金原瑞人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
14世紀半ばロシアで、北の豊かな領主の娘として産まれたワーシャ(ワシリーサ)には祖母の精霊を見る力が受け継がれていた。しかし、時代はキリスト教に変わり、新しい美しい司祭によって精霊達の力は衰え、熊と呼称される、まがまがしい力が復活しそうになる。熊と冬の王マロースカ(死の神カラチェン)は兄弟で、マロースカは恐ろしい力を持つものの、人に害はなさない存在。後半、ワーシャは力を復活させたいメドベード(熊)に狙われるが…というところが、この本の概要。昔話の要素を多く取り込み、重厚なフォンタジーだった。そして、長い。三部作なのだけど、この本だけで本編474ページ!こういう民俗的要素取り込んだファンタジータ
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Posted by ブクログ
作曲家、小説家、詩人、画家、建築家などの名だたる天才たちの習慣を書いてある本。
一人一人の事かもっと知りたくなる。
天才たちにも色々いて、規律正しい人もいれば、インスピレーションに従って動くひともいる。アルコールやタバコ薬に頼っている人が多いという印象。
日本人は村上春樹が記載されていたが健康のため習慣を改めたのが日本人らしいなと思った。
スティーブンキングは寝るために書いているとの事。真似したい。
厳しい意見で現実の辛さを突きつけられるような人もおれば、気が楽になる人もいて、自分の心と体に聞くのがいちばん良いなと思った。
自分の時間であってもやはり時間は守った方がよいかもしれない。
ここに乗 -
Posted by ブクログ
2021年7月に発刊された本書は、アウシュビッツを生き延びたエディ・ジェイクの体験記である。
2019年5月にTEDxで講演したことから有名になったそうだが、1920年生まれの著者は99歳で17分間の講演を行ったとのことである。
本書には、知恵と運で収容所を生き延びた体験と、戦後に心の傷を克服して立ち上がっていく様が書かれている。
600万人のユダヤ人を虐殺したナチスドイツ。ユダヤ人は人間とは見なされなかった。人間でないユダヤ人は家畜のように扱われ、働かされ、殺された。ドイツ人は思考が停止していたのか麻痺していたのか、自分の家族には愛を語りながらユダヤ人をガス室に送った。ユダヤ人を化学メーカー -
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Posted by ブクログ
アウシュビッツ強制収容所から、九死に一生を得て生還してきた人が、自分を「世界でいちばん幸せな男」だなんて。
ナチスによって迫害されてきたユダヤ人の話は本当にたくさん読んできた。
どんなに読んでも、その苦しみや悲惨な体験はその本人にしかわかりえないものだろうし、簡単に理解できる、とも言うべきではないと思う。
本著のエディも、その例にもれず数々の試練を潜り抜け生還した一人だ。
ただ彼が今まで読んだ体験者と違うところは、ただ運命に任せて偶然生還できたのではなく、父が苦心して入れてくれた機械技術の専門学校で身に付けた技術を生かしたり、少しでも苦痛を和らげる工夫を仲間と考えたり、ありとあらゆる努力で勝ち -
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ネタバレ評価はまだつけられないな……
「月と六ペンス」みたいにガーッと感動はしなかった。でもところどころむちゃくちゃに感情をゆすぶられたり、主人公の言動にもう本を投げ捨てたくなるほどイライラしたり、よくわからない感情で涙がでてきたり、「つまらなかった」というわけではない。でもストレートに「よかった!」とは言えない感じ。
またもう少し時間が経ってから読み直したら気持ちも変わるだろか。
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Of Human Bondage
タイトル、光文社版だと「人間のしがらみ」って訳だけど、個人的にはどっちもそうだな、という感じ
人間どうしの間にあるものは暖かい絆であるときもあるし、やっかいなしがらみであるとき -
Posted by ブクログ
最初はなじまない言葉(漢字に原語のカタカナ表記を当てられていたり、"文字通りキリストの心臓"とか)が多くて読みづらかったけれど、3分の1過ぎあたりから一気読み。
最後まで読んだあと、もう一度読み返すと、主人公や周りの人の感情がうまく書かれている箇所がところどころにあるのに気づきました。
酸素ボンベをつけたまま車を運転するとか、ちょっと想像が難しいけれど、想像に留めておけるのが本のいいところだとも思います。
キーポイントの一つだった主人公の愛読書(の作者)についてのエピソード、そして最後の主人公とその両親(特に母親)とのエピソードがよかった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ黒猫は面白い。昔読んだのに詳細は結構忘れてた。
主人公は、死刑の前日にこの話を書いてること。子供の時は動物好きでおとなしい近所のこどにもからかわれるような子供だったこと、最初は猫を可愛がってたこと、お酒に溺れて最後はあんな結末になるなんて救われない。
お酒には気を付けよう。
ウィリアムウィルソンは結局二重人格なのかなびっくり。
アッシャー家は何故か近親そうかんの話かと長いこと勘違いしてた。リビングデッドか。
モルグ街は犯人覚えてたけど、やっはり、すごい。
これが、世界最初の名探偵のミステリ。すごい才能だよ、本当。
どの話しも総じて最後がなんかドラマチックだな。 -