鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    文章は一般向けに分かり易く、図も豊富でこれをベースに行政が発表するハザードマップをアップロードしていけば、富士山噴火に対する防災対策はある程度取れるのではないだろうか。

    静岡や山梨、関東に住んでいなくても、活火山の周辺に住む人にとって読んでおいて損はしない一冊だと思う。

    ジュンク堂書店草津店にて購入。

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    2023年05月14日
  • 京大人気講義 生き抜くための地震学

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    4月から授業が始まって教科書を読むことが多くなって、なかなか他の本を読んでいませんが、今月末に地震学入門の授業が金沢であるので、そのための予習の意味も含めての一冊。
    前半は大地震発生のメカニズム、後半は減災のための実践的な内容の本でした。首都圏での地震における帰宅困難者向けの帰宅支援マップを使い、東京丸の内から千葉県松戸市まで実際に歩いてチェックする内容はなるほどって思う視点がたくさんありました(私は会社と自宅が徒歩1分だけど(^^;)。日本は、プレート構造を思えば必ず地震は起きるという運命にある立地。将来の損害を考えずに便利だからと首都集中が続く姿を、戦争の時代に投影して現在は「負ける戦争か

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    2023年04月11日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    2030~2040年の間に確実に南海トラフ大地震が起こると思っておいた方がよい。
    地震に対する対策は東日本大震災の経験もあり、ある程度できるだろう。しかし富士山噴火に対する対策は現在のところ逃げることしか思い付かない。
    富士山は噴火しないだろうというのは根拠のない楽観的観測だ。富士山も過去の歴史を見ればいつか確実に噴火する。しかも南海トラフと連動する可能性が高い。最悪、山体崩壊もあり得る。経済損失は計り知れない。
    常に対策を考え続けることが大切だ。考えているか考えていないかが生死を分ける。

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    2023年02月24日
  • 揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義

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    地震と噴火のメカニズム、災害への警告、減災の勧め、ポストGAFAをどう生きるか。地学に哲学、コンテンツは多岐に渡る。…【好きなことより、できること】誰かのためにできることをまずやる。時間を無駄にしない。人生は思ったよりも短い。【温暖化は自明ではない】”温暖化狂”になってはならない。科学とは無知の知を自覚するもの。何事も決めつけはよくない。【2035年±5年、巨大地震がやってくる】東日本大震災の何倍もの規模。そのとき自分はどうしているのか。備えと覚悟。…自然の偉大さ、人類の小ささ。生きることを見つめなおす。

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    2023年01月27日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    ネタバレ

    日常の中の物理をコンセプトに、何の気なしに周りで起こっている現象や利用している機器なんかがどういった原理なのかを解説している。

    が、理系音痴の私はやっぱり腹落ちするまでの理解には到達できないなー。日々利益を享受しているノイズキャンセリングの「単振動」や「位相がずれる」といった用語や現象がどうも理解できない。そんな時は最終章にも述べられている「棚上げ法」でどんどんその他書籍を読んでみたりで量をこなしていくことで、光明を得るときがくると信じてる。

    個人的な学びは、遠視・近視と老眼・白内障は原因が異なる・前者は眼球の変形で、後者は水晶体の濁りなんだって。乱視な私は眼がゆがんでいるのかと少し怖くな

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    2022年12月01日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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    文章が好き ◯読みやすい!
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    『ブラタモリ』をみるようになって、地学に興味を持ちようになりました。
    学生時代は全く触れなかった分野。
    今になって面白さを感じる。

    そんなレベルの私でもわかりやすい。

    数値が出てくると、プツンと思考停止してしまうのはあいかわらずだけれど。

    今年中に読み終わってよかった!

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    2022年11月19日
  • 京大人気講義 生き抜くための地震学

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    2022.09.30

    いわゆる「南海トラフ地震」や富士山の噴火など、これまでの地震の歴史を交えながら必ずくると言われている大震災に向けてどう行動するべきかを理解することができた。
    防災のためにあれをやろう!と強く意識するのではなく、日常の中に溶けこませていくことが大事。
    例えばいつも持ち歩くカバンの中に飲料水や軍手を入れておくことも大事。
    最も読んでいて素晴らしいと思ったのは東日本大震災で生まれた大量の瓦礫を使って防波堤を作る仕組み。
    次に津波が来たときにその勢いを抑えることはもちろん、本来ゴミになってしまうものを再利用する考え方も素晴らしい。

    世の中には防災に関する知識が溢れている。

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    2022年10月01日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

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    ネタバレ

    実践しようと思ったことは4つ。
    1.師匠と憧れの人物を見つけ、できれば直接会うこと
    2.入門書は最低3冊、児童書などもよし
    3.何かを暗唱することで記憶力を向上させる
    4.勉強の最初の10%は復習から

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    2022年09月23日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    理系教育のスペシャリスト2人によって書かれた本。生活の延長線上にある物理の理論を使った事象やモノが解説される。

    内容は非常に分かりやすく、読み物として単純に面白かった。役立つ知識も多かった。

    ただしこの本の醍醐味は知識を得ることではなくて物理の世界に「慣れる」ことがと思う。
    自分は数学と物理が嫌いすぎて文系の大学に進んだが、何の因果かばりばりの理系フィールドであるメーカーで今は仕事をしている。まさか図面を読むような仕事に就くとは思わなかったが、何年か仕事しているとそれが楽しいと思うようになった。

    それでも物理や数学にはアレルギーが未だにあるので、これを克服するためにこうした本を読むように

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    2022年09月14日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    読書の苦手な人にとって、とても知的なイメージのある中公新書を手に取ることはハードルが高いと思う。ところがこの本は、読書が苦手な人向けに、丁寧に構成されている。筆者が教鞭を取る京大の学生だけが対象ではなく(決して優秀な人が対象ではなく)、本を手に取らない世の中の人達全般に向けられた「読書法ガイド」である。

    まず、目次がとても分かりやすい。気になる箇所から「つまみ食い」できるように、各章がキャッチーな言葉で並んでいる。
    そして、この本は各章の「冒頭」に要約が記されている。まるで新聞の見出しのようだ。章末に要約があるだけでも丁寧だが、冒頭にある本はなかなか無い。つまり、目次を読んで、気になった章の

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    2022年07月02日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    シンプルで読み易い、勉強とは効率良くオンオフの切り替え,自分にとって難しい本は作者が悪いと言うのは意外と良かった

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    2022年02月02日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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    やり直すも何も高校で地学をやっていない。
    が、日本人なら知るべき情報がたくさんあるし、むしろ新聞やテレビなどで聞き齧った情報も多いが、改めて頭の中が整理された。
    最後の宇宙のことだけは良くわからなかったのと、まだ研究分野のせいか説明もポワーっとしてる感じだった。

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    2022年01月21日
  • 富士山噴火 ハザードマップで読み解く「Xデー」

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    地球物理学者である著者による、ブルーバックスならではの学術的な著作です。火山噴火と災害につながる現象について、基本的な専門情報が紹介されています。またそれらを元に公表されているハザード情報の詳細な解説されて、その危険について記述されており、今更ながら再認識させられる一冊でした。地球、富士山が「活動」していることを忘れてはいけないと改めて思いました。

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    2022年01月15日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    勉強には、学んだ内容が活きる(コンテンツ)のと、効率よく勉強していくノウハウを身につけるという2つの効能がある。

    勉強するということについてサクッと学べる本

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    2022年01月01日
  • 地震はなぜ起きる?

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    地震の仕組みは動画で見た方がわかりやすいとは思うが、この本で十分よくわかった。
    ジュニアスタートブックスは(中学生には読みやすいのだろうが)読んでもちょっと物足りないと思うことが多いのだが、これは内容が詰まっていて読み応えがあった。最初に出た本だからだろうか。
    内容は必要なことばかりで、どこか削ることはできなさそうなくらい充実していた。京大の教授が地震の仕組みや日本の地震災害の歴史などを、科学的に分析していく。そして南海トラフは2030年代にはほぼ確実に、首都直下型地震も30年以内に70%の確率で起きると、理路整然と説明されたので、読んだ後寝た私はうなされてしまった。日本、活断層だらけじゃん。

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    2021年11月23日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    いつでも勉強することは必要だ。そして、誰しも自分なりの勉強法を身に着けるべきだ。そのヒントがここにある。

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    2021年10月18日
  • 地震はなぜ起きる?

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    日本は、海溝・陸の計4つのプレートの境界にあり、頻度と規模の面で地震大国である。
    過去の巨大地震の感覚から南海トラフは2030年代とされており、これは地震の世界では数少ない予想の一つである。

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    2021年10月16日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    理科系の人のための、というよりは、理系的な読み方を要求される本から情報をいかに抽出するか (と、それをどうアウトプットするか) について解説されている。
    詩や小説ではなく、教科書、専門書、ビジネス書、指南書のようなものが対象。
    自分はフィクションよりもこういったものをよく読むので、大変参考になった。

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    2021年10月04日
  • 一生モノの英語勉強法 「理系的」学習システムのすすめ

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    トピックセンテンスは、英語ではお約束のようなもの。最初にいいたいことを述べる。
    スキマ法=1日5分でも発音の練習する。自分の発音は録音して聞く。

    伊藤和夫「英文法教室」文法は筋トレのようなもの。知的なことを学ぶ喜び。
    大学受験用の文法参考書と文法問題集。受験用教材は最適な教材。「フォレスト」など。
    文型、完了形、接続詞、句と節、協調、倒置、否定、仮定法以外はやらない。
    一日10分数日から一〇日程度で終了するように取り組む。本に書き込む。捨て問題集を使って総復習する。
    動名詞と不定詞の使い分けは最初に暗記する。
    受験用英文法が終わったら、「ハートで感じる英文法」「英文法をこわす」など。

    「英

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    2021年09月18日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    使えそうな方法を集めたと筆者が言うとおり、一通りの大変役に立つ読書法が記されている。
    本好きにも補章として興味深い内容があり、私にとってこれからに活かせそうだ。

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    2021年09月01日