鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    まさに、「その分野の第一線の専門家が、一般の人たちに向けて専門分野について最新の知見まで含めて包括的に分かりやすく、そして興味を引くようにコンパクトに説明してくれる、という「新書」という書籍形態の特長を体現している良書と思います。

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    2021年08月16日
  • 読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法

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    効率よく読書をしたいわけではない。
    手当たり次第に読むには広く深すぎる世界。
    読書ジプシーとなった今、街灯のような、道案内のようなものが欲しい。

    できることなら解読できる「地図」を手に入れたい。

    野口晴哉の「体癖」が出てきた。軽く運命を感じて読み進めた。
    著者の言う「セレンディピティ」といい「本に呼ばれる現象」といい、一見オカルトチックにも思えるようなことにも共感できる。

    自分の求めている情報が論理的、体系的にまとめられ、そして読者を尊重した本に出合えてよかった。
    著者の専門の分野の著書も読んでみたいと思う。

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    2021年07月13日
  • 西日本大震災に備えよ 日本列島大変動の時代

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    前半は地震、火山のメカニズムと3.11以降の研究成果から想定されるリスクの説明が、丁寧にされています。
    またその周期性から2035年±5年の範囲で、南海トラフ巨大地震が発生すると予測される中、日本人が取るべき行動と考え方を主張されておられ、私自身は腑に落ちるところばかりでした。
    またその中で過去にすがるのは愚かであり、その反対に、この世で生を受けて流れつつある瞬間を十全に生きることが最も大切とされ、今更ながら納得するところでした。

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    2021年07月03日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    読書術は何冊も読んできた。だから、この本もありきたりな内容かと思っていた…後半はそうでなかった。読書は危険性もはらんでいる事を教えてくれた珍しい本であると思った。本は読みすぎない、思考できるを目指す。

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    2021年06月03日
  • 理学博士の本棚

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    筆者の研究への情熱が、どのような言葉で培われたか。何が筆者を駆動させたか。筆者の実体験と紐付いた「中古典」の紹介で、未読のものの内容も分かり面白かった。ヘッセ「車輪の下」は、現在4歳の息子には大学生になる前までには読んでみてもらいたい。自分が22歳で手に取った時点で読む時期を逸した、と感じたぐらいだったので。

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    2021年05月28日
  • もし富士山が噴火したら

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    ブルーバックスの「富士山噴火と南海トラフ」を読み始めて、その著者の鎌田先生に監修の漫画があることを知り、先にそちらを読んでみたもの。
    イメージとして理解するには漫画が手っ取り早いと思っており、本書で富士山が噴火したらどのようなことが生じるかということのイメージを持つことができた。
    仕事としても噴火による降灰が設備に積もったらどうするか、ということを考える必要もあるのだが、ただ水で洗えばよいというわけにもいかなさそうであることがわかった。また、灰の成分はガラスを主としており、吸うわけにはいかないし、目に入れるのもまずいということがわかった。
    噴火の兆候は1か月くらい前にわかるということだが、その

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    2021年05月06日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    地震がまた増えて来ています。おそらく近々大きな地震は来るのでしょう。
    ただ世間的に対策を根本的に考えられているとはあまり思えないです。
    もっと広く多数の人が正しく理解して備えることが必要だと思うのですが…

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    2021年03月21日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

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    京大教授の鎌田先生によれば、大人の勉強は成功を目的にするもの。それには、戦略的に、知識の身につけ方、教養を磨く勉強、周囲の人に上手く伝えるためのコミュニケーションなど、質の良いインプットを手にし、質の高いアウトプットを出すことで、周囲から評価される。その評価が自身の大きな満足感と生きがいになる。そのための鎌田先生が試行錯誤されて編み出した実践勉強法です。試してみたいものは、ノートは表面のみしようする、人と会う場を学びの機会に転換するなどなど。読書をする前に是非、読んでおきたい1冊‼️

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    2021年03月19日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    首都圏にも深刻な被害を及ぼすと言われる富士山噴火。これまでに分かっているメカニズムや災害の予測などを著者ならではの分かりやすい文章で綴られています。
    いつか必ず起きる富士山噴火。
    今の日本でビジネスする人全員の必読書かもしれません。

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    2020年11月29日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    ネタバレ

    「理科系の」とタイトルには書いてあるが、著者が言いたいのは、アウトプットを前提とするときの読書術。
    論文を書く前に、資料を効率的に読むための、いやそれよりも、読むという習慣をつけるための読書術なのだ。

    最初から最後まで通して読まなければならないということはない。
    沢山の本を読む必要はない。
    難しい、合わないと思ったら、さっさと読むのをやめる。
    情報を3つ得たら、その本はもう読まなくてよい。
    ガイドブックなどで内容を先につかんでもOK。

    ただし、いつでも本を読めるように、読みさしの本を常に手元に置く。(複数配置はなお良し)
    毎日、最低15分は本を読む時間を作り、読書を習慣にする。

    要するに

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    2020年11月01日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    以前、釜さん生の講演会に行き、その帰りに本屋で買いました。大変わかりやすく、地学の重要性を再認識しました。高校時代に勉強した地学と比べ、新たな発見が随分出てきているので勉強になりました。

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    2020年10月24日
  • 読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法

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    情報過多のインターネット社会、そんな現代でも本から得られる知識はなお偉大である。
    しかし、そんな社会だからこそ情報の取捨選択がより重要性を帯びてくる。本書はいかに読書をせずにすませるか、つまり自己が真に読むべき本の選び方とその本の読み方を新たな視点から記したものだ。
    本を読むことが目的となってはいけない、効率化を図るための知識を得るために多くの時間を費やしては本末転倒である、などこれからの読書を習慣化しようとする者たちに一つの読書方針を示してくれるだろう。
    単なる娯楽として読書を楽しんでいる人たちにとっても一部有用なことは記載されているが、思い切って「読まずにすませる」ことも本書の趣旨に沿うの

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    2020年09月12日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    富士山噴火が近いことはわかった。噴火したら致命的な打撃を受けることもわかった。なんで東京集中が変わらないかがわからない。

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    2020年08月03日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    ノンフィクションは読み飛ばすこと。面白いところから読む。あとは本に読まれないこと。特にこの本に読まれないことは、気をつけていないと気付かないうちに読まれていることがあるから、気をつけたい。

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    2020年05月23日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    2030年には南海トラフ地震が発生し、富士山も影響を受ける。噴火につながるかも知れない。現在、地震の兆候は1ヶ月程度前に分かるようになったが、やはり1人1人の意識の持ち様で被害が抑えられる。

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    2020年04月11日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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     地球や岩石、地質、大気、宇宙など、高校地学で扱う内容の基礎を網羅した概説本。一言で言ってしまえばこれに尽きるのだが、高校の教育課程(カリキュラム)で地学基礎や地学を開講している学校が極めて少なく、高校で地学を勉強した生徒も少ない中、もはや「倫理」と同様の絶滅希少種となってしまっている「地学」。だからこそ、このような一般向けの概説本の存在は極めて重要なのである。東日本大震災による大規模な地殻変動の影響がまだ続いている今の状況から、地震や火山、台風などについて興味を抱いた人も増えている中、一般教養として必読の書となるようにと記した著者の気概が表れている。

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    2020年01月25日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    ネタバレ

    富士山が噴火したら?その影響を淡々と予想していく。富士山噴火は単体では起きず、その前後に南海トラフ地震も起きる、という認識から富士山噴火が起きたら、という内容にもなかかわらずこのタイトルになっている。

    【火山灰】富士山が吹き上げる火山灰は風に乗り遠くまで届く。成層圏まで達すれば偏西風に乗り地球を一周する。灰と名がついているので誤解されるが火山灰は灰ではない。軽石などが砕かれた、細かいガラスのかけら、が実態。このため人間の肺に入れば呼吸障害を起こす。目に入れば炎症を起こす。マスクやゴーグルが必須となる。
    パソコンなど精密機器に入れば故障の原因となる。車両や航空機も火山灰の中では動けなくなる。

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    2019年11月02日
  • 座右の古典 賢者の言葉に人生が変わる

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    レビューで知って。
    いい本です。

    大事な一文
    あらすじ
    解説
    まとめ

    この構成がいい。
    時間のないときは、最初と最後だけ読めばいい( ´艸`)

    《原書にあたりたいと思った本》
    ①幸福論 ヒルティ
    自分の仕事が完了したら、すぐさま退くのがよい。

    ②自助論 スマイルズ
    優れた仕事を成し遂げるには、自尊心がなければならない。

    ③生きがいについて 神谷美恵子
    他人をあまり意識せず、「自分らしさ」をもっとだしてよい。
    生きがいは自分の価値観で決まる。
    落ち込んだときには、他者への貢献を考える。

    ④第二次大戦回顧録
    勝者は敗者を完膚なきまでに叩きのめしてはならない。

    ⑤孫子
    戦わないで勝つの

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    2019年09月23日
  • 一生モノの英語練習帳 最大効率で成果が上がる

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    何よりも「継続」が大切であるというのが
    伝わってきた。
    毎日学習を続けるためのメンタルや
    教材、進め方に至るまで具体的に
    書かれていた。

    特に文法書や辞書など筆者が
    オススメの本がリストアップされて
    おり非常に参考になった。

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    2019年08月09日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    ネタバレ

    基本的には、アウトプットや知識習得を目的とした読書ノウハウ本なのだが、ところどころ読書や知識習得そのものに対する著者の独自の考え方がみえておもしろい。
    もちろん、How toの部分も洗練されていて参考になる。

    細かい手法はさておき、骨子と読書に対する考え方のみメモ
    ・難しい語はいったん棚上げして、とにかくざっと目を通してみる。あとから理解できるようになることもある。
    ・あまりにも難しい場合は、著者が悪いか、自分がその本を読むための基礎力不十分。
     - 基礎知識を得るには入門書3冊程度に目を通してみる。
     - 著者と自分の理解のフレームワーク(時代的背景や固定観念、著者の属する集団における常識

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    2019年05月08日