金原瑞人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこのマインクラフトの小説のシリーズを読んでいるので本書を手に取った。
今回の主人公・スタックスは祖父母と父の遺した財産と会社があり裕福なのだが、何もしていない。友達もいない。どこにも行きたくない。そんな平和ボケしているところから物語は始まる。
悪役のフージュが、彼の家を強盗し孤島に置き去りにして「なによりすばらしい贈り物だ、スタックスくん!あんたを過去から自由にしやったんだ。」と言ってひっくり返すのだ。
はじめはあんまりにも主人公に魅力を感じなくて、すぐに独り言を言うものだから嫌だったが、世界中を見たいと言う真逆の性格のラモアや、強くて相手を尊重してくれるヒジュラに出会って変わっていく。採掘 -
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Posted by ブクログ
約200年前の作品。
世界で初めての推理小説と言われている“モルグ街の殺人”を読みたくて購読。
合計7つの短編でどれも非常に味わい深く、今読んでも古さを感じさせない描写と世界観。
独特な世界観の背景に時代や史実が伴わない設定が、さらにそう思わせているのだと思う。
目的であったモルグ街の殺人は、想像していたシンプルさとは角度の違う無駄のなさ、意外性とロジカルな謎解き。
和訳も違和感のない文体なので読みやすく、次へ次へと没入できた。
文学、歴史、人物など様々な方面に影響を与えたという事実を私の頭ではまだ事実として捉える事しか出来ていないが、
言葉にできない、抽象的な感覚というもので肌に触れたように -
Posted by ブクログ
おじいちゃんおばあちゃんは
物心ついた時には他界してたので
「じいちゃんばあちゃんから戦争の話聞いたことある?」
って親に尋ねたことがある
話したがらなかったよって言ってた
思い出したくなかったのかもねって
割りとそういう人が
戦後の日本には多かったのかもしれん
この作者も
一時期、何も騙らなかったけど
こうして本として出版してくれた
こういう本、あまり読まない
自分に
「人がどれどけ残酷なことするのか知りたい」
っていう野次馬根性があるのをわかってるから
忘れちゃいけない、伝えなきゃいけない
ってきれいな心根じゃないから
読みかた間違えないか?
ってちょっと心配になる
ちゃんと読めたか -
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Posted by ブクログ
ネタバレきっと、星のせいじゃない。
難病モノはある程度先が読めてしまう、という人こそ読んでほしい。そうじゃない。死を思うこと、愛すること、自分の生きる意味を考えることは、生まれてきた人すべてに共通することだから。
甲状腺がんが肺に転移して酸素ボンベが手放せないヘイゼル。骨肉腫で片脚を失ったオーガスタス。彼女と彼の家族、がんのサポートグループのメンバー、がんではない友人、元小説家など、それぞれの登場人物が精一杯、不器用に生きている。
ヘイゼルの愛読書『至高の痛み』の作者ピーター・ヴァン・ホーテンが印象的。あれほど自分に寄り添ってくれる物語の作者だから人格者だろう、作者は読者の期待に応えてくれるはず -
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Posted by ブクログ
9歳だった。
マーゴとQがいつもの公園で、死んでいる男を見たのは。
ピストルを自分の口に突っ込んで、自殺したロバート・ジョイナー。
それは、ひとつの出来事に過ぎなかったかもしれないし、9歳の子どもたちの記憶の中では全てのきっかけだったかもしれない。
卒業式の朝、家出したマーゴを探しに出ることに決めたQ。
ロードムービーのような青い青いおはなし。
エミリ・ディキンソンや、ホイットマンの詩。
バカな友だち。
マーゴの歯みがきとコップの下には、シルヴィア・サラスの『ベル・ジャー』と、カート・ヴォネガットの『スローターハウス5』 _いざそのときになったら、手首はとても白く頼りなく、どうしてもでき -
Posted by ブクログ
ネタバレ事典好きの私だけど、これほど読んで楽しい事典は初めて。
「あ」から始まるこの時点の最初の項目は”悪魔に魂を売り渡したくなった時”に読む本。
トーマス・マンの『ファウスト博士』というのはまあ納得としても、”悪魔に魂を売り渡したくなった時”ってどんな時よ?
そんな時、本を読んでいる場合?
本を読む心の余裕がある時点で、悪魔に魂を売り渡さなくても大丈夫なんじゃない?
なんて突っ込みながら読んだけど、ふと気がついた。
これ、日本語版だから五十音順だけど、原書はABC順のはず。
訳すだけでなく、このように並べ替えも必要なんだ。
また、未訳の本も多数あるので、原書では347冊の小説が紹介されているけれ