鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法

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    情報過多のインターネット社会、そんな現代でも本から得られる知識はなお偉大である。
    しかし、そんな社会だからこそ情報の取捨選択がより重要性を帯びてくる。本書はいかに読書をせずにすませるか、つまり自己が真に読むべき本の選び方とその本の読み方を新たな視点から記したものだ。
    本を読むことが目的となってはいけない、効率化を図るための知識を得るために多くの時間を費やしては本末転倒である、などこれからの読書を習慣化しようとする者たちに一つの読書方針を示してくれるだろう。
    単なる娯楽として読書を楽しんでいる人たちにとっても一部有用なことは記載されているが、思い切って「読まずにすませる」ことも本書の趣旨に沿うの

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    2020年09月12日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    富士山噴火が近いことはわかった。噴火したら致命的な打撃を受けることもわかった。なんで東京集中が変わらないかがわからない。

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    2020年08月03日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    ノンフィクションは読み飛ばすこと。面白いところから読む。あとは本に読まれないこと。特にこの本に読まれないことは、気をつけていないと気付かないうちに読まれていることがあるから、気をつけたい。

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    2020年05月23日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    2030年には南海トラフ地震が発生し、富士山も影響を受ける。噴火につながるかも知れない。現在、地震の兆候は1ヶ月程度前に分かるようになったが、やはり1人1人の意識の持ち様で被害が抑えられる。

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    2020年04月11日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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     地球や岩石、地質、大気、宇宙など、高校地学で扱う内容の基礎を網羅した概説本。一言で言ってしまえばこれに尽きるのだが、高校の教育課程(カリキュラム)で地学基礎や地学を開講している学校が極めて少なく、高校で地学を勉強した生徒も少ない中、もはや「倫理」と同様の絶滅希少種となってしまっている「地学」。だからこそ、このような一般向けの概説本の存在は極めて重要なのである。東日本大震災による大規模な地殻変動の影響がまだ続いている今の状況から、地震や火山、台風などについて興味を抱いた人も増えている中、一般教養として必読の書となるようにと記した著者の気概が表れている。

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    2020年01月25日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    ネタバレ

    富士山が噴火したら?その影響を淡々と予想していく。富士山噴火は単体では起きず、その前後に南海トラフ地震も起きる、という認識から富士山噴火が起きたら、という内容にもなかかわらずこのタイトルになっている。

    【火山灰】富士山が吹き上げる火山灰は風に乗り遠くまで届く。成層圏まで達すれば偏西風に乗り地球を一周する。灰と名がついているので誤解されるが火山灰は灰ではない。軽石などが砕かれた、細かいガラスのかけら、が実態。このため人間の肺に入れば呼吸障害を起こす。目に入れば炎症を起こす。マスクやゴーグルが必須となる。
    パソコンなど精密機器に入れば故障の原因となる。車両や航空機も火山灰の中では動けなくなる。

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    2019年11月02日
  • 座右の古典 賢者の言葉に人生が変わる

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    レビューで知って。
    いい本です。

    大事な一文
    あらすじ
    解説
    まとめ

    この構成がいい。
    時間のないときは、最初と最後だけ読めばいい( ´艸`)

    《原書にあたりたいと思った本》
    ①幸福論 ヒルティ
    自分の仕事が完了したら、すぐさま退くのがよい。

    ②自助論 スマイルズ
    優れた仕事を成し遂げるには、自尊心がなければならない。

    ③生きがいについて 神谷美恵子
    他人をあまり意識せず、「自分らしさ」をもっとだしてよい。
    生きがいは自分の価値観で決まる。
    落ち込んだときには、他者への貢献を考える。

    ④第二次大戦回顧録
    勝者は敗者を完膚なきまでに叩きのめしてはならない。

    ⑤孫子
    戦わないで勝つの

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    2019年09月23日
  • 一生モノの英語練習帳 最大効率で成果が上がる

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    何よりも「継続」が大切であるというのが
    伝わってきた。
    毎日学習を続けるためのメンタルや
    教材、進め方に至るまで具体的に
    書かれていた。

    特に文法書や辞書など筆者が
    オススメの本がリストアップされて
    おり非常に参考になった。

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    2019年08月09日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    ネタバレ

    基本的には、アウトプットや知識習得を目的とした読書ノウハウ本なのだが、ところどころ読書や知識習得そのものに対する著者の独自の考え方がみえておもしろい。
    もちろん、How toの部分も洗練されていて参考になる。

    細かい手法はさておき、骨子と読書に対する考え方のみメモ
    ・難しい語はいったん棚上げして、とにかくざっと目を通してみる。あとから理解できるようになることもある。
    ・あまりにも難しい場合は、著者が悪いか、自分がその本を読むための基礎力不十分。
     - 基礎知識を得るには入門書3冊程度に目を通してみる。
     - 著者と自分の理解のフレームワーク(時代的背景や固定観念、著者の属する集団における常識

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    2019年05月08日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    もともと理系的な思考をする私にはすっと腹に落ちる部分が多くありました。
    新しい発見こそそうはないものの、これで正しかったんだなと思わせてくれました。

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    2019年02月06日
  • 日本の地下で何が起きているのか

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    (別の本の感想を載せてしまっていたので再掲し直しました)

    2018.2記。

    鎌田浩毅「日本の地下で何が起きているのか」

    南海トラフ地震は必ずくる。しかもかなり近いうちに。これはもう科学的知見としてはほぼ結論が出ているらしい。また、前から気になっていた「地震活動と火山活動は連動しているのか」について、著者の答えは明快にYes。今日本国内はもとより、環太平洋とくにアジア側で噴火と地震が頻発している。「活動期」に入っている。

    確率はより低いが起きたらかなりまずいのが富士山の噴火(「噴火スタンバイ状態」(P.92))。山体崩壊で東海道の交通は寸断され、火山灰で首都圏のハイテク設備は壊れ、羽田と

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    2019年01月01日
  • 地球の歴史 上 水惑星の誕生

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    ビッグバンから始まって、物質、エネルギーの動向を、物理学と化学の視点を使い分けながら語っていく。宇宙規模のマクロの文脈において地球の誕生、変遷が無理なく位置づけられる。だから話の通りがスムーズ。
    上巻は先カンブリア期までで生物誕生の話はほぼないが、もう満腹感がある。
    中巻以降ではダイナミックな変動が減っていくことは明らかなんだし、上巻ほどの爽快感は望み薄だと思う。
    まあ、続きも読むけど。

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    2018年12月30日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    "目的を持った読書とすれば、おのずと戦略(読み方)も考え論じられる。
    濫読は消費の読書とのこと。
    所詮人生は暇つぶしとの人生哲学があれば、それも大歓迎。
    まじめな人はそうはいかず、何か生かせる流れを作りたいと考える。
    そんな人が読めば、参考になることが見つけられる本。"

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    2018年11月25日
  • 一生モノの英語勉強法 「理系的」学習システムのすすめ

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    "英語を学習する本は世にあふれている。そして、そんな本を何冊も読んできた。
    最近英語に触れる機会も増えてきたこともあり、自らの学習意欲を高めるためにと購入した本。
    文法の学習と英文を読むところからはじめてみようと考えている。
    いつからやるの?今でしょう!(最近のはやり言葉をちょっと使ってみたくて・・)"

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    2018年10月28日
  • 京大・鎌田流 知的生産な生き方 ロールモデルを求めて

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    "京都大学の鎌田教授流の知的生産的な生き方紹介した本。
    私が、この本で一番印象に残ったのが、「理系の棚上げ方」とう下り。解決に至らない事柄を捉えず棚上げしておく。いずれそれが解決する手がかりが後で見つかるかもしれないので、そのときは棚上げしておくという考え方。アインシュタイン博士の事例を挙げて説明をしている。
    私の場合、棚上げしておく事柄だらけになりそうな気もするが、前に進むためには、このような考え方を知っているのと知らないのとでは、スピードが変わってしまう。仕事の現場で役に立つ考え方だ。"

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    2018年10月19日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

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    大人のための勉強法について書かれた本です。

    飲み会に二時間以上いない。
    睡眠時間を削らない。
    一夜漬け然り。
    など、参考になりました。

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    2018年10月14日
  • 地球の歴史 下 人類の台頭

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    生物学や地学などの分類は、深く探究するためには必要なことだが、あくまで便宜的なもので、相互に関連しあっているのだということがよく理解できた。地球の歴史を解き明かすのに、ビッグバンから始まって、生物の誕生や栄枯盛衰が興味深く語られている。
    皮肉なことにこれまで読んだどの生物の本より本書の生物についての記載が面白かった。

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    2018年10月13日
  • 地球の歴史 上 水惑星の誕生

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    サイエンスの本で途中で挫折せず、これほど夢中になって読むことができたのは生まれて初めてではないだろうか。アウトリーチ活動の第一人者でもあるブリッジマン鎌田さんの力作です。

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    2018年10月13日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    地学の知識はずいぶんと昔のままだった。アップトゥデイトしてもらった。日本の状況を考えると、後20年の内に南海トラフ大地震を含む西日本大震災が起こるし、朝鮮半島では白頭山の噴火も考えられる。それに富士山の噴火も?東日本大震災で、日本列島は新しい時代に入ってしまたんだな。

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    2018年10月19日
  • ラクして成果が上がる理系的仕事術

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    2006年5月31日初版

    なにげに取った本だったが意外に面白かった。

    今までの仕事術の中でも直ぐ使えるもの、かつ、著者自身が使い続けているものをピックアップし、「理系」という視点から解説を試みているもの。

    後半には理系があまり関係ないものも見受けられるが、全体としてよくまとまっていると思う。
    文体の歯切れも良い。

    この著者の他の作品も気になってきた。

    理系的とは逆に要点を最後に書くと
    「アウトプット優先主義」

    あまり筆が進まないブロガーには参考になる一冊かも知れない。

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    2018年10月09日