鎌田浩毅のレビュー一覧
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・日本列島で地震が起きない場所はない
2000もの活断層は具体的にどこにあるのでしょうか。もしどこかに固まっていればそこを避ければいい、と思うかもしれませんが、残念なことに偏在していません。いえ、日本国内で活断層がない場所はありません。
・とりわけ近い将来に起こると危険視されている激甚災害の筆頭は、2035年±5年のあいだに発生が予測される「南海トラフ巨大地震」です。
・「3・11」のような海溝型の巨大地震が発生した場合、数か月から数年以内に、活火山の噴火を誘発することがあります。原因として考えられているのは、地盤にかかる圧力が変化した結果、マグマの動きが活発化する、というものです。
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大学入試で選択しないと高校で真剣にその科目を勉強しない。今後もそんな実用主義的な人生を送る事になるのかと、自分自身が社会の歯車になったような味気なさを感じた。地学は、受験に必要ないからと消えていった科目。学び直せて良かった。下記はメモの一部。
引力は地球の中心から、距離の2乗に反比例して小さくなっていく。従い地表からの高さとともに重力が小さくなっていく。重力は引力と遠心力の合力、引力は地表から地球の中心までの距離の2乗に反比例するので、両極で最大になり緯度が低くなるほど小さくなる。赤道では最小。遠心力は赤道で最大。重力は引力が大きいほど大きくなる。従い重力は両極で最大、赤道で最小。
定期的 -
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守備範囲が広く、本著が取り上げるのは単にエネルギー問題だけではない。地球誕生から生命誕生、人類とエネルギーの関わりを解説する。これを読むと改めて資源の有限性と希少性、その為に人類のエゴが社会制度を必要とし揺れ動いてきた様子が窺える。
興味深い話。
月が誕生するジャイアントインパクトにより、公転面の地球の地軸が23.4度傾いた。これにより、四季の移り変わりが穏やかに。90度なら、灼熱と極寒のループへ。教科書で習ったと思うが、改めて考えるとすごい事だ。隕石の衝突が環境を変えた。衝突がなくとも生命は生じただろうが、居心地は随分違っただろう。
生命誕生のプロセス。熱水噴出孔説。地下から上昇するマグ -
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ネタバレ理系的な考え方=棚上げ法。よくわからない問題は後で考えてわかるところから始める。アインシュタインの宇宙項も最初はそういう意味だった。
ニード(必要)には応えるが、ウォント(欲しい)には応じない=福祉関係の言葉
授業は15分単位で話題を変える。新しいテーマを出す。
古典は就寝前に10分だけゆっくり読むに相応しい。
『マーフィー100の成功法則』は渡部昇一教授がペンネームで書いたもの
朝一番に緑茶を飲む
満腹の苦しみ、空腹の幸せ。満腹は苦しく、空腹は美味しく食べる秘訣。
京都では飲食店は予約をして行く。
日本酒はチェイサーがあったほうがおいしい。和らぎ水。
『人生の短さについて』セネカ -
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読書を通じて新たな知識が得られる事が、純粋に楽しい。しかし、学生時代に受験で使わないからと物理を勉強もせず浅い知識のままになってしまい、公開している人も多いだろう。世の中の仕組みや構造をもっと理解すれば楽しいだろうに。
本著は具体的なテーマに沿って分かりやすく解説してくれるし、テーマに興味が無い、やはり分かりにくいという事であれば、飛ばして読んでも差し支えない。例えば、水晶体の話、内視鏡、X線、重粒子線によるガン治療、引力や気象など幅広い。解説の仕方も、イヤフォンの音質の差はなぜ生まれるのか、というように身近だ。ちなみに良い音質を求めるなら、高音域に適した軽い振動板と、低音に適した大きな振動 -
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ネタバレ私も一応理系の端くれであるが、仕事術を極めるなら本著みたいなものの中に共感できる取り入れられる、または強化できる仕事術があるであろう。長所伸展の為に参考にしパクろうと思う。
【要約と感想】
物事や頭の中を整理し、人間関係を円滑にし、アウトプットする方法を身に着ければ仕事の生産性はバク上がする、といった内容である。
2005年くらいの図書の様なので、時代の移り変わり特にモバイルデバイスの発達があるのでそのまま、とはいかない。だがしかしその本質は変わらないのである。現代に置き換える本著にあるようなクリエィティブな作業をすれば本書の内容は十分な価値を見出せる。
理系的…とあるが今やどのタイプでも -
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1.この本を一言で表すと?
物理の法則をわかりやすく解説し、そこから一般化と抽象化を行うことを解説した本。
2.よかった点を3~5つ
・初めて知った内容
→海王星の発見にもニュートンの影響があった(p118)、イオンエンジンは、宇宙空間での推進にのみ用いられる(p135)、地球の内部や地震も、波の性質から調べている(p173)、地球の磁場が生命を守る(p217)、
・そもそも人間が見ることのできない赤外線を、機材を使って漢書しているのが赤外線カメラですから、赤外線に対応する彩りは存在しないのです。(p227)
→言われてみればその通りだと思う。人間が見ることのできないものだから。
・「与 -
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地球科学の研究者で、京大の人気教授であった著者が、どうして勉強しないといけないの?受験なんて意味ないんじゃないの?などの疑問に答えてくれます。
内容をまとめてみました。
○「コンテンツ学力」…覚えた知識がそのまま使える学力のこと
「ノウハウ学力」…新しい知識を獲得する能力(試験日までにこなす勉強のスケジュールを組むなど、限られた時間で成果を上げる訓練を積むこと)
この二つの学力が必要である。
○私たちが勉強するのは、人類の知的遺産を継承するため。受験で得た知識とノウハウは一生の宝。人類の遺産を知る始まりが、実は平凡に見える学校の勉強にある。
○自分プロデュースのための[戦略](自分が -
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息子が地球科学科を受験するというので、読んでみた。科学の入門書はやはり定番ブルーバックスでしょと、中でも出版年が新しい物を選択。著者は地学のみならず科学の伝道師として広くご活躍されている先生のようです。確かに読みやすく分かりやすかった。
仕事上、国の防災会議が出す地震発生確率の長期評価や津波の被害想定、自治体のハザードマップや地域防災計画に目を通してはいて、自然災害については一通り分かったつもりになっていたが、こうして体系的に噴火や地震という事象について読んでみると、表面的な結果だけをなぞっていたんだなという自らの浅学さが分かる。専門家ではないので、すべてを知る必要はないが、専門家たちがどの