【感想・ネタバレ】後宮の烏6のレビュー

後宮の奥深くに住みながらも夜伽をしない特別な妃、「烏妃」。彼女は不思議な術の使い手で、頼まれれば依頼者の差し出す代償と引き換えに、呪殺、祈祷、失せ物探しと何でも引き受けてくれるという。そんな彼女のもとへ、あるとき皇帝がやってくるところから始まる、中華風ファンタジー兼ライトミステリー小説。
コバルト文庫出身の作家だからなのか、少女小説のような雰囲気もあってとても読みやすいです。硬質な烏妃の姿と言葉が非常に印象的で、美しい表紙イラストと相まって、あっという間に本の世界に引き込まれます。また、どの巻も連作の短編で構成されており、いずれのお話も謎解き短編として充分楽しめますが、共通して描かれる烏妃と皇帝のささやかな交流が二人の孤独をかえって際立たせているようで、大きな伏線と思われる二人の関係とそれにまつわるさまざまな謎とともに、先が気になってつい読み進めてしまいます。個人的には、衣装や風景を表現する作家の文章力を強くアピールしたい! ぜひ読んでみてください。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月18日

きょうだいの絆が様々に描かれた巻でした。
神話や寿雪の秘密が明らかになって、物語もクライマックスに近いですが、そんななかで、きょうだいの伏線を回収し、驚きの事実が次々に明らかになります。次巻も期待です。

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続きが気になります

2022年11月06日

今回も予想しない展開でとにかく読み進んでしまいました。電子書籍なのでもう読み終わったのかとビックリしてしまいました。どの人物もそれぞれの正義があることに変わりがなくて、
ちょっと悲しくなります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月11日

寿雪の魂を呼び戻すために、衛青はもっと意地悪するかと思ってました。寿雪と衛青、犬猿の仲だけど、やっぱりどこかで繋がってる部分があるのかもしれないですね。
賀州の沙那賣家の長男の晨、割と好感を持っていたのですが、彼は自分の出生にまつわる事実を知って大丈夫か心配です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月21日

はー、読み終わってしまった!
続きが楽しみだなぁ。アニメ化もすごいなぁ。
行徳の「私は、血ではなく徳を見とうございます。」という言葉にぐっときた。高峻に信頼できる真っ当な部下がいることが、うれしい。
この小説は、ファンタジーや謎解きの要素だけでなく、治世、政争、マネージメント、感情を持つことを許され...続きを読むなかった人たちが感情を持つその変化など、いろいろな側面が楽しめるのが魅力。
しかも長編なので、長きにわたって楽しめて、本好きとしては最高。

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読み応え有り♪♪♪

2021年10月28日

面白くて一気に読みました。登場人物はそれぞれ個性が有り魅力的。
唯一、烏と白亀の性格がかなり子供っぽく・・・???でもまぁ、神様が作為的な筈も無く、日本は八百万の神の国ですからね☆☆☆
話の筋も淀み無く、とてもしっかりしていて引き込まれました。続編が楽しみです♪♪♪

#ドキドキハラハラ #深い #カッコいい

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待ってました

2021年08月30日

続編お待ちしておりました。
一気読みです。笑笑

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

彼が彼女に冷たかった理由。勿論分かってはいたけれど、それでもやっぱり、そうだよね、と。烏と梟の話も良い。

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Posted by ブクログ 2023年11月12日

完結に向けて、物事がどんどん進み、見えていたものの裏側が明らかになって、次巻でどう完結するのか、楽しみ。

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Posted by ブクログ 2023年05月29日

クライマックスへ向けて加速度をあげていく巻。
千里と之季の会話の中で、ひとのつながりの妙を語り合うシーンが印象的でした。
「どこでどうひとがつながって、助けになるか、わからぬものです。つながって、つづいてゆくのだと…」
千里は人を和ませる才があると言う。之季は千里を稀有な人と評するが、自分のいい所は...続きを読む案外自分で分からないもの。この2人がどのような相乗効果を生んで寿雪を助けることになるのか楽しみ。

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Posted by ブクログ 2023年05月06日

前巻の終わりのクライマックスの盛り上がりからすると、サクサクっとお話が進んだ。だけど次はいよいよ最終巻。舞台は揃ったので、大団円を期待する。

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Posted by ブクログ 2023年03月17日

皆に助けられ、ついに、外の世界へ・・!
千里さん、花娘さん、素敵。
衛青、何故にそんなムキになるのか。

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Posted by ブクログ 2022年12月05日

一冊丸ごと、国の中のどこもかしこもが不安定で危ういぐらぐら状態で、早く一安心させて欲しいけどあと一冊で終わってしまうんですね。寂しい。
大団円に向かっているのか何かが欠けてしまうのかまだ先読めないです。
みんな頑張ってる。幸いが待っていますように。

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Posted by ブクログ 2022年11月04日

やっと烏と話す事が出来るようになった〜
でも烏って思ってたよりも幼い感じなんだなぁ〜
後は今後のサナメ家も気になる
やっと寿雪も烏の半身探しに行こうとしてるのに

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月02日

寿雪、災難でしたね。
烏も登場し、サロメの次男も初登場しました。三男はどうしたんだろう?蚊帳の外かな?
出そろった感じ。
寿雪もそうですが、コウシュン、コウショウも幸せになってほしい。コウショウの出番はないだろうな~。
衛青の血縁に対する葛藤が面白かった。

このシリーズ全体に言えるけど、展開が早す...続きを読むぎる気がする。
もう少しゆっくり読みたい気分。

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Posted by ブクログ 2022年09月30日

「意志を貫くのであれば、覚悟をなさい」
千里はとても静かな表情をしていた。

のっとられちゃった。。。と思ったら、意外と早く戻ってきた寿雪。
烏は想像と違って随分と幼い感じがした。
個人的には、サナメの兄弟の行く末が気になるところ。。。次が最終巻。早く読みたい。

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Posted by ブクログ 2022年09月06日

これは私の望む結末にはならないなと思うと同時に、温螢にモエ始めてきた。温螢…モエ。
香薔とのシーンはもう少し深めて欲しかったな。あれだけのトラップ作った人にしてはちょっとあっさりしすぎた流れになった印象。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月04日

5巻の内容に比べあっさり解決してしまったので、嬉しい反面物足りなさも感じた。
内容は変わらず面白い、今回も一気読みしました。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

人間って怖いなー。
読後の感想これ?(笑
烏が子どものような発言を良くしてたけど、神は純粋だからなのかな、と対比みたいに思った。
衛青とイシハのエピソードは後半こうやって活きるためにあったのね。
目覚めのあたり、もう少し掘り下げて読みたかったなー。
結局シンは何だったんでしょうね。
禁忌の恋は、お互...続きを読むい納得づくなのか兄の強引な形だったのか。それにより全然違うと思うんだけど。
カンサが不気味すぎる。
1番の可哀想な人は彼だと思う。
1番孤独かな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月21日

結界は破ったが寿雪の魂は体から離れ、回廊星河というこの世に生まれる前の魂が集まる空間に飛ばされる。そこで香薔が登場したのには驚いた。皇帝鸞夕への独りよがり過ぎる行動がそもそもの原因である事が判明したのにはすっきりしたけど、死んでも恐れられるって香薔何しでかしたんだ。血縁者がいないと魂は呼び戻せない、...続きを読むという条件、忘れていたからどうするんだ?と思っていたらあー、いたわ。とあっさり終了したのはちょっと拍子抜け。寿雪の体を使って烏と対話がなされ、半身を取り戻すため界島に行くという展開が確定した矢先に海底噴火が起き、半身が白雷の手に。という事は対立している鼈の神の手に?寿雪の出自が白日の下に晒され、彼女を守ろうと奮闘する人々がいる中暗躍を始める人物も。これあと一巻で本当に終わってる?(本屋で最新刊は見たけど)

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Posted by ブクログ 2022年05月15日

結界を破る儀式の直後、寿雪の中に烏がはいり、寿雪の魂は回廊星河へ。
一方、界島の調査に向かった千里と之季。
海底火山を見に行こうと海に出ると、海に異変が。

気になっていた5巻の続き。
危ない橋の上を渡るような状況にハラハラ。
烏連娘々の半身探しも順調には行かず。
ただ、人とのつながりの暖かさが随所...続きを読むに垣間見え、いつまでもこの繋がりが消えなければ良いのにと思った。

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Posted by ブクログ 2022年04月22日

寿雪が心を失った❗ 一大事に、どうなることかと ドキドキしながら本を開いたのだが、その件は わりとあっさり解決。そうなのか…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月06日

「烏」がその身体に入り、魂が飛ばされてしまった寿雪。
たどり着いたのは魂が循環するという場所。
そこで初代烏妃である香薔と邂逅する。
神々の争いと世界の主導権の争い。
話が大きく動いてきて面白くなってきた。
冬官の千里が癒し。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月26日

もうほんと、自分の記憶力のなさがうらめしい…。
登場人物の名前を見ても、それまでのエピソードがほとんど頭に残っていくてもどかしいんだけど、それでも面白い。
春雪、戻ってこれてよかった。千里さんめっちゃ好きだけど、次の巻読む頃には忘れてるんだろうな…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月29日

6巻にして物語も大詰めかと思いきや、どんどん謎が深まっていって、ますます引き込まれた。
魂だけの存在になった寿雪が回廊星河で出会った香薔。これまで物語では、烏によって縛られてきた悲劇の烏妃たち、という構図がどうしても目立っていたけれど、烏と歴代烏妃たちを縛っていた存在こそ初代烏妃の香薔だったというこ...続きを読むとがここで明らかとなる。香薔の、欒夕への異常なまでの執着が引き起こした全ての悲劇。執着に囚われた香薔と、その香薔に囚われた烏と烏妃たち。同じく囚われていたという意味では、香薔も逃れられない宿命の輪の中にいる被害者なのかもしれない。そう思うと切ない。香薔と欒夕の間にいったいどんな経緯があったのか、続きが気になる。
他に気になるのは、沙那賣一族と神々と王家との関係。朝陽の魂胆が何なのか、亘に課した任務とは何なのか。晨の出生の秘密が明かされ、沙那賣の歴史に物語がクローズアップされて面白くなってきた。愚直すぎる嫡子の晨、聡明で冷徹な亘、豪胆で軽薄な亮の三兄弟。ここにきて、沙那賣に伝わる呪いが大きな意味を持ってくるなんて。
烏の半身を探すため界島近海の皐州に渡っていた寿雪と、偶然にも再会を果たした失意の晨。海底噴火に巻き込まれ界島に打ち上げられた之季と千里、それに居合わせた白雷。沙那賣朝陽の密命で北辺山脈へ赴いた亘と出会った羊舌慈恵。それぞれがそれぞれの場所で、迷いながらも為すべきことを成すために動いていく。
次巻も大いに楽しみ。

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Posted by ブクログ 2021年12月28日

寿雪の魂はどこに行ってしまったのか?大きな運命の渦に巻き込まれハラハラする。高峻と二人で碁を打つ穏やかな時間が続いてほしいのだが…。

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Posted by ブクログ 2021年12月21日

後宮の烏の六作目。

大変わがままなのはわかっているが、
前作後半あたりから、
話の展開が早くて気持ちがついていかない。

烏妃の存在が認められたのも、
生を終えていないものが彷徨う回廊星河から寿雪が戻ってきたのも、
あっさり、と感じてしまう。

それはこの物語が終わってほしくない、
という気持ちの...続きを読む現れなのだろうか。
烏妃を「作った」香薔と皇帝の話も聞いてみたい。

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舞台は王宮の外へ

2021年11月23日

寿雪が今まで人助けしてきたことが今回、自分の命を救うことになっていたので、情けは人の為ならずという言葉が染みる前半でした。後半はこれまでの色々な話がまとまって来て、いよいよ本筋に流れ込んできたという感じで今後の展開が楽しみです。

#切ない #ドキドキハラハラ #ダーク

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どうなってしまうのでしょう?

2021年08月31日

まだまだ続きます。
大きな転換期なのでしょうか?
今までのお話とはだいぶ 違ってきてます。
なので、ワクワクしてきました。

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Posted by ブクログ 2023年02月05日

ラストに向けて着着と話が進んでいる。決して激動ではないけれど、それぞれの背景が整理されていく。
衛青の気持ちや行徳、花娘、子季、明冘といった脇役でもしっかりとした背景や思惑が感じ取れる。
兄妹の女の方が死ぬ。
女難の相で死ぬ。
これらの伏線が最終巻でどう回収されるのか。楽しみ。
羽衣のおっちゃんにま...続きを読むた会えたのでなんか嬉しい。出番少なかったけど。

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Posted by ブクログ 2022年10月26日

結界を破った果てに待っていたものは。魂を飛ばされた寿雪を助けたいと願っている人々のなんと多いことか。寿雪は愛されていたのだなあ。いよいよ次がラスト、寿雪のゆく未来とは。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月23日

前回の気になる終わりからスタート。
寿雪、儀式のあと目を覚まさず。意識は表紙で書かれている星河にあった。ここで初代烏妃と対面。
想像よりとんでもな人物だった。
その間に衛青との兄妹問題が解決?し、寿雪が目を覚ます。個人的に衛青がどんな感情を抑えてて、どんな風にこの事情が明らかにされるのか気になってた...続きを読むから、まさか老人の首を締めるくらい隠していたかったとは驚き。伏線の1つだったものが回収された。個人的には今後温鎣の寿雪への感情も回収されるのでは、と期待している。
烏も意外と理解あるやつで、あっさり協力者に。
そして白雷が烏の半身である刀を見つけたよう。
なんだか情報量多い割に短くまとめられてたから急にまとめてきたな,って感じが否めなくもない。
次回完結だなんて。楽しみ。

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Posted by ブクログ 2022年07月24日

かなり気になる終わり方だったので、6巻まってました。
ラスト、烏レン娘娘の半身を見つけるために寿雪が旅立つ。
いろいろな人物が出てきて話が複雑になってきて、次巻も楽しみです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月31日

衛青の葛藤全編かなと思って読み始めたら思ってたよりあっさり解決、寿雪も早めに帰ってきた。それから、海底火山の噴火で流された之季と海岸にいた白雷がどうなるのか気になるし、その後の晨のエピソードにびっくり。

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Posted by ブクログ 2022年02月20日

墨が紙に滲むようにジワジワとしてきましたね。
個人的に淡海がとても危ういと4巻ぐらいから思っているのですが穿ちすぎなんでしょうか。でも別の箇所がじわじわと滲んできて早く続きが読みたいです。

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Posted by ブクログ 2021年12月07日

怒濤の6巻。
前回の続きが気になっていましたが、わりとあっさり解決してた(まあ良かったんですが)。
いよいよ利雪本人が宮を出たりしたので、クライマックスも近いのだろうか。

そろそろ最初から読み直すか・・・。

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説明が多い巻でした

2021年08月30日

5巻を読み終わった時は、もう、本当に呆然として、呆気に取られ、何故、ここで終わるんだ!続きが気になって仕方がないじゃないかぁぁ…と、思っていたのですが、あの震える様な感動の余韻は感じられず、踊り場に居るような気分になりました。
何だかもやっとする読後感で、少し残念です。

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