金原瑞人のレビュー一覧
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ほんタメで『あかりんのどんでん返し3選』として紹介されていて、児童文学だけどちゃんと伏線があってひっくり返されるようなので、どんなもんかと手に取った。
イングランドのシーショーにある劇場ロイヤルシアターは数年前に閉鎖され、様々な時代の個性的な幽霊たちが棲みついていた。劇場再生のためにやってきた俳優夫婦の娘グレイシーは、なぜか幽霊たちを見ることができ、生前の話を聞かせてくれとせがむ。最初は訝しんでいた幽霊たちも、やがてグレイシーに心を許すように。そんな中、劇場を壊そうと企む者が現れ…
ロイヤルシアターに棲む幽霊たちの身の上話に切なさを感じつつ、グレイシーとのやり取りにホッコリする。
ただ、どんでん返しを期待して読んでいる身からすると、そうでもなかったかな… 物語としてはいいお話だと思う。 -
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ゲームやら何やらで有名なアーサー王の物語。
アーサー王とかエクスカリバーとか聞いたことあるから、物語としてはどんなものか興味があって読み始めた。
なんか思ったよりアーサーの話が少ない。アーサーは王様だから当然なのかもだけど、アーサー自身が戦うんじゃなくて、円卓の騎士たちが活躍するもんだから、アーサーがかっこよかったところは、一番最初の、剣を岩から抜いたシーンのみだった。しかもこれはエクスカリバーじゃないし。なーんだ…
そして抜けない剣を抜くのは別にアーサーだけじゃないし。
マーリンの最期もなんだかなーだし、ランスロットもかっこいいのかあの人?だし、グウィネヴィアに至ってはなんだこの人状態で…
登場人物が多いのもまた大変だった。 -
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久しぶりに、長編大作を読み終えて達成感。
フィリップの人間性、複雑そうに見えて単純なところだったり、また育ちや環境によって屈折した精神に自ら翻弄させられる姿はピエロのようだったり。善人になったかと思えば利己主義で、他人を見下したりとことん嫌な奴に成り下がったり。
そんな多面的で、コロコロ気変わりする彼を嫌いになれないのはきっと、クロンショーがくれた絨毯のように、彼の織り成す模様が魅力的だからだと思う。
唯一無二の絨毯は、私達の中にある。それは美しい模様ばかりではないかもしれないが、すべてがそうではないからこそその美しさが際立つのだと思う。 -
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私たちが知る天才たちとはどんな思考をし、どのような日々を送っているのだろうか。本著は天才たちの行動を読み解き何が創造性や天才という周囲から呼ばれるまでに大きな成果を出すヒントと視点を発見できる良書である。
さて、本著では多くの天才たちが登場する。どの天才たちに共通していることは、淡々と日々の日課を熟して、自身がやりたいこと、したいこと、成し遂げたいことに手中している点である。特別なひらめきもなく、ただ目標へ淡々と日課を熟していく「継続」として本著では紹介されている。創造性を高めることなんて、ただ淡々と「反復」と「継続」と「自分だけの習慣」を取り入れて始めるという。私が付け加えるとしたら、継続と反復の中に「気づき」を取り入れるべきと思っている。その気づきの多さが結果として大きく自身へ反映させて来る。目的もなく努力しても結果が出るまで時間が掛かる。その先に、何を見据えてどう行動すれば、どのような結果になるのかを問い続けなくてはいけない。
私は「意識する」という行動だけでも天才たちの日課と同等の習慣と理解している。人は往々にして「そうなりたい人間」と意識して思い行動に起こしていくと、それはそうなりたい人間になるものだ。学歴や職業や年齢も世代も一切関係無い。ただ、「今」に意識を向け、そして、「理想の形になっている自分へ」と意識という行動から始め、気付くと体は動いており、自分だけの習慣化を手に入れることができる。習慣も継続することで始めて最大の高価を発揮する。今日がもし人生の最後の日であったとしても日課の習慣を熟し行動していたのであれば悔いの無い人生が送れたと言えるだろう。
本著は天才たちの日課とは何かを紐解きその内容が指すことは、私たちに問いと気づきと提案をしてくれる教養本と言える書であろう。 -
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私のホロコーストの知識は、小学生のときに読んだ漫画のアンネ・フランクの人物伝から得たものしかなかったので、今回ユダヤ人が受けてきた壮絶な迫害を知りショックを受けた。と同時に、いまの自分の悩みなんてちっぽけなもので、むしろこんなことで悩める自分は幸せなんだ、とすら思えた。それほど著者の人生は壮絶なものだった。どんなに絶望的な状況でも、愛情、友情があれば生きていける‥‥ありきたりで使い古された薄っぺらい言葉に見えるけど、エディさんが言うとすごく説得力があり、重みがある。落ち込んだ時に読んで欲しいけど、けっこうしんどい描写もあるからさらに落ち込んでしまう可能性もあるかも。私は前向きな気持ちになれたので読んでよかった。
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心身のさまざまな不調やお悩みに効くブックガイド。中々面白そうなのですが、取り上げられている作品が、なぜにその心身の不調に効く本なのかが結局今一つ理解できない物が多く、どこまで本気か冗談か分からない感じだった。おそらく作者は大真面目なのでしょうが。
おまけにイギリスで出版された本なので、ブックリストのほとんどは海外のもので、日本からは遠藤周作、村上春樹、安部公房、三島由紀夫らごく一部の作品がリストに掲載されているのにとどまっている。
しかも、親しみやすいミステリーやエンタメ系の作品は少なく、斎藤美奈子さんの言うところの「中古典」と思われる作品が多く、いわゆる現代文学作品とおぼしき本が多いので、リストに親しみやすさはなかった。
それでもかなりの数の本をブグログに登録できたからよしとします。結局はブックリストが好きなんです笑。