鎌田浩毅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
本書では、火山に魅せられ第一人者となった著者が、噴火災害の基本的かつ実用的な知識を、わかりやすく解説。
同時に、「北海道まで飛んだ阿蘇の火山灰」「富士山の下に眠る二つの火山」「有珠山・噴火予知に成功!」など、興味深いエピソードを満載。
日本の活火山をとりまく状況を現場から報告し、人知を超えた火山の魅力と脅威に迫る。おもしろくて役にたつ自然学の入門書。
[ 目次 ]
第1章 阿蘇山―火山学者漱石誕生!?
第2章 富士山―美しさも期間限定?
第3章 雲仙普賢岳―自然は人知をこえている
第4章 有珠山―噴火予知成功!
第5章 三宅島の七不思議
エピローグ―火山はおもしろい
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
京都大学の名物教授で地学、特に地震研究では日本随一らしい鎌田先生による、地質学の話。高校生くらいでも理解できるように易しい言葉で説明してある。
地球が46億年前にできて、その後どう変わっていったのか。月がどうやってできたのか知らなかったので、わかってよかった。
そしてやはり、一番の関心は南海トラフ地震である。本書は、だいたいいつ頃起きるか、どのくらいの影響があるか、について書いてあり、人々に準備を促している。
南海トラフ地震に誘発されて起こるとされている首都直下型地震も心配である。これについても書かれてあり、身が引き締まった。さらに、富士山の噴火についてはあまり真剣に心配してこなかったが、かなり差し迫った状況でいつ噴火してもおかしくない状態だと知った。
日本は自然災害が多い国であることを改めて実感した。印象に残ったのは、今は温暖化と言われて二酸化炭素を減らそうとなっているが、もっと長い目(数百年単位)で見ると氷河期に向かっており、今の取り組みが正しいかどうかはわからない、というところ。
いろいろ勉強になった。 -
Posted by ブクログ
南海トラフ、首都圏の直下型地震、富士山の噴火など、大規模災害が近い将来に発生する可能性が高く、思った以上に今後の日本が危機的状況にある事が、よく分かった。南海トラフによる西日本大震災は、東日本大震災の10倍以上の被害が出る可能性が指摘されており、しかもそれが2040年までにほぼ必発となると、本当にヤバいと思った。
イタズラに危機感を煽っているのではなく、過去の歴史やパターンなどから予測される事を説明してくれているので、納得できる。
構成も、良かった。まず、最初の2章で基本知識を解説し、そこから地震・津波・噴火の歴史を過去から現代に向けて説明し(途中の新井白石とか寺田寅彦とかのコラムも良い)、最後に今の課題や予測される事や個人や社会の対策の重要性という筆者の意見を述べていた。特に、日本人は地学の知識が中学生レベルで止まっており(大学受験の関係で高校地学を履修しない人が多く、自分も当てはまる)、社会レベルで正しい知識を習得する必要がある、という意見も、その通りと思った。
地学の本としては、とても分かりやすい、と思った。鎌田さんの事は、今まであまり知らなかったが、メディアにも出ているようであり、今後少し注目しようと思った。