あらすじ
くつ屋の息子トミーはドリトル先生の助手になり
先生や動物たちと不思議な島を目指す
そこは、地図に描けない、ただよいつづける島だった。
※この本は1920年に始まったドリトル先生シリーズの100周年を記念してアメリカで刊行された、改訂新版(Centenary Edition) です。100年の時を経ても変わらないユーモアやわくわく感はそのままに、21世紀にふさわしい内容と、読みやすい完全新訳でお届けします。
ここが新しい! 100周年記念エディション:
新しい内容:差別的な表現・内容をあらためました。より純粋に物語を味わえます。
新しい訳:これまでの邦訳とはまったく違った文体で、楽しく読みやすい本です。
※小学校3年生以上の漢字にルビがふってあります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ドリトル先生シリーズ第二弾。100周年を記念してアメリカで刊行された改訂新版を完全新訳。時代に即した改訂。
前作から5年後。ドリトル先生に助手スタビンズ君がつき、彼の視点から物語が語られる、ホームズ&ワトソン構図に。
「動物の言葉がわかる」という設定を最大限に活かす、法廷バトルや闘牛のアイデアが見事。
動物たちのすべてが良い子ちゃんではなく、中には性格の悪いやつも出てきたり、何気ない会話が子供にありがちなたわいないケンカ風に描かれていたりするのもリアリティがあってよい。ただ本作には人間どうしの戦闘シーンがあり、この改訂新訳版にはマイルドにしすぎて大人が読むと不自然に思える箇所がある。ここはかなり配慮した部分だろう。物語の本筋には影響なく、安心して子どもたちに読ませることができる。
前作以上に起伏のある冒険譚は息つく暇もないほどで、飽きずに延々と読んでいられる。最後のページをめくったときは、「全然読みたらない!」と思った。本作のあとシリーズは10冊もあるようで安心(この新訳シリーズはここまでだが)。まだまだ、彼らの活躍を見ていたくなる名作。
Posted by ブクログ
100周年記念版のとても豪華な装丁の本です。
内容は100年前の作品ですが、子供でも楽しく読めたようです。
私もかなり久しぶりに読みました。
貝との会話など覚えているシーンも沢山ありました!
少し前に竹田津実さんの本を読んだばかりなので、獣医の仕事の辛さを味わったばかりですが、ドリトル先生を読んだ後は獣医に憧れてしまいます(笑)
Posted by ブクログ
ドリトル先生シリーズの100周年を記念してアメリカで刊行された改訂新版。
100年の時を経ても変わらないユーモアやワクワク感。
そして21世紀にふさわしい内容と読みやすい完全新訳。
大好きな金原瑞人さんの訳。めちゃめちゃ読みやすい。
巨大カタツムリ→ガラスカタツムリに。
帰り道はガラスカタツムリの中に入れてもらうシーンが1番好き。
まだ誰もみたことのない素晴らしい海底を観察する様子が目に浮かぶ。
とても印象的。
イラストもたくさん。
こういう良書をたくさんの生徒に読んで欲しいと思う。
Posted by ブクログ
大人になってから、本を読むようになったので
児童書はほとんど読んだ事がないので、
名前は聞いた事があるけど読んだことのない児童書がたくさんあるので、たまに読んでみる。
そうやって、大人になって児童書を読んだ時、
変に冷めたところのある子供だったから、子供の頃本に夢中になれなかった気持ちを思い出したりすることの方が多いのだけど、このドリトル先生航海記は凄く楽しかった。
子供の頃に読んでたら多分私には何にも面白く
感じなかっただろうなと思う。
そして、子供の頃にこういった本を
楽しめたのなら良かったのになって思った。
ずっと鳥を飼いたいと思っていたんだけど、
この本を読んだら飼っちゃいけないなと思った。
ドリトル先生かっこいいな。
Posted by ブクログ
大人になってから再度読むと、懐かしさも加わって新鮮な気分でワクワクできました。
自分ちの庭に動物園を作る空想、私も子供の頃、夜の布団の中でよくしてたなーと思いだす。
動物の言葉を理解し話すこともできるドリトル先生が、何故動物の言葉を熱心に勉強してるのか聞かれた時に「だって言葉の通じない医者に診られることほど怖いことはないだろ」っていうのがドキッとした。確かに。