鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    この本を読んだことで、今後、地震や噴火のことに注意が向きそうになると思う。400ページを超える本でボリュームがある。同じようなことを言葉を変えて説明しているので、読後の理解は深まる。

    「南海トラフ巨大地震」という言葉自体はよく耳にしてきたが、正直に言えば、どの地域で、どのようなメカニズムで、どれほどの影響を与えるのか、それほど理解が深かったわけではない。この大地震の発生が予想されているのは、2035年をピークにした前後5年とのこと。
    南海トラフ巨大地震を構成するのは、東から静岡沖の東海地震、名古屋沖の東南海地震、四国沖の南海地震の3つ。過去、1707年の宝永地震は、これら3つの地震がすべて連

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    2026年04月11日
  • 日本史を地学から読みなおす

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    読みやすい本だった。
    小学校の国語の教科書の説明文を読むようだった。わかりやすく、読みやすい。そして著者の「学者として『人に伝える』という自身の使命を果たさなければいけない」という熱意が沸々と感じられた本だった。

    記述を読みながら日本は本当に長い歴史の中で幾多の災害にさらされた国であり「脆弱な国土」なのだと改めて感じた。
    しかし、読み終わってみるとそれ以上に、古代から想像を絶する災害にも負けず、脈々と命を繋いできた先人の偉大さを思わずにはいられなかった。

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    2026年03月28日
  • オタク科学者の超コミュニケーション術

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    題名からなんとなく期待せずに、ただ鎌田先生の火山の本が面白かったからという理由で読んだのですが、意外に?すごく良かったです。

    小手先の対人技術を説くのではなくて、前提として人間それぞれが全く違う世界観を持っている(本の中ではフレームワークという言葉で表現してた)ということから始まるので、話がとても本質的な気がしました。あと過去の著者ご自身への反省もちょくちょく入ってくるので好感が持てます。

    この値段でこの内容は大変お得やなと思った次第です!最後の最後に短くまとまった災害情報も入ってるし、楽しく読めました!!

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    2026年03月28日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    とても面白かった!!
    大地震や火山の噴火がシステム的に定期的に起こるものだと理解すると、なんか地球の大きな流れやし、しょうがないなあという気になる。
    大昔、トバ火山の噴火によって、その頃の人類の9割が死滅したというのも衝撃。火山の大きさは地球からするととても小さいのに、地球全体の環境を大幅に変えちゃうんですね‥

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    2026年03月21日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    この本が対象とする典型的地学リテラシーのない当方が分かり易く面白いと思うのだから、本書の目的は達成されております。
    長尺の目かぁ、、、ありますよね、首都圏直下型地震も富士山噴火も。そして油断なく、楽しむ心を持つことが肝要なり。
    いや、導入として非常によく出来た良書だと思います。

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    2026年03月15日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    こんなんおもろくないわけが無いやろう、という神企画本。本当にありがとうございます。
    ハガキで面白かった旨を出版社に送りつけた。それぐらい面白かった。私は西本昌司さんの章が好きでした。

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    2026年02月28日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    ネタバレ

    「スカスカ・グサグサの岩石」が特に興味を持った。花崗岩は知っていたが、花崗岩が腐るのは知らなかったし、エピ閃長岩も知らなかった。

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    2026年02月22日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    とても面白かった。
    私の人生を変える一冊となりました。
    防災への意識が前向きに強まり、防災士の資格を取りたいなと思っています。

    学術的な話に偏りすぎた内容では無く、全国民が関係するこれからの大災害の影響に触れており、また怖がらせたり無知な人を見下したりそういうことはなく、前向きに現実的に諭してくれるので好感高いです。

    白頭山大噴火見ました。地震が起きた瞬間の映像はかなり怖かったのですが、南海トラフでこういうのがくるのか、と事前に恐怖を一回イメージできたのはよかったです。実際は比べ物にならない恐怖だろうけれど、この本で先生が言ってくれているように、少しでも生きれるようにと、建物が壊れてもまた

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    2026年02月21日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    理論物理学、微生物学、幹細胞発生学、宇宙物理化学、生命流体力学、地質学・岩石学、火山学、古脊椎動物学、代数幾何学、ニュートリノ天文学など、様々な分野の19名の理系研究者が「偏愛論文」について語るアンソロジー。
    自分は文系で、理系の学問についてはあまり縁がない中、いろんな研究分野のユニークな論文のエッセンスが知れてとても興味深かった。また、研究というものの面白さを改めて感じた。
    中でも、川上和人「そういえば、最近ケンケンしてないな」、仲野徹「衝撃と痛恨の秘話 幹細胞の可塑性とは何だったのか」、西本昌司「スカスカ・グサグサの岩石」、小林快次「羽を生やした恐竜」、小林武彦「私の愛する論文たち 老化は

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    2026年02月19日
  • 日本史を地学から読みなおす

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    まずはプレートの動き方の基本など地学のざっとしたおさらいや、現在は休火山と死火山という用語は使われなくなり、1万年以内に噴火していれば活火山とみなされるなどの基本的な話に始まる。ちなみに日本の活火山は111にのぼる。有史以降の日本の災害を列記していく。最古に記録される地震599年は大和地震。684年の白鳳地震は南海トラフの最古の記録と見られる。

    東日本大震災以降、大地変動の時代に入ったため、地震や噴火などが増えていること、南海トラフ地震は2030-2040年には起こると思われること、桜島の大正の大噴火以降、噴火活動は日々続いているが、そろそろ地下のマグマ溜まりに大正大噴火の時の90%くらい溜

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    2026年02月15日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    今まで読んだことがないジャンルの本で、
    各分野の第一人者がおすすめ、あるいは人生に影響を与えた論文を紹介する珍しい本。

    中には難解すぎて、ウ~ンというのもあったが。。
    それでも大変楽しめた。理系の方の方が楽しめるだろうが、文系の方でも楽しめる。

    個人的に面白かったのは、
    回し車を公園におき、それをねずみやカエル等色々な動物が回す実験のもの。
    人が40歳でガタッと年齢を感じる理由と直結するオランウータンの遺伝子の話。

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    2026年02月12日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    平易な語り口調で一般読者にも理解しやすく、しっかりとボリュームもあって、まるで講義を受けているかのよう。日本人は必読といって過言ではない。

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    2026年01月04日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    勉強が足らず理解出来ないところもあったけれども、とても面白く、また魅力的な着眼点に満ちたアンソロジーだと思う。
    博士たちが愛してやまない論文を紹介している。
    実にシンプルである。
    しかし、博士たちが愛しているだけあって、その多様さは目を見張るものがある。
    博士たちは論文を愛している。博士いわく……
    その論文は美しい。
    その論文は執筆した科学者の野心と信念が詰まっている。
    その論文はこの分野においてすばらしく重要だった。
    その論文は卓越した面白い他にない着眼点でもって作成された。
    その論文は結果的には誤謬であったが、この論文があったからこそ反証的に研究が進み発展した。
    その論文はいまは亡き仲間が

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    2025年12月23日
  • 日本史を地学から読みなおす

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     これは読んで良かった本である。地球規模で自然災害の歴史をダイナミックに著している。地球全体のわず0.25%しかない日本がなぜ地球全体の1割の地震が発生し、マグニチュード6以上の大地震の2割が発生しているのは、複雑にプレートが入り組んでいる上に日本列島が乗っているのが原因なのだ。噴火についても、世界中の火山の2割が日本に集中しているのだから日本は災害列島なのだ。そんな日本で暮らす日本人はこの本を読むべきだと思いました。

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    2025年12月02日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    研究者が美しい論文や人生を変えた論文を語るアンソロジー。時にそれは高い壁であり励ます存在でもあるのだと感じた。論文を「作品」と表現した箇所があり納得。理学系に馴染みがない方にはやや読みにくいかもしれないが、研究者の人生、論文への愛を感じられる稀有な一冊だ。

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    2025年11月28日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    今までありそうで(あったかもしれないが)見つけられていなかったテーマ。いろんな分野の先頭を走る研究者が各々愛する論文を語るという、極めて興味深く面白かった本。各々の研究テーマが違うのはもちろん、各々の研究者の感性や語り口がそれぞれ全く違っていたのも面白かった。一般向けに少し噛み砕いてくれている人もいれば、専門用語もりもりで愛が溢れている人もいた。どちらも素晴らしいと思う。いわゆるオタク文化にも通ずるところがあると感じた。専門家から見た「私見を含んだ」サイエンス的エッセイは非常に面白かった。
    大学時代を振り返ると、論文を読むのは嫌いではなかったし、面白かったがやはりどこかタスクの一つになっていて

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    2025年11月24日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    簡単か難しいかで言うと数式はないものの難しい。
    何せ正解がないし基礎知識も中学まで。
    ただ地震や火山など身近なことが記載されており、巻末にかけて南海トラフ地震については準備を着実に進めなければならないと感じた。

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    2025年10月19日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    30年たつといろいろ変わってるんだなあ。わかるようになったことが多いけど、わからないこともまだまだたくさんある。その中でリスクコミュニケーションをとっていく。大変だけどものすごく気を使って書いてるのがよくわかる。やっぱり茨城の北の方かなあ。

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    2025年10月13日
  • 災害列島の正体-地学で解き明かす日本列島の起源

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     この本の途中で著者は、大学センター試験を受ける学生のうち、理科で地学を選ぶのはわずか7%と嘆く。

     私個人的な経験でも、40年以上前の受験時に地学を選択したが一定数以上の生徒が受講しないと授業を行わない、と言われて往生した記憶がある。

     地質学、古生物学、宇宙論、天候、太陽活動まで、地学のカバーする範囲は広い。その地学を最新の知見をもって解説し、最新の地学を俯瞰できるのが素晴らしい。

     「できるのは防災ではなく減災」など、うなずける指摘多数。この分野の専門家である著者が、地学にもっと興味を持って欲しい、という動機をもって書き上げた良書。

     地学はこの1冊で。

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    2025年10月01日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    もとは塵だらけの宇宙。これが少しずつ集まって、集まるとき隕石となって、
    熱と水分を地球にもたらす。火の玉地球が出来上がる。
    太陽との距離が絶妙で、水星のようには干上がらず、火星のように冷え切らない、
    奇跡の星が生まれた。火の玉から雨によって地表が冷え、空気の層も生まれる。
    生物が生まれる。パンゲア大陸がプレートに乗って少しずつ動く。
    マグマが噴出し火山が噴火する。プレートがずれて地震が起こる。
    そう、この本の主役は地震と火山。

    京都大学名誉教授がわかりやすく地学を教えてくれる。
    教室と銘打つくらいなので、私も知っていることも結構あった。

    興味深かったことをいくつか。

    温暖化が叫ばれている

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    2025年09月21日