鎌田浩毅のレビュー一覧

  • 理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント

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     この本は読書初心者や苦手意識のある人向けに、「本を簡単に読む」ための多様なテクニックを紹介している。
     特に印象的なのは、「難しい文章は著者が悪い」と断言し,まったく意味がわからない場合は無理に読まなくていいとする点だ。わかりやすい本を選ぶことを勧め、読書への心理的ハードルを下げている。
     こうした主張がなされることで、著者自身の文章にも高い説得力が求められるように感じられるが、実際にはその期待を裏切らない。むしろ非常に読みやすく、特に比喩の使い方が秀逸である。多少難しい内容でも、「おそらくこういうことだろう」と自然に理解できるような表現が多く、文章の明快さは本書の批判を裏付ける実例にもなっ

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    2025年07月20日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    前半の火山、地震、地球の仕組みの説明パートは著者からすれば、かなり易しく書いているのだろうが、やはり難しい。
    6章「今後必ず起きる超巨大地震」以降は、みんな読むべき。なんとなく、南海トラフ地震はいつか起きるんだろうなーくらいの認識でしかなかった小生も目を覚まさせられました。
    2030年代、自分の子供たちが進学や就職で、被災する可能性が高い地域へ行きたいと言い出したら、どうしようかな、、、、

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    2025年07月04日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    地球科学的な視座に立つと、富士山はいつ噴火してもおかしくないスタンバイ状態にあり、日本列島にはそういうスタンバイ状態の火山が20ぐらいあるのだそうです。

    噴火の引き金となる要素として、本書では、次の2つを挙げています。
    1.マグマだまりが巨大地震などで大きく揺すられること
    2.マグマだまりの圧力が抜けてマグマのなかの水が水蒸気になること

    東日本大震災で日本列島の火山のマグマだまりは揺すられていますが、なぜか富士山はいまのところ持ちこたえています。とはいえ、いくつかの火山は噴火しており、富士山の噴火も次の大地震がトリガーになる可能性は高いようです。

    経済的な損害額は、首都直下地震が100兆

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    2025年06月29日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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     中学かな高校かな、地学、好きでした。
     養老さんの「日本が心配」で、最初に尾池先生との地震についての対談があって、面白かったので、もっと詳しく知りたくて、この本を買いました。
     地球の成り立ちや内部構成、プレートテクトニクスについて、火山の噴火がなぜ起こるのか。図入りで分かりやすく説明されています。ちょうど7月5日の件や、悪石島の群発地震が話題になっていて、似たような説明の図をテレビで見かけることがありました。
     とにかく、分かりやすくて面白い本です。

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    2025年07月06日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    中高で地学を習ったので、ある程度は知っていることでしたが、それを今の日本列島に反映しているので、とても身近に危機感を感じ取れる。
    知識が行動に繋がる、良い書だと思います。

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    2025年06月13日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    読んだ感がある(よみごたえがある)本だった
    わからないことはわからないと書いてくれてあるし
    でもここまではわかるとか、こういう考えかたをしようとか
    そういう記載もあってレベルの低い私が読むにもとても良い

    一般的な(東大京大レベルではない)大学の文系の一般教養で
    何回かにわけて講義してもらうような内容量で
    (一般人にもわかりやすい言葉と内容で書かれてるという意味)
    そう思うと本の値段の数百倍の価値はある

    地学の授業がどうしても身にはいらなかったのは
    きっとどこか遠い世界の話してるんだろうなあ
    って思ってたせいだと思った
    歴史は繰返す じゃないけど、千年に1度の震災とか
    なんかすごいことだなと

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    2025年06月09日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    面白い。面白いんだけど今まで全く触れてこなかった分野だからか、内容が全然頭に入らない。でも何度も読みたいと思うくらい、読みやすく面白い。

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    2025年06月03日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    タイトルの通り、大人になってから自学を楽しく勉強するのにとても良い本だった。地学の基礎知識から始まり、2030年代に必ず起こると言われている。南海トラフ地震またそれを起因とする富士山の噴火、首都直下型地震の被害、予測や被害を軽減するための対策まで書かれており、このタイミングで大変良い本を読めたと思う。プレートテクトニクスの理論が1970年代までは議論中であり、自分が小学生の頃に初めて教科書に載ったと言うことには大変驚きだった。変化の時代に最前線だった人たちはさぞ面白かっただろう。今で言うと、AIがそれに当たると思う。勉強してみようと思った。

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    2025年05月25日
  • M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道

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    2011年の東日本大震災は東北地方から関東までの広い範囲でこれまでに経験したことの無いような巨大な揺れを感じると共に、ビルの高さをも越える巨大な津波によって多くの尊い命が失われた。私の所属する会社も全国に支店があったため、社員本人が亡くなったり、ご家族まで加えれば相当数の被害者が身近に居た事を覚えている。運良く当時は九州地方に赴任していたため、自身が直接揺れを感じた事もなく、友人や家族、同僚からの聞き伝えであるが、その悲惨さは今でも鮮明に覚えている。あれから10年以上が経過した今、我々が直面する危機としては南海トラフや首都直下型地震である。これも発生率の高さが話題になってから久しく時間が経過し

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    2025年05月20日
  • 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室

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    火山学者、地球科学者としてこれから高い確率で起こる①南海トラフ地震②富士山噴火③首都直下地震を2030年代の10年間に必ず起こると考えて、どのように備えていくのかを具体的に解説している。南海トラフが起きれば、富士山は数か月後には噴火するというストーリーに重い覚悟を迫られる。1日数時間の電気のない生活、1週間に3日の買い出ししない生活、水、食料、燃料などどのように確保して回していくのか、具体的に考えなければならないと思わせてくれた。

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    2025年04月27日
  • みんなの高校地学 おもしろくて役に立つ、地球と宇宙の全常識

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    高校の頃一通り学んだ地学の知識を思い出すために読みましたが、教科書の内容がさっくり纏まっていてとても良かった。自分が学んだ当時と比較して最新の情報にアップデートもできました。
    2024年12月に発行ということで、2024年前半ぐらいまでの地学関係の出来事の情報まで取り込んでて良いですね。

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    2025年04月09日
  • 富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ

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    富士山が噴火したら。南海トラフ地震との関連など。興味深く、自分事としてとらえないといけない時代に入って来たのだな。

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    2025年03月29日
  • みんなの高校地学 おもしろくて役に立つ、地球と宇宙の全常識

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     高校で地学は習ったはずなのに全く記憶がない。宇宙や地球のこと、物質や生命のことの原点には地学があり、この原点をきちんと教えてくれる本である。この本はとてもダイナミックに地球のしくみや46億年の歴史を語り、宇宙の誕生を語ってます。わずか300ページ余りの新書でこれほど頭を整理することができるのだから素晴らしいと思う。どんな分野も基本こそが大切なことを再認識させてくれる良本です。

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    2025年03月15日
  • 火山はすごい 千年ぶりの「大地変動の時代」

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    著者は本当に火山に魅せられているんだなぁと感じた。
    好きなものを語っている感じが伝わるのもあって、楽しく読めました。

    実際に登り、近くで見た阿蘇山の成り立ちについても書かれており、もう一度訪れたいと思った。

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    2025年02月12日
  • 一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養

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    ジェットエンジンやレントゲン、MRIなどの身の回りにあるものを物理学視点で語られた一冊。
    これらはこういう仕組み/考え方で作られていたのか、と勉強になる一冊。
    内容もライトなので、サクッと読めてしまう。
    個人的にはもう少し事例が多くあった方が嬉しかったかな。

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    2025年02月11日
  • やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する

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    受験科目に地学が含まれてる大学が少ないということで高校は地学を選択しなかったことを、ずっと悔いていた。結局地学の代わりに選んだ生物も受験には使わなかったし、最も興味のある科目を選んだらよかった、と。地球の大地から大気や水の循環から宇宙まで、地学の範囲はとても広い。高校時代に学べなかったことは、今からでも学べる。これを皮切りに地学の勉強をしていこうと思った。

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    2024年10月04日
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために

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    地学はマイナー感があり、高校の先生(あだ名・コペルニクス) がいやいや教えていたのを思い出す。ここでは地球科学とのこと。
    武田信玄は動かざるごと山の如し、と言ったが、地学では非常にゆっくり動くこと山のごとし、である。
    大陸移動説、またマントルの動き、磁場ができることによる生命の発展など、興味深い。
    最後は南海トラフ地震や火山噴火の話で、現実に引き戻された。

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    2024年10月02日
  • 首都直下 南海トラフ地震に備えよ

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    万が一地震が来たら怖いから、どこそこへは行かない。万が一噴火が来たら怖いから、これは諦める。「万が一…」と言う言葉が頭の中をよぎったときには、「9999の可能性」を同時に思い浮かべるようにすれば、豊かな人生を送るための切符を手に入れらると私は信じている。

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    2024年09月26日
  • M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道

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    2030年前後5年で発生が危惧されている南海トラフ地震《西日本大震災》に限らす、日本海、日本海溝、千島海溝、琉球海溝、ひずみ集中帯、隠れた活断層など日本を取り巻く地震災害のリスクを日本の成り立ちから易しく説明した内容。今、いかに大地動乱の時代に生きているかがわかります。地学教育が貧弱になったわが国ですが、この本を読んで地学の知識を補完し、余裕を持って来るべき危機に備えるきっかけにしたいですね。

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    2024年09月23日
  • M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道

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    確かにこの10年から15年以内に南海トラフ地震、富士山噴火、首都圏直下型地震の確率は高く回避方法はないという事。南海トラフ巨大地震は今後10年以内、東日本大震災より被害規模は一桁大きい、総人口の半数6800万人が被災する。被災に準備して生きる、生き残るため自発的に動く。なるほど、小豆が大騒ぎする訳です。

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    2024年09月22日