金原瑞人のレビュー一覧

  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

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    僕は選択する。僕の生き方を。

    あれ,ここで終わるの? 映画で見たあの派手でグロテスクな戦闘シーンはどこに? ちょっと肩すかしだったかもしれないが,あの流れは映画の演出ということで納得。そもそもキャラクターがちょっと変わっているからね。敵のイメージは,映画を観てしまっているので,それ以上のものは思いつかず,必要以上に怖くならずに読めたと思う。

    ジェイコブは祖父の人生を知る。そして,自分の人生を選ぶことになる。父と母と平凡な人生か,求めてくれる仲間との戦いの人生か。写真が印象的な物語だった。

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    2017年07月02日
  • ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>

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    ネタバレ

    祖父の遺した秘密を求めて。

    映画は観たけど,ヒロインが交代しているとか聞いて,原作も読んでみました。ところどころに挟まれている写真がどうも不気味な雰囲気。映画もちょっと奇妙な感じで,王道ファンタジーではない,ホラー的なところもあって。映画のイメージにどうしても引きずられているけれど,なんか不安を感じます。まだ上巻ではあの化け物とか出てきていないけれど,映画で知ってしまっているので,ずっとびくびくしながら読んでいる。一方,映画を読む前に自分でイメージ作りたかったな,とも思ったり。

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    2017年06月22日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    偶然手にした一冊。奇妙なタイトルと表紙の絵が気になって読んでみた。著者(知らなかったが著名な作家らしい)の両親の若い頃の破天荒なエピソードで、どこまで本当でどこからが作り話なのか分からないが、スタインベックやヘミングウェイも出てくる。大恐慌の6年後の1935年に自動車で1000kmの旅をするというのは、相当の大冒険だったのだろう。長編のロードムービーのようで、(アメリカ小説をそれほど読んでいないにも関わらず)いかにもアメリカ小説という感じがする。「両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと」というのがサブタイトルだが、その「大切なこと」をどう理解するかは読み手次第といったところか。かなり

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    2016年10月10日
  • さよならを待つふたりのために

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    私はそれまで生きてきた時間のほとんどを、愛してくれた人たちの前で泣かないようにしてきた---16歳のヘイゼルは甲状腺がんが肺に転移して呼吸器を手放せない 。骨肉腫で片脚を失った少年オーガスタスと出会い恋をする。死を感じながら人を愛することの喜びと悲しみ。今の若者を描きながら、ありきたりじゃない、クールな青春小説。

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    2016年07月26日
  • ペーパータウン

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    高校生活の最後を飾るダンスパーティや卒業式が舞台となる傍ら、幼馴染みのイケてる女の子、マーゴが失踪。マーゴを探しながら自分とはなにか、どんな存在かを探し求めるクェンティンはとても10代の子どもであり、18歳の大人でした。
    理想でつくられた片思いの女の子を悩みながら探すあたり、読んでいてノルウェイの森をはじめとした村上春樹作品を彷彿とさせました。
    本作品は非常に読みやすく、YA小説らしかったです。

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    2016年01月06日
  • 人という怪物 上

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    いよいよスパクルが反攻を開始したけど、人は全然まとまってくれないよの巻。
    果たして和平は叶うのか。
    ノイズで何ができるのか、ノイズとは何か…
    しかしこうなってくると本当に何故女性にはノイズがないのか…。
    そろそろ首長へのフォローというか背景が語られるかなーと思ったけど、どうやらまだまだ首長の活躍は続くようだ。

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    2015年05月14日
  • 問う者、答える者 上

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    さあ、始まりましたよすれ違いが。ノイズがある者とない者がある以上絶対起こると思ってたけど、やっぱりじりじりするなあ。
    トッドの「特別さ」の正体っていうのはまだこれから語られるのかな。
    そしてとうとう出てきたスパクルたち。この星の行く末は果たしてどうなるのか。

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    2015年05月14日
  • 心のナイフ 下

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    ……いや、最初からわかってました。どうせそんなことになるんだろうとは思ってた。犬が同行する旅なんてこうなるに決まってるんだ。くそっ。マンチー……。
    ベンは本当に…うう、トッドのために…。
    『われらのひとりが穢れれば、全員が穢れる』というのは…戒めというよりは呪いだったのか…。
    まだシリーズの第一部でしかないということはわかっていたけど…心安らぐ場所はないのか。安全地帯が欲しい………。
    とりあえず早く続きを読まねば。

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    2015年10月18日
  • 心のナイフ 上

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    お互いの考えていることが全てノイズとして聴こえてしまう…プレンティスタウンでは「全員」がそうだったわけだけどこれはキツい。かといって他のノイズは聴こえない中自分一人だけノイズが漏れ出してるのも嫌だし、ノイズを出す者出さない者両方いる状況も平和を保つのは大変そうだ。そう考えるとヒルディとタムは本当にすごいなあ…理想的な姿だ。
    何もかもわかってるような態度でいるトッドは苦手だけど、今後知りたくもない「真実」を嫌でも思い知ることになるのであろうなあ…。

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    2015年10月18日
  • プークが丘の妖精パック

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    41歳の史上最年少でイギリス初のノーベル賞を受賞した作家。妖精パックがダンとユーナの兄妹の前に連れてくるのはイギリスの歴史上の人物たち。その歴史上の人物たちが直接兄妹にイギリスの歴史を語り聞かせる。これを読んだらイギリスの歴史が少し理解できるようになるかな。本国では児童書として愛されている模様。2012/362

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    2015年04月21日
  • さよならを待つふたりのために

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    「きっと、星のせいじゃない」って映画の原作
    英語のタイトルもそんなかんじ
    でも邦題の「さよならを待つふたりのために」ってのもすき
    たまに日本語版はぜんぜんちがう小説や映画のタイトルあるけど、けっこうセンスあるのが多い気がする(わかりやすかったりとか)

    肺が機能不全で常にボンベをつけて歩く女の子と(頭がいい)
    バスケのスター選手だったイケメンな男の子(骨肉腫で片足がない)の恋愛

    身近にある不幸を感じさせない強さがある(ユーモアとして語ったりできる)

    忘れ去られる恐怖とか死後の世界とか
    長く生きられない自分が相手の大切な人になる罪悪感とか

    16歳、17歳だけど
    大人っぽい(さすがアメリカ!

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    2015年02月16日
  • ENDGAME ‐ THE CALLING エンドゲーム・コーリング

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    かなりの歯応えを感じるが、実本が無いと参加できないらしいので見送りかな。かなりの機動力も必要なようだし、まったり推移を眺めるにとどめるか。

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    2014年12月01日
  • さよならを待つふたりのために

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    ネタバレ

    甲状腺がんの16歳のヘイゼルと、骨肉腫で片脚を失っている17歳のオーガスタスとの恋の物語。

    一時は死の危機をさまよい、奇跡的に生きながらえたヘイゼルだが、がんは消えたわけではない。自力で呼吸できないから、酸素ボンベをカートに乗せなくては外出できないヘイゼル。
    母親の薦めで、癌患者のサポートグループに参加したヘイゼルは、そこで、片足を失ったオーガスタスと、目を摘出することになっているアイザックと出会う。
    病気になって以来、恋なんて出来ない、しないと思っていたヘイゼルだが、オーガスタスに惹かれて行く。

    ともすれば、お涙頂戴もしくは、まじめくさった闘病物になりがちな設定。けれど、シニカルに、コミ

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    2014年07月31日
  • 12歳からの読書案内 海外作品

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    甥へのプレゼントの参考に。
    海外編ということで、全て翻訳もの。小説以外にも百科事典系やノンフィクションなども。
    他作品同様、大人でも十分楽しめる作品ばかりです。むしろ国内作家を紹介した同シリーズより面白そうに見える。

    まえがきのやコラムを執筆している金原さんが「今の日本は年齢層を問わず、音楽など読書に限らず国内ものばかり見て、内側ばかりで外を見ようとしない」ということを書いています。それについての苦言もありますが、「でも、わかるんだよ。他の国のことはわかりにくい。人名地名もカタカナばっかりで読むだけでしんどいんだよね。実は自分も…」というような本音も。
    ああ、わかる。私も学生時代は細かい全集

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    2014年03月25日
  • とれたて! ベストセレクション 12歳からの読書案内

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    甥へのプレゼントの参考に。
    監修は翻訳家の金原瑞人さん。95冊をテーマごとに8章で分けて紹介されています。全て日本人作家の作品。
    絵本も入っていれば直木賞作品も入っていたりと、児童書・YA・ラノベに限らず紹介されているので、大人にも十分対応しています。
    こうしてみると、「12歳から」というのは幅広い。有川浩さんの「海の底」や椰月美智子さんの「しずかな日々」など、自分が好きだったりいいと思った本が入っていて嬉しいですね。
    金原さんのコラムが作品紹介に劣らず面白いです。

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    2014年03月26日
  • ペーパータウン

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    アメリカのいまどきのYAの生態がよくわかる。金原さんのライトな訳でも、まっとうなテーマをまっとうに追求するものだから冗長というか、後半読み疲れてしまった。

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    2014年02月14日
  • 最後のひと葉

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    うまいなあ。
    素直にそう思う部分もあるのだが、今読みたい本ではなかった。

    そもそも短編があまり好きじゃないのかも、と気づく。

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    2014年01月07日
  • 心のナイフ 下

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    少しずつ真実(?)が明かされるも、展開は想像以上に遅い。
    ひたすら走って逃げてつかまって打ちのめされの繰り返し。
    だからこそ、先を読みたいという衝動にはかられる。

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    2013年07月11日
  • 問う者、答える者 上

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     読まなくても良かった。なんなのだ、このフラストレーションは。
     ダレン・シャンと同様に、子ども過ぎるんですよ。主人公が。思考が。
     でも、仕様が無いとは思う。14才ですから。ヒロインは良い。とても良い。

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    2013年01月01日
  • 心のナイフ 下

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    明かされた真実……は大体予想通りだったけど、アーロンの行動に秘められた理由は想像がつかなかった。そして、最後の展開が衝撃的……。

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    2012年10月19日