金原瑞人のレビュー一覧

  • いまを生きる

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    常識をフォローするのではなく、疑って自分の頭で考えよ。そして、今を生きよう。カルぺ・ ディエム。キーティング先生と、彼に親しみを覚えた学生の素晴らしい関係。学生は皆、自分で考え、後悔のないように行動していく。感動の青春小説。こんな先生に、高校の時に会いたかったなあ。

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    2025年01月11日
  • 人間の絆(下)(新潮文庫)

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    フィリップの生い立ちから少年期、青年期、壮年期を描く
    淡々とかつシンプルに、それでいて丁寧に
    ここまでの大作になると物語をどう収束させるのかが途中から気になって仕方なかったけど、読み終わっても納得

    周りの人のせいで苦労しているようでいて、読み手からするとフィリップ自身のせいであると読み手は感じ取れる

    名作を読んだなーと感じ

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    2024年12月07日
  • 塔の少女

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    故郷を守る代償に、故郷を失ったワシリーサ(ワーシャ)。冬の王から与えられた馬(ソロヴェイ=小夜鳴鳥)と共に旅に出る。男装したワーシャはふとした偶然から次兄アレクサンドル(サーシャ)と再会する。サーシャは母方のいとこドミトリーと行動を共にしていた…。

    第2巻のモチーフは"火の鳥"です。そしてワーシャたちの亡き母が"イワン1世の娘だった"という筋立が物語に奥行きを与えて行きます。モスクワへ嫁に行った姉オリガとその娘マーシャも重要な役割を果たします。

    ワーシャがぶつかる難題の数々は余りにも過酷で目を背けたくなる所が多々あるのですが、張り巡らされた伏線が少し

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    2024年10月02日
  • 熊と小夜鳴鳥

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    私好み!大当たり。全3巻でおよそ1600ページの歴史ファンタジー。しかも舞台は1370年頃のロシア(モスクワ大公国)イワン2世〜ドミトリー•ドンスコイの時代。日本では『全く』と言い切ってよいレベルで知られていない。従って人にはお薦めできない(笑)でも面白い!

    著者はアメリカの女性作家。大学でロシア語を勉強し、ロシア留学もしている。そのため本書はロシアの歴史や風土はもちろん、昔話や伝承なども下敷きになっている。第1巻は"麗しのワシリーサ"や"森は生きている"などが隠し味のように織り込まれていて、その辺も私好み。好き!

    主人公ワシリーサ(ワーシャ)は、亡

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    2024年10月02日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    ホロコーストの奇跡的な生存者、希望を失わず決して諦めない、希望あるところに命あり命あるところに希望がある、何かを与えれば何かが返ってくる。
    自ら助くる者を助く、心を明るく前向きにしてくれる本だと思う。

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    2024年10月01日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    生きているすべての人に読んでほしい。

    現代に生きる私たちは、ナチス・ドイツが1933年〜1945年まで続き本作の主人公が収容されたアウシュヴィッツは1942年〜1945年までと、始まりから終わりまでを知っている。
    本作の主人公は、いつこの日々が終わるのか、解放され自由になるかはたまた5分後には死ぬか、なにもかも分からないまま、アウシュヴィッツでの日々を克明に語る。

    結果として、運が良かったとしか思えないような状況をいくつもかいくぐり生き抜いて、現代にこの記録を残している。

    髪を剃られ、服を剥ぎ取られ、名前を奪われ数字で呼ばれ、生きるか死ぬか殺されるか、まるで“偶然“が生死を分けるかのよう

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    2024年09月16日
  • ドリトル先生航海記

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    ドリトル先生シリーズ第二弾。100周年を記念してアメリカで刊行された改訂新版を完全新訳。時代に即した改訂。

    前作から5年後。ドリトル先生に助手スタビンズ君がつき、彼の視点から物語が語られる、ホームズ&ワトソン構図に。
    「動物の言葉がわかる」という設定を最大限に活かす、法廷バトルや闘牛のアイデアが見事。
    動物たちのすべてが良い子ちゃんではなく、中には性格の悪いやつも出てきたり、何気ない会話が子供にありがちなたわいないケンカ風に描かれていたりするのもリアリティがあってよい。ただ本作には人間どうしの戦闘シーンがあり、この改訂新訳版にはマイルドにしすぎて大人が読むと不自然に思える箇所がある。ここはか

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    2024年09月02日
  • スカンダーと裏切りのトライアル

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    いやー忘れるわー
    1年ぶりの新作だもんこれまでの話忘れるわー
    読みながらちょっとづつ思い出したけどね

    というわけでスカンダーです
    ユニコーンライダーです

    なんかもう色々ありました!

    登録者の少ない物語はなるべく内容が分かるようなレビューにしたいなーと思ってるんですが、なんかもう色々あり過ぎてまとめるのめんどくさい(出た)

    仲間たちの力を借りながら、運命にあがらい、強大な敵に立向かう古き良き王道ファンタジーです
    イギリス人が好きそうなやーつです

    ということはひまわりめろんさんの好きそうなやーつということです(謎理論)

    そして話の展開も王道です

    ハリー・ポッターとか好きな人は好きそう

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    2024年08月16日
  • ユードラ・ハニーセットのすばらしき世界

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    自分の意思で人生を終わらせたい、尊厳を持って死を迎え入れたい85歳のユードラ・ハニーセットと、天真爛漫な10歳のローズ。
    ローズに振り回されながらも、今までとは異なる鮮やかで賑やかな日々。

    戦争、父の死、母と妹の確執、妹の悲劇。
    掴もうとするたびにスルリと逃げていく幸せ。
    絶望、諦め、虚しさ、怒り、悲しみ、、、

    ユードラの人生を振り返りながら考える。
    生きることとは?
    幸せとは?
    死とは何か?

    堅苦しくないから読みやすいし、読み終わった後は優しく温かな気持ちになれる。
    手元に置いてずっと読み続けたい、そんな物語だなと感じました。

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    2024年08月15日
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK

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    金原さんの講演をきっかけに。

    海外作品って翻訳者との相性があって、最近は遠ざかっていたけど、この本の中で紹介されている本に触れてみようかなぁ。。

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    2024年08月07日
  • タイムマシン

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    中学生くらいのころから、SFを好んで読んできましたが、ハインラインの作品ばかり読んでいたのでこちらには今まで触れず。軽快な台詞回しを好む私としては、TTによる1人語りで進むスタイルは物足りなく感じてはしまいましたが、提示されているテーマと着想は今の子供たち相手にも色褪せないものと思います。
    機械文明はどこまで続くのか。知性は何によって保たれるのか。そもそも、知性とはそんなに尊いものなのか?立ち上がり崩れていく文明の中で、僕らは一生をどう使うべきなのでしょうか。

    とはいえ、SF初心者に渡すには難易度が高い気がするし、かといって読み慣れた後だと物語の深さが無いように感じちゃうんじゃ無いかなと心配

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    2024年07月10日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    本当にわたしは無知なんだと思った。ユダヤ人以外の人が集められることも、3年もの長い月日だったことも、なにも知らなかった。なんでこんなおぞましいことができるのかと思う。けれど、人間は皆、そっち側にいたらどんな残虐なこともできるようになってしまうのだろうか。怖い。
    トロッコ問題なんて議論できるのは、安全な場所から話してるだけじゃんって思った。ヤコブにその話できるの?
    こんなに苦しい環境で共にいても、少し立ち位置が違えば無神経な行動も取れてしまうのが人間なんだと、同じ被収容者たちの会話で感じた。最適な言葉と思いやりを使える人間になりたい。

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    2024年06月09日
  • さよならを待つふたりのために

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    10代のがん患者同士カップルの物語なのだけど、2人ともありがちな清純いい子ちゃんではなく、きわどいジョークなんかも飛ばしながら、それぞれ自分らしく真摯に世界と向き合っているのがすごくいい。
    ラスト近くのシリアスな展開は、綺麗事じゃないがんの苦しみが描かれていて辛い。アイザックの弔辞には泣きそうになった。
    そんな中でも、死が近づく人たちを「患者」としてじゃなく「人間」として扱い、自尊心を守ることが大切に描写されていることが印象的だった。

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    2024年06月02日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    経験に基づく語りをまとめたもの。
    過酷な場所で、「行きのびる」と決めて行動したラリの物語。

    息を詰めるようにして読みました。
    最後まで気を抜くことができませんでした。

    その場にいる、一人一人に物語があること。
    どんなに苦しい場所にあっても、人は誰かへの思いやりを失わず、親切にすることができるのだという希望を感じることのできる物語でもありました。

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    2024年06月01日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    ノンフィクションではないけど、ほぼ事実の奇跡の物語。奇跡が起こったのは生きる意思を失わなかったから。でも、もはや希望を描くファンタジーかもしれない。ただ、諦めたらそこで試合終了ですよ、がここでも真理だったと改めて思いました。諦めないこと、行動すること、大切だと思いました。

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    2024年03月29日
  • 死について! 下 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    こういう「死」をテーマにした本はおもしろいですね。当たり前だけどいろいろな死生観がある。
    先人は偉大です。

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    2024年03月03日
  • 人という怪物 下

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    終わった。全体の感想は良かったです。
    SFでいいよね。
    腕輪がどうなったのか気になる…
    日本だったらアニメ化されてるかも。
    ノイズの使い方はあくまでも精神的な範囲に留まっていて物理的な干渉はなし。潔い、日本の漫画やアニメだったら謎の物理干渉してそう。

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    2024年02月18日
  • 熊と小夜鳴鳥

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    ネタバレ

    三部作を一気読みしてしまった。

    良質なファンタジーは良いですね。
    これがラノベだったらと想うと、ゾッとします。歴史考証ガッツリの上に構築された本格の幻想。最高に美味しい三部作でした。

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    2024年01月11日
  • 死について! 下 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    上巻と感想は同じ。

    支えとなる人を見つけることが、死を考え受け入れることにつながるのかもしれない。

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    2023年11月05日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    死は万人に等しく訪れるものでありながら、死について考えることはしないものだ。身近な人の死や自分自身の死は何らかの形で訪れるというのに。

    色々なバックボーンを持つ人達が、死についてそれぞれの想いを語る。想いを語る中で誰もが支えとなってくれる人がいることが分かる。死ぬときは確かに独りだが、死を語るとき、生きているときは独りではない。

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    2023年11月05日