金原瑞人のレビュー一覧

  • タイムマシン

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    1895年に発表されたSFの古典。80万年後の未来を描いた著者の想像力には驚かされるとともに、今の現代社会にも通じる風刺が描かれていて大変関心した。

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    2018年03月22日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    体や心の様々な症状別に「効く」文学作品を処方し、その理由も書かれた風変りなブックリスト。

    症状は多岐に渡り、「不安なとき」「心が折れてしまったとき」といった確かに本に縋りたくなるようなものから、「お茶がほしくてたまらないとき」「鍵がなくて家に入れないとき」といった本を手に取る前に他の解決法が即座に頭に浮かびそうなものもあれば、「悪魔に魂を売り渡したくなったとき」「結婚相手をまちがえたとき」といった割とショッキングな症状まで網羅されています。冒頭から読み進めていくというより、目次から気になる症状の頁を眺めていき、目に留まった文学作品はひと先ず片っ端にチェックしていく、という使い方が正しいように

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    2018年03月20日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    ネタバレ

    〈それにしても、21世紀になって、これほど面白い小説は書かれていないのではないか〉

    帯のアオリであり訳者あとがきの一説でもある。その言葉を信じて、いや、真偽を確かめるべくこの本を手に取った。なるほど、あながち嘘ではないようだ。まあ、他にも面白い小説はありそうだが。YAのような装丁だが、これは中高生には向かないのではないか。ていうか、大人向けでしょ、これ(きわどい描写もあるし)。

    1935年アメリカ。大恐慌から6年が経っている。ウェストヴァージニアの小さな炭鉱町に住む若い夫婦が主人公だ。妻のエルシーはハイスクールを卒業後、しばらくフロリダのオーランドに住んでいたことがあって、炭鉱の砂埃だらけ

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    2018年03月13日
  • 宝島

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    現代の小説では、主人公の少年にさせられない行動が満載。わくわくする。
    人間を美化も卑下もしてなくて、悪党も魅力的。
    ドラえもんの映画をきっかけに、もう一度、図書室の目立つとこに置いてみた。手に取ってもらえるといいな。

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    2018年03月06日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    若くして結婚した二人が旅で様々な出来事に遭遇し、自分のいるべきところを見つけ出すロードムービー物。

    かなり面白く読めたが、遭遇するたくさんの奇想天外なエピソードに興醒めすることもあった。やり過ぎじゃないかなと。

    それにめげさせずに最後までぐいぐい読ませたのは、ワニ、雄鶏、旦那さん、奥さんの描写が秀逸で、それぞれが物語に欠かせない役割を持っていることにあると思う。

    子供だけどいざという時助けてくれたワニ、神のように俯瞰して世界を見ているかのような雄鶏、真面目で誠実でたくましい夫(作者の父)、何より奥さん(作者の母)の生き生きとした描写には、読んでいて何度も笑顔になることができたし、頭の中に

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    2018年02月18日
  • さよならを待つふたりのために

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    ヘイゼルもガスも大人びてて会話が軽妙で面白い
    精神的に成長しかかったティーンネイジャーの病気との向き合い方がリアルで感情移入もできる
    結果はどうであれさよならを待つあの時の二人が幸せならそれは闘った価値があったとおもう、いい話

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    2018年02月17日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    文学のあらすじも紹介されているので読んでみる。
    「結婚に失敗したとき」「孤独な時」と、過去から今まで変わらぬ人間の悩みを文字に起こしてきた文学ばかりである。
    仲には「」お腹が痛い時などの症例に対応する処方箋の本が。トイレにこもっている間に読める短編だよ、という紹介だが、多分、当人はそれどころじゃない。
    でもそんな緩さが面白い。

    全部は読めていない。また読みたくなった時に続きを読もう。

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    2018年01月02日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    こんな気分のときにはこの本がおすすめ!という内容。出てくる本はすべてフィクションの小説で、自己啓発本などが入っていないのがよかった。洋書なのでもちろんお勧めされている本もほとんどが海外の名作だが、安部公房や村上春樹などちらほら日本人作家も紹介されている。

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    2017年11月16日
  • ペーパータウン

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    高校生の僕クエンティンは、幼なじみのマーゴに恋している。マーゴは学校の中心にいて、イケている奴らと付き合っている。一方クエンティンの親友はベンとレイダーの二人。イケてはいない。卒業間近にクエンティンはマーゴのミッションを手伝うことになる。内容はマーゴの取り巻きに対する決別を込めた復讐だった。
    その翌日からマーゴは姿を消してしまう。クエンティンのマーゴ探しが始まる。
    私はクエンティンのマーゴを見つけなくちゃという焦りを、滑稽に思ったり、マーゴの意志の強さに驚いたりしながら読んだ。
    途中、搜索が進展しないので中だるみに感じたが、クエンティンとベンとレイダーとレイシー(マーゴの元親友でベンの彼女)の

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    2017年09月01日
  • さよならを待つふたりのために

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    アメリカのヤングアダルト小説をあまり読んだことがないので、この作品のトーンが一般的なのかそれとも特殊なのかわからないのだが、面白いけどちょっと読みにくいというのが率直な感想。
    「じぶんが手榴弾になりたくない」という表現、「電話のときだけ入れる三つめの空間に一緒にいる」という表現など、とても魅力的。でも、オランダ人作家の様々な比喩などがちょっと難解過ぎない?そういう分からない話をする嫌な人、っていう設定ですが。
    とはいえこのオランダ人作家がうまく効いているのは確か。何の役にも立たないのに、彼を巡って話が展開していく。

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    2017年06月15日
  • アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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    1930年代の米国。炭鉱の鉱夫のホーマーと妻のエルシーは、ペットのワニ、アルバートが大きくなったので故郷の川に帰してあげる旅にでます。
    銀行強盗や労働紛争に巻き込まれたり、野球選手や看護婦になったり、スタインベックやヘミングウェイと知り合ったり、まさに波乱万丈。アルバートの帰る先はどこ?

    なんとも奇想天外なお話。楽しめます。

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    2017年01月19日
  • ジャングル・ブック

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    子どもの頃に読んだ「ジャングルブック」を思いだし、何とも懐かしかった。

    当時読んだのは小学生向け(たぶん)のヤツだったが、主人公なんかも正義感あふれる少年に描かれていた(たぶん)気がする。

    今回の訳では、登場人物(多くは動物)の感情の機微なんかがリアルに描かれていて、大人版として、とても楽しめた。

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    2016年07月01日
  • さよならを待つふたりのために

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    映画を観て、素晴らしかったので、原作も。
    訳者あとがきにカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」をこの物語を読み終えたときに思い浮かべたと書かれていましたが、その通りだと思いました。死と隣り合わせによる生の捉え方は似たものを感じます。

    これはかわいそうながん患者の子どもの話ではなく、ヘイゼル・グレイスとオーガスタス・ウォーターズの恋物語でした。決して非日常ではなく、日常の物語。そして可能性の物語。ヘイゼルは可愛くてちょっと理屈っぽく偏屈気味。オーガスタスはイケメンだけど象徴にこだわるキザな男の子。いちばんすてきだったのは、ふたりをめぐる友人たちの日常と、プラスして障がいをネタにジョークを平気

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    2015年12月30日
  • アーサー王物語

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    面白かった。アーサー王よりランスロット物語というくらいの比重。
    訳も良く読みやすい。たくさん書かれている『アーサー王物語』読み比べしてみたい。

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    2015年11月15日
  • さよならを待つふたりのために

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    切ない恋の物語。そんな簡単なタグでは括れない一冊。

    がんに侵された哀しく切ない、二人のティーンの物語。
    と聞くといかにも儚く美しい...なんてイメージを膨らませますが、
    ただたまたまその境遇に置かれているだけで、他の10代と同じように、
    ちょいと親に反抗してみたり、悪いことしてみたりetc
    日常生活が、彼らにも同じように流れていく。

    日々がたんたんと描かれていくので、
    冗長に感じてしまう人も知るのかもしれないけれど、
    自分は単なるお涙ちょうだいの、美しく装飾されたものでない、
    ありのままが描かれている気がして、楽しく読み進んだ。

    特に登場人物の使う言葉のセンスに惹かれ、
    火をつけない煙草

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    2015年08月15日
  • さよならを待つふたりのために

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    考え方の違う二人の話でした。だけど二人とも死に向き合っていました。ただ癌に力強く立ち向かうだけじゃなくて、時には小さな子みたいにも泣きわめいたりもしていてただ綺麗なだけの話ではなかったです。
    映画も見てみたくなりました。

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    2015年07月14日
  • さよならを待つふたりのために

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    「きっと星のせいじゃない」という映画の原作。電車の中刷り広告で存在を知り、まずは原作からと思って読んでみた。ありがちな設定だから期待しないで読んでたけど、予想外の面白さ、ストーリー。

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    2015年05月17日
  • 人という怪物 下

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    ちょ、ちょっと待ってね……うわあ…首長…まじかよ……
    途中、首長可哀想…という思いが止められなくなってきて笑った。日本の作品の主人公ならあんだけ熱心に口説かれたらちょっと絆されちゃいそうなもんだけど、きっぱりしたもんである。
    本当にな…タイミングがな…笑えるレベルでかわいそう。
    しかし面白かった!
    終わり方もいい。
    「親」ってものの存在がすごく大きい作品だった。

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    2015年10月18日
  • 問う者、答える者 下

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    デ…デイヴィ…。あああー…。
    今回やばいな…。すんごく面白かった…。
    デイヴィ…あの野郎…うううあんなやつなのに…。くそう好感度ダダ上げにしてきやがって…。なんなのあいつ…くそっ…

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    2015年10月18日
  • さよならを待つふたりのために

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    ネタバレ

     がんを患う若い二人、ヘイゼルとオーガスタスの恋物語。ていうか、二人の恋愛を通じて、生きること、死ぬこと、愛すること、なんかについて書かれた本。
     感動の話を期待していると、どんでん返しがいくつかある。でも、いわゆる奇跡は起きない。
     私は自分自身や身近にがんを患う人がいないので、がん患者のリアルがどういうものかよくわからないのだけれど、この本は結構、そのリアルにこだわっているように思う。たとえば、がん患者のトロフィーとか(いかにもアメリカらしい)、ウイッシュ(これは日本でもある)とかについて、文句なく素晴らしいものとしては描かれない。当事者はそれらについて、うさん臭く思っている話が出てくる。

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    2015年04月19日