あらすじ
高い確率で発生されるといわれる首都直下地震。
2024年元日に起こった能登半島地震により首都直下地震、そして連動して起こる大災害の警戒が強まっています。
本書は、内陸地震が増えているという新事実、新たに危惧される震源域、活動が活発になっている火山、能登半島の地下に集中する「ひずみ」で急務を要する直下型地震の対策など最新の知見から、日本国民が知るべきリスクと、予想される災害のシナリオ、被害想定、そして命を守るためになにをすべきかを簡潔に網羅した警鐘の書。
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
筆者とは仕事で面談させて頂いた事があったので、最新のこの本を楽しみにしていた。東京の湾岸地域に住む自分にとっては今後日本のどこに居を構えるかが最大の悩み。少しでもリスクを分散ししなやかな生き方が出来るよう考え抜きたいと思った。最後の章の部分はサステナブルな社会を築くために共感出来る部分が多かった。良著だと思います。
Posted by ブクログ
南海トラフ地震、首都直下地震、噴火の概要とリスクの説明のほか、現在の建物の耐震対策についても言及、科学の限界を正しく理解し、分散型社会が望ましいと提言する本書は科学の伝道師として活躍されている著者の叫びが詰まった内容でした。大地動乱の時代に生きる以上、生活に活かさなけばと思いました。
Posted by ブクログ
万が一地震が来たら怖いから、どこそこへは行かない。万が一噴火が来たら怖いから、これは諦める。「万が一…」と言う言葉が頭の中をよぎったときには、「9999の可能性」を同時に思い浮かべるようにすれば、豊かな人生を送るための切符を手に入れらると私は信じている。
Posted by ブクログ
科学的かつ論理的に書かれており,地震に関して適切に恐れるために読むべき本.ストックからフローへ,人口やエネルギーの集中と分散など,視座を高めることができる.ただし,ある程度の教養人にとっては新しい情報が多いわけではない.
Posted by ブクログ
命を守る備えは日々の小さな一歩から。非常用袋に水、食料、薬を揃える。家具の固定、家族との連絡方法の確認。地図を見て避難所への道を覚える。隣人と挨拶し、助け合える関係を築く。
災害は予測不能だが備えは意識で変えられる。今日の準備が明日の命を守る鍵となる。
動き出すのは今思い立ったこの瞬間だ。
Posted by ブクログ
先月「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたばかりのタイミング、かつ関東大震災から101年の9.1を迎えたのを機に。小難しい学術的解説は一切なし。地震だけではなく火山や異常気象にまで言及し〝災害大国で生き抜く方法〟に重きを置いた内容で、「長尺の目」の大切さを教えられる。情報量は物足りないが、噛んで含めるような説明はとても分かり易く、意識改革という点で色々参考になった。