白川紺子のレビュー一覧

  • 後宮の烏5

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    寿雪、がんばれ。
    受けた心の傷が深い分、寿雪の愛情も深い。

    誰しも愛情を注ぐ対象が生まれれば、失うことへの恐怖も生まれる。
    そういうものだと心が納得するまでの、感情の動きが思い出される。

    寿雪、自分の人生をあきらめることのないよう、がんばれ。

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    2021年10月20日
  • 契約結婚はじめました。2 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    お互いの利害が一致して結婚した偽装夫婦の柊一と香澄。二人が暮らす古屋敷が語る物語。偽の夫婦として一定の距離があった柊一と香澄が、お互い少なからず想っているその好意が、周りにはダダ漏れなのにお互いは気付かず、そのどうしようもない二人の仲睦まじさがによによする。それを、語り部の家が「壁がむずむずする」と家の視点で表現するのが新鮮で楽しい。訪ねてきたお客さんが柊一の元カノと第三者から知らされて香澄がショックを受けたり、香澄の兄のような存在だけど香澄を想う晶紀に柊一が無意識の宣戦布告をしていたりするが、全体的にほっこりとあたたかく、かわいらしい物語。裏手のすみれ荘が語るすみれ荘の面々のお話もニヤニヤす

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    2021年10月09日
  • 京都くれなゐ荘奇譚 呪われよと恋は言う

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    奈良時代?から連綿と続く、蠱師と呪禁師の呪いの連鎖の話。
    ちょっと設定や国は違うけど、後宮の烏の日本版、みたいな。

    まだ序章、といった感じで、これから新シリーズとして続きそう。

    どこまで効力があるかは分からないけど、呪い(まじない・のろい)の類は、世界共通で色々あるし、迷信とは言い切れないものがまだどこかにあるような気がする。

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    2021年10月05日
  • 後宮の烏5

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    少しづつ謎が明かされているような気がします。
    それと同時にまた謎が増えて次が早く読みたくなる。。
    最後のまさかの急展開…

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    2021年10月03日
  • 九重家献立暦

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    ネタバレ

    母に捨てられた娘と、娘に捨てられた母と、父に捨てられた息子……の話かと思いきや、親子に代々繋がる呪いの話であった。
    どんなものであれ、呪いをかけられた子は、また自らの子に呪いをかけていく。

    しかしなぜ親は、思春期の娘には散々色気づくなとか、器量が悪いとか言っていたのに、適齢期になると嫁に行かせようとするのか。
    一昔前は見合い結婚が当たり前だったから、その前に悪い虫がついたらと心配するのはわかるが、恋愛結婚が主流の世の中では、恋愛も10代のうちから練習しておかないとうまくいかない。

    本編とは関係ないけど。

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    2021年09月26日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    下鴨アンティーク、2巻目。
    前巻より切なさが増している気がする。
    着物の謎を解くことが本作の主題のようになってはいるが、その宿題を解決することでカノたちが救われることが温かく、祖母の愛情を感じる。

    今はお年寄りでも、当然ながら青春時代があり、恋をしていた時があり……
    それらを紐解きながら、誰かの心の重荷を軽くしてあげられる。素敵なことだなと思う。

    亡き乙女のためのパヴァーヌ
    神きみを護りたまへと

    の部分でホロりときた。

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    2021年09月09日
  • 後宮の烏4

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    徐々に明らかになる世界の成り立ちや神々の由来。
    孤独であるよう麗娘に戒められていた烏妃、寿雪の変化がもたらすものは・・・幸いか禍か。

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    2021年09月02日
  • 後宮の烏6

    ネタバレ 購入済み

    どうなってしまうのでしょう?

    まだまだ続きます。
    大きな転換期なのでしょうか?
    今までのお話とはだいぶ 違ってきてます。
    なので、ワクワクしてきました。

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    2021年08月31日
  • 三日月邸花図鑑 花の城のアリス

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    江戸時代や明治時代の香りがする。医者の父が亡くなって実家に帰ってきた青年のお話。ぞくぞくするようなミステリの要素もありながら、切ないような優しいようなお話。
    2021/8/18

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    2021年08月18日
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    読みやすいのですいすいーっと。偽夫婦はほんわかしていて読んでてイヤな気持ちにならないのがよかった。あと美味しそうなものが出てくるのも読んでて楽しい。椿って沢山種類があるんだなーと思い、ネットでどんな花か調べながら読んだ。

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    2021年08月11日
  • 京都くれなゐ荘奇譚 呪われよと恋は言う

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    ネタバレ

    蟲師で「まじないし」、職神で「しきがみ」など登場人物の苗字含めてマニアックな読み方をする名詞が多いので最初は少し戸惑ったが、後はさらっと読めた。
    前世の記憶をずっと持ったまま生まれ変わりを繰り返す者と、前世のことは何も覚えていないのに呪いによって短命を宿命づけられた者と、果たしてどちらが不幸なのか。
    前者に至っては、人間の姿を取ってはいるが、本体は人間でもない。
    そして二人は過去からの宿命のように惹かれ合って、最後には必ず生き別れて終わる。
    救いはあるのだろうか。

    今回は互いに高校生という立場で「再会」するが、二人がこれまで通りの運命を辿るのか、それとも今まで成し遂げなかった呪いの循環から抜

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    2021年07月11日
  • 後宮の烏3

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    「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。
    先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は真に虚しさから逃れることが出来ずにいた。
    烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて……?
    他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決めた。
    それぞれの過去が少しずつ明らかになり、真実はなおも遠い――。それでも確かに進んでいく、たとえ禁忌に触れることになろうとも……。

    真の”救い”は光であり、葛藤……。
    数多の謎が繋がり、導く……歴史が再び動き出す――


    かな

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    2021年06月20日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    初めての作家さん。言葉選びや文の運びが何だか好きだった。鹿乃ちゃんもかわいい。着てる着物を見てみたいな。着物に疎いので、イメージできなくて残念。また追いかけたいシリーズが増えてしまった

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    2021年05月24日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    鹿乃ちゃん、癒しやわぁ。そして意外とガードがしっかりしてておばちゃん安心(笑)祖母の恋文の話はニヤニヤできたが、最後の話はただただ心が苦しくジャリっとした。

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    2021年05月24日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

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    下鴨アンティークもこれでおしまい。主に周辺の人たちの短編集。暖かい野々宮家の人たちに会えなくなるのはさみしいけど、最後まで無事たどりつけて嬉しい

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    2021年05月24日
  • 後宮の烏4

    購入済み

    沙那賣朝陽とは、どんな人?

    晩霞の父、沙那賣朝陽がミステリアスで興味がわきます。祖先はカカミから渡ってきた、カカミとショウの間には沈んだというイカヒ島がある。娘の晩霞ではなく、自身の兄弟姉妹特に一番末の妹と何かあったのか物語がありそうですね。

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    2021年03月25日
  • 後宮の烏3

    ネタバレ 購入済み

    異母兄妹、思いつきませんでした

    衛青と寿雪が異母兄妹だと思いませんでした。二人とも遊里の生まれで容貌が美しいというのは文章から分かりましたが、よもや兄妹だとは驚きました。

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    2021年03月25日
  • 九重家献立暦

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    ネタバレ

    「捨てられた」という過去の傷を引きずって生きる主人公が、別の居場所に目を向けられるようになるまでの物語だと思った。
    やたら手順や決まり事の多い献立は、面倒であると同時に絡まった心を丁寧に整えるきっかけにもなるのだと思う。
    母や周囲に関するぐちゃぐちゃな感情の合間に、形の決まった「献立」の描写が入ることで、激情と冷静さの合間をゆらゆら行き来するような心地がした。

    主人公たちの引きずる傷の中心となる「母」の謎は明かされないままだし、傷を癒す決定的な出来事があるわけでもない。そういう意味では、人間関係をメインとした明確な起承転結を期待していると少し物足りないかもしれない。
    個人的には、何かが明確に

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    2021年03月02日
  • 九重家献立暦

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    カバー買い。美しい。
    旧家の年中行事、細かくて手間がかかって、今となってはあまり意味のないこともあるけど、粛々と紡ぐことに意味があるというか。
    効率性とか「意味のあること」を重視してると、それは得るものも大きいけど、
    そればかりだと大切なことも見過ごしてしまうような。
    皆が皆、同じようにせかせか生きなくても。
    資本主義社会の無言の圧をふと感じる今日この頃…

    昔読んだ新聞記事に書かれていた、「文系」の存在意義を思い出した。
    百年も二百年も先の、未来を見据える力。

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    2021年02月04日
  • 九重家献立暦

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    日本の伝統料理や古い伝統行事に関する蘊蓄のセリフが8割なので、そういう描写が好きかどうかで好みが分かれると思います。私は日本の料理や行事にはあまり興味はなかったので、内容は少し退屈でしたが、「後宮の烏」という作品で作者さんを知ったのが理由で手に取りましたので、こういう作品を書かれる作家さんだなあ…という形で楽しみました。同じ作家さんの書いたタイプの違うお話を読むと、どんな作家さんなのか、少しだけ、わかったような気持ちにもなれました。

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    2021年01月12日