金原瑞人のレビュー一覧
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下巻も読みました。トッドが出会った「静寂」はじめてみた女の子ヴァイオラと一緒に他の町へと逃げる。
そしてやっと知らされた、隠されていた真実。
読んでいて、すこしは予想していたが、そうじゃないといいなと思っていた真実。
誰が穢れているのか、生贄ってなんなのか。何故トッドは追われる?
ハードな物語です。ほんと「混沌」ですね。
かなりおもしろかったです。この物語、どうなるんやろ。三部作らしいので、2巻が待たれる。
ワニに襲われても骨が見えてても生きてるアーロンは不死身か?
そしてマンチーが・・・小さいけど勇敢で、無垢で、かわいいマンチーが・・・ -
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100年以上も前に書かれたSFの古典。舞台は19世紀末のイギリス。発明家TT(タイム・トラヴェラー)が仲間に向かって語り出す。この世は4次元(縦・横・高さ・時間)で成り立っており、空間を移動するように時間も移動できるのだと。そして一週間後、傷だらけになってみんなの前に現れたTT。息を整え話し出したのは西暦80万2701年という未来の世界だった…。いまの時代でも通用する設定や理論。未来の世界には著者の世の中に対する厳しい視点を感じましたが、一輪の花には救いと温かさを感じました。SFの不思議な世界とミステリー要素にドキドキして読みました。グイグイ読ませる力のある本だと思います。
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Posted by ブクログ
親が亡くなり、身近な人の死を聞き、自らも平均寿命の最終コーナーに近づきつつあることを自覚するようになると、「死」について考えることが多くなってきた。これだけは絶対にしたいと思うようなことも特にないけれど、あと余命一年と言われたら、それはそれで大きなショックを感じると思う。ほかの人たちは「死」についてどんなことを考えているのだろう、そんな関心をもって本書を読み進めた。
下巻では、HIV感染者の何人かのインタビューが収録されていて、死の病と恐れられ、差別もされていた時代だったことを思い出させられたし、いかにもアメリカらしい、悲しい事件を経て信仰心に目覚めた人たちの声も取り上げられている。
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Posted by ブクログ
こちらも面白かった。ただ、女性はなんと家事や育児に追われる時間の多いことか!とはいえ、だからこそ効率よく仕事に打ち込めていることも否定できない。要は、その人の気持ちの持ちようってことなのかな。女性であっても、破滅的な生き方をし、自由奔放に動き回る人もいるし、男性でも規則正しく生活する人もいる。でも、意外に女性の方がきっちりルーティンで動く人が少なかったような印象を持つのは気のせいかな。そして、どんな仕事であっても真剣に向き合えばしんどいこともよく分かった。だもの、私が仕事に行くの、嫌だなぁと思うのも当然。仕事嫌って思ってるだけ、真剣に取り組んでいる証拠なのかなとかポジティブに考えてみたりもした