鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 首都直下 南海トラフ地震に備えよ

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     命を守る備えは日々の小さな一歩から。非常用袋に水、食料、薬を揃える。家具の固定、家族との連絡方法の確認。地図を見て避難所への道を覚える。隣人と挨拶し、助け合える関係を築く。
     災害は予測不能だが備えは意識で変えられる。今日の準備が明日の命を守る鍵となる。
     動き出すのは今思い立ったこの瞬間だ。

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    2024年11月23日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    とりあえず先に進む「棚上げ法」と、完璧に読まない「不完全法」となど、誰でもすぐにできるテクニックを紹介しつつ、手抜き読書術を勧めている。世にあふれる読書術には、身に付けるまで修練が必要な読書術も多いが、本書ではそういうものは身に付かないと主張している。


    同じ著者による「読まずにすませる読書術」(2019年発行)を先に読んでいたが、その一年前に書かれた本書「理科系の読書術」も読んでみた。

    1人の人間がほぼ同じ時期に同じ読書術というテーマで書いているので重複している箇所も少なくない。いや、ほとんど同じ内容と言っても過言ではない。

    同じ内容でも、「理科系の読書術」は、基本をより細かく説明して

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    2024年11月11日
  • 読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法

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    本書は、「読むべき本は読んで、読まなくていい本は読まない読書術」を提案している本である。また、読むべき本でも全部読む必要はない。自分にとって必要な部分だけ読むこと、つまり「いかに読まないか」が大事だという。

    この考え方は多くの人が賛同できるところであろう。他の読書術の本でもよく見かける考え方で、ある程度本を読んできている人であれば、半ば常識といえる考え方ではないだろうか。ただ、わかっていても実践するのは難しい。本を読む習慣がない人であればすぐに実践できることかもしれないが、多読派の人は、本を読むことに重要性を感じており、また、本を読むこと自体が好きだからだ。

    私もそうだが、そのような人たち

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    2024年11月06日
  • 読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法

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    特にビジネス本、◯◯術、ライフハック本などについては、8割は知っていることなので読み飛ばして、2割の新規のところを読めばよい。
    この本自体も読み飛ばされるところ多い自己矛盾。
    体癖との関係は興味あるが牽強付会かも。

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    2024年11月03日
  • M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道

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    鎌田浩毅さんの著書を続けてもう一冊。3つのM9巨大地震が起こる可能性を説いた最新刊。先に読んだ「首都直下 南海トラフ地震に備えよ」と内容が結構被っていたが、情報量はこちらの方が多い。今年発生した能登半島、千葉県沖、台湾の地震についての分析もある。南海トラフ地震は「約10年後に(3.11の)10倍の災害規模で発生」とキッパリ仰る。とりあえず心の準備から。

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    2024年09月05日
  • 首都直下 南海トラフ地震に備えよ

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    先月「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたばかりのタイミング、かつ関東大震災から101年の9.1を迎えたのを機に。小難しい学術的解説は一切なし。地震だけではなく火山や異常気象にまで言及し〝災害大国で生き抜く方法〟に重きを置いた内容で、「長尺の目」の大切さを教えられる。情報量は物足りないが、噛んで含めるような説明はとても分かり易く、意識改革という点で色々参考になった。

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    2024年09月03日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    中・高校生を対象として書かれた本だが、中学受験する子が多いうちの学校の子にも役立つ内容。特に「活きた勉強」にする大切さや、学校での勉強が重要な理由は子どもたちに知っておいてほしい。勉強計画を立てることや休むことの必要性なども、家庭学習のヒントとして役立つ。

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    2024年07月02日
  • 首都直下 南海トラフ地震に備えよ

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    南海トラフ地震、火山噴火等、日本を取り巻く自然災害リスクについてわかり易く書かれています。大地震も悪い事ばかりではない、長尺の目で見るというのは新たな見方でした

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    2024年06月04日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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    本への苦手意識がある人に向けた本。苦手意識はないけどなんとなく読んでみた。何を理科系というのかはともかく、内容的には納得出来るものと出来ないものが混ざっていた。

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    2024年05月12日
  • 揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義

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    ・日本列島で地震が起きない場所はない
     2000もの活断層は具体的にどこにあるのでしょうか。もしどこかに固まっていればそこを避ければいい、と思うかもしれませんが、残念なことに偏在していません。いえ、日本国内で活断層がない場所はありません。

    ・とりわけ近い将来に起こると危険視されている激甚災害の筆頭は、2035年±5年のあいだに発生が予測される「南海トラフ巨大地震」です。

    ・「3・11」のような海溝型の巨大地震が発生した場合、数か月から数年以内に、活火山の噴火を誘発することがあります。原因として考えられているのは、地盤にかかる圧力が変化した結果、マグマの動きが活発化する、というものです。

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    2024年01月27日
  • 世界がわかる資源の話

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    環境、資源、再生エネルギーの問題について、アカデミックな視点だけでなく、経済、そして世界政治からの視点など、様々な角度から問題を解説してあり、何故うまく足並みを揃えて世界が動けないのかなど、入門書として最適。

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    2023年12月24日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    目から鱗状態。全ての文章にハイライトが必要なぐらいタメになった。社会人になっても勉強を続けていることに背中を押してもらった気がする。いつか息子に「なんで勉強するのか」と聞かれたら著者のように分かりやすく説明したい。

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    2023年11月07日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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    大学入試で選択しないと高校で真剣にその科目を勉強しない。今後もそんな実用主義的な人生を送る事になるのかと、自分自身が社会の歯車になったような味気なさを感じた。地学は、受験に必要ないからと消えていった科目。学び直せて良かった。下記はメモの一部。

    引力は地球の中心から、距離の2乗に反比例して小さくなっていく。従い地表からの高さとともに重力が小さくなっていく。重力は引力と遠心力の合力、引力は地表から地球の中心までの距離の2乗に反比例するので、両極で最大になり緯度が低くなるほど小さくなる。赤道では最小。遠心力は赤道で最大。重力は引力が大きいほど大きくなる。従い重力は両極で最大、赤道で最小。

    定期的

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    2023年05月05日
  • 地球科学入門II 資源がわかればエネルギー問題が見える 環境と国益をどう両立させるか

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    守備範囲が広く、本著が取り上げるのは単にエネルギー問題だけではない。地球誕生から生命誕生、人類とエネルギーの関わりを解説する。これを読むと改めて資源の有限性と希少性、その為に人類のエゴが社会制度を必要とし揺れ動いてきた様子が窺える。

    興味深い話。
    月が誕生するジャイアントインパクトにより、公転面の地球の地軸が23.4度傾いた。これにより、四季の移り変わりが穏やかに。90度なら、灼熱と極寒のループへ。教科書で習ったと思うが、改めて考えるとすごい事だ。隕石の衝突が環境を変えた。衝突がなくとも生命は生じただろうが、居心地は随分違っただろう。

    生命誕生のプロセス。熱水噴出孔説。地下から上昇するマグ

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    2023年04月01日
  • 100年無敵の勉強法 ──何のために学ぶのか?

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    資格試験の勉強法に悩んで読んだが、学生向けの勉強についての心構えの本だった。

    コンテンツ学力 ー ノウハウ学力
    偶然を楽しむ
    棚上げ法、不完全法、一時間法
    十五分法…とにかく最初15分は頑張る。
    ✖️ 完全主義
    割り算法
    ・システム(仕組み)を作って、そのシステムに任せる。
    ・「勉強すべき内容」と「持ち時間」を紙に書き出す。
    ・持ち時間の中で逆算し、1ヶ月・1週間・1日の各単位でのスケジュールを設定。
    ・「見える化」が大事。

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    2023年01月20日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    回折レンズは強め合った光を複数の角度で作り出せる
    放射能を身近な電球の明るさに関する言葉と比較して整理すると、放射能は電球が光を出す能力、Bqはワット、SV は人が感じる明るさを表すLxに相当する
    15分ずつ次から次へと勉強する中身を変えていくのも集中力を保つのには非常に効果的です
    クオリティと起源を天秤にかけて作業する
    時間をうまく活用できるのはいい加減を良い加減と変えて使いこなせる人である

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    2022年11月06日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    身の回りのテクノロジーの仕組みから、色々な物理学の話に繋がる本。

    わたしは理系ですが、復習的にも楽しめる本でした。

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    2022年11月06日
  • 京大・鎌田流 知的生産な生き方 ロールモデルを求めて

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    理系的な考え方=棚上げ法。よくわからない問題は後で考えてわかるところから始める。アインシュタインの宇宙項も最初はそういう意味だった。

    ニード(必要)には応えるが、ウォント(欲しい)には応じない=福祉関係の言葉

    授業は15分単位で話題を変える。新しいテーマを出す。
    古典は就寝前に10分だけゆっくり読むに相応しい。

    『マーフィー100の成功法則』は渡部昇一教授がペンネームで書いたもの

    朝一番に緑茶を飲む
    満腹の苦しみ、空腹の幸せ。満腹は苦しく、空腹は美味しく食べる秘訣。

    京都では飲食店は予約をして行く。
    日本酒はチェイサーがあったほうがおいしい。和らぎ水。

    『人生の短さについて』セネカ

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    2022年11月01日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    読書を通じて新たな知識が得られる事が、純粋に楽しい。しかし、学生時代に受験で使わないからと物理を勉強もせず浅い知識のままになってしまい、公開している人も多いだろう。世の中の仕組みや構造をもっと理解すれば楽しいだろうに。

    本著は具体的なテーマに沿って分かりやすく解説してくれるし、テーマに興味が無い、やはり分かりにくいという事であれば、飛ばして読んでも差し支えない。例えば、水晶体の話、内視鏡、X線、重粒子線によるガン治療、引力や気象など幅広い。解説の仕方も、イヤフォンの音質の差はなぜ生まれるのか、というように身近だ。ちなみに良い音質を求めるなら、高音域に適した軽い振動板と、低音に適した大きな振動

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    2022年09月17日
  • ラクして成果が上がる理系的仕事術

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    私も一応理系の端くれであるが、仕事術を極めるなら本著みたいなものの中に共感できる取り入れられる、または強化できる仕事術があるであろう。長所伸展の為に参考にしパクろうと思う。

    【要約と感想】
    物事や頭の中を整理し、人間関係を円滑にし、アウトプットする方法を身に着ければ仕事の生産性はバク上がする、といった内容である。
    2005年くらいの図書の様なので、時代の移り変わり特にモバイルデバイスの発達があるのでそのまま、とはいかない。だがしかしその本質は変わらないのである。現代に置き換える本著にあるようなクリエィティブな作業をすれば本書の内容は十分な価値を見出せる。

    理系的…とあるが今やどのタイプでも

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    2022年09月18日