鎌田浩毅のレビュー一覧
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地学に対して予備知識も何もない私としては、地学者というのは石を観て石を割ってにたにたしている人種だと思ってました。我々歴史学の人間が史料や遺物に接するように。この本は著者が勤務校の京都大学で一般教養科目の講義内容を本に起こしたものですが、最新の地学における研究成果を簡潔にまとめた非常に読みやすい本です。地震の話から地球内部の様子、火山、大気、そして宇宙にまで幅広い地学の分野を分かりやすく解説してくれます。とくにプレート・テクトニクスの話は数千年の人類の歴史のみを対象としている我々歴史の人間には壮大すぎて圧倒されます。地学にはまった人も、疎い人も是非一読をお勧めする本です。
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ラベル法=とりあえず区別する姿勢、知的生産と知的消費を湧ける
枠組み法=あらかじめ完成形をイメージする。どこが不足していて何を埋めれば完成に近づくのかを、直感的に判断する。これからすべき仕事全体の枠組みを先に与えてしまう。できるところから書き始める。
何本かの仕事を平行してやる。行き詰まったら別の仕事に取りかかることで、アタマが活性化する。分類できない「その他」の箱を作って働いている頭のストップを防ぐ。動きを止めない工夫。
不完全法=完璧主義から逃れること。完璧主義とは自己満足の世界、いったん完璧主義に陥ると、それに気付かなくなってしまう来るべきアウトプットからはだんだん遠ざかって行く。不完全 -
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日本にずっと住んでいて大きな地震を経験したことのない人はいないのではないでしょうか。私の場合は、住んでいた場所が震源地から離れていたので直接的な被害は少なかったですが、それでも、阪神大震災(1995)と東日本大震災(2011)は記憶に残っています。
この本は記録に残っている「地震・火山の噴火・津波」が紹介されています、東日本大震災が起こってから、日本列島は地震が起きる周期に入ったような気がしました、地震に対する備えも必要だと思いましたが、地震が起きて様々なものを失ってしまう前に、自分が使える「時間・お金」を使って、記憶に残る「体験・幸せな時間」を過ごすことも大切であると思いました。
以下は -
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最近よく聴くポッドキャストで紹介されていた本。こんどお会いすることになっている学者センセイの頭の中の深いところを探るのに役立つかと思って読んだ。
やはり興味深く読んだのは、このところどっぷり浸かっている鳥類関係のはなし。川上先生は軽妙な語り口で、キャッチーな論文を紹介してくれた。恐竜学者の小林先生の項では、鳥類の祖先が恐竜だったことが学会の主流になったのは
1998年の論文発表からだった、と知った。1985年生まれの私は、子どもの頃から始祖鳥の存在は知っていたが、それが鳥と恐竜とを繋ぐ存在だという認識は薄く、あくまで鳥の祖先だ、という理解だったのだが、それが当時はふつうの解釈だったようだと再 -
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AIに聞いたところ、オタクとは、アニメ、漫画、ゲーム、アイドルなど特定の趣味分野に強烈なこだわりを持ち、時間や金銭を極端に費やして深い知識や情熱を持つ人を指すらしい。趣味、ではないが特定の分野に強烈なこだわりを持つ面では研究者もオタク気質なのだろう。オタク達が自分の推しを語る際の勢いは凄まじい。5W1Hを駆使して推しの尊さを押し出してくる。多分、相手に伝えたいのではない、語りながら自分の中で推しの尊さを整理している。この本に登場する研究者達もそんなオタク達だ。自分の愛する分野での推し論文をピックし、尊さを語っている。研究分野も、文章から覗く著者の性格も、どれも多様だけど、愛する論文のために筆を
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- カート
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試し読み
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ネタバレなぜ勉強するのか、効率の良い勉強方法、受験が終わった後の勉強方法などについて、作者が是非実践してほしいと思う方法がかいてある本だった。
この本を読みながら知らなかったことや、勉強になったことがあるため、下に記すことにする。
1 勉強とは、一生役立つような知恵を身につけること。
2 自分に合った勉強できる時間帯、勉強時間の長さ、目標までの時間の使い方(その日によって勉強する内容を決めるなど)、モチベーションを保つための工夫など、自分に合った勉強方法を見つけると良い。
3 勉強は楽しくするか辛くするかで、結果が変わる。
4 スランプになったら、得意教科から行う。
5 合格に向けて大事なこ -
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著者の鎌田浩毅(ひろき)氏は1955年生まれの火山学の大家。2021年3月に京都大学を退官し、名誉教授になった。専門に関する著書をたくさん出されているが、本書のような勉強法に関する本も出版されている。
本書を読んで、氏が大変な読書家であることがわかる。ご自身の読書経験を通しての指南が書かれているが、その部分はさほど得るものはなかった。つまり、「9割は知っている」と書かれている通りであったが、末尾の「補章」の指摘が勉強になった。
ビジネス書や自己啓発本の根底には「こうすればああなる」という計画主義がある。技術面でそれを言えばビジネス書になり、精神面でそれを言えば自己啓発本になる。しかし、現代は想