鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義

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    火山学者の著者がこれからの日本の震災についてを徹底解説。

    南海トラフは2035±5年でくると予想。

    東京直下地震はいつきても不思議じゃない。

    富士山も「噴火スタンバイ状態」

    減災についての知識を常に持ちつつ行動を改めなければならないと強く思った。

    日本で生活しているすべてが読むべき本ですわ。

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    2024年05月18日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    [概要、目次]
    ・地球は丸かった(人類が地球を計測した歴史について)
    ・地球の歴史を編む(地層、化石について)
    ・過去は未来を語るか(斎一説と激変説)
    ・そして革命は起こった(大陸移動説について)
    ・マグマのサイエンス(マグマについて)
    ・もう一つの革命(マントルの対流と生物の繁栄)
    ・大量絶滅絶滅のメカニズム
    ・日本列島の地学(日本の地震について)
    ・巨大噴火(過去の巨大噴火、未来の巨大噴火)


    [感想]
    初心者でも分かりやすく、各章ごとに興味深いテーマを扱っていて飽きなかったです。
    序盤で扱われていた地学と宗教の関係にも関心があります。もっと深堀したい。
    地学はとてもスケールの大きな話で

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    2024年05月14日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    鎌田浩毅(かまた・ひろき)
    1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

    そもそも大学受験で獲得できる能力は二種類に分けられる、と私は考えています。 「コンテンツ学力」と「ノウハウ学力」です。いったいどのような能力なの

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    2023年11月01日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    地球科学の事象を理解するためには、「過去は未来を解く鍵」ということと「長尺の目」を持つことが大切だとわかりました。
    過去に起きた現象を調べるとたくさんの有益な情報が得られ、現在の状態を正しく理解できて、未来を予測することが可能になります。
    長尺の目というのは、地球科学の分析対象の事象は百年、千年、万年、百年万年単位で起きる事象もあるので、日常生活の時間の感覚とは違う視点が求められるということです。
    この本の中でいちばん心に残ったのは、2030年代には南海トラフ地震が必ず起きると断言されていることです。
    今から、備えをしていないといけないと思いました。

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    2023年10月11日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    地球、環境、気象、資源、エネルギー、地震、津波、噴火について具体的な事例をベースに丁寧が解説が展開されている好著だ.温暖化現象の捉え方で、長い時間を踏まえた考察が重要だとの指摘は素晴らしいと感じた.レアメタルに関する考察も面白く、埋蔵量の算出のカラクリが理解できた.地震については南海トラフ巨大地震が2035±5年で発生するとの指摘は重要だと思う.盛り沢山の内容であり、身近に置いて随時目を通すべきだ.

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    2023年07月07日
  • もし富士山が噴火したら

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    〖本から〗
    注意すべきは火山灰!
    火山灰は細かいガラス片である

    ライフラインがダウンする前に確保しておくべきもの
    No.1 水
    No.2 食料
    No.3懐中電灯とラジオ

    火砕流の速度、100km、温度にして600度

    火山の寿命はだいたい100万年
    富士山は、人間ならばまだ10歳

    富士山の噴火場所
    「側火口」という、山腹のたくさんの火口が噴火候補

    富士山は今まで何年に1回噴火してた?
    少なくとも100年に1回くらい、噴火していた。でも、それが300年噴火していない・・・。

    300年噴火していない富士山の蓄積したマグマの量は・・・!?
    東京ドーム240杯分!!

    宝永地震の49日後に噴

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    2023年03月07日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    雑誌プレジデントに掲載された記事を集めて本にしたものである。そのために児童生徒向けではなく一般サラリーマン向けである。しかし優しく書かれているので、地学を履修しなかった高校生も大学生もビジネスマンも同じ知識で学習できると思われる。わかりやすい地学の教科書と考えていい。

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    2023年01月12日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    地球長い歴史、偶然とは思えない不思議な現象を改めて感じることができた。この時代に生を受けたことは偶然でも必然でもあり、感謝の念が沸いた。

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    2023年01月05日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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     内容がわかりやすく、興味深い内容なので、読み物として最適かつ教養も得ることができる。内容は、地球の成り立ち、地層、火山、地震についてである。

     地層は、地球のこれまでの歴史を物語っており、その解析によって現在までの地球の変遷が解明されてきた。中でも、プレート・テクトニクスやプルーム・テクトニクスの発見によって、地震の仕組みや火山噴火の解明、大陸・地形のでき方などに大きく寄与してきたことが分かる。

     

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    2022年12月20日
  • 知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで

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    岩波新書には、社会科学分野のほうではニュートラルな立ち位置とは言いがたいものが時々あるが、科学分野(原子力関連を除く)は、そのまま大学1,2年のテキストとして使えそうな良い本が多そうだ。この鎌田せんせいの「地学」も、この分野の「教養」に値する絶妙な広さと深さで、880円という価格にまとめている。
    ただし、火山と災害という部分のフォーカスは、やや深い。

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    2022年12月09日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    私は子供の頃から地球や宇宙など地学に含まれる分野が好きだった。しかし日本の大学受験では地学が選択されることは少ない。私自身も理系だが高校時代には地学は全く触れることはなく、中学理科のレベル(しかも「ゆとり世代」である)までの知識しかなかった。
    子供の頃からあった興味に加え、地震・火山の知識は日本に住んでいる限り必要と考え、地学を勉強したいと思うようになった。そして書店で見つけたのが本書である。

    プレート・テクトニクスやプルーム・テクトニクスについて存在は知っていたが、本書を読んでより深く理解できた。

    日本やその周辺では大地震・大噴火が繰り返し発生してきた。地学はそれを解き明かし、研究者たち

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    2022年08月14日
  • 富士山噴火 その時あなたはどうする?

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    この本を読めて良かったと素直に思う。

    噴火とそれに派生して起こる被害について、災害のリスクとして確実に知っておいたほうが良い。

    さくっと読めるのも良い。

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    2022年03月30日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    若者へ分かりやすく、受験勉強の意義や勉強法について語りかけています。人間の集中力は1日に1時間というのは参考になりました。

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    2021年12月20日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    西日本で太平洋側に向いている地域にお住まいの方にもれなく、せめて第8、9章は読んでいて欲しい。絶対に読んでいて欲しい。2030年代が怖い。

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    2021年10月02日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    さすが理系の教授が書いた書籍だけあってきちんと論理だって読書について書かれていてとても非常に大変に参考になった。

    特に手抜きでいいんだよっていうのはとても共感できる。

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    2021年09月01日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    ネタバレ

    2019年発行の本書は、「自分で知識を得て、自分で守る」意識を持つように説明されている。富士山は現在、噴火スタンバイ状態になり、南海トラフ地震は2030年代に高い確率で発生すると予測し、警戒と準備を呼びかけている。

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    2022年05月28日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    小学生が感想を書かせていただきました。
    とてもわかりやすい本ですこの本の紹介文を学校で書いてみました。これはしっかりと火砕流や火山灰について詳しく書かれているのでとてもわかりやすい本になっているのでぜひ購入して読んでみて下さい。
    ブルーバックス様の本が私は好きです。私は鎌田さんの書いている本がとても分かりやすいと思います。最近は電子機器ばかりやっていて本を読まない小学生がたくさんいます。なので私はたくさん本を読んで知識をつけていきたいと思います。

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    2021年03月16日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    周りの理科系メンバーから学ぶことが多いため、思わず手に取った一冊。

    前半は理科系の視点で「いいとこ取り」の読書術が紹介されている。

    「棚上げ法」など、すぐ試してみよう!もあれば、正直、ちょっと共感できないのも多々ある。

    しかし、この本の一番の価値は補章にある
    "「今、ここで」を生きる読書術"のメッセージだ!

    大切なのは、結局は自分にあった読書スタイルを「カスタマイズ」すること。

    理科系の理屈じゃなく、哲学的なメッセージとなっているが、これがココロにささる!

    買ってよかった!

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    2021年03月06日
  • 理学博士の本棚

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    10代の頃、自己形成に大きな影響を与えた青春読書本。京大人気教授が紹介する全12冊のセレクトは独特。

    寺田寅彦「天才と国防」、野口晴哉「風の効用」、立花隆「青春漂流」、畑正憲「ムツゴロウと天然記念物の動物たち」、サリンジャー「キャッチャーインザライ」、ミヒャエル・エンデ「モモ」、アラン「幸福論」、伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」、手塚治虫「火の鳥」、トーマス・マン「トーニオ・クレーがー」、ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」、勝海舟「氷川清話」の12冊。それぞれ本文ピックアップ、あらすじ、解読、ポイント、次に読みたい本という構成。

    理系本が意外と少なかった。10代の頃、食い入るように読んだ本が中心。

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    2020年08月01日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    ネタバレ

    補章が秀逸。
    ビジネス書や自己啓発書は、仕事や人生の成功は、物事を正しくマネジメントしたり、意識を変えることで手に入れられるという考え方。世界はもっと「不確定」なもので満ち溢れていて、未来は決して思うようにコントロールできない。起きることを自然体で受け止め、今持てるものを活かしていく。「今、ここで」のライフスタイルへの転換。

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    2020年04月05日