金原瑞人のレビュー一覧

  • タイムマシン

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     不思議な読後感でした。物語がまだ続いているような。子供の頃、この本に出会える人達は幸せだと思いました。 大人でも心をぐっとつかまれると思います。
    SFでもあり、ホラーでもあるような、示唆に富んだ物語だと思いました。

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    2014年05月08日
  • さよならを待つふたりのために

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    予想外によくてびっくり。お涙頂戴のじめじめした話ではないのが何よりよい。足を切断だの酸素ボンベだの目を摘出だのというのに、冗談をかましあったり、死んでしまうとみんなにいい人だったとか病と懸命に闘ったとか言われるのがヘンと思うのが、精一杯クールでよい。

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    2017年02月15日
  • プークが丘の妖精パック

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    ネタバレ

    すごくワクワクさせられる、
    童心に帰ることができる本でした。
    もちろん読めたことに感謝であります。

    内容としては、
    古い歴史の物語を
    プークや歴史に出てきた人物その人が
    話してくれるものなのです。

    私は世界史こそ苦手ですが、
    そんな歴史があったことや
    いかにして駆け引きをしていったのか
    垣間見れて面白かったです。

    それと、ダンとユーナの兄弟が
    とてもかわいいのです。
    純粋な子供の心をもっていて
    でも、賢くて。
    (ダンはラテン語で大目玉を食らいますが)

    きっとワクワクさせられると思いますよ。

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    2014年02月17日
  • 心のナイフ 下

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    下巻も読みました。トッドが出会った「静寂」はじめてみた女の子ヴァイオラと一緒に他の町へと逃げる。
    そしてやっと知らされた、隠されていた真実。
    読んでいて、すこしは予想していたが、そうじゃないといいなと思っていた真実。
    誰が穢れているのか、生贄ってなんなのか。何故トッドは追われる?
    ハードな物語です。ほんと「混沌」ですね。
    かなりおもしろかったです。この物語、どうなるんやろ。三部作らしいので、2巻が待たれる。

    ワニに襲われても骨が見えてても生きてるアーロンは不死身か?
    そしてマンチーが・・・小さいけど勇敢で、無垢で、かわいいマンチーが・・・

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    2013年03月17日
  • 心のナイフ 上

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    プレンティスタウンは昔の戦いでの細菌の影響で女達は死に絶え、男達は生き残ったが、考えが「ノイズ」として他人に聞こえるようになった。
    町にのこった唯一の子供トッド・ヒューイット、あと27日で13歳、大人になる。しかし沼地で「静寂」にあってからトッドは追われるようになった。

    町に何が起こったのか、なかなか語られない。なんで犬が喋ってるのかとか。疑問のまま物語がすすんでいく。
    ただトッドの疑問・緊迫感が伝わってくる。物語の全体を覆っている雰囲気に圧倒される。
    上巻を読み終わっても、まだ謎だらけ。おもしろい本です。

    犬のマンチーがカワイイ。

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    2013年03月17日
  • 心のナイフ 下

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    ■上巻~下巻まで全力疾走したのに、最後の最後で「ふりだしに戻る」のコマに止まってしまったようなラスト。失望と放心って感じ。

    ■これだけ圧倒されたのに、これで三部作の第一部だなんて。第二部、第三部が出るのが待ち遠しい。

    ■でもこれなんで「ヤングアダルト」ってジャンル分けなんだろう。真正面からめちゃめちゃいい作品だと思う。

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    2012年11月17日
  • 心のナイフ 上

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    ■とにかく読め!って言いたくなる作品。

    ■主人公もストーリーもスピード感も全部いい。読み始めたら徹夜してでも上下巻通して読んでしまいたくなると思う。

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    2012年11月17日
  • タイムマシン

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    100年以上も前に書かれたSFの古典。舞台は19世紀末のイギリス。発明家TT(タイム・トラヴェラー)が仲間に向かって語り出す。この世は4次元(縦・横・高さ・時間)で成り立っており、空間を移動するように時間も移動できるのだと。そして一週間後、傷だらけになってみんなの前に現れたTT。息を整え話し出したのは西暦80万2701年という未来の世界だった…。いまの時代でも通用する設定や理論。未来の世界には著者の世の中に対する厳しい視点を感じましたが、一輪の花には救いと温かさを感じました。SFの不思議な世界とミステリー要素にドキドキして読みました。グイグイ読ませる力のある本だと思います。

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    2012年04月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    小学生のときに教室の隅にあった本棚。
    エドガー・アラン・ポーというなんだか聞いたことのある名前の人。
    その中の「黒猫」を読んだらとっても怖くて続きが読めなかった。

    彼の作品はおどろおどろしくて
    映像的で、頭がいい。

    今、やっと読めて良かった。

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    2010年12月15日
  • プークが丘の妖精パック

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    日本語訳なかったんですか。日本でも結構有名なのに意外だ。イギリスの歴史がわからない人でも楽しめると思います

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    2009年10月04日
  • プークが丘の妖精パック

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    ある夏の日、ダンとユーナが<妖精の輪>で「夏の夜の夢」を演じていると、妖精パックが現れる。彼は子供たちの前に歴史上の人物を呼び出し、彼らの口からイギリスの歴史を語らせる。  これが本邦未訳だったなんて信じられない。確かによその国の歴史なんて取っつきにくいけど(前提となる通史もよくわからないし)、子供向けの本なので、もうちょっと子供が手に取りやすい形で発行できてもよかったかなぁと思います。大人も面白いよ。

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    2009年10月04日
  • 宝島

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    全ページ挿絵、解説あり!解説がリアルで教科書のようです。これも少年時代に読んで妄想を膨らませた作品。

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    2009年10月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    英語で読んだ初めてのミステリー(たぶん)。ミステリーというエンターテイメント文学の枠を越えて文学となっている作品だと思う。

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    2009年10月04日
  • ファイティング・チャンス

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    前半はショッキングな描写がつづくのでしんどい(同じような経験をした人が読むとフラッシュバックするかも)。後半で報われるのを知ってから読み始めた方がいい。
    治療法や助成制度はあっても、本人の気持ちが光の方を向かないと本当には救われない。そのための万能薬はなくて、環境を少し変えるとか、そばにいる人の言葉とか、そういうものを少しずつ積み重ねながら、進んでいくしかないのだと思う。

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    2025年11月15日
  • 人間の絆(上)(新潮文庫)

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    フィリップの人間臭さに魅了された。コンプレックスの呪縛、何者かになる為紆余曲折し、ようやく見付けた芸術の道へのあっけない断念や、悪女ミルドレッドへの執着、自分自身の欲求を周囲のしがらみから婉曲することでさらにややこしくしたり。
    あー、モームも普通の人間なんだなと親近感がわいた。
    ストーリ―中で、月と六ペンスがほんのり絡んでいるのもお洒落。
    じっくり読みたい小説なので、下巻もゆっくり。

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    2025年10月31日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    ギタと出逢えたからラリは希望を持ち続けられた。夜と霧ほどの重く暗く胸に刻み込まれるような衝撃はないが、夜と霧で語られる生還者が持ち続けていた心の境地をラリは常に持ち続け、その結果自らの手で幸せを掴み取った。信じられないような真実。まずは小さくても誰か1人のためにできることを。

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    2025年10月09日
  • ユードラ・ハニーセットのすばらしき世界

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    先ごろ読んだ『ふたりのソフィー 77歳はなれた親友』と同様な85歳の老女と隣に越してきた10歳の少女の年齢を越えた友情の話。だが、私は圧倒的にこちらが好き!ユードラの今と過去の話が代わる代わる語られる。ユードラの人生悪くなかったよね?と思える1冊。

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    2025年08月26日
  • タイムマシン

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    訳者あとがきを読むと
    1895年に出版したとの事
    科学にうとい私としては、現在の自分の知識ですら
    時間の概念やらうんぬんがわからない
    それを昔に理解してる事が素晴らしい
    もう一度科学数学学び直しです。

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    2025年06月08日
  • 死について! 下 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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     親が亡くなり、身近な人の死を聞き、自らも平均寿命の最終コーナーに近づきつつあることを自覚するようになると、「死」について考えることが多くなってきた。これだけは絶対にしたいと思うようなことも特にないけれど、あと余命一年と言われたら、それはそれで大きなショックを感じると思う。ほかの人たちは「死」についてどんなことを考えているのだろう、そんな関心をもって本書を読み進めた。

     下巻では、HIV感染者の何人かのインタビューが収録されていて、死の病と恐れられ、差別もされていた時代だったことを思い出させられたし、いかにもアメリカらしい、悲しい事件を経て信仰心に目覚めた人たちの声も取り上げられている。

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    2025年06月01日
  • 天才たちの日課 女性編

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    こちらも面白かった。ただ、女性はなんと家事や育児に追われる時間の多いことか!とはいえ、だからこそ効率よく仕事に打ち込めていることも否定できない。要は、その人の気持ちの持ちようってことなのかな。女性であっても、破滅的な生き方をし、自由奔放に動き回る人もいるし、男性でも規則正しく生活する人もいる。でも、意外に女性の方がきっちりルーティンで動く人が少なかったような印象を持つのは気のせいかな。そして、どんな仕事であっても真剣に向き合えばしんどいこともよく分かった。だもの、私が仕事に行くの、嫌だなぁと思うのも当然。仕事嫌って思ってるだけ、真剣に取り組んでいる証拠なのかなとかポジティブに考えてみたりもした

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    2025年05月31日