金原瑞人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
待ちに待った
そして世界的大ベストセラーになると信じて疑わない(もうなってる?)スカンダーの第2巻だぜぇ〜
もう、めちゃくちゃ詰め込まれてますw
めちゃくちゃ詰め込んだうえに次巻への引きもすごい
あと1年も待つのかよ!っていう
今回感じたのは、スカンダーと仲間たち、めっちゃおこちゃまやん!ってこと
まぁ、当たり前の話なんだけど
もう全員が、意固地でわがまま、だけどそこまでの自信もないし、と思えば時に無謀なくらい自信過剰になるし、怖がりだし、自意識過剰だし、くだらないことで仲違いするし
もう子ども!
でも勇気と友情で世界を救っちゃうのよ!
それこそが子どもなのよ!子どもって勇気と友情で世界 -
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Posted by ブクログ
ヘイゼルは16歳.甲状腺がんが肺に転移して,酸素ボンベが手放せないまま,もう三年も闘病をつづけている.骨肉腫で片足を失った少年オーガスタスと出会い,互いにひかれあうが…….生きて人を愛することのおかしみや喜びをまっすぐに描き,死をみつめながら日々を送る若者の生々しい感情をとらえた,傑作青春小説.映画「きっと、星のせいじゃない」の原作小説。
映画版とほぼストーリーは同じだが、オーガスタスにがんで亡くなったキャロライン・メイザーズという元カノがいて、ヘイゼルとよく似ていたためオーガスタスの自分に対する好意に自信がなくなり、自分のためにオーガスタスに迷惑をかけたくないというヘイゼルの葛藤、ヘイゼルの -
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壮絶な人生を読んだ後のこの文章は、尊敬という言葉では足りない。
自分の人生わ他人のせいにしてはいけない。自分の人生は楽だったと言った人は過去に一人もいないが、人生を愛せば少しは楽になる。人生を憎めば、生きていられなくなる。だから、わたしは優しくあろうと努力する。わたしは苦しい思いをしてきたが、ナチスに対し、おまえたちは間違っていたと証明したい。憎しみを抱えている人たちに、間違っていると伝えたいのだ。
だからわたしは誰も憎まない。ヒトラーさえ憎まない。だが、許してはいない。もし許せば、死んだ六百万人を裏切ることになる。
また、わたしは、彼らの人生を生きている。できる限り最高の人生を。
人生のも -
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イギリス海岸沿いに住む幼いダンとユーナの兄妹が近くの牧草地の丘で『真夏の夜の夢』のお芝居をしていると、妖精パックが現れる。
パックは、プークが丘の近くにある海岸都市ペベンシーに関わりのある歴史の人物を呼び出して、彼らの物語を語らせる。ペベンシーは小さい都市ながらもイギリスの歴史的に重要な役割を果たしてきた土地だった。ダンとユーナは、彼らの話を聞きながらイギリスの歴史をしるだった。
キプリングが、イギリス歴史を児童文学として書いた本。二冊セットらしいが、こっちしか買わなかった…。
イギリスの歴史語りではあるが、若者たちの友情や冒険、歴史にこっそり顔を出す妖精たちの存在など、物語としてとても楽しめ -
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これってもしかしてあれじゃないですか?!
1〜2年後に「あー、スカンダーシリーズね。そうね、自分はわりと早い段階でチェックしてたかな」って言えちゃうやつじゃない?(マリモさんのおかげ)
1〜2年後に「なんて言うのかな。鼻が利くっていうの?ほら自分もけっこういろいろ読んでるからさ、なんとなく分かるんだよね」って言えちゃうやつじゃない?(マリモさんのおかげ)
1〜2年後に「王道ファンタジーの設定を踏襲しつつ、物語の核になるユニコーンの設定のところで世界中の人がイメージする王道の設定をとんでもない形でぶち壊してるんで、誰もがどこかで読んだことがあるようななつかしい感じの物語でありながらも、誰も -
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Posted by ブクログ
カート・ヴォネガットによる「書くことについて」の本。冒頭の7つのアドバイスだけでも十分読む価値があるが、570ページ相当の本文は校正から、生活、稼ぐことについてまで、小説家としての人生への示唆は多岐にわたって網羅されている。がんばったら3日で読めた。
個人的な関心事は「この本で語られるアドバイスが、近代以降の日本の私小説にも当てはまるだろうか」という部分なのだが、私小説を書くことのコアに「目的を持つこと」「誰か他者にも伝えるべき情報であること」という要素があるのであれば、日本のシーンにも十分援用が可能であると判断する。
座右の書として置いておくにはちとぶ厚すぎると思うが、いちど、自分 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ3年前、アウシュビッツの地を踏んだあの時のことをありありと思い出した。壮絶な体験が書かれた一作であるのに、「幸せ」「美しい」という言葉が作品全体に散りばめられていて、エディさんの人柄が現れている。知性と人格、そして人脈がこの人を生かしたんだな。生かしたというか、それがあったから彼は生き延びた。生に貪欲であったことも大きい。人に恵まれ、人に恵み、優しい人柄が滲み出ていて、心が温まる作品だったと同時に、虐殺という歴史をいつまでも忘れず、後世に引き継いでいかなければという思いで溢れた。
p.30 わたしはこの数年間で得た知識全てを大切に思っている。ただ、家族から遠く離れて過ごした時間については一生 -
Posted by ブクログ
財産も、家族も、人としての生活も希望も全て奪われて、どうしてナチスへの憎しみを乗り越えられるのか。
あまりにもひどい経験を、重くなりすぎない筆致で一つ一つ重ねていく。一つ一つの経験を深掘りしたら、普通の生活をしている私たちは目を塞ぎ、本を閉じてしまうと思う。
自宅の郵便受けを見に行った親戚がゲシュタポに捕まり殺された話、まともな衣服もない中、同じベッドで寒さを凌いだ仲間が朝には凍死していた話、内緒で食料をくれたドイツ人もいたが、普通のパンやオートミールが食べられないくらい体が衰弱し、泣く泣くもらった食料を捨てる話、など胸がとてもざわつく。ただ、筆者のとんでもない前向きさにこちらが救われてしまう