金原瑞人のレビュー一覧

  • 12歳からの読書案内 海外作品

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    海外編。国内編ではそれほど気になる作品に出会えなかったけど、こちらでは結構見つかった。今、外文に対する興味が強いせいもあるけど、いかんせん海外に関する知識が少ない、ってのも大きいかも。トヨザキ社長もここでは編者に名を連ねていて、それもポイント高し。でも、彼女がお勧めしている作品は、殆どがここ以外でも名前を聞いたことのあるものだったけど。それはさておき、早速気になったものからチャレンジしてみたいと思います。ちなみに、社長以外の選者で、一番気になる率が高かったのは、責任編集の金原さんでした。

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    2018年01月29日
  • 虚ろな街 下

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    映画原作となった『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の続編だが、前の巻の後半は映画と違っている。島を出た子どもたちがロンドンまで旅するのだが、1940年、ドイツ軍による爆撃などもあり過酷な旅路となる。ピキューリアについても、新たに明かされる事実がたくさんあって、ともかく、早く第三部が読みたい。

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    2017年11月17日
  • さよならを待つふたりのために

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    何回も読んでいる。ヤングアダルトながら深いテーマ。よくある "病気を持つ主人公の物語で御涙頂戴" ではなく、主人公が冷静且つシニカルで翻訳文も読みやすく痛快なのが魅力的。ティーン(というかミレニアル世代は共通)のカジュアルな言い回しが、私には心地良かったが、それ以前の年代の人ならばこの部分に抵抗があるかもしれない。ただ物語としてはかなりお勧め。実話と見紛うぐらいの完成度。この作者は本当にYAを書くのが上手い。
    'The Fault In Our Stars' - この題が重要なのに邦題が残念で、映画に至ってはほとんど真逆の意味になっている。主人公は運命を受け入れていて、周りはティーンの心情を侮っているが誰よりもこの事について深く考えている。個人的に哲学や西洋占星学の自由意志と運命論の観点から見ても興味深かった。
    邦題を付ける映画・小説・洋楽など全般に言えることだが、センスのない題や原作者(この場合シェイクスピアに反論したジョン・グリーン)の意見通りではない題は止めるべきだと強く思う。

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    2018年09月27日
  • 虚ろな街 下

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    映画の内容が書かれているのかと思いきや、新たな登場人物(動物?)やら、組織やら

    めちゃくちゃおもしろい。

    しかも

    大団円かと思いきや・・・どんでん返しがすごい。

    そしてなんと、第3巻に続く・・・

    次巻が楽しみです。

    ちなみに、映画ではエマとオリーブの能力が入れ替わっています。

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    2017年08月06日
  • 虚ろな街 上

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    映画の内容が書かれているのかと思いきや、新たな登場人物(動物?)やら、組織やら

    めちゃくちゃおもしろい。

    しかも

    大団円かと思いきや・・・どんでん返しがすごい。

    そしてなんと、第3巻に続く・・・

    次巻が楽しみです。

    ちなみに、映画ではエマとオリーブの能力が入れ替わっています。

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    2017年08月06日
  • 12歳からの読書案内 海外作品

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    12歳からとのタイトルだが、当然、大の大人が読んでも面白そうな本がたくさん紹介されている。紹介されている本は絵本から大人向けの本まで様々。

    あとがきにも書いてあるが、学校で推薦される本とは、味わいが違うものが多い。切実に、人生のひりひりさを感じるような本がたくさん載っている印象。

    世の中には、面白い本がたくさんあるということを教えてくれ、小説を読むわくわくさを思い出させてくれる本。

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    2017年06月26日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    読み終わるのがさみしい、と久々に思えた作品。

    ペットのワニ、アルバートとさよならする旅のはずが、破天荒な脱線の連続...アルバートは球団のマスコットになったり、映画に出演したり...で、湿っぽい別れの予感はどこへやら。ヒッカム夫妻の思惑も(それに職業も)刻々と移ろって落ち着かず。アルバートを本当に手放すのか (手放さないでほしい!)も含め、ギリギリまで結末が読めません。

    しっくりいかない夫婦関係と、その鍵を握るアルバートに寓意を読み取ることもできそうですが、実話に基づいているというからニクい。
    アルバートの一挙一動と「ヤーヤーヤー」(鳴き声!)に和み、小気味好いジョークに脱力し、最後はホロっとさせられる......深読みはさておき、物語の純粋な「楽しさ」に肩までつかる、贅沢な小説です。

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    2016年11月20日
  • ジャングル・ブック

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     ジャングル・ブック、モーグリ編を集めた書籍です。最近複数の出版社からジャングルブックが出ていますが、モーグリの物語を読むのであれば、実質的後日談の番外編である「ラクの物語」が入ったこの文春文庫版が良いのではないかと思います。

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    2016年08月02日
  • さよならを待つふたりのために

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    とっても良かった。

    周りに闘病している人がいないのもあり、
    素直に、本当に大変だなというのと、
    若いがん患者の率直な考えを知ることができた。

    子供のころ、当たり前に思いを巡らせていた
    大人になったら何をしたいとか、
    どんな人と結婚して何人子供を産んで、とか
    想像することすら許されないというのは本当に切ない。

    年代的にもう親の目線で見てしまって、
    ヘイゼルが本当に心配でひやひやしましたが。。。

    自分や大切な人が死に直面した時に
    また必ず読みたいと思いました。

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    2016年06月24日
  • さよならを待つふたりのために

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    ネタバレ

    一言で言えばすごくいいストーリー。

    実は、途中まで読んでいた時

    ペラペラ最後らへんのページを

    見てしまった時

    衝撃の言葉が書かれていて

    私の予想してた人物とは逆でビックリしながら

    なんで見てしまったんだと思いながらも

    それはそれで気になった。

    内容は重いと思うけど

    重いだけじゃないものを感じるほうが大きかった。

    しばらく放心状態になった。

    いろいろ感じたことがあって

    本当はもっとたくさん感想書きたいのに

    頭の中でごちゃごちゃになってるから

    すべてをうまく思い出せない。



    はじめて2人が出会った日

    タバコを口にくわえたオーガスタスにたいして怒ったヘイゼルに言った言葉。

    『火をつけたことはない。これは象徴なんだ。自分を殺す凶器を歯のあいだにくわえて、だけど殺す力は与えない』

    オーガスタスが亡くなって

    棺を前にヘイゼルがタバコの箱を棺に入れた時に言った言葉

    「火をつけていいよ」

    「もう怒らないから」

    この文を読む前からかなり泣いていたけど

    もう病気と闘う必要がなくなったんだと

    思ったらさらに泣けてきた。

    アイザックの両目が見えなくなった次の日

    ガスが言った

    「おまえはこれからずっと続く幸せな人生を送るんだ。おまえが想像もできないような、すごいことやヤバいことがいっぱい起きるぞ!」

    わたしはここでも泣いてしまった



    そして最後のこの言葉がかなり心に残った。

    『この世界で生きる以上、傷つくかどうかは選べないんです。でも、自分を傷つける人を選ぶことはできる。おれはいい選択をした。』



    基本、わたしはハッピーエンドが好き。

    だけど今回はべつ。

    もしかしたら

    読む前からどちらかが最後に死ぬんだろうと思っていたからかもしれない。

    だけどガスがヴァン・ホーテン宛に送った

    「至高の痛み」の続きと思われる手紙が

    実はヘイゼルの弔辞だった。

    最後の最後で最高の手紙をヘイゼルに残していたんですね。

    はじめはいやいや行っていたサポートグループで出会った2人。

    フィクションだけどそんなところもよかった。

    ヘイゼルは「たとえ死に邪魔されなかったとしても、オーガスタスと私の愛は永遠に続かなかったんじゃないかと思いはじめていた。だから1日に夜明けが訪れる/輝かしいものはいつまでも続かない。」

    そんなことをオーガスタスが亡くなったあと思っていたけど

    この2人にとって間違いなく最高の時間を過ごせたと思う。

    こんなに泣けた本ははじめて読んだ。

    いままで本を読まなかったのもあるけど

    本でも映画のように感動して涙を流せるのだと思った。

    もしわたしが夏休みの読書感想文を書かなければいけない年齢なら

    間違いなくこの本を選んだ。

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    2016年01月18日
  • ペーパータウン

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    自分ってなんだろう?自分にモヤモヤしたことがある人はヒロインの行動を受け入れられると思う。多少ぶっとんでいるけれど「アメリカの話」というフィルターのおかげですっと入ってきた。同じ話で舞台は日本、主人公は日本の高校生だと拒否反応が出るかもしれない…。映画を見てつまらなかった人に読んでほしい。爽快で素敵な作品でした。

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    2016年01月01日
  • さよならを待つふたりのために

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    映画を観てから原作を読みました。
    あっという間に読んでしまいました!
    アムステルダムのレストランで私もあのシャンパンを飲みたい、全ての星をボトルに詰めたシャンパンってどんな味かな?素敵な表現の仕方

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    2015年03月24日
  • タイムマシン

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     不思議な読後感でした。物語がまだ続いているような。子供の頃、この本に出会える人達は幸せだと思いました。 大人でも心をぐっとつかまれると思います。
    SFでもあり、ホラーでもあるような、示唆に富んだ物語だと思いました。

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    2014年05月08日
  • さよならを待つふたりのために

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    予想外によくてびっくり。お涙頂戴のじめじめした話ではないのが何よりよい。足を切断だの酸素ボンベだの目を摘出だのというのに、冗談をかましあったり、死んでしまうとみんなにいい人だったとか病と懸命に闘ったとか言われるのがヘンと思うのが、精一杯クールでよい。

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    2017年02月15日
  • プークが丘の妖精パック

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    ネタバレ

    すごくワクワクさせられる、
    童心に帰ることができる本でした。
    もちろん読めたことに感謝であります。

    内容としては、
    古い歴史の物語を
    プークや歴史に出てきた人物その人が
    話してくれるものなのです。

    私は世界史こそ苦手ですが、
    そんな歴史があったことや
    いかにして駆け引きをしていったのか
    垣間見れて面白かったです。

    それと、ダンとユーナの兄弟が
    とてもかわいいのです。
    純粋な子供の心をもっていて
    でも、賢くて。
    (ダンはラテン語で大目玉を食らいますが)

    きっとワクワクさせられると思いますよ。

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    2014年02月17日
  • 心のナイフ 下

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    下巻も読みました。トッドが出会った「静寂」はじめてみた女の子ヴァイオラと一緒に他の町へと逃げる。
    そしてやっと知らされた、隠されていた真実。
    読んでいて、すこしは予想していたが、そうじゃないといいなと思っていた真実。
    誰が穢れているのか、生贄ってなんなのか。何故トッドは追われる?
    ハードな物語です。ほんと「混沌」ですね。
    かなりおもしろかったです。この物語、どうなるんやろ。三部作らしいので、2巻が待たれる。

    ワニに襲われても骨が見えてても生きてるアーロンは不死身か?
    そしてマンチーが・・・小さいけど勇敢で、無垢で、かわいいマンチーが・・・

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    2013年03月17日
  • 心のナイフ 上

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    プレンティスタウンは昔の戦いでの細菌の影響で女達は死に絶え、男達は生き残ったが、考えが「ノイズ」として他人に聞こえるようになった。
    町にのこった唯一の子供トッド・ヒューイット、あと27日で13歳、大人になる。しかし沼地で「静寂」にあってからトッドは追われるようになった。

    町に何が起こったのか、なかなか語られない。なんで犬が喋ってるのかとか。疑問のまま物語がすすんでいく。
    ただトッドの疑問・緊迫感が伝わってくる。物語の全体を覆っている雰囲気に圧倒される。
    上巻を読み終わっても、まだ謎だらけ。おもしろい本です。

    犬のマンチーがカワイイ。

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    2013年03月17日
  • 心のナイフ 下

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    ■上巻~下巻まで全力疾走したのに、最後の最後で「ふりだしに戻る」のコマに止まってしまったようなラスト。失望と放心って感じ。

    ■これだけ圧倒されたのに、これで三部作の第一部だなんて。第二部、第三部が出るのが待ち遠しい。

    ■でもこれなんで「ヤングアダルト」ってジャンル分けなんだろう。真正面からめちゃめちゃいい作品だと思う。

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    2012年11月17日
  • 心のナイフ 上

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    ■とにかく読め!って言いたくなる作品。

    ■主人公もストーリーもスピード感も全部いい。読み始めたら徹夜してでも上下巻通して読んでしまいたくなると思う。

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    2012年11月17日
  • タイムマシン

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    100年以上も前に書かれたSFの古典。舞台は19世紀末のイギリス。発明家TT(タイム・トラヴェラー)が仲間に向かって語り出す。この世は4次元(縦・横・高さ・時間)で成り立っており、空間を移動するように時間も移動できるのだと。そして一週間後、傷だらけになってみんなの前に現れたTT。息を整え話し出したのは西暦80万2701年という未来の世界だった…。いまの時代でも通用する設定や理論。未来の世界には著者の世の中に対する厳しい視点を感じましたが、一輪の花には救いと温かさを感じました。SFの不思議な世界とミステリー要素にドキドキして読みました。グイグイ読ませる力のある本だと思います。

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    2012年04月04日