金原瑞人のレビュー一覧
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大人になってから、本を読むようになったので
児童書はほとんど読んだ事がないので、
名前は聞いた事があるけど読んだことのない児童書がたくさんあるので、たまに読んでみる。
そうやって、大人になって児童書を読んだ時、
変に冷めたところのある子供だったから、子供の頃本に夢中になれなかった気持ちを思い出したりすることの方が多いのだけど、このドリトル先生航海記は凄く楽しかった。
子供の頃に読んでたら多分私には何にも面白く
感じなかっただろうなと思う。
そして、子供の頃にこういった本を
楽しめたのなら良かったのになって思った。
ずっと鳥を飼いたいと思っていたんだけど、
この本を読んだら飼っちゃいけないなと思った。
ドリトル先生かっこいいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメの名探偵コナンが好きで、
いつか読んでみたいと思っていた作家のお話。
7つの短編が収められている。
最後が有名な『モルグ街の殺人事件』
初めの『黒猫』は、
生き物好きの優しい主人公が
酒のせいで残虐性を止められなくなり、
堕落していった様を自ら語る形をとる。
依存症や勝ち誇った時の油断など
心理描写も今読んでも秀逸。
『ウィリアム・ウィルスン』は、
不思議物語のように描かれるが
最後に種明かしするようなスタイル。
『アッシャー家の崩壊』や
『赤死病の仮面』は
描写が絵画のようで想像力を刺激される。
そして、とにかく薄気味悪い。
ミステリー作家だと思って読んでたが
こういうジャンルを恐怖小説というのを
訳者あとがきで知った。
ポーから名前をつけた江戸川乱歩の作品の
あの薄気味悪さと重なる。
絵画的な表現などのルーツも感じた。
なるほど。
『大渦にのまれて』は
科学的な視点で描かれていて
当時は新しかったのかなと思った。
ポーはすごく賢く好奇心も強く
新しいことを学んでいた人なのかなと感じた。
『アモンティリァードの樽』は
殺し方において
『黒猫』に重なる部分がある。
生き埋めに対する恐怖なのか
こだわりがありそう。
『モルグ街の殺人事件』は、
推理・探偵小説の起源のような作品
ということでドキドキわくわく読んだ。
デュバンという人がいかに知的で
分析的かを描いた後に事件発生。
新聞記事とたくさんの証言者たちの情報。
おなじデータを見せられているが
デュバンのように真実に辿り着けない
主人公と読者である私。
謎解きが展開されていく。
警察を出し抜くほどのデュバンの分析力。
いまなら当たり前のこの形式を
初めて作ったと思うと尊敬しかない。
探偵小説やミステリーの
原型を作ってくれて
ありがとうと気持ちでいっぱいだ。
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Posted by ブクログ
カート・ヴォネガットの元教え子で作家のスザンヌ・マッコーネルさんがまとめた、ヴォネガットが考える作家論、創作論。
とても良くまとめてられていて、あらゆる角度からヴォネガットの発言を読み解いている。
時代に合わない部分や、マッコーネルさんの考えに合わないところは、はっきりと著者の考えを述べているし、カートのダメな部分も敬意を持って正直に書かれていると感じた。
また、カートに近い人なだけに偏りがないよう少し離れた目線でまとめられている。方法論についても教科書的な部分も多いので、カート・ヴォネガットのあの語り口を期待してしまうと、少し物足りないかもしれない。
しかしカートはジョークが上手いので、本人の真意はいつも煙に巻かれてしまうところがあるが、本書の淡々とした文章で読むと、カートが一人の苦悩を抱えた人間として見えてくる。
本書を読んでからカートの小説を読み返すと、作品世界がよりクリアに見えて良いと思います。
個人的には、戦争とジョーク(笑い)が人にもたらすものについては非常に興味深かった。 -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦のアウシュビッツでの出来事が描かれている。スロヴァキア人のラリはユダヤ人という理由でナチスドイツに連行されアウシュビッツに収容される。そこで連行されたユダヤ人に番号を入れるタトゥー係になり、役職を生かして外部の人間と繋がり食料や金品で収容所内で密かに活動する。収容所で同じユダヤ人のギタと出会い2人は恋に落ちる。ナチスの敗北と共に2人は収容所から逃げ出し外で再び出会う。
ナチスの行ったユダヤ人の虐殺が鮮明に描かれておりとても怖かった。あのような環境でラリとギタが3年も生き続けたのはほんとにすごいことなんだと思う。人が無意味に殺されていくなんて恐ろしすぎるし、今後こんなこと絶対あってはならない