白川紺子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレわたしがわたしでいられるように。
蚕の繭がなくなった事件を解決した後、急激に烏妃への依頼は増え、熱を帯びた信仰のようになっていく。それに危惧を覚える者が——。
対立する者であった夏の王と冬の王。烏妃という大きな権力を握ることの可能性を持つ存在の危険性を認識した寿雪。彼女を救うためにそれでも険しい道を行くと言動で示す高峻。封一行や千里から烏漣娘娘の歴史や秘密が少しずつ明らかになっていく。感情に戸惑いながらも、1人だった頃より様々に考え、自分の道を歩いていこうとする寿雪がいい。
戸惑っているのは高峻もそうだが衛青も。少しずつでも痛みを伴っても当たり前や慣習を見直していこうとする登場人物たちが