【感想・ネタバレ】後宮の烏3のレビュー

後宮の奥深くに住みながらも夜伽をしない特別な妃、「烏妃」。彼女は不思議な術の使い手で、頼まれれば依頼者の差し出す代償と引き換えに、呪殺、祈祷、失せ物探しと何でも引き受けてくれるという。そんな彼女のもとへ、あるとき皇帝がやってくるところから始まる、中華風ファンタジー兼ライトミステリー小説。
コバルト文庫出身の作家だからなのか、少女小説のような雰囲気もあってとても読みやすいです。硬質な烏妃の姿と言葉が非常に印象的で、美しい表紙イラストと相まって、あっという間に本の世界に引き込まれます。また、どの巻も連作の短編で構成されており、いずれのお話も謎解き短編として充分楽しめますが、共通して描かれる烏妃と皇帝のささやかな交流が二人の孤独をかえって際立たせているようで、大きな伏線と思われる二人の関係とそれにまつわるさまざまな謎とともに、先が気になってつい読み進めてしまいます。個人的には、衣装や風景を表現する作家の文章力を強くアピールしたい! ぜひ読んでみてください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年02月18日

淡海が出てきたー
変わらず丁寧な心情描写に心揺さぶられる…
そして衛青、晩霞、白雷…いろいろなつながりが一気に表面化してきて激動の巻。続きが気になります。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

物語がいろいろと動き出しましたね…!!‬ ‪衛青の過去やら高峻と似たような雰囲気を持っている之季の話やら雲さんやら白雷やらサナメやら………漢字が難しい!(笑)‬ ‪はぁ〜〜楽しい!!はやく4巻発売されないかな〜!!‬

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Posted by ブクログ 2023年01月14日

明らかになる人間関係、新たな陰謀、謎の呪いなど物語に動きが出て来ました。寿雪の弱い部分も見えてきて魅力倍増。今後どうなるのか、続きが楽しみです。

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購入済み

引き込まれます

2022年11月03日

全体的に薄暗い不思議な世界の話に飲み込まれて、たんたんと読み進みました。それぞれの口にしたくない過去を抱えて優しくできるのがなんだか嬉しいです。

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Posted by ブクログ 2022年09月04日

色々なつながりが見え隠れ。人間模様が複雑化してきました。それがご都合主義ではなく、人の縁って不思議だな、と思わせる作品です。
さ、4巻目にマッハで行きますよ。

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Posted by ブクログ 2022年07月13日

神々の力をめぐる暗闘は、国境を越え時間を超え、周囲の人間をも巻き込んで広がる3巻。滅びの予感が忍び寄る中、高峻の想いを支えに、烏妃の呪縛からの解放という願いを手にした寿雪に、救いが訪れますようにと祈ってしまう。

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Posted by ブクログ 2021年10月25日

烏妃が人間らしくなっていくところ、周囲の人間が寿雪を大切に思っているところ、心温まる。毎回読み終わるたびに爽やかな気持ちになります。温鎣がいい、、!

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購入済み

はまってます

2021年02月07日

独特の世界観に引き込まれてます。図書館で読もうと思ったけど待ちきれずに購入してしまった。続きがつくづく待ちどおしい

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月30日

なんかもう、どんどん続きが気になる!

衛星と寿雪が異母兄妹とか、沙那賣の晩夏の動きも気になるし、梟も気になるし。
謎が多すぎる。

感想とは関係ないけど、漢字変換出ないから、感想書きづらい。

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購入済み

面白かった

2020年03月13日

一巻では、帝の復讐がメインだったので、血生臭い雰囲気の話が多かったのですが、話が進むにつれて人と人との繋がりなどから起こる幽鬼の話が増えて感情移入しやすく読みやすくなりました。

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Posted by ブクログ 2023年10月08日

少しずつ物語は進んでいるが、まだまだ絡み合っていて謎は深まるばかり。
寿雪は少しずつ前向きに変わろうとしてきたかな。

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Posted by ブクログ 2023年07月26日

3巻から急に巻頭に世界地図がついた。なんか要望があったのか?付いたところでわかりにくい、なくても読むのに特に支障はない。
なんか大層な話になってきたな〜。てかこれちゃんとファンタジーだったのね。変わらず面白く読めてます。次もさっさと読む。

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Posted by ブクログ 2023年03月11日

キャラ要素が主成分なので、登場人物たちに愛着がわいていれば読んでいて面白いのではないだろうか。
衛青の別の一面が見られる。萌。
余計なことかもしれないが「明るみになる」は間違い。明るみには「出る」もの。明るみというものになったりはしない。

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Posted by ブクログ 2022年11月21日

浮気して3巻少し読んだとこから、別の作家さんのを読んでしまっていましたが戻って読み始めたら内容の壮大さと緻密さを感じました。どんどん謎に迫ってきていてワクワクしてきました〜。

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Posted by ブクログ 2022年06月04日

面白くなってきた。
皇帝を脅かす敵か味方か。
烏対梟と言うファンタジーと、権力の綱引きと。
個人的には晩夏のお父さん、好きだけどねえ。
頼もしい味方、であって欲しい。
雲じいちゃんが、つけ込まれる事がなくて良かった。勇退で終われたのはホッとしました。

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Posted by ブクログ 2022年05月31日

初めに思ってたよりもどんどん深いファンタジーになっている

寿雪と高峻とその周りのいくつかの者の感情がなんとも言えないくらい実は虚ろで、それが巧妙に絡まりあってきている
さらに宗教まで絡んできて...

人と交わることを知らなかった少女がだんだん交流を経て多くのことを知っていく
現実社会でもそうだが...続きを読む、それはとてもいいことでもあり、怖いことでもある
話し方や立ち振る舞いで勘違いしそうになるが、寿雪はまだ16歳の女の子だ
もっともっと多くの感情を知っていいと思うし、むしろ知らなければならないと思う
特に高峻と過ごしている時は初めからは想像できないくらい、素というか烏妃ではなく寿雪という1人の少女として素が出てきている気がする
この2人の成長と後宮の中の小さくて大きなお話を楽しみに時間を待とう

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Posted by ブクログ 2022年01月27日

何よりも高峻と寿雪が魅力的です。
話が動いてないときも捲るページが重たくないです。
続刊も楽しみです。
ところで呪殺はじゅせつとも読めるのは関係あるんでしょうか。気になります。。

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Posted by ブクログ 2021年11月17日

「後宮の烏」シリーズ、3作目。
中華風ファンタジー、世界観がさらに広がります。

後宮の奥深く、漆黒の夜明宮に独り暮らす特殊な妃・烏妃。
皇帝に侍ることのない烏妃は、呪いから祈祷、失せ物探しまで出来るという評判だった。
実際には、呪いはやらないのだが。

先代の烏妃から跡を継いで間もない寿雪は、まだ...続きを読むうら若い少女で、神秘的なたたずまいで口数は少ないが、心は優しい。
無邪気な侍女・九九(ジウジウ)は世話を焼きたくて仕方がない。
護衛の温螢も、すっかり心酔している。
高峻の側に仕える衛青は、近づくのが本来禁忌である寿雪を警戒し嫌っていたが、自分との意外なつながりに気づく。
これにはこちらが驚きました。
この後宮って…

部屋の外にたたずむ幽霊。
何かを持って現れる老僕。
袖を引く小さな白い手。
宮中で起きる怪異のひとつひとつを抑えたり解き放ったりする術を持つ烏妃・寿雪でした。
だが、自らの宿命を変える力は持たない。
この世界の成り立ちが少しずつ見えてくるにつれ、遠方で起きている新興宗教の動きがどう絡んでくるかも気になります。
高峻は寿雪を苦しみから救いたいと願うようになるが…?

繊細な筆致で描かれる大きな構図に導かれて、不思議な世界に入り込めます。

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Posted by ブクログ 2021年06月20日

「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。
先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は真に虚しさから逃れることが出来ずにいた。
烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて……?
他方、高峻は烏妃を「烏」から解放す...続きを読むる一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決めた。
それぞれの過去が少しずつ明らかになり、真実はなおも遠い――。それでも確かに進んでいく、たとえ禁忌に触れることになろうとも……。

真の”救い”は光であり、葛藤……。
数多の謎が繋がり、導く……歴史が再び動き出す――


かなり面白くて一気読みしてしまった。
普段は酔っ払ってる夜はあまり読書をしたくならないのだが、ファンタジーってこともあってか?酔っていても割と読みやすく、読み進めてしまう(笑)
お陰で、全然頭に入ってない(笑)

梟に八真教、誰が何して、どうなったんだっけ??
さっき読んだばかりのところがあやふやに(笑)

新しい登場人物や、新しい島、そして政治的な話や、寿雪を狙う呪詛など、、、
今回も様々な内容がてんこ盛り。

1番意外だったのが、寿雪と衛青の関係。

まだまだ続きが楽しみ(*^^*)

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ネタバレ購入済み

異母兄妹、思いつきませんでした

2021年03月25日

衛青と寿雪が異母兄妹だと思いませんでした。二人とも遊里の生まれで容貌が美しいというのは文章から分かりましたが、よもや兄妹だとは驚きました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月06日

巻頭に登場人物紹介や地図が載って、空間や人物を確認しながら読めるようになった。
とはいえ、人物紹介は主要な人だけなので、もうちょっと詳しく網羅してもらえると有り難い。

物語が今後どういう風に動くのか、いろいろな伏線と前日談のような展開だけれど、寿雪と衛青が異母兄妹?とか、驚くようなこともある。
...続きを読むストも意味深。次巻も楽しみ。

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Posted by ブクログ 2021年01月29日

いよいよ今までの短編完結の流れから脱却し、大きな流れを感じさせる3作目。

冒頭に登場人物と世界地図がついた!
主要登場人物もぐっと増えました。
今まで個々の出来事に対応していた烏妃や帝に、大きな目的ができましたね。
この先の展開が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2020年12月07日

一気に全体像が見えてきた感じがする巻だった。これまでつながってなかった登場人物の繋がりが出てきて、あ゛~これだから、登場人物のもろもろ覚えておけない自分が悔しいよな、とまたも思い知らされる。まあいいか、また読み返す楽しみがあるもんね。このシリーズも、一巻でやめずに、割と一気に読んだ方が良いヤツです。

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Posted by ブクログ 2020年11月28日

登場人物が沢山増えて寿雪が少しずつ変わっていっていてとてもたのしく読め、謎も少しずつ変わっていっているので続きがたのしみです。

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Posted by ブクログ 2020年09月20日

謎が謎を呼ぶ第三巻。登場人物が増えてきて少々分からなくなってきましたが、寿雪にとって良い方に向かうと良いなと思います。

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Posted by ブクログ 2020年09月06日

たすけてほしい、と言えるようになるのかな。
みんなが幸せになれますように、と祈ってしまうよね。

人間関係も神様関係も国土関係も複雑。
今回はやっと物語の全容が見えてきた感じ。
2巻までで寿雪の人間関係と仲間が集まってきて、
今回はまわりの話。
これから高峻と寿雪が立ち向かっていくもの。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月06日

助けて、と呼ぶ人のいる怖さ。

登場人物たちのつながりが少しずつ明かされてくる。誰も一筋縄ではいかない。誰かを大事に想うことで、誰かを傷付けてしまうことを恐れて、助けてと言うことを躊躇う。

無邪気な晩霞の裏にあった後悔の気持ち。父に寿雪の秘密を伝えるかどうか悩むところも、気になる登場人物。葛藤して...続きを読むいるといえば衛青。寿雪は異母妹か。高俊のためにじゃなくて寿雪のために命を落としそうでちょっと怖い。のらりくらりとした淡海も気になるといえば気になる。こういうキャラが裏切るとダメージが大きい。

イシハは単なるマスコットだと思っていたけど、思ったより重要なポジションにくるのでは? まさか八真教の巫婆がアユラだったとは。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

ストーリーが進み始めてる!前のフクロウから謎が小出しに出てきて、今回は人が増えてきた!
晩霞ちゃんとか之季とかその妹(手)とかかなり気になる人が増えた〜。
寿雪と衛青の血縁とかイシハとアユラの繋がりとかこう、出来過ぎ感はあるものの最後までどう繋がるのか楽しみに読みたい。
この物語には気になるお爺さん...続きを読むがたくさん出てくるんやけど、羽衣のおっちゃん、、、また会えるかなぁー。。。

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Posted by ブクログ 2022年11月01日

やっと助けてと言葉ではないけど態度で表せれたのかな
優しい人の周りには優しい人が集まる
悪知恵が働くひとにはそれ相応が集まる
このまま寿雪の周りには優しい人で沢山になって欲しい

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Posted by ブクログ 2022年10月24日

寿雪の周りにまた新たなキャラが増え、夜明宮はより賑やかに、また寿雪も随分人間味が出てきたかな。正直に言えばだいぶ話についていけないところもあるけど、もっとこの不思議な世界観に浸っていたい気分にさせられる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月08日

登場人物紹介と地図が加わり、ここから世界が広がって行くのかなといった印象を受けた。読んでいると国内の地方の話がちょこちょこ 出てくるようになったため、都度確認できて有難い。
内容は八真教絡みのことや永徳のことなど気になることが色々不穏な感じ。最後、解決はしたけどモヤモヤは残る。
淡海は気になる子に意...続きを読む地悪しちゃう小学生みたいだったりツンデレだったりでとても良き…

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

世界がどんどん広がりを見せていって、はやく全貌を知りたいような、これ以上何も起きないでほしいような、不思議な気持ちで読み進めています。
誰とも関わらないはずの烏妃は、その後も徐々に人との繋がりを増やしていて、今までの烏妃とはまるで違う。

神秘さは薄れてしまうかもしれないけれど、人との関わりでしか得...続きを読むられないものがどれ程多いことか。
そこに触れるにつけ、すこしほっとするような気持になる。
今後彼女が裏切られることがないように、願わずにはいられない。

そして3巻目にして、高峻のイメージがすこし変わったかもしれない。思いがけない鋭さと中庸さに驚いた。
「信じる」ということについて、彼が話した内容がすごく好きでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月25日

とうとう地図が出た。カカムから追われた一族? 神をだまして、宝玉を手に入れた一族? 烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)、より古い? 神は信仰されなくなったら、すたれるのみ。
高俊と寿雪が軸。二人を通して、人間関係が広がっていく。

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Posted by ブクログ 2021年05月22日

烏妃の秘密に
いつたどりつけるのか?
新しい巫術師の出現、
妃の背景
帝の後ろ盾だった雲大師の思惑
衛青の生い立ちと寿雪の間からは???

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購入済み

停滞

2019年10月12日

謎が深まるより、上滑りしている

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