鎌田浩毅のレビュー一覧
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ブルーバックスの「富士山噴火と南海トラフ」を読み始めて、その著者の鎌田先生に監修の漫画があることを知り、先にそちらを読んでみたもの。
イメージとして理解するには漫画が手っ取り早いと思っており、本書で富士山が噴火したらどのようなことが生じるかということのイメージを持つことができた。
仕事としても噴火による降灰が設備に積もったらどうするか、ということを考える必要もあるのだが、ただ水で洗えばよいというわけにもいかなさそうであることがわかった。また、灰の成分はガラスを主としており、吸うわけにはいかないし、目に入れるのもまずいということがわかった。
噴火の兆候は1か月くらい前にわかるということだが、その -
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ネタバレ「理科系の」とタイトルには書いてあるが、著者が言いたいのは、アウトプットを前提とするときの読書術。
論文を書く前に、資料を効率的に読むための、いやそれよりも、読むという習慣をつけるための読書術なのだ。
最初から最後まで通して読まなければならないということはない。
沢山の本を読む必要はない。
難しい、合わないと思ったら、さっさと読むのをやめる。
情報を3つ得たら、その本はもう読まなくてよい。
ガイドブックなどで内容を先につかんでもOK。
ただし、いつでも本を読めるように、読みさしの本を常に手元に置く。(複数配置はなお良し)
毎日、最低15分は本を読む時間を作り、読書を習慣にする。
要するに -
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情報過多のインターネット社会、そんな現代でも本から得られる知識はなお偉大である。
しかし、そんな社会だからこそ情報の取捨選択がより重要性を帯びてくる。本書はいかに読書をせずにすませるか、つまり自己が真に読むべき本の選び方とその本の読み方を新たな視点から記したものだ。
本を読むことが目的となってはいけない、効率化を図るための知識を得るために多くの時間を費やしては本末転倒である、などこれからの読書を習慣化しようとする者たちに一つの読書方針を示してくれるだろう。
単なる娯楽として読書を楽しんでいる人たちにとっても一部有用なことは記載されているが、思い切って「読まずにすませる」ことも本書の趣旨に沿うの -
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地球や岩石、地質、大気、宇宙など、高校地学で扱う内容の基礎を網羅した概説本。一言で言ってしまえばこれに尽きるのだが、高校の教育課程(カリキュラム)で地学基礎や地学を開講している学校が極めて少なく、高校で地学を勉強した生徒も少ない中、もはや「倫理」と同様の絶滅希少種となってしまっている「地学」。だからこそ、このような一般向けの概説本の存在は極めて重要なのである。東日本大震災による大規模な地殻変動の影響がまだ続いている今の状況から、地震や火山、台風などについて興味を抱いた人も増えている中、一般教養として必読の書となるようにと記した著者の気概が表れている。
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ネタバレ富士山が噴火したら?その影響を淡々と予想していく。富士山噴火は単体では起きず、その前後に南海トラフ地震も起きる、という認識から富士山噴火が起きたら、という内容にもなかかわらずこのタイトルになっている。
【火山灰】富士山が吹き上げる火山灰は風に乗り遠くまで届く。成層圏まで達すれば偏西風に乗り地球を一周する。灰と名がついているので誤解されるが火山灰は灰ではない。軽石などが砕かれた、細かいガラスのかけら、が実態。このため人間の肺に入れば呼吸障害を起こす。目に入れば炎症を起こす。マスクやゴーグルが必須となる。
パソコンなど精密機器に入れば故障の原因となる。車両や航空機も火山灰の中では動けなくなる。 -
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レビューで知って。
いい本です。
大事な一文
あらすじ
解説
まとめ
この構成がいい。
時間のないときは、最初と最後だけ読めばいい( ´艸`)
《原書にあたりたいと思った本》
①幸福論 ヒルティ
自分の仕事が完了したら、すぐさま退くのがよい。
②自助論 スマイルズ
優れた仕事を成し遂げるには、自尊心がなければならない。
③生きがいについて 神谷美恵子
他人をあまり意識せず、「自分らしさ」をもっとだしてよい。
生きがいは自分の価値観で決まる。
落ち込んだときには、他者への貢献を考える。
④第二次大戦回顧録
勝者は敗者を完膚なきまでに叩きのめしてはならない。
⑤孫子
戦わないで勝つの -
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ネタバレ基本的には、アウトプットや知識習得を目的とした読書ノウハウ本なのだが、ところどころ読書や知識習得そのものに対する著者の独自の考え方がみえておもしろい。
もちろん、How toの部分も洗練されていて参考になる。
細かい手法はさておき、骨子と読書に対する考え方のみメモ
・難しい語はいったん棚上げして、とにかくざっと目を通してみる。あとから理解できるようになることもある。
・あまりにも難しい場合は、著者が悪いか、自分がその本を読むための基礎力不十分。
- 基礎知識を得るには入門書3冊程度に目を通してみる。
- 著者と自分の理解のフレームワーク(時代的背景や固定観念、著者の属する集団における常識