金原瑞人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「きっと、星のせいじゃない」って映画の原作
英語のタイトルもそんなかんじ
でも邦題の「さよならを待つふたりのために」ってのもすき
たまに日本語版はぜんぜんちがう小説や映画のタイトルあるけど、けっこうセンスあるのが多い気がする(わかりやすかったりとか)
肺が機能不全で常にボンベをつけて歩く女の子と(頭がいい)
バスケのスター選手だったイケメンな男の子(骨肉腫で片足がない)の恋愛
身近にある不幸を感じさせない強さがある(ユーモアとして語ったりできる)
忘れ去られる恐怖とか死後の世界とか
長く生きられない自分が相手の大切な人になる罪悪感とか
16歳、17歳だけど
大人っぽい(さすがアメリカ! -
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Posted by ブクログ
ネタバレ甲状腺がんの16歳のヘイゼルと、骨肉腫で片脚を失っている17歳のオーガスタスとの恋の物語。
一時は死の危機をさまよい、奇跡的に生きながらえたヘイゼルだが、がんは消えたわけではない。自力で呼吸できないから、酸素ボンベをカートに乗せなくては外出できないヘイゼル。
母親の薦めで、癌患者のサポートグループに参加したヘイゼルは、そこで、片足を失ったオーガスタスと、目を摘出することになっているアイザックと出会う。
病気になって以来、恋なんて出来ない、しないと思っていたヘイゼルだが、オーガスタスに惹かれて行く。
ともすれば、お涙頂戴もしくは、まじめくさった闘病物になりがちな設定。けれど、シニカルに、コミ -
Posted by ブクログ
甥へのプレゼントの参考に。
海外編ということで、全て翻訳もの。小説以外にも百科事典系やノンフィクションなども。
他作品同様、大人でも十分楽しめる作品ばかりです。むしろ国内作家を紹介した同シリーズより面白そうに見える。
まえがきのやコラムを執筆している金原さんが「今の日本は年齢層を問わず、音楽など読書に限らず国内ものばかり見て、内側ばかりで外を見ようとしない」ということを書いています。それについての苦言もありますが、「でも、わかるんだよ。他の国のことはわかりにくい。人名地名もカタカナばっかりで読むだけでしんどいんだよね。実は自分も…」というような本音も。
ああ、わかる。私も学生時代は細かい全集