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Posted by ブクログ
富士山の噴火が起きたらどうなるかが述べられている。
火山灰、火山弾、火砕流、土石流など、項目事に具体的に述べられているので、非常にリアルに想像できた。
例えば、火山灰。
人体にも影響があるということは聞いていたものの、ガラス質であるため、吸い込んだら呼吸器を傷つけることや、付着している成分を取り込んでしまうことなど。
土石流の被害は数年に及ぶ可能性があることなどには、慄然とする。
ただ、怖さばかりを伝えようとした本でないことも特徴的な立場だと思った。
噴火の影響は甚大だが、その後長い間、人間はそこから恩恵も受けるといった趣旨の言葉は心に残っている。
だからこそ、火山国日本に、私たちは住み続けるのだなあ、と。
その意味で、ハザードマップにより、できるだけ被害を少なくしようとしている研究者達の活動に、敬意を払いたい。
Posted by ブクログ
鎌田さんの本は何冊も読んでいるのだが、そのたびに強調される点が違うので新しい発見がある。
(1)富士山が噴火した場合には、噴石、火砕流、溶岩、岩なだれ、泥流が発生する可能性があり、特に、泥流となると三島とか富士宮市を含む広い範囲の被害が想定されること。
(2)アメリカのセントヘレンズ火山のように、山自体が噴火に伴い崩壊してしまう可能性もあること。(p137)
日本の真ん中に富士山のような標高の美しい形をした火山が存在すること自体、異例のことと考えるべきらしい。
(3)実際には、噴火が伴わなくても、2900年前には富士川河口直下型の地震で富士山の山体が崩壊したらしい。(p193)
いずれにしても、3連動と富士山の噴火は、小説の世界ではなく、まじめに想定する必要があるとのこと。
Posted by ブクログ
火山の中でも富士山を特集。噴火の際に避難のよりどころとなるハザードマップについての解説が詳しい。富士山に関しては,ハザードマップの作成が遅れていたらしい。なんでも山頂をめざす観光客の減少を心配する声が大きかったからだとか。でも富士山が活火山であることは紛れもない。備えがなければ被害は甚大になる。
富士山は休火山と習ったおぼえがあるが,今の火山学では休火山・死火山という分類は廃止,活火山かそうでないかに分けているという。実際のところ,噴火に先立っては,地震や火山性微動,山体変形などの予兆があるから,いまから富士登山で噴火災害を恐れることもないらしい。
富士山が今のきれいな成層火山になったのは,地質学的に見てかなり最近のこと。あの美しい山容も束の間の姿にすぎないそうだ。そのうち噴火によって大きな岩なだれが起き,明治時代に崩れた磐梯山のように大きく削れてしまうかもしれない。東海大地震との連動も懸念されている。
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