鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 理系的 英語習得術 ――インプットとアウトプットの全技法

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    あまり読書しない人が多い印象のある理系のためか、英語学習をマクロにとらえているほか、生きる哲学についても書かれています。
    英語は習慣化することが肝要で、そのために有用なツール、書籍等が述べられています。
    まずは試して実践してみることから始めます。

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    2024年09月14日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    物理なんてやった記憶もないけど、すごく楽しめました。

    おそらく高校1年生で物理基礎はやったけど、本当に覚えていない。嫌いなら嫌いで覚えているはずだけど、それすらも覚えてない。
    でも仕事関係でちょっと気になることがあり、それ自体は理解できたが、もっと本質を勉強したいと思い、最近は物理の本を片っ端から読んでます。

    そうすると、身の回りがなんてこんなに面白いんだろうと感じる日々です。
    この世の諸原理なるものを理解するためのアプローチが物理だと勝手に解釈していますが、物理ってとっても面白い。

    あとがきに、物理の苦手を払拭するための方法、文系のための、ビジネスマンのための物理の勉強の方法なんかも書

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    2024年06月17日
  • 大陸と海洋の起源

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    ウェゲナー=大陸移動説、とテストに出る用語として単純に知っていたものが、著作を実際に読むことで彼の説の壮大さを実感できた。大陸が移動するということを説明するために、地質、生物、化石など様々な分野の情報を組み合わせていく。今でこそプレートテクトニクスなどが当たり前に知られているが、一番初めにこの説を彼が唱えそれを数々の証拠をもとに説明していったときは、さぞかしワクワクしたことだろう。

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    2024年06月03日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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     自然災害時のハザードマップを作るのを富士山麓など観光地は嫌がるが、20万以上の麓住人だけでなく多くの観光客の避難のために様々な事態を想定して避難経路の想定は不可欠。
     火山灰は粉末ガラス類似で、空中にあると航空機の飛行が不能、道路上にあるとクルマの走行が困難となる。噴火の空電で電波障害も起こり携帯通話もネット接続など通信も困難になるかもしれない。
     放射能という見えない脅威「だけ」の原発事故避難でも数々の不手際があった。噴煙、火山弾、溶岩流、火砕流、に加え通信障害により混乱、道路渋滞、交通途絶など地震被害が加わり想定上限以内でも首都機能が麻痺する事態が考えられるが、対策は想定されているだろう

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    2024年02月18日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    読みやすかった。活きた時間を過ごす為、活きた勉強が必要。完璧主義にとらわれず、計画し実行し修正していこう。うまく行かなければ、どんどん変えていく。より簡潔に。幅広く知ろうとしよう。
    不安や焦りに流されず、今から出来ることを気楽に、ゆっくりやろう。

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    2023年09月19日
  • 世界がわかる資源の話

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    資源やエネルギー問題、温暖化などあまり知識がなかったが、分かりやすく書いてあって良かった。
    1つのテーマが見開き2ページでまとめてあるので読みやすいし、イラストや図表も多い。
    これからの世の中で避けられない問題ではあるので、勉強のきっかけにはオススメできる。

    牛は豚や鳥と比べて生育に必要な資源が多いよ(環境への負荷が高い)とか、日本でも新しい技術で半導体や太陽光発電の開発してるよ、といった気になる知識も得られたので、今後の自分の生活にも活かして行こうと思う。

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    2023年09月11日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    文章は一般向けに分かり易く、図も豊富でこれをベースに行政が発表するハザードマップをアップロードしていけば、富士山噴火に対する防災対策はある程度取れるのではないだろうか。

    静岡や山梨、関東に住んでいなくても、活火山の周辺に住む人にとって読んでおいて損はしない一冊だと思う。

    ジュンク堂書店草津店にて購入。

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    2023年05月14日
  • 京大人気講義 生き抜くための地震学

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    4月から授業が始まって教科書を読むことが多くなって、なかなか他の本を読んでいませんが、今月末に地震学入門の授業が金沢であるので、そのための予習の意味も含めての一冊。
    前半は大地震発生のメカニズム、後半は減災のための実践的な内容の本でした。首都圏での地震における帰宅困難者向けの帰宅支援マップを使い、東京丸の内から千葉県松戸市まで実際に歩いてチェックする内容はなるほどって思う視点がたくさんありました(私は会社と自宅が徒歩1分だけど(^^;)。日本は、プレート構造を思えば必ず地震は起きるという運命にある立地。将来の損害を考えずに便利だからと首都集中が続く姿を、戦争の時代に投影して現在は「負ける戦争か

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    2023年04月11日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    地球科学の基礎から最新の話題まで短い文章で的確にまとまっており、この一冊で自然関係の話題には十分です。長尺の目の考え方や自然を畏怖する気持ちに気付かされます。
    今は地学を高校で学ぶ生徒は1割以下とのこと。著者か嘆く理由もわかります。地震国火山国の日本で信じがたいですね。
    それでいてやれ温暖化だ、防災だなどと片腹痛いも甚だしい限り。高校での地学教育の復権を期待したいですね。
    この本を手にとって地球科学の素晴らしさにはまってほしいものです。

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    2023年03月18日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    ネタバレ

    地球の現象は構成要素を足し合わせれば理解できるものではない。マクロで見る目が必要。デカルトの近代科学の基礎(要素還元主義)とは異なる。
    宇宙のダークマターは23%の質量をもっている。実際に見える者は4%、残りの73%はダークエネルギーではないか。

    いて座スターAに太陽の400万倍のブラックホールがある。銀河の中心。
    太陽の10倍以上の星は、超新星爆発のあと中性子性になる。30倍以上の星はブラックホールになる。太陽は白色矮星となって寿命を終える。

    太陽の重力を受けるのは、1万天文単位。地球から太陽までの距離が1天文単位=AU。海王星までは30AU。
    地球型惑星と木星型惑星。
    公転と時点は同じ

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    2023年03月11日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    2030~2040年の間に確実に南海トラフ大地震が起こると思っておいた方がよい。
    地震に対する対策は東日本大震災の経験もあり、ある程度できるだろう。しかし富士山噴火に対する対策は現在のところ逃げることしか思い付かない。
    富士山は噴火しないだろうというのは根拠のない楽観的観測だ。富士山も過去の歴史を見ればいつか確実に噴火する。しかも南海トラフと連動する可能性が高い。最悪、山体崩壊もあり得る。経済損失は計り知れない。
    常に対策を考え続けることが大切だ。考えているか考えていないかが生死を分ける。

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    2023年02月24日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    高校で地学を選択しなかったので、地学の学び直しにぴったりな一冊でした。

    〈目次〉
    第1章 地球・生命
    第2章 環境・気象
    第3章 資源・エネルギー
    第4章 地震・津波、噴火

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    2023年02月07日
  • 揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義

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    地震と噴火のメカニズム、災害への警告、減災の勧め、ポストGAFAをどう生きるか。地学に哲学、コンテンツは多岐に渡る。…【好きなことより、できること】誰かのためにできることをまずやる。時間を無駄にしない。人生は思ったよりも短い。【温暖化は自明ではない】”温暖化狂”になってはならない。科学とは無知の知を自覚するもの。何事も決めつけはよくない。【2035年±5年、巨大地震がやってくる】東日本大震災の何倍もの規模。そのとき自分はどうしているのか。備えと覚悟。…自然の偉大さ、人類の小ささ。生きることを見つめなおす。

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    2023年01月27日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    ネタバレ

    日常の中の物理をコンセプトに、何の気なしに周りで起こっている現象や利用している機器なんかがどういった原理なのかを解説している。

    が、理系音痴の私はやっぱり腹落ちするまでの理解には到達できないなー。日々利益を享受しているノイズキャンセリングの「単振動」や「位相がずれる」といった用語や現象がどうも理解できない。そんな時は最終章にも述べられている「棚上げ法」でどんどんその他書籍を読んでみたりで量をこなしていくことで、光明を得るときがくると信じてる。

    個人的な学びは、遠視・近視と老眼・白内障は原因が異なる・前者は眼球の変形で、後者は水晶体の濁りなんだって。乱視な私は眼がゆがんでいるのかと少し怖くな

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    2022年12月01日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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    文章が好き ◯読みやすい!
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    『ブラタモリ』をみるようになって、地学に興味を持ちようになりました。
    学生時代は全く触れなかった分野。
    今になって面白さを感じる。

    そんなレベルの私でもわかりやすい。

    数値が出てくると、プツンと思考停止してしまうのはあいかわらずだけれど。

    今年中に読み終わってよかった!

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    2022年11月19日
  • 京大人気講義 生き抜くための地震学

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    2022.09.30

    いわゆる「南海トラフ地震」や富士山の噴火など、これまでの地震の歴史を交えながら必ずくると言われている大震災に向けてどう行動するべきかを理解することができた。
    防災のためにあれをやろう!と強く意識するのではなく、日常の中に溶けこませていくことが大事。
    例えばいつも持ち歩くカバンの中に飲料水や軍手を入れておくことも大事。
    最も読んでいて素晴らしいと思ったのは東日本大震災で生まれた大量の瓦礫を使って防波堤を作る仕組み。
    次に津波が来たときにその勢いを抑えることはもちろん、本来ゴミになってしまうものを再利用する考え方も素晴らしい。

    世の中には防災に関する知識が溢れている。

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    2022年10月01日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

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    ネタバレ

    実践しようと思ったことは4つ。
    1.師匠と憧れの人物を見つけ、できれば直接会うこと
    2.入門書は最低3冊、児童書などもよし
    3.何かを暗唱することで記憶力を向上させる
    4.勉強の最初の10%は復習から

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    2022年09月23日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    理系教育のスペシャリスト2人によって書かれた本。生活の延長線上にある物理の理論を使った事象やモノが解説される。

    内容は非常に分かりやすく、読み物として単純に面白かった。役立つ知識も多かった。

    ただしこの本の醍醐味は知識を得ることではなくて物理の世界に「慣れる」ことがと思う。
    自分は数学と物理が嫌いすぎて文系の大学に進んだが、何の因果かばりばりの理系フィールドであるメーカーで今は仕事をしている。まさか図面を読むような仕事に就くとは思わなかったが、何年か仕事しているとそれが楽しいと思うようになった。

    それでも物理や数学にはアレルギーが未だにあるので、これを克服するためにこうした本を読むように

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    2022年09月14日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    読書の苦手な人にとって、とても知的なイメージのある中公新書を手に取ることはハードルが高いと思う。ところがこの本は、読書が苦手な人向けに、丁寧に構成されている。筆者が教鞭を取る京大の学生だけが対象ではなく(決して優秀な人が対象ではなく)、本を手に取らない世の中の人達全般に向けられた「読書法ガイド」である。

    まず、目次がとても分かりやすい。気になる箇所から「つまみ食い」できるように、各章がキャッチーな言葉で並んでいる。
    そして、この本は各章の「冒頭」に要約が記されている。まるで新聞の見出しのようだ。章末に要約があるだけでも丁寧だが、冒頭にある本はなかなか無い。つまり、目次を読んで、気になった章の

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    2022年07月02日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    シンプルで読み易い、勉強とは効率良くオンオフの切り替え,自分にとって難しい本は作者が悪いと言うのは意外と良かった

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    2022年02月02日