【感想・ネタバレ】下鴨アンティーク 雪花の約束のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月28日

おにいやーーーん!TT

アレなんだな。妹とおばあちゃんは着物にやどった人の想いを解いていくのに対して、おにいは骨董品を介して同じことをやっているんだな。

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

私はいくつになっても 少女小説が好きだなあ!

って思います。

心がひたひたあったかく なっていくようなお話しです。

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Posted by ブクログ 2020年07月10日

星の糸 そばにいすぎて恋の対象にならない、気がつかない。勝手にとはいえ、自分のことでそこまで怒ってくれる人はいない。赤ずきん 今考えると確かにお母さんは赤ずきんを狼のいる森へ?雪華 慧ちゃんお父さんと歩み寄り。鹿乃の存在が改善のきっかけに。鹿乃は慧に告白。子犬〜 幼い鹿乃可愛い!良鷹の「彼女より妹」...続きを読む発言、彼女はショックだろうけどあんな可愛い妹じゃそうなる!良鷹は慧のことどう思ってるのかな。鹿乃と慧の気持ちに気がついてないわけじゃ無いと思うけど。

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Posted by ブクログ 2018年09月10日

下鴨アンティークシリーズ第5弾。今回は悲しい話が多かった様な。
鹿乃と慧の関係性が徐々に変わって行っている。次巻でどうなるのか気になる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年03月02日

妹より譲り受け本。
シリーズ4、5作目をまとめてもらっていて
今回も京都に出かけている間に読みました。

4作目は鹿乃の亡くなった両親や曾祖父・曾祖母
慧の生い立ちなど身近なところの昔の話が多かったですが
5作目は現代のよその人の話が多かったです。
1編だけ、良鷹が高校生、鹿乃が幼児の時代

慧と鹿...続きを読む野の仲はもう少しだけ前進
なんとも微妙なところで終了。

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Posted by ブクログ 2017年02月24日

着物の描写、それにまつわる謎解きがとてもツボで一巻から楽しく読んでたんだけど、この巻はなぜか涙腺にくるものがが多かった。おばあちゃんがやり残したこと、時がたったからこそ、というのもある気がしてな~。鹿乃と慧ちゃんの距離感も良い……次巻も楽しみです!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月23日

積ん読からの一気読み。
やっぱり読み始めると止まらず。
自分の好きな作風。

今回は、登場人物の心情が動いたかな。
ちょっとホラーテイストもあり。

面白かった。

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Posted by ブクログ 2016年12月29日

巻を重ねるごとに物語が熟成している印象。だをだん京都の街の様子や着物の描写なども自然に思うようになってきた。
曰く付きの着物の謎を解決していく鹿乃がどんどん成長しているなあと思う。
慧との関係の続きも気になる。ハッピーエンドがいいな。

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Posted by ブクログ 2016年12月29日

私には このシリーズに
特別な思い入れがあるのかもしれない。

この小説の素材は
言ってしまえばオカルト。怪奇譚だ。

陰陽道にゆかりのある旧華族。
その子孫が次々に出会う
着物にまつわる怪異は
しかし少しも恐ろしくない。

むしろ切なくもの悲しい。

この世に残る 強い想いが形となり...続きを読む
現象となって 眼に映るのだとすれば
この物語には 美しい着物とともに
消え残り 誰かに知ってもらいたいと
彷徨う たくさんの想いが詰まっている。

それはこの世を去った人たちだけの
ものではない。

鹿乃や慧 良鷹の中の想いもまた
知るべき人に知ってもらいたいはず。

しかしそんな想いたちは
この優しい人たちの逡巡と葛藤の中
胸の奥深くに閉じ込められてしまっている。

想いを解き放つ…そのことに畏れを抱く
善き人たちの戸惑いが このシリーズから
匂い立つ。

ここに来て動き始めた慧の想い。
それをしまいこもうとする慧。

無邪気なままに 想いを言の葉に載せた鹿乃。

美しい神話や古伝承と
あざやかな色彩と図柄の着物たち。
そうして大和言葉の織りなす綾に彩られ。

遠野物語を 現代に再び
書き起こしたかのような
妖しさと懐かしみを湛える静謐の世界で
主人公たちの想いもまた
形を帯びてゆくようだ。

ほんの手の届く未来に 悲しみが待っている。
それを予感せずにはいられなかった今作。

その悲しみの涯に何が待つのかは
まだ 私には見えない。

でも 見届けたいと思っている。
糺ノ森近くに住まう主人公たちの
心が救われるその日を。

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Posted by ブクログ 2016年12月27日

曰く付きの着物の謎解き第5弾。
全て面白かった。幼馴染、母娘、夫婦。どれも凄く綺麗なお話で心が温かくなった。大切な相手ほど傷つけたくないと言う思いから踏み込めない。それが故に生じる誤解。そんな哀しい誤解はいやね。ちゃんと向き合う事がいかに大事な事か。
今回ぐんっと鹿乃が頼もしくなった。慧との関係も少...続きを読むし進展あり。でも、なんかね。ゆっくり大事に進んでほしいな。

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Posted by ブクログ 2016年12月20日

全部よかったー。
慧ちゃんがー!!
随分と良いところで終わったなぁ。慧ちゃんも良鷹も、菓乃を愛しく大事におもってるのが作品を増すごとに伝わりとても良い。

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購入済み

素敵

2020年06月12日

こんなに読み進めても、素敵で、ドキドキワクワクなお話です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月14日

「下鴨アンティーク 雪花の約束」
もうほんまに、この本素敵…。
コバルトのいいところを全部集めてるというか、コバルト世代が大人なって読むためのツボを抑えまくってるというか…。
(そして案の定私もツボをつかれている)

さて、祖母から譲り受けた蔵にしまわれてる着物から、その持ち主の過去と因縁に触れる…...続きを読むちゅう筋は、(古いものから何かを読み取るという意味では)ビブリア古書堂と通じるところがある。
とはいえ、鹿乃ちゃんと栞子さんのキャラが全然違うので、
「似てる」
とは全然思わないんやけど(どっちやねん)、

あー、やっぱりここで終わるよねー…

と、もんどりうった。


以下、ネタバレになるんやけど、



こちとら少女ではないので(笑)、慧ちゃんのあの必死の決意を瞬間で崩壊させた鹿乃の若さが眩しすぎた…(笑)。
イヤもう慧ちゃんかわいそうすぎて(笑)!! ←笑ってるやん

慧ちゃんも鹿乃も憎からず思ってるんやから、もうくっついたらエエやん、って思うけど、それができひんのよねえ。
できひんよねえ、それは!!

うーん、鹿乃の将来も全部ひっくるめて責任を取るのなら、慧ちゃんが鹿乃をさらってもいいとは思うんやけど…。
他を知らないまま、慧ちゃんだけでいいのかという純粋な疑問もある。
いやもう他なんて知らなくてエエねんけどね。
ひと昔前ならそれで充分やったけど、さすがに平成の世やもんね。
それはそれで、鹿乃の未来を奪ったって後悔するのかもなー…。
鹿乃に他の未来なんて歩いてほしくないくせに、自分を選んでくれたら
「それで、いいのか」
と、躊躇いそうやんねえ、慧ちゃんって。

ほんで、そこを後押ししてくれるのが良鷹っぽいけど、果たして、この続きはどうかな。


黒谷さんでのあのシーン、表題作の終わりが
「あ、やっぱり…」
と、思いつつも
「くーーッ!!」
と、転げまわりたくなるような状態で、でも大丈夫、あと一章残ってる…! ってページをめくったら

「そのときの良鷹は」

みたいな話で、ここもまた

「あっ、そうくるよね。そうよね…」

と、なった(笑)。
著者にいい意味で裏切られました。裏切られたっていうか、鼻先ニンジンみたいな…(笑)?

ほんっま早く続きが読みたい。でも、この巻がこの年末に出たところみたいなので、まだまだ先やね…。
12月に初版で、翌月の1月には二版になってるので、そうとう売れてるのね…。そりゃ、そうやろうなあ。


オレンジ文庫、ほんまに好きや…。
もっと蔵書に増やしてほしいけど、これは買いたいかもしれない。欲しい。欲しいよ。

今回も新刊の蔵書やったので、とてもとてもきれいな本でした…! 幸せ。


鹿乃と慧ちゃんふたりのエピソードが衝撃的すぎてついそちらにばかり目がいってしまいがちやけど、アンティーク着物にまつわる話もいつも通りかなり面白かった。

赤い糸の話なんて、冒頭の一文からギュっとつかまれたよ。
この出だし、すごいね。

ちょっといかにも少女小説ぽいつかみかもしれへんけど、このつかみでギュっとやられてしまう人がこの本を読んで
「面白い…」
と、思うんやから、これが最高なんやと思う。

鹿乃の世間知らずぶりは
「ほんまにこんな世界があるのか?」
と、思わなくもないけど、…うん、あればいい。こんな世界が、あればいいよ…! 笑

変えたいものと変えたくないもの、どちらが多いかな。
結構、グサッときた。

フォーティーズですから、もう、「変えたくないもの」の、ほうが多いと思う。
でも、鹿乃ちゃんのころは、私も、「変えたいもの」ばかりやったよ。
そう思っていたことに後悔はしていないけれど、十代のうちから、「変えたくない」と、思うほど、現状に満足できていれたら幸せなんちゃうかなあ、と、思う。

それは、憧れってやつやんね。
ほんで私は、いつ、どこにいても、何かに憧れてる。それってきっと性分。だから、本当に変えたいのか変えたくないのか、やっぱり、分からない。

■■■■

■エドワーディアン様式

エドワード7世の様式


■水滴

1 しずく。水のしたたり。「水滴がしたたる」「水滴がつく」
2 硯(すずり)に使う水を入れておく容器。水注。水差し。

(2017.06.27)

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Posted by ブクログ 2019年12月11日

シリーズ第5弾。
「星の糸」「赤ずきんをさがして」「雪花の約束」
「子犬と魔女のワルツ」の4編を収録。
今回の謎解きも、ギリシャ神話や能、雪国の祝い事と
バラエティに富んでいて、最後の話は違ったけど
ほぼ鹿乃が一人で解き明かす感じです。
アンソニー(春野)が怪しい動きを見せているぅ~
そして、本作を...続きを読む読む時は、次巻を用意してから読むべし!
そこで切るのかぁ~と、暴れたくなります(^◇^;)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月17日

あ゛~~~~、すごい気になるところで終わった!!
気になるところで3話目が終わって、4話目は過去エピソードという……。

●星の糸

祖母の「着物を見ておいで」という遺言に従って京都に来た女性の話。
婚約者に裏切られた孫に、かつて似たような経験をした祖母と、祖父との馴れ初め。
捨てる神あれば拾う神あ...続きを読むり。

●赤ずきんをさがして

母に捨てられた娘のエピソードと、それに自分を重ねる慧。
父とのわだかまりについて考え、鹿乃への想いに気付いて戸惑っている。

●雪花の約束

雪を降らせる雪華紋の着物の話。
雪で亡くなった婚約者への想いが詰まっていた。

そして、ついに鹿乃が慧に告白!
慧は気付いた自分の気持ちを胸の奥底に沈めて鍵をかけたのに、直後に鹿乃がパンドラの箱を開けてしまうという……ある意味とても不憫だ……。
このあと、二人の関係はどうなっていくのか。

●子犬と魔女のワルツ

良鷹が高校生、鹿乃が幼稚園児の時代のエピソード。
いつもながら良鷹目線の話は、結構深刻というか、オカルトミステリーの要素が強い。

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Posted by ブクログ 2019年03月05日

慧の進もうとしている方向は本当に正しいのか、春野の危うさなどもさらに浮き彫りになった感じがする。良鷹の若い頃のエピソードは、ビターな内容ながらホンワカした。

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Posted by ブクログ 2018年10月10日

簡単に一歩を踏み出した鹿乃のほのかで芯の強い好意が良い。相愛に気付かず頑なに気持ちを持て余す慧は切なくももどかしい。春野を苦手としながらも拒絶し切らない鹿乃には寄り添えず、でも春野の一方的さは彼目線を読んだら各自の好意として理解出来そうな気もした。高二良鷹と幼稚園児鹿乃の話が愛らしすぎて胸が苦しい。

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Posted by ブクログ 2018年03月20日

シリーズ5

赤い糸のきもの
運命の糸 婚約者に裏切られた祖母、同じく婚約者に裏切られた孫が鹿乃を訪ねてやってくるはずが、あらわれたのは幼馴染の竣太

真っ赤な紅葉のきもの
預けた着物を返してくださいと手紙がきて、着物を慧と届ける鹿乃

雪の結晶のきもの
林檎を沢山もらったからお茶会をしようと誘われ...続きを読む春野の家に行くところから始まる
気になった慧が春野の家に行き
帰りに風邪を引く鹿乃
翌日家で熱が下がりじっとしていられなくなり、冬も近づいたということで雪の着物を蔵から取り出す
最後に慧は父親と母の法事に一緒に行くと言ってしまい、その後、鹿乃は慧が好きと言ってしまう

陶器の犬の水滴
良鷹が高校生の時の話
近所の洋館に住む照子さんの家に鹿乃と一緒に遊びに行く

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Posted by ブクログ 2017年08月12日

変わらず素敵な着物の話で、最後にはほっこり。読みながら着物を想像するのがとても楽しいです。

今回は良鷹が高校生、鹿乃が幼稚園の頃の話があり、お兄さんらしい良鷹が見れました。鹿乃と慧も少しだけ前に進み、次の展開がきになります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月01日

シリーズ5作目。好きな男と縁のなかった女性、子を捨てて恋人の元に去った女性、雪の研究者だった夫を雪の事故で亡くした女性、そしてカサブランカが好きだった老女との思い出。それぞれが少し悲しく、人物の感情描写が胸を打つお話しでした。今回は鹿乃と慧の恋心の戸惑いと進展の巻。歳の離れた妹か娘のように成長を見守...続きを読むっていた少女が美しい女性に変化してく。よくある話なのに、慧の繊細で真面目な心情がやるせなく切ないです。ジリジリします。そして幼い頃の鹿乃の可愛さときたら!こんな年の離れた妹がいたら堪らんなぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年12月16日

読後最初の感想は一言。「何この鬼切り!」
今回は三枚の着物の謎解き。どれも鹿乃ちゃんがあぶなげなく解いていくようになって頼もしい限り、ながら、今回の着物は三枚とも、心の中に残るしこりを思わせるものばかりだったような。
鹿乃を思う気持ちを自覚した慧は、鹿乃が大切すぎて壊せない、のに、鹿乃からの告白を受...続きを読むけて凍り付く、ところで終わってるのは何故ですか白川先生!
絶対に傷つけたくない、本当には女性としても想っているけど大事な大事な鹿乃ちゃんに想いを向けられたら慧は受け止めることができるのか、それとも荷物まとめて逃げるのか。まあ、鹿乃を泣かせて逃げるのを許す良鷹じゃないとは思う、けども。

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

アンティーク着物を通して、家族の形や人の想いを紐解いていくのは京都の街並みと相待って雰囲気ある。
まっすぐな鹿野の気持ちや、戸惑う春野や慧の気持ちが入り乱れて進展していく恋模様も面白い。
結局はすべて人の気持ちが、人に影響していくんだとよくわかる。

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Posted by ブクログ 2020年05月17日

シリーズ第五弾。

前巻同様、「ここで切るか・・。」という絶妙な盛り上がりどころで次巻へ続く本編。
何だか、春野君が徐々にサイコな人になってきている気がします。悪い人ではないのでしょうが、鹿乃をお茶会に誘う為の嘘とか、“怖っ”という感じです。さすがに慧に叱られて謝っていましたけど。
で、今後の展開は...続きを読む慧の覚悟にかかっているのですが、自己否定感が強い上に、社会人男性が女子高生と云々とか、世間からどう思われるのかも含めて色々と逡巡してしまう気持ちも解ります。
鹿乃の真っ直ぐな想いは受け入れてもらえるのでしょうか。次巻に期待です。
そして、“サイドストーリー枠”の第四話「子犬と魔女のワルツ」は鹿乃が幼稚園児で、良鷹が高校生の頃の話。
悲しい真相だったとはいえ、天使のような鹿乃と良鷹お兄ちゃんの兄妹愛が微笑ましく、ほっこりしました。

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Posted by ブクログ 2018年05月20日

内容(「BOOK」データベースより)
京都、下鴨―。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訪ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところが、まばたきする間に...続きを読む、その糸は切れてしまい…?古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月31日

想いを告げるということは、単純にはいかないことで。

とうとう鹿乃が想いを告げる。けれど、両片想いなのを知っている読者の願いとは裏腹に、なかなかすんなりハッピーエンドとは行かなくて。このもだえ感がやはりコバルト、とか思ってしまうけれども。

「星の糸」謎をきっかけに、変わり始めた自分たちの関係を見つ...続きを読むめる鹿乃と慧。周囲はこんなにも応援モードなのにな。

「赤ずきんをさがして」母と子、父と子、それぞれの複雑な関係。タイトルは赤ずきんだけど、最後のリンゴのお菓子で誘う春野は、魔女か狼か、というところ。

「雪花の約束」春野が動いて、慧が動く。鹿乃が新たに取り組む謎は、父親の同僚と関わりがあった。鹿乃が大人になっていくということは、慧が覚悟する時も近いということ。傷つけたくないから、訊かなかったことも、訊けばよかったことがあったかもしれない。

「子犬と魔女のワルツ」定番になった良鷹の話。今回は、本編もあんな感じなので、兄としての良鷹、妹への思い。ぐうたらとか言われていますけど、これだからこのお兄さんは!

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Posted by ブクログ 2017年08月25日

シリーズ第5弾。
不思議なことが起こる着物ばかりを預かっている蔵を管理する女子高生・鹿乃が、その不思議を解決し、持ち主に着物を返す話。
短編連作。
子供を置いて出て行ってしまった母親の想いの詰まった着物や、婚約破棄された祖母と孫、気付けなかった母の想いなど、家族に関する話が多い。
それによって彗の心...続きを読むに閉じ込めた父親への憎しみが動き出して行く。
着物が起こす不思議な現象が、少しずつ2人の関係や、彗と父親の関係を進めて行くのが面白い。

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Posted by ブクログ 2017年01月21日

今回も面白かったです。鹿乃が慧ちゃんへの想いを伝えたことで、これからお話がぐっと進むのかな。ときめきました。慧ちゃんどうするんだろう。お話は、表題作と「子犬と魔女のワルツ」が好きでした。良鷹、素敵なお兄ちゃんだな。シリーズ次巻が待ち遠しいです。

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