込)
    「二十歳まで生きられない」という呪いをかけられた少女・澪を救うには、呪術によって生み出された悪霊・千年蠱を祓うしかない。しかしそれは、澪が心を寄せる少年・高良の死を意味していた――。呪いだけ解いて、高良を生かす方法を探る澪だが、高良の孤独な姿を見るたび、胸が苦しくなる。禁忌に立ち向かおうとする澪の想いは、高良に通じるのか。前世からの宿縁で結ばれた二人に待ち受ける運命とは。蠱師たちの闘いが激しさを増すなか、窮地に陥った澪を心配する兄の漣、護衛役の波鳥は……。白い狼の雪丸、そして狸の照手ら精霊たちも、澪にそっと寄り添う。『後宮の烏』で人気の著者による、呪術幻想譚シリーズ第四弾。文庫書き下ろし。
  • 京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑う
    750円 (税込)
    呪いを解くためには、俺を殺せ――謎の少年・高良(たから)にそう言われた澪(みお)だが、高良と共に生き延びる道があるのではないかと模索していた。そんな澪に、一筋の光明が見えてくる。古代から転生を繰り返す「千年蠱(せんねんこ)」の呪いを別のものに転化することができれば、高良を死なせずにすむのではないか――。澪の言葉に微かな希望を抱いた高良は、何かを思い立ち、彼女のもとを去っていく。京都の一乗寺、蠱師(まじないし)が営む下宿屋「くれなゐ荘」が舞台。兄の漣(れん)や澪の護衛を務める波鳥(なとり)ら仲間たちが見守るなか、澪は難題に果敢に挑んでいこうとするのだが……。京都各地の風物詩、歴史、自然を絡めて、呪いの因果が綴られる、『後宮の烏』で人気の著者による呪術幻想譚シリーズ第五弾。文庫書き下ろし。

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京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シリーズ第5弾。庭のキリシタン灯篭、座敷牢、紅葉の穴場の祠などどれもちょっと怖くて史実も味わえて今回も楽しめていたところに番外編…怖い。これが1番ぞっとした。ついて来る系、人形系は苦手で震える。和邇を含め麻績、麻生田、忌部が日下部を仲裁役に協議して澪と高良が守られることになりほっとした。特に和邇は呪

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    呪いとまじないは表裏一体ですね。
    いよいよ動き出す、高良。
    物語が大きく動き出しそうで楽しみです。

    番外編は怖かった…

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    高良と澪が互いにとても大切に想いあっていて、とても素敵。なんとか呪いを解く方法を見つけられるといいなと思う。いつもながら番外編のお話が怖い・・・。

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    楽しみにしていたシリーズの最新刊。
    つい高良も心を決めた感じで次回もまた楽しみになってきた。
    今回も全体的にじわっと怖くてそれはそれでまたよかった。

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズ、高良を生かし、自らも生き延びる道を模索する澪。そして千年蠱の呪いを転化するれば死なせずにすむのではないかという澪の言葉に微かな希望を抱く高良は何かを思い立ち澪のもとを去る。難題に果敢に挑む澪と見守る仲間たち。2人の未来に少し明るさが見えてきたかも。続きが楽しみ。

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第5弾。
    中々に複雑な設定がありつつも、間あけて読んでもすんなり世界観に入っていけるのは1話ごとが短くなっていて気負いせずに読めるからなのかな、と思います。
    番外編もしっかりと登場人物のキャラクターを理解できるストーリーなので好きなシリーズです。

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第5弾。
    3話+番外編1話。
    麻績、麻生田、忌部のグループと和邇が日下部を仲裁役として、和邇は澪に、麻績らは高良に手出しをしない協定を結んで、澪と高良も動きやすくなった。
    澪は高良を生かして、自分も生き延びる道を模索する中、高良も動き出す。
    どこに旅立つのだろう。
    次回作も楽しみです。

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    麻績・麻生田・忌部・和邇が協議して、澪と千年蠱には手を出さないと協定を結んだ。

    今までの歴史の中ではできなかったこと、とな。

    高良もなにか策があるのか、しばらく京都を離れると告げて何処かに行ってしまう。

    澪と、両親と伯父さんの関係が複雑すぎて、相変わらずよくわからない……。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は中々ホラーテイストでした。
    特に「赤い影」が一番ゾッとしました。

    高良が姿を消し、澪と一緒に生きる方法を探しに行くと言う。果たして次巻で高良が戻って来るのか心配です。

    0
    2025年01月13日

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