金原瑞人のレビュー一覧

  • 天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

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    かたつむりが好きすぎるハイスミス氏がぶっとんでて最高だ。天才たち皆それぞれにやばくて魅力的で、おもしろかった。
    どんな有り様でも「ぶれない」っていうのはそれだけで力だと思う。頑丈な習慣は自分を保つのを助ける。繰り返しや継続の中から生まれてくる仕事のすごさを感じた。

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    2024年06月13日
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK

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    翻訳本の紹介本
    最近翻訳本を読むことが多くて、更にいろんな翻訳本に出会いたいと思い読みました。
    英語だけでなく、世界中の言葉を日本語に変換して、私達が読めるように仲介してくれる翻訳家の方々に感謝です。
    気になった本はリストにまとめてこれからゆっくり読んでいきたいと思います。

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    2020年03月05日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    フィクションとノンフィクションを混ぜたファンタジー。ワニをフロリダまで連れて行く新婚カップル、その先々での思わぬ出来事。人間個人としての成長、お互いを思い遣るカップルとしての成長、読んでいくに連れて私も人間としてひとまわり大きくなった錯覚に陥る。もっと前に読んでたら人生変わったかな〜とも思える作品。子供と読みたいし人としてどうありたいかを指し示してくれる。読んで良かった❗️

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    2019年11月19日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    ネタバレ

    2019.9.27
    おもしろかったー!

    映画のあのバトルシーンを期待していたから、あれれ?ってなったものの、アレはアレ、コレはコレで楽しめた。
    むしろ映画があったから楽しめたのかな…
    もし映画見てなかったら、終わり方も中途半端だから不完全燃焼な気持ちになったかもしれない。

    映画では幼女のブロンウィンがめちゃ活躍しててかっこよかった。双子は一切出てこなくて悲しい(T-T)

    続編あるみたいなのでそっちに期待。

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    2019年09月27日
  • ペーパータウン

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    9歳だった。
    マーゴとQがいつもの公園で、死んでいる男を見たのは。
    ピストルを自分の口に突っ込んで、自殺したロバート・ジョイナー。

    それは、ひとつの出来事に過ぎなかったかもしれないし、9歳の子どもたちの記憶の中では全てのきっかけだったかもしれない。

    卒業式の朝、家出したマーゴを探しに出ることに決めたQ。
    ロードムービーのような青い青いおはなし。
    エミリ・ディキンソンや、ホイットマンの詩。
    バカな友だち。

    マーゴの歯みがきとコップの下には、シルヴィア・サラスの『ベル・ジャー』と、カート・ヴォネガットの『スローターハウス5』 _いざそのときになったら、手首はとても白く頼りなく、どうしてもでき

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    2019年09月10日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    ネタバレ

    事典好きの私だけど、これほど読んで楽しい事典は初めて。

    「あ」から始まるこの時点の最初の項目は”悪魔に魂を売り渡したくなった時”に読む本。
    トーマス・マンの『ファウスト博士』というのはまあ納得としても、”悪魔に魂を売り渡したくなった時”ってどんな時よ?
    そんな時、本を読んでいる場合?
    本を読む心の余裕がある時点で、悪魔に魂を売り渡さなくても大丈夫なんじゃない?

    なんて突っ込みながら読んだけど、ふと気がついた。
    これ、日本語版だから五十音順だけど、原書はABC順のはず。
    訳すだけでなく、このように並べ替えも必要なんだ。
    また、未訳の本も多数あるので、原書では347冊の小説が紹介されているけれ

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    2019年09月04日
  • ペーパータウン

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    これは人気があるわ。
    同年代の子にはキュンキュン来ると思う。
    親に反発、同年代の子たちへの共感、ぎりぎりまで追いつめられる気持ち、暴走、
    最後の最後がありふれたハッピーエンドにならず、それでも前を向いた別れになるところがまたいい。
    あなたと私は違う、そのことがきちんとわかっていて、お互いを認め合う、いい。

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    2019年06月30日
  • 心のナイフ 下

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    人類が入植した星。未知のウイルスによって男は頭の中の「ノイズ」がダダ漏れになってしまった世界。女は死に絶え村はここしか残ってないと聞かされて育った少年がある日あるものを見つけて...というところから物語が始まる。
    早く先が知りたくて、どんどん読み進めてしまった。これで三部作の一作目。続き気になる。最後はめでたしめでたしになるのかな??心配だな〜
    男と女、民族、共同体、戦争、暴力、テクノロジー、現代社会も直面しているいろいろな問題のメタファーがあちこちに散りばめられていて、そういう意味でも面白かった。
    ともかく早く続き読みたい。

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    2019年05月25日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    嘘みたいな本当の様な物語。
    何と無く買って読んだら本当に楽しくスルスルと読んでしまった。他の方のレビューで読み終えられなかったとあったが、薦められて読む様な本ではないと思う。

    なぜかこのタイトル、副題が気になった時、毎日変わらない生活に疲れた時にオススメかも。

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    2019年05月02日
  • 魂の図書館〈上〉――ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち3

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    かなり間あいたので
    何やってるかちょっと忘れてたけど
    面白かった。
    相変わらずメイン二人の無礼さは
    どうかと思うが…性欲だけはしっかりあるし。

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    2018年12月05日
  • さよならを待つふたりのために

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    よくある難病ものね、なんて思ってはいけない。
    自尊心を大切にした恋。相手のも。自分のも。友達のも。家族のことも。

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    2018年10月08日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    ネタバレ

    悩みの解決に役に立つ、立たないは別として(多分立たないけど)、色々な本がその簡単な内容とともに紹介されているので、興味がそそられて大変楽しい。

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    2018年10月02日
  • さよならを待つふたりのために

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    ヘイゼルとガスの物語。
    ヘイゼルの一人称で語られるのがいい。
    病気を気にしながら、両親に負担をかけているのにも嫌気がさしている。
    患者会でガスと出会って、恋に落ちていく過程もいい。

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    2018年07月19日
  • タイムマシン

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    1895年に発表されたSFの古典。80万年後の未来を描いた著者の想像力には驚かされるとともに、今の現代社会にも通じる風刺が描かれていて大変関心した。

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    2018年03月22日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    体や心の様々な症状別に「効く」文学作品を処方し、その理由も書かれた風変りなブックリスト。

    症状は多岐に渡り、「不安なとき」「心が折れてしまったとき」といった確かに本に縋りたくなるようなものから、「お茶がほしくてたまらないとき」「鍵がなくて家に入れないとき」といった本を手に取る前に他の解決法が即座に頭に浮かびそうなものもあれば、「悪魔に魂を売り渡したくなったとき」「結婚相手をまちがえたとき」といった割とショッキングな症状まで網羅されています。冒頭から読み進めていくというより、目次から気になる症状の頁を眺めていき、目に留まった文学作品はひと先ず片っ端にチェックしていく、という使い方が正しいように

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    2018年03月20日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    ネタバレ

    〈それにしても、21世紀になって、これほど面白い小説は書かれていないのではないか〉

    帯のアオリであり訳者あとがきの一説でもある。その言葉を信じて、いや、真偽を確かめるべくこの本を手に取った。なるほど、あながち嘘ではないようだ。まあ、他にも面白い小説はありそうだが。YAのような装丁だが、これは中高生には向かないのではないか。ていうか、大人向けでしょ、これ(きわどい描写もあるし)。

    1935年アメリカ。大恐慌から6年が経っている。ウェストヴァージニアの小さな炭鉱町に住む若い夫婦が主人公だ。妻のエルシーはハイスクールを卒業後、しばらくフロリダのオーランドに住んでいたことがあって、炭鉱の砂埃だらけ

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    2018年03月13日
  • 宝島

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    現代の小説では、主人公の少年にさせられない行動が満載。わくわくする。
    人間を美化も卑下もしてなくて、悪党も魅力的。
    ドラえもんの映画をきっかけに、もう一度、図書室の目立つとこに置いてみた。手に取ってもらえるといいな。

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    2018年03月06日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    若くして結婚した二人が旅で様々な出来事に遭遇し、自分のいるべきところを見つけ出すロードムービー物。

    かなり面白く読めたが、遭遇するたくさんの奇想天外なエピソードに興醒めすることもあった。やり過ぎじゃないかなと。

    それにめげさせずに最後までぐいぐい読ませたのは、ワニ、雄鶏、旦那さん、奥さんの描写が秀逸で、それぞれが物語に欠かせない役割を持っていることにあると思う。

    子供だけどいざという時助けてくれたワニ、神のように俯瞰して世界を見ているかのような雄鶏、真面目で誠実でたくましい夫(作者の父)、何より奥さん(作者の母)の生き生きとした描写には、読んでいて何度も笑顔になることができたし、頭の中に

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    2018年02月18日
  • さよならを待つふたりのために

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    ヘイゼルもガスも大人びてて会話が軽妙で面白い
    精神的に成長しかかったティーンネイジャーの病気との向き合い方がリアルで感情移入もできる
    結果はどうであれさよならを待つあの時の二人が幸せならそれは闘った価値があったとおもう、いい話

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    2018年02月17日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    文学のあらすじも紹介されているので読んでみる。
    「結婚に失敗したとき」「孤独な時」と、過去から今まで変わらぬ人間の悩みを文字に起こしてきた文学ばかりである。
    仲には「」お腹が痛い時などの症例に対応する処方箋の本が。トイレにこもっている間に読める短編だよ、という紹介だが、多分、当人はそれどころじゃない。
    でもそんな緩さが面白い。

    全部は読めていない。また読みたくなった時に続きを読もう。

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    2018年01月02日