鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 日本史を地学から読みなおす

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    天災は数百年数千年おきにやってくる。それに対する科学的知見の積み重ねは精々百数十年。

    数百年数千年おきにしか起こらない天災をいちいち心配していてもしょうがないと考えるか、せめて地学の観点から過去の被災状況を調べ、知見を補っていくかは天災大国に住む人間一人一人に突き付けられた宿命だろう。

    それにしても近代以前の被災史の観点が史学・地学共に十分ではなかったのは痛恨だと思う。せめて今からでも力点を置いていかなければならない。

    啓林堂書店学園前店にて購入。

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    2026年01月10日
  • 首都直下 南海トラフ地震に備えよ

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    南海トラフ地震について書いた一冊。

    日本は地震大国と言われているが、改めてどこの地域でも地震のリスクがあることを理解した。

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    2025年11月15日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    19人の研究者がそれぞれ1つの論文を挙げ、それについて語るという本。最初から論文への偏愛全開で読ませてくれる。学問領域は多岐にわたっているが、どの分野にもすごいブレークスルーはあるもんだとか、専門分野の伝え方というのは人によって違うものだと思いながら読んだ。中でも最後の2章、「老化」の話と「南極の氷で超巨大なニュートリノ望遠鏡を作る」という話はとても興味深い。
    数学の章は正直ちょっと残念。ただ体験を書くのではなくて、数学や代数幾何のおもしろさがなんとなくでも伝わる内容であってほしかった。

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    2025年10月12日
  • みんなの高校地学 おもしろくて役に立つ、地球と宇宙の全常識

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    とても知的教養に満ちた良い本ではあるが、残念ながらオーディブルには向かないんじゃないかと思う。
    というか、こういうのは本で読もうよ私……オーディブルで読むのは無理だ。
    それというのも、高校地学なので図解が大前提になっちゃっているからである。もちろん図については添付されているし、手を止めて探せば図は確認出来る。でもね。オーディブルなのよ。車の運転とか皿洗いなんかやっている間に、ちょっとでも読書(?)を楽しもうなんていう貧乏性な考えで聞いているわけですよ。当たり前に図なんて手を止めて見ないし、確認しないの……幸か不幸か、高校地学なんで、半分くらいは過去の自分と過去の娘が触れていた内容なんで、なんと

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    2025年09月12日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    アカデミアでのプレートテクトニクス受容過程をリアルに見てきた著者による平易な解説
    わからないことはわからない、しかしこう考えるのがよい、という誠実さが通底する
    2030年代と目される東海地震への備えを喚起するメッセージとしても有効

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    2025年09月04日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    ちょっと難しい内容でしたが、長い歴史から、必ず起こる天災に備える大切さ、全部は対処できないから優先順位付けするしかない難しさがわかりました。
    読み終わった直後にロシアのカムチャツカ半島の巨大地震が起こり、地震のあと火山の1噴火が発生して、本に書いていた通りのことが起こって驚きました。

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    2025年08月30日
  • ラクして成果が上がる理系的仕事術

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    ●理系的要素がどこにあるのかは判然としないが、仕事を効率的に進めるためのノウハウが詰まっており、役立つ仕事術の本。

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    2025年08月05日
  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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     この本は読書初心者や苦手意識のある人向けに、「本を簡単に読む」ための多様なテクニックを紹介している。
     特に印象的なのは、「難しい文章は著者が悪い」と断言し,まったく意味がわからない場合は無理に読まなくていいとする点だ。わかりやすい本を選ぶことを勧め、読書への心理的ハードルを下げている。
     こうした主張がなされることで、著者自身の文章にも高い説得力が求められるように感じられるが、実際にはその期待を裏切らない。むしろ非常に読みやすく、特に比喩の使い方が秀逸である。多少難しい内容でも、「おそらくこういうことだろう」と自然に理解できるような表現が多く、文章の明快さは本書の批判を裏付ける実例にもなっ

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    2025年07月20日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    前半の火山、地震、地球の仕組みの説明パートは著者からすれば、かなり易しく書いているのだろうが、やはり難しい。
    6章「今後必ず起きる超巨大地震」以降は、みんな読むべき。なんとなく、南海トラフ地震はいつか起きるんだろうなーくらいの認識でしかなかった小生も目を覚まさせられました。
    2030年代、自分の子供たちが進学や就職で、被災する可能性が高い地域へ行きたいと言い出したら、どうしようかな、、、、

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    2025年07月04日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    地球科学的な視座に立つと、富士山はいつ噴火してもおかしくないスタンバイ状態にあり、日本列島にはそういうスタンバイ状態の火山が20ぐらいあるのだそうです。

    噴火の引き金となる要素として、本書では、次の2つを挙げています。
    1.マグマだまりが巨大地震などで大きく揺すられること
    2.マグマだまりの圧力が抜けてマグマのなかの水が水蒸気になること

    東日本大震災で日本列島の火山のマグマだまりは揺すられていますが、なぜか富士山はいまのところ持ちこたえています。とはいえ、いくつかの火山は噴火しており、富士山の噴火も次の大地震がトリガーになる可能性は高いようです。

    経済的な損害額は、首都直下地震が100兆

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    2025年06月29日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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     中学かな高校かな、地学、好きでした。
     養老さんの「日本が心配」で、最初に尾池先生との地震についての対談があって、面白かったので、もっと詳しく知りたくて、この本を買いました。
     地球の成り立ちや内部構成、プレートテクトニクスについて、火山の噴火がなぜ起こるのか。図入りで分かりやすく説明されています。ちょうど7月5日の件や、悪石島の群発地震が話題になっていて、似たような説明の図をテレビで見かけることがありました。
     とにかく、分かりやすくて面白い本です。

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    2025年07月06日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    中高で地学を習ったので、ある程度は知っていることでしたが、それを今の日本列島に反映しているので、とても身近に危機感を感じ取れる。
    知識が行動に繋がる、良い書だと思います。

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    2025年06月13日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    読んだ感がある(よみごたえがある)本だった
    わからないことはわからないと書いてくれてあるし
    でもここまではわかるとか、こういう考えかたをしようとか
    そういう記載もあってレベルの低い私が読むにもとても良い

    一般的な(東大京大レベルではない)大学の文系の一般教養で
    何回かにわけて講義してもらうような内容量で
    (一般人にもわかりやすい言葉と内容で書かれてるという意味)
    そう思うと本の値段の数百倍の価値はある

    地学の授業がどうしても身にはいらなかったのは
    きっとどこか遠い世界の話してるんだろうなあ
    って思ってたせいだと思った
    歴史は繰返す じゃないけど、千年に1度の震災とか
    なんかすごいことだなと

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    2025年06月09日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    面白い。面白いんだけど今まで全く触れてこなかった分野だからか、内容が全然頭に入らない。でも何度も読みたいと思うくらい、読みやすく面白い。

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    2025年06月03日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    タイトルの通り、大人になってから自学を楽しく勉強するのにとても良い本だった。地学の基礎知識から始まり、2030年代に必ず起こると言われている。南海トラフ地震またそれを起因とする富士山の噴火、首都直下型地震の被害、予測や被害を軽減するための対策まで書かれており、このタイミングで大変良い本を読めたと思う。プレートテクトニクスの理論が1970年代までは議論中であり、自分が小学生の頃に初めて教科書に載ったと言うことには大変驚きだった。変化の時代に最前線だった人たちはさぞ面白かっただろう。今で言うと、AIがそれに当たると思う。勉強してみようと思った。

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    2025年05月25日
  • M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道

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    2011年の東日本大震災は東北地方から関東までの広い範囲でこれまでに経験したことの無いような巨大な揺れを感じると共に、ビルの高さをも越える巨大な津波によって多くの尊い命が失われた。私の所属する会社も全国に支店があったため、社員本人が亡くなったり、ご家族まで加えれば相当数の被害者が身近に居た事を覚えている。運良く当時は九州地方に赴任していたため、自身が直接揺れを感じた事もなく、友人や家族、同僚からの聞き伝えであるが、その悲惨さは今でも鮮明に覚えている。あれから10年以上が経過した今、我々が直面する危機としては南海トラフや首都直下型地震である。これも発生率の高さが話題になってから久しく時間が経過し

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    2025年05月20日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    火山学者、地球科学者としてこれから高い確率で起こる①南海トラフ地震②富士山噴火③首都直下地震を2030年代の10年間に必ず起こると考えて、どのように備えていくのかを具体的に解説している。南海トラフが起きれば、富士山は数か月後には噴火するというストーリーに重い覚悟を迫られる。1日数時間の電気のない生活、1週間に3日の買い出ししない生活、水、食料、燃料などどのように確保して回していくのか、具体的に考えなければならないと思わせてくれた。

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    2025年04月27日
  • みんなの高校地学 おもしろくて役に立つ、地球と宇宙の全常識

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    高校の頃一通り学んだ地学の知識を思い出すために読みましたが、教科書の内容がさっくり纏まっていてとても良かった。自分が学んだ当時と比較して最新の情報にアップデートもできました。
    2024年12月に発行ということで、2024年前半ぐらいまでの地学関係の出来事の情報まで取り込んでて良いですね。

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    2025年04月09日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    富士山が噴火したら。南海トラフ地震との関連など。興味深く、自分事としてとらえないといけない時代に入って来たのだな。

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    2025年03月29日
  • みんなの高校地学 おもしろくて役に立つ、地球と宇宙の全常識

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     高校で地学は習ったはずなのに全く記憶がない。宇宙や地球のこと、物質や生命のことの原点には地学があり、この原点をきちんと教えてくれる本である。この本はとてもダイナミックに地球のしくみや46億年の歴史を語り、宇宙の誕生を語ってます。わずか300ページ余りの新書でこれほど頭を整理することができるのだから素晴らしいと思う。どんな分野も基本こそが大切なことを再認識させてくれる良本です。

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    2025年03月15日