鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本に書かれていることの多くは次の5点に集約される。
    1)情報整理術
    2)本の読み方
    3)勉強法
    4)時間の使い方
    5)努力の継続性
    この中で5番目の「努力の継続性」について、多くの著者はページを費やし、その心構え・考え方に始まり、テクニックを開陳している。
    本書では、「努力が継続するシステム」の構築が、成果を得るために、大変有意な戦略になると説く。
    根性論は一切不要。
    テクニックとして努力が続けられる方法を身につける、習慣化することが、良い結果を生む。
    「ただ続けているだけでは、力にならない。休止を挟んで繰り返す。そういう継続でないと大きな力は生まれない」
    と著者は悟る。

    大きな力を生む

    0
    2011年05月24日
  • 火山噴火 予知と減災を考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    日本列島には一〇八の活火山があり、思いがけない時に噴火しては人間社会を騒がせる。
    噴火を科学の力(噴火予知)でやり過ごし、災害を減らす知恵が「減災」である。
    一方、噴火の後には、長い期間にわたって火山の恵みを享受することができる。
    火山の恩恵と魅力を伝えつつ、自然に対する畏敬の念を悠揚とした視点で書き綴る。

    [ 目次 ]
    第1章 火山噴火とはどんな現象か(溶岩流-地表に出たマグマ 軽石-泡立つマグマの破片 ほか)
    第2章 噴火のタイプとその特徴(噴煙柱が立ちのぼるプリニー式噴火 爆発的なブルカノ式噴火 ほか)
    第3章 噴火は予知できるか(地震を調べる 地殻変動を測る-火山体の膨

    0
    2011年04月27日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

    Posted by ブクログ

    ノートはおもてだけ使う。資料はクリアファイルにためていく。本はダンボールに。DVDやホンを分けないで、ジャンルごとの整理をする。同じジャンルのものならDVDも本も一緒の場所にしまう。とにかく15分は頑張る。などなど。

    0
    2011年04月09日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

    Posted by ブクログ

    だいたいわかった。ほぼいろんな学習法と共通しているので他も読んでいる人は必要ないかもしれない。過不足なく網羅されているので最初の一冊には最適。

    0
    2011年02月03日
  • 地学のツボ ──地球と宇宙の不思議をさぐる

    Posted by ブクログ

    京大の人気教授で各メディアでも活躍中の鎌田氏が「地学」の基礎を説明した本。メイン対象は高校生のような印象を受けるが、それ以外の人が読んでも十分に楽しめる。氏は火山学が専門であるため、地震やプレート、地球史などの話題についての記述は特にわかりやすく面白い。後半の宇宙の話題が「地学を網羅する」ためだけに取ってつけたかのような感じになっているのが若干残念か。

    0
    2011年01月17日
  • マグマの地球科学 火山の下で何が起きているか

    Posted by ブクログ

    今、いろんな意味で脚光を浴びている鎌田教授の新書。氏の最近の本は、プレゼン術とか思考法とかそういったものが多いようだが、本書は氏の専門分野に関するまっとうな読み物である。火山活動という自然現象を大づかみするための道具立てがすべて解説されているので、これ一冊でも火山のことが結構わかる(というか、わかった気になる)。プレートの運動と火山活動の関係や、マントルの上昇と岩石の融解の関係など、地学に触れたことのないものには目新しい現象が解説されており、非常に勉強になる。惜しむらくは、ちょっと文章が下手くそでわかりにくい部分があるところか。

    0
    2011年01月16日
  • 一生モノの勉強法 京大理系人気教授の戦略とノウハウ

    Posted by ブクログ

    無駄の無い効率的な勉強をするには、時間の管理を意識的にすることが大切である。
    疲労の度を越している時に、無理に頑張ろうとせず、20分でも机にうつ伏せて休息する、睡眠時間はきっちり摂るなどは基本だ。
    飲み会などの集まりで、確かに2時間を越したあたりから惰性的になり、無駄な時間を費やしている気分になるが、さすがに2時間で抜ける勇気はない。
    そこをうまく出来るのが達人なのだろう。
    知識をインプットする上で、入門書は3冊は読む。
    そのうちの1冊はジュニア用の新書などがわかりやすくて良い。

    0
    2010年06月04日
  • ラクして成果が上がる理系的仕事術

    Posted by ブクログ

    とてもウマの合う仕事術の本。渡部昇一など知的生産のプロの言葉を引用しながら、自分の方法論も紹介している。アウトプットをとにかくつくってみるとか、カット&ペーストでまねながらクリエイティブを作って、オリジナリティへと昇華させるとか、非常に参考になった。

    0
    2010年03月26日
  • 京大・鎌田流 知的生産な生き方 ロールモデルを求めて

    Posted by ブクログ

    理系の人がどのように論理的発想を日常に生かしているのか書いた本。
    鎌田先生は京都大学で火山の講義をされているようですが、
    以下のようなライフハックが盛り込まれていました。

    ・科学的発想を活用して事務作業を効率良くする
    ・人間関係も京都の気遣いの発送を参考にこんな風にすると
     程よい距離感でお付き合いできますよ、とか、
    ・お茶や書の選び方、
    など粋な日本文化の味わい方もいろいろと書かれていました。

    鎌田先生自体がユニークな方のようで
    個性的なファッションの写真や書や骨とう品の写真、
    自転車でフィールドワーク中の写真など、
    見てもほほえましい写真が多数あります。

    私のように文系の人もこの本を

    0
    2010年02月19日
  • 地学のツボ ──地球と宇宙の不思議をさぐる

    Posted by ブクログ

    科学も地学も常に進歩する!
    学生でも社会人でも(老若男女でも)、地学の楽しさに触れられる一冊。
    地学モノのスマッシュヒット。

    0
    2010年01月19日
  • 地学のツボ ──地球と宇宙の不思議をさぐる

    Posted by ブクログ

    地学に対して予備知識も何もない私としては、地学者というのは石を観て石を割ってにたにたしている人種だと思ってました。我々歴史学の人間が史料や遺物に接するように。この本は著者が勤務校の京都大学で一般教養科目の講義内容を本に起こしたものですが、最新の地学における研究成果を簡潔にまとめた非常に読みやすい本です。地震の話から地球内部の様子、火山、大気、そして宇宙にまで幅広い地学の分野を分かりやすく解説してくれます。とくにプレート・テクトニクスの話は数千年の人類の歴史のみを対象としている我々歴史の人間には壮大すぎて圧倒されます。地学にはまった人も、疎い人も是非一読をお勧めする本です。

    0
    2009年10月04日
  • ラクして成果が上がる理系的仕事術

    Posted by ブクログ

    ラベル法=とりあえず区別する姿勢、知的生産と知的消費を湧ける
    枠組み法=あらかじめ完成形をイメージする。どこが不足していて何を埋めれば完成に近づくのかを、直感的に判断する。これからすべき仕事全体の枠組みを先に与えてしまう。できるところから書き始める。
    何本かの仕事を平行してやる。行き詰まったら別の仕事に取りかかることで、アタマが活性化する。分類できない「その他」の箱を作って働いている頭のストップを防ぐ。動きを止めない工夫。
    不完全法=完璧主義から逃れること。完璧主義とは自己満足の世界、いったん完璧主義に陥ると、それに気付かなくなってしまう来るべきアウトプットからはだんだん遠ざかって行く。不完全

    0
    2010年05月14日
  • 火山噴火 予知と減災を考える

    Posted by ブクログ

    本当に火山が好きで研究を続けているんだとひしひしと感じる。あまり世に知られていない火山に関するいろいろな現象を紹介しており、また噴火の際の減災対策なども書かれている。火山に興味がない人も自然科学系の読み物として楽しめる一冊。

    0
    2009年10月04日
  • ラクして成果が上がる理系的仕事術

    Posted by ブクログ

    個人的にやっていることもあるけれども、職場に取り入れたいことも数々ありました。
    研究者の仕事のかなりの部分は文章を書くことなので、後半はそれに重点が置いてある。

    0
    2009年10月04日
  • 日本の地下で何が起きているのか

    Posted by ブクログ

    妙に読みやすいなと思ったら勉強法、読書術などの著作でも見かける鎌田さんが筆者だった。本作は本業の方。スケールが大きすぎて逆にイメージしづらい地震や火山の話がわかりやすくまとめられている。「南海トラフ巨大地震」って言われてもみんなどこが影響するかわからんやろ「西日本大震災」にしたら、って提案はたしかに。

    0
    2025年11月21日
  • 理学博士の本棚

    Posted by ブクログ

    理学博士の本棚といっても、その研究に関連する本とか研究に役立つような本という事ではない。理学博士に至るまでの人格形成や判断に影響した本を紹介してくれる内容なので、肩の力を抜いて読むことができる。

    紹介される本は立花隆とかミャエルエンデなど。『モモ』なんて小さい頃に自分で読んだのか、読んで貰ったのかすら覚えてないし、もしかしたら読んだ事すらないのかも知れないくらい。

    だが、家にその本があって背表紙が視界に入るだけで中身を薄っすら思い出すのだから、それこそ本の凄さだと改めて思う。タイトルや物理的な〝本という存在“に凝縮された世界があり、一度触れただけでも確かに記憶に刻まれ、タイトルを読めば中身

    0
    2025年10月18日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

    Posted by ブクログ

    地震や噴火のメカニズムが分かりやすく、専門的に書かれておりとても知的好奇心を刺激しました。
    ただ、南海トラフ地震に関しては巷の単純平均モデル(高い確率)での説明しかなく、時間予測モデルが無視されていたのでそこが誠実では無いなと思い星3です

    0
    2025年10月01日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

    Posted by ブクログ

    読みやすいようでなかなか頭に入ってこなくて、戻ったりして時間かかった。
    南海トラフ地震は必ずくる、富士山も噴火するかもしれない。
    わかっているけど仕組みなどわかって勉強になった。

    0
    2025年09月03日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

    Posted by ブクログ

    著者の鎌田浩毅(ひろき)氏は1955年生まれの火山学の大家。2021年3月に京都大学を退官し、名誉教授になった。専門に関する著書をたくさん出されているが、本書のような勉強法に関する本も出版されている。
    本書を読んで、氏が大変な読書家であることがわかる。ご自身の読書経験を通しての指南が書かれているが、その部分はさほど得るものはなかった。つまり、「9割は知っている」と書かれている通りであったが、末尾の「補章」の指摘が勉強になった。
    ビジネス書や自己啓発本の根底には「こうすればああなる」という計画主義がある。技術面でそれを言えばビジネス書になり、精神面でそれを言えば自己啓発本になる。しかし、現代は想

    0
    2025年06月17日
  • 首都直下 南海トラフ地震に備えよ

    Posted by ブクログ

    科学的かつ論理的に書かれており,地震に関して適切に恐れるために読むべき本.ストックからフローへ,人口やエネルギーの集中と分散など,視座を高めることができる.ただし,ある程度の教養人にとっては新しい情報が多いわけではない.

    0
    2025年05月26日