金原瑞人のレビュー一覧

  • 湖の中のレイチェル

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    ぎょっとする装画。それもそのはずこちらはこども向けホラー。『顔のない花嫁』同様アルビレオさんの装丁。じわじわと怖いが、本当に一番怖いのはある意味主人公かも。保身しかない。

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    2022年01月29日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    病や悩みに対し、処方と称して本を勧めてくる。無責任で適当な選書と解説が非常に面白い。

    自分でも処方箋を書きたくなる本。
    面白くはあるし、紹介されている本を読んでみようかなという気にもなるが、座右の書にはなり得ないので星3つ。面白さでいえば4つに近い。
    文学好きの人へのプレゼントなどにいいと思う。
    トイレに置いておいて拾い読みするのもよい。

    『カモメのジョナサン』や村上春樹に対する態度でその人がどういう人か言い当てられるというのは然りという感じ。

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    2021年12月29日
  • ジャングル・ブック

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    2016年のディズニー映画封切後、出版された新訳。
    原作は1894年とその翌年に出た続編だという。
    つまり、一世紀生き延びた児童文学だという。

    原作は短編集。
    オオカミに育てられた少年、モーグリ(蛙という意味らしい)を主人公とする活劇。
    人食いトラのシェア・カーンとの闘いや、実の母?のメスーアを迫害する人間たちとの闘いなどがいきいきと描かれる。

    物語内時間は、発表順とは一致しない。
    これまでに出た版の中には、時系列順に並べなおしたものもあるそうだが、本書はオリジナルの発表順に戻したそうだ。
    そのせいか、若干読みにくい。

    が、まず驚いたのは、ジャングルの動物たちの「歌」により物語が始まり、

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    2021年11月23日
  • さよならを待つふたりのために

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    甲状腺がんが肺に転移し、酸素ボンベなしの生活が送れない少女と骨肉腫のため片足を切断している少年の恋物語。お互いがんが転移しており、自分たちの命は長くはないと悟っている。映画化されているとのことだが、どういう風に仕上がっているのか主役の少年少女が気になる。

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    2021年11月05日
  • ロイヤルシアターの幽霊たち

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    最初と最後は良かったんだけど、
    中盤がちょっときつかったな。
    文化的な側面とか、わかりにくいところが多々あり。

    仕掛けも割とわかりやすくて、あっと驚く!という感じでもない。
    ロイヤルシアターとシーショー、海辺の街と劇場、幽霊たち、と楽しい要素がたくさんだっただけに、すこし残念。

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    2021年11月03日
  • 顔のない花嫁

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    タイトルと表紙の絵からわかるとおり、ホラーである。こども向けホラーなのでめっちゃ怖いってわけではないけど、私はホラーが苦手だ。しかし、装丁がアルビレオさん、翻訳が金原瑞人さんとどちらも私の好きな方々なので、読まないわけにはいかぬ。おばけコンテスト当日に閉じ込められてしまうこどもたち。抜けだした方法が本当に勇気のある行動だ。

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    2021年10月28日
  • マインクラフト こわれた世界

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    マインクラフトをやったことある人じゃないとついていけない可能性大です!交通事故からVRなどの要素が有ります

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    2021年09月02日
  • ロイヤルシアターの幽霊たち

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    海辺のまちシーショーにある古い崩れ落ちそうなロイアルシアターを復活させようとやってきたウォルター夫妻。町の議員の勧めもあり、再生を目指すが資金の援助がなかなか決まらない。苦境に立つ夫妻。
    夫妻にはグレイシーという娘がいるが、グレイシーには劇場に住む幽霊たちが見える。幽霊たちの話を聞き、やがて一緒に劇場の再開を目指す。

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    2021年07月19日
  • ソロー『森の生活』を漫画で読む

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    現代社会を大反対。
    でも田舎に行けばこんな生活はいくらでもあった。
    思考はそれぞれ異なるかもしれんけど。
    どこでも流されるのではなく、自分で感じて考えて選択できるといい。この本の趣向はちょっとわからない。後半読みにくい。

    時代がちがえど人のやることや思うことは同じようなものって聞いたことあるけど、それは感じた。

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    2021年06月06日
  • 天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

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    作家、音楽家、画家、学者、映画監督etc...161人の生活習慣を紹介するエッセイ集。各々1ページから4ページくらいの分量です。アジア人からは唯一、村上春樹さんが取り上げられていました。

    そうそうたる天才たちのルーティンが明らかになっていくなか「おい! いったいなにをやってるんだよ!」と言いたくなる人だらけです。一人の空間や時間をもてないだとか大変な環境や境遇にいながら仕事をしている人は珍しくないし、自分の仕事をうまくやるために不器用な生活習慣を決めていたりする人がとても多い。

    作家のケースならば、執筆を最優先事項として、その他の生活のあれこれは執筆に従属するものごととして処理している感じ

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    2025年07月27日
  • 天才たちの日課 女性編

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    前作の感じを期待していたので、ちょっと違う、ある意味温度を感じられるところが私の期待と異なり残念だった。それでも、過去も未来もこんなにも多くの女性アーティストたちがいて、女性であるために何かしらの不自由があることは現代でもまだまだ残っている悪習なので、その中をくぐり抜け生きてきた人たちのことを知れたのは面白かった。

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    2021年04月19日
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK

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    金原瑞人&村上春樹の翻訳物はどうがんばっても「合わない」と(さんざん試したあげく)わかっているのであまり期待せず手に取る。中に6冊ほど読みたいと思うものがあったのでそれなりに収穫あり。読んだことあるものもずいぶんあった。

    町田康のショートエッセイ「気合と気合と気合」笑える。

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    2020年03月22日
  • 天才たちの日課 女性編

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    長い本で、読むのは少し大変でした。
    143人の女性アーティストたちの日常を書いた作品。
    励まされる人生もあったり、驚くような人生もあったり。
    女性ばかりを集めてあるので、才能があっても、日常を営まなくてはならないこともあり、その中でどうやって時間をやりくりするかということだったり、孤独の効用だったり、そんなところがよかったと思いました。

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    2020年02月16日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

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    内容的には子供向けの物語に近い感じがした。まだ、全編しか読んでないけど、物語の構成は至ってシンプルだし、登場人物の特性も(特に孤児院の特殊な子供たち)子どもが喜びそうなものばかり。それってつまり、大人だって楽しいってこと。大人の男なんて子どもが身体だけ大きくなったようなものですからね。私なんてその典型。だから、ここまでの展開にはワクワクしているし、後編でどう転ぶかが楽しみ。前編は少し長い前フリ。だから評価は普通だけど、この物語の真髄は後編にある!と信じたい!

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    2020年02月16日
  • 天才たちの日課 女性編

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    <目次>
    はじめに
    第1章  ちょっと変
    第2章  牡蠣とシャンパン
    第3章  渦
    第4章  退屈をとるか苦難をとるか
    第5章  単なる責任放棄
    第6章  気球か宇宙船か潜水艦かクローゼットのなか
    第7章  あきらめと安堵
    第8章  ふつうでない人生
    第9章  巧妙でとらえにくい設計図
    第10章  必死の決意
    第11章  思いがけない心の揺らぎ
    第12章  聖域
    第13章  怒って絶望してまた怒って

    <内容>
    創作をする作家、画家、イラストレーター、舞踏家などなどの女性の日常の片隅を切り抜いてまとめたもの。2014年の通常版(圧倒的に男が多かった)を踏まえて、女性版を作り上げた。
    女性の特徴

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    2019年12月19日
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK

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    海外文学読みますか? ファンタジーなら読む?登場人物の名前が覚えにくいとか、出てくるアイテムになじみがなくて読みにくいという印象があるかもしれませんが、読めば忘れられなくなるような、心に突き刺さる物語がたくさんあります。この本は、翻訳者が自分の訳した本を紹介してくれるガイドブックです。作品との出会いや思い入れも聞けて、読みたくなります!

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    2019年11月18日
  • 天才たちの日課 女性編

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    ヘミングウェイは毎日書いた語数を記録していた、フロイトの散歩はたいへんなスピードだった、バルザックは午前1時に起床しすぐに仕事をした…。クリエイティブな仕事を残した161人の天才たちの毎日の習慣を紹介する。

    立って書く人が多かった。
    読むのに難儀した。

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    2019年10月23日
  • ソロー『森の生活』を漫画で読む

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    「森の生活」をちゃんと読んだことあったかな?と思い出しつつ読んでみる。
    前半は、ポーサリーノのほのぼの系漫画でソローの著書の中に書かれている言葉の世界を再現。短い解説と問題提起を挟んで、後半は「森の生活」(抄)。


    自然に帰る、という生き方の原点のように紹介される「森の生活」。その世界観が伝わってくる。

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    2019年05月31日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    ネタバレ

    追い詰められていくピキューリアたちを守ろうと、ジェイコブはエマと3人のピキューリアと共に、ハヤブサとなってとらわれたミス・ぺリグリンンの救出に向かう。駆け引きとピキューリアの能力を駆使して追手(ホロウガスト)と戦い、ミス・ペリグリンを救い、これまでのジェイコブの生活がすべて監視されていたことを知る。そして、ジェイコブはピキューリアたちを守りながら共に暮らしていくことを選ぶ。

    なかなか面白かったけれど、あれだけ両親を悲しませたくないからとピキューリアの世界で暮らすことをためらっていたジェイコブが、今までの生活が常に見張られていたことに気付いたことで、両親のもとを去る決心をしたことが今一つふに落

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    2019年02月13日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

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    フロリダに住むジェイコブの祖父は、奇妙な子どもたちの写真を見せて不思議な話を聞かせてくれる。そんなジェイコブが大好きな祖父が森の中でズタズタにされて死んでいた。警察は森の獣に襲われたとしたが、ジェイコブは口から触手を出す怪物の姿を確かに見た。祖父の死のショックと思われ、精神科医のカウンセリングを受けるが、その医師の勧めで祖父がナチスの迫害から逃れて暮らしていたイングランドの小島の孤児院跡を父と訪ねる。ジェイコブはそこで1940年の孤児院へタイムスリップし、祖父の写真の中の子どもたちと暮らすミス・ペレグリンに出会う。そこは、特殊な能力を持ったピキューリアの子どもたちが暮らす永遠の時のループを繰り

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    2019年02月11日