金原瑞人のレビュー一覧

  • 心のナイフ 下

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    下巻も読みました。トッドが出会った「静寂」はじめてみた女の子ヴァイオラと一緒に他の町へと逃げる。
    そしてやっと知らされた、隠されていた真実。
    読んでいて、すこしは予想していたが、そうじゃないといいなと思っていた真実。
    誰が穢れているのか、生贄ってなんなのか。何故トッドは追われる?
    ハードな物語です。ほんと「混沌」ですね。
    かなりおもしろかったです。この物語、どうなるんやろ。三部作らしいので、2巻が待たれる。

    ワニに襲われても骨が見えてても生きてるアーロンは不死身か?
    そしてマンチーが・・・小さいけど勇敢で、無垢で、かわいいマンチーが・・・

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    2013年03月17日
  • 心のナイフ 上

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    プレンティスタウンは昔の戦いでの細菌の影響で女達は死に絶え、男達は生き残ったが、考えが「ノイズ」として他人に聞こえるようになった。
    町にのこった唯一の子供トッド・ヒューイット、あと27日で13歳、大人になる。しかし沼地で「静寂」にあってからトッドは追われるようになった。

    町に何が起こったのか、なかなか語られない。なんで犬が喋ってるのかとか。疑問のまま物語がすすんでいく。
    ただトッドの疑問・緊迫感が伝わってくる。物語の全体を覆っている雰囲気に圧倒される。
    上巻を読み終わっても、まだ謎だらけ。おもしろい本です。

    犬のマンチーがカワイイ。

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    2013年03月17日
  • 心のナイフ 下

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    ■上巻~下巻まで全力疾走したのに、最後の最後で「ふりだしに戻る」のコマに止まってしまったようなラスト。失望と放心って感じ。

    ■これだけ圧倒されたのに、これで三部作の第一部だなんて。第二部、第三部が出るのが待ち遠しい。

    ■でもこれなんで「ヤングアダルト」ってジャンル分けなんだろう。真正面からめちゃめちゃいい作品だと思う。

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    2012年11月17日
  • 心のナイフ 上

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    ■とにかく読め!って言いたくなる作品。

    ■主人公もストーリーもスピード感も全部いい。読み始めたら徹夜してでも上下巻通して読んでしまいたくなると思う。

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    2012年11月17日
  • タイムマシン

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    100年以上も前に書かれたSFの古典。舞台は19世紀末のイギリス。発明家TT(タイム・トラヴェラー)が仲間に向かって語り出す。この世は4次元(縦・横・高さ・時間)で成り立っており、空間を移動するように時間も移動できるのだと。そして一週間後、傷だらけになってみんなの前に現れたTT。息を整え話し出したのは西暦80万2701年という未来の世界だった…。いまの時代でも通用する設定や理論。未来の世界には著者の世の中に対する厳しい視点を感じましたが、一輪の花には救いと温かさを感じました。SFの不思議な世界とミステリー要素にドキドキして読みました。グイグイ読ませる力のある本だと思います。

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    2012年04月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    小学生のときに教室の隅にあった本棚。
    エドガー・アラン・ポーというなんだか聞いたことのある名前の人。
    その中の「黒猫」を読んだらとっても怖くて続きが読めなかった。

    彼の作品はおどろおどろしくて
    映像的で、頭がいい。

    今、やっと読めて良かった。

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    2010年12月15日
  • プークが丘の妖精パック

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    日本語訳なかったんですか。日本でも結構有名なのに意外だ。イギリスの歴史がわからない人でも楽しめると思います

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    2009年10月04日
  • プークが丘の妖精パック

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    ある夏の日、ダンとユーナが<妖精の輪>で「夏の夜の夢」を演じていると、妖精パックが現れる。彼は子供たちの前に歴史上の人物を呼び出し、彼らの口からイギリスの歴史を語らせる。  これが本邦未訳だったなんて信じられない。確かによその国の歴史なんて取っつきにくいけど(前提となる通史もよくわからないし)、子供向けの本なので、もうちょっと子供が手に取りやすい形で発行できてもよかったかなぁと思います。大人も面白いよ。

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    2009年10月04日
  • 宝島

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    全ページ挿絵、解説あり!解説がリアルで教科書のようです。これも少年時代に読んで妄想を膨らませた作品。

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    2009年10月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    英語で読んだ初めてのミステリー(たぶん)。ミステリーというエンターテイメント文学の枠を越えて文学となっている作品だと思う。

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    2009年10月04日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    海外文学好きなら知らない人はいないだろう有名翻訳家の金原瑞人が七カ国語の日本文学翻訳家にインタビューしたものをまとめたもの。軽く読めるが、安易に「日本文学が今海外で人気!」と持ち上げるのではなく、それぞれ海外で人気が出る前から翻訳家として長いキャリアを築いてきた実力者を相手に選んでいるだけあって、確かに言語や文化の違いを指摘しつつも、「日本文学」というくくりにまとめ上げることはせず、一つ一つの作品に真摯に向き合っていることがよく伝わってくる。必要なのは異文化理解であると同時に、普遍的な他者への理解の姿勢だ。これをきっかけに、日本文学もだが、知らない外国語を学んでみたくなる一冊だ。

    【併せて読

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    2026年05月28日
  • 死について! 下 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    公民権運動に関わっていた人の話、ネイティブ・アメリカンの話、犯罪遺族の話、80年代のエイズ患者がどのように扱われていたのか…などなど
    ”死”がテーマなだけに重い内容が多かったけど読んで良かった。

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    2026年05月17日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    森から現れた謎の大男、天使から預かった箱を開かずに守り続ける男、ユニコーンの角に魅せられた少年……奇妙な設定のフシギな短編が詰まった一冊。

    どの短編も、定石通りにいかない話の運び方で、「そうなる?」「どうなる?」「そう終わる?」「その先は?」と読み進めるほどに引き込まれる。最後の1編は本当に美しく切なく、印象に残った。どれも甲乙付け難く面白い。

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    2026年05月05日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    アメリカのシカゴの人たちが語るだけあって、人種や宗教もさまざま。
    死生観だけではなく、いろんな人生も垣間見えて興味深かった。

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    2026年05月04日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    大人が読んでも、子どもが読んでも、好奇心がくすぐられる。タイトルのとおり「奇妙でフシギな」9つのお話からなる短編集。
    とくに好きだったのは、孤独と運命のやるせなさと切なさを感じた『血の言葉』『群れを継ぐ』
    そしてこの一冊のラストを飾るにふさわしく、切なく美しい幻想的な『美しい最期』

    橋賢亀さんの美しい装画に魅せられ、金原瑞人さんの翻訳に心掴まれた。

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    2026年05月02日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    1970年代に出版されたこの書籍、タクシーやバスの運転手から俳優、フォードの工場労働者、ごみ回収業者など、ありと汎ゆる米国の自身の仕事に関する赤裸々な想いがインタビュー形式で綴られています。私が特に関心を寄せたのはスチュワーデス(当時の呼称)と売春婦。ここであれこれ書くと読む楽しさが半減しますので止めておきます。しかし、ビックリエピソードが綴られていますのでお楽しみに。670Pを超える大書。

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    2026年04月19日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    “ちゃんと歴史は知るべきだ”ということ、”優しく、礼儀正しく、モラルある人であるべきだ”ということ、そして”話しかけてくれる家族、友達を大切にする”ということ。本当にあったことなのかと疑いたくなるほどの迫害を受けた筆者から学べたことはこの3つだと思う。1ページが重くて、何度も閉じては深呼吸をして開きを繰り返した1冊。壮絶すぎるが故に途中まで涙は出なかったが、終戦・解放からの筆者の立ち上がりの過程で何かが切れて大号泣した。TED未視聴なので観ます。

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    2026年04月18日
  • ファイティング・チャンス

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    ネタバレ

    ヴァースノベル(詩小説)というジャンルの本。
    短い文章で構成されているのでスピーディーに読めます。
    いじめの描写、家庭の問題などは読んでいてつらくなるけれど、父親の励まし、ボクシングとの出会い、主人公のガッツがあって段々と世界が変わっていくのがわかって良かった。

    個人的に昔から好きでよく読んでいた金原瑞人さんが翻訳に関わっていて、それも嬉しかったです。

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    2026年04月06日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    「翻訳の名手がずっと訳したかった偏愛の短編集」
    というキャッチコピーに惹かれて手に取った一冊。

    あぁ、この夢の中のような装画が素敵だなぁと思っていたら、
    先日読んだ『小泉八雲の世界一美しい怪談』も手がけられていた
    橋賢亀さんのイラストだった。ふつくしい……
     

    『奇妙でフシギな話ばかり』ブルース・コウヴィル

    どの物語も、タイトルの通り奇妙なお話ばかり。
    児童文学のようなやわらかさがあるのに、
    ときおりハッとするような命のやりとりもあって、
    ただ優しいだけでは終わらない。



    トップバッターの、天使から預かった箱を
    一生をかけて守り抜く男を描いた「天使の箱」が美しい。
    最初は、あれ?

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    2026年04月04日
  • Roaming ローミング Volume2

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    ニューヨークで考え中という漫画のことを思い出しながら読んだ。ニューヨークで考え中は、定住する大人の話だけど、こっちはハタチ手前の大学生たちの旅行の話。激しくて、じれったくて、クラクラする。この世代にしかない青さがもう全ページからムンムン漂っていて、それが海外のマンガ?(グラフィック・ノベルというジャンルらしい)のトーンに吸収されると少し距離をとってドライにも読めるから面白い。資本主義についての批判や、気候変動のことを話題に出しても、結局は自分の話になってしまう。そんな3人がそれぞれ愛らしくもあり憎たらしくもあり、それでいてラストの地下鉄のシーンは爽やかで良かった。あの地下鉄が地上に出てくるとこ

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    2026年03月31日