金原瑞人のレビュー一覧

  • アーサー王物語

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    何度読んでもおもしろい!ハラハラドキドキ、たまにゾゾリ。
    湖の騎士ラーンスロットが、かっこよくてあこがれる。正しいことをすると、周りの反感を買いがちだけど、それでもがんばるところがすごい。
    悪者は、ラーンスロットがいい人でみんなに好かれているのがおもしろくない、力がない人が集まっている感じで、ぼくは、ああいうふうにならないようにしたい。おそろしいことをする人もいるから、ゾクッとする。アーサー王が死んじゃったのがさびしかった。
    名前が長くて、集中して読まないとこんがらがっちゃうことがあった。(小6)

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    2023年07月23日
  • 天才たちの日課 女性編

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    ブレブレだなと思った時、魂が抜けた時。
    生きた時代も国もちがう、
    彼女たちの存在に救われる。
    お守りみたいな存在。

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    2023年07月09日
  • とれたて! ベストセレクション 12歳からの読書案内

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    心が瑞々しい時期に出会うと良い本がある。2000年以降に出版された新しい世代作品95冊を紹介しているガイダンス本。ワクワクできる作家・作品との出会いを期待。

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    2023年06月21日
  • スカンダーと幻のライダー

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    待ちに待った
    そして世界的大ベストセラーになると信じて疑わない(もうなってる?)スカンダーの第2巻だぜぇ〜

    もう、めちゃくちゃ詰め込まれてますw
    めちゃくちゃ詰め込んだうえに次巻への引きもすごい
    あと1年も待つのかよ!っていう

    今回感じたのは、スカンダーと仲間たち、めっちゃおこちゃまやん!ってこと
    まぁ、当たり前の話なんだけど
    もう全員が、意固地でわがまま、だけどそこまでの自信もないし、と思えば時に無謀なくらい自信過剰になるし、怖がりだし、自意識過剰だし、くだらないことで仲違いするし
    もう子ども!

    でも勇気と友情で世界を救っちゃうのよ!
    それこそが子どもなのよ!子どもって勇気と友情で世界

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    2023年06月17日
  • ドリトル先生航海記

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    ネタバレ

    100周年記念版のとても豪華な装丁の本です。

    内容は100年前の作品ですが、子供でも楽しく読めたようです。
    私もかなり久しぶりに読みました。
    貝との会話など覚えているシーンも沢山ありました!

    少し前に竹田津実さんの本を読んだばかりなので、獣医の仕事の辛さを味わったばかりですが、ドリトル先生を読んだ後は獣医に憧れてしまいます(笑)

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    2023年04月03日
  • マインクラフト こわれた世界

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    ネタバレ

    結局ロニーがどうなったのかは書かれていなかった。
    けどいろんな文から予想はできる。

    強い友情がよかった。

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    2023年03月25日
  • マインクラフト なぞの日記

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    まじめなとこも多いんだけど、ところどころおもしろかった。
    特に、「だれかさんが..」「だれかさんってオオカミのことだろ」ってところ。

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    2023年02月27日
  • さよならを待つふたりのために

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    ヘイゼルは16歳.甲状腺がんが肺に転移して,酸素ボンベが手放せないまま,もう三年も闘病をつづけている.骨肉腫で片足を失った少年オーガスタスと出会い,互いにひかれあうが…….生きて人を愛することのおかしみや喜びをまっすぐに描き,死をみつめながら日々を送る若者の生々しい感情をとらえた,傑作青春小説.映画「きっと、星のせいじゃない」の原作小説。
    映画版とほぼストーリーは同じだが、オーガスタスにがんで亡くなったキャロライン・メイザーズという元カノがいて、ヘイゼルとよく似ていたためオーガスタスの自分に対する好意に自信がなくなり、自分のためにオーガスタスに迷惑をかけたくないというヘイゼルの葛藤、ヘイゼルの

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    2022年12月19日
  • 最後のひと葉

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    ネタバレ

    昨日読んだオー・ヘンリー、読友さんから「最後の一葉」も有名な作品だということで聴き読書。スーとジョンジーは芸術家の住むアパートの住人。画家になることを夢見ている。しかしジョンジーは肺炎に罹り「窓から見える隣の家のつたの葉が落ちる時に、自分も一緒に死んでしまう」と思っている。嵐の翌日、不思議にも一枚だけ葉が残り、最後の一葉は散らなかった。二人が『最後の一葉』だと思っていたのは、ベアマンが老いた体にむちを打って描いた最高傑作、彼は嵐の中ずぶ濡れになり、肺炎で亡くなっていた。ベアマンの傑作は命をつなぎとめた!⑤

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    2022年11月06日
  • 人間の絆(下)(新潮文庫)

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    登場人物が人生について語る部分が興味深かった。
    英国の紳士階級の気取った会話もおもしろい。
    シンプルな文体で読みやすい。主人公に共感すると読みにくいかも。いつかまた再読したい。

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    2022年11月03日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    壮絶な人生を読んだ後のこの文章は、尊敬という言葉では足りない。

    自分の人生わ他人のせいにしてはいけない。自分の人生は楽だったと言った人は過去に一人もいないが、人生を愛せば少しは楽になる。人生を憎めば、生きていられなくなる。だから、わたしは優しくあろうと努力する。わたしは苦しい思いをしてきたが、ナチスに対し、おまえたちは間違っていたと証明したい。憎しみを抱えている人たちに、間違っていると伝えたいのだ。
    だからわたしは誰も憎まない。ヒトラーさえ憎まない。だが、許してはいない。もし許せば、死んだ六百万人を裏切ることになる。
    また、わたしは、彼らの人生を生きている。できる限り最高の人生を。
    人生のも

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    2022年09月20日
  • プークが丘の妖精パック

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    イギリス海岸沿いに住む幼いダンとユーナの兄妹が近くの牧草地の丘で『真夏の夜の夢』のお芝居をしていると、妖精パックが現れる。
    パックは、プークが丘の近くにある海岸都市ペベンシーに関わりのある歴史の人物を呼び出して、彼らの物語を語らせる。ペベンシーは小さい都市ながらもイギリスの歴史的に重要な役割を果たしてきた土地だった。ダンとユーナは、彼らの話を聞きながらイギリスの歴史をしるだった。
    キプリングが、イギリス歴史を児童文学として書いた本。二冊セットらしいが、こっちしか買わなかった…。
    イギリスの歴史語りではあるが、若者たちの友情や冒険、歴史にこっそり顔を出す妖精たちの存在など、物語としてとても楽しめ

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    2022年09月13日
  • スカンダーと奪われたユニコーン

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    これってもしかしてあれじゃないですか?!

    1〜2年後に「あー、スカンダーシリーズね。そうね、自分はわりと早い段階でチェックしてたかな」って言えちゃうやつじゃない?(マリモさんのおかげ)

    1〜2年後に「なんて言うのかな。鼻が利くっていうの?ほら自分もけっこういろいろ読んでるからさ、なんとなく分かるんだよね」って言えちゃうやつじゃない?(マリモさんのおかげ)

    1〜2年後に「王道ファンタジーの設定を踏襲しつつ、物語の核になるユニコーンの設定のところで世界中の人がイメージする王道の設定をとんでもない形でぶち壊してるんで、誰もがどこかで読んだことがあるようななつかしい感じの物語でありながらも、誰も

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    2022年09月03日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    ネタバレ

    ナチスドイツ下によるユダヤ人の迫害。人は何故そこまで残酷になれるのか。アウシュヴィッツ強制収容所での凄絶な体験を経て、100歳生きた著者。彼は誰も憎まない、でも許してはいない。もし許せば
    無惨に死んだ六百万人のユダヤ人を裏切ることになるからだ。
    不幸を他人のせいにはしてはいけない。人生はいつも幸せとは限らないが、生きていることが幸福なのだと教えてくれた。

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    2022年08月31日
  • 読者に憐れみを

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     カート・ヴォネガットによる「書くことについて」の本。冒頭の7つのアドバイスだけでも十分読む価値があるが、570ページ相当の本文は校正から、生活、稼ぐことについてまで、小説家としての人生への示唆は多岐にわたって網羅されている。がんばったら3日で読めた。

     個人的な関心事は「この本で語られるアドバイスが、近代以降の日本の私小説にも当てはまるだろうか」という部分なのだが、私小説を書くことのコアに「目的を持つこと」「誰か他者にも伝えるべき情報であること」という要素があるのであれば、日本のシーンにも十分援用が可能であると判断する。

     座右の書として置いておくにはちとぶ厚すぎると思うが、いちど、自分

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    2022年08月15日
  • いまを生きる【試し読み】

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    バランスが大切

    テーマとなる自由と束縛は、互いに相反する概念としていつの時代も問題となっていますが、この作品ては今や自由の国と称されるアメリカの古き時代の学園を舞台として、自由を愛する生徒側と管理教育主義の学校側との対立構図を表す、とても考えさせられる内容です。自由と束縛とのバランスはある程度均衡を保っていないと世界は回っていかないことを痛感させられます。

    #タメになる #シュール #深い

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    2022年07月01日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    ネタバレ

    3年前、アウシュビッツの地を踏んだあの時のことをありありと思い出した。壮絶な体験が書かれた一作であるのに、「幸せ」「美しい」という言葉が作品全体に散りばめられていて、エディさんの人柄が現れている。知性と人格、そして人脈がこの人を生かしたんだな。生かしたというか、それがあったから彼は生き延びた。生に貪欲であったことも大きい。人に恵まれ、人に恵み、優しい人柄が滲み出ていて、心が温まる作品だったと同時に、虐殺という歴史をいつまでも忘れず、後世に引き継いでいかなければという思いで溢れた。

    p.30 わたしはこの数年間で得た知識全てを大切に思っている。ただ、家族から遠く離れて過ごした時間については一生

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    2022年06月10日
  • ドリトル先生航海記

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    ドリトル先生シリーズの100周年を記念してアメリカで刊行された改訂新版。
    100年の時を経ても変わらないユーモアやワクワク感。
    そして21世紀にふさわしい内容と読みやすい完全新訳。
    大好きな金原瑞人さんの訳。めちゃめちゃ読みやすい。
    巨大カタツムリ→ガラスカタツムリに。
    帰り道はガラスカタツムリの中に入れてもらうシーンが1番好き。
    まだ誰もみたことのない素晴らしい海底を観察する様子が目に浮かぶ。
    とても印象的。
    イラストもたくさん。
    こういう良書をたくさんの生徒に読んで欲しいと思う。

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    2022年05月12日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    財産も、家族も、人としての生活も希望も全て奪われて、どうしてナチスへの憎しみを乗り越えられるのか。
    あまりにもひどい経験を、重くなりすぎない筆致で一つ一つ重ねていく。一つ一つの経験を深掘りしたら、普通の生活をしている私たちは目を塞ぎ、本を閉じてしまうと思う。
    自宅の郵便受けを見に行った親戚がゲシュタポに捕まり殺された話、まともな衣服もない中、同じベッドで寒さを凌いだ仲間が朝には凍死していた話、内緒で食料をくれたドイツ人もいたが、普通のパンやオートミールが食べられないくらい体が衰弱し、泣く泣くもらった食料を捨てる話、など胸がとてもざわつく。ただ、筆者のとんでもない前向きさにこちらが救われてしまう

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    2021年12月28日
  • 人間の絆(下)(新潮文庫)

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    フィリップという医者の息子が、母親を亡くす場面から始まる彼の半生を描く物語。
    「月と六ペンス」でも思ったが、モームは「人間」の描写がとても上手い。
    人の美しさ、醜さを現実的に表現しつつ、読む側が飽きずに読めるよう話がどんどんと展開していく。
    「月と六ペンス」の主人公ストリックランドを想像させるセリフがあったりと小ネタも面白かった。

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    2021年12月24日