鎌田浩毅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(別の本の感想を載せてしまっていたので再掲し直しました)
2018.2記。
鎌田浩毅「日本の地下で何が起きているのか」
南海トラフ地震は必ずくる。しかもかなり近いうちに。これはもう科学的知見としてはほぼ結論が出ているらしい。また、前から気になっていた「地震活動と火山活動は連動しているのか」について、著者の答えは明快にYes。今日本国内はもとより、環太平洋とくにアジア側で噴火と地震が頻発している。「活動期」に入っている。
確率はより低いが起きたらかなりまずいのが富士山の噴火(「噴火スタンバイ状態」(P.92))。山体崩壊で東海道の交通は寸断され、火山灰で首都圏のハイテク設備は壊れ、羽田と -
Posted by ブクログ
専門書やビジネス書を読むのが苦手な人(社会人、学生のどちらもOK)への読書術の指南書。タイトルは「理科系の〜」とあるけど、理系の書物を読むこのではなく、“効率よく読み進める理科系的考え方”を意味するものであるので、文系の人にもお勧めです。
(このタイトルだと、パッと見で文系の人が手に取る確率が下がってるんじゃないかな?と余計な心配をしてしまいました。)
内容紹介にあるように「最後までよまなくていい」「難しいのは著者が悪い」など、安心できる考え方が沢山ありました。
本書を読んで、「いつか自分にも理解できる日が来るかもしれない」と思って読み進めること出来ないのに何年も手放せなかった本を古書店に -
Posted by ブクログ
理科系の読書術というタイトルですが、理系じゃない私でも楽しんで読めたのでぜひ読んでほしいと思います。
読書というものについて、ただのスキルではないアプローチがされています。
本との向き合い方
本の読み方
本の選び方
本の使い方
などなど、理系=理論的で合理的な観点から、
なぜそうするのか、も含めて書いてあるので、
今後の読書にも生きると思います。
あくまで、速読や多読のスキルだけを学びたい方にはおすすめしない本です。
個人的には、これからの読書に対する考え方に役立つ本だと思うので、大学生や社会人になりたての方に出会ってほしい本だなと思います。