あらすじ
ヴァイオラが乗ってきた移住船が、この星に着陸する日が迫っていた。大勢の移住者がやってくるのだ。だが、スパクルと人間は一触即発の状態が続き、人間のあいだでも権力を独占しようとするプレンティス総統と、爆弾テロも辞さぬ反政府組織の指導者ミストレス・コイルは互いを信用せず、共通の敵を前に結束できずにいた。なんとかスパクルと人間との和平をまとめようとするトッドとヴァイオラ。一方スパクル側には意外な情報源がいて……。巻末に付録短編「新世界(ニュー・ワールド)」を収録。カーネギー賞受賞。『怪物はささやく』の著者が贈る、驚異の三部作完結。
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Posted by ブクログ
終わった。全体の感想は良かったです。
SFでいいよね。
腕輪がどうなったのか気になる…
日本だったらアニメ化されてるかも。
ノイズの使い方はあくまでも精神的な範囲に留まっていて物理的な干渉はなし。潔い、日本の漫画やアニメだったら謎の物理干渉してそう。
Posted by ブクログ
スパクルである、1017の視点も入ってきて、話がいろいろ複雑になっており、話の展開が早い。
プレンティス総統のトッドへの気持ちが凄すぎて、怖い。
ノイズを使って相手をコントローしたり、攻撃したり、、、恐ろしい。
トッドの成長ぶりがすごい。最初の頃のトッドは、ノイズを、制御することもできず、考えたことがダダ漏れで、行動にもそれが出ていたが、自分を制御することができるようになる。
ヴァイオラと出会ったからなのか、戦うようになったからなのか、プレンティス総統と一緒にいるからなのか、いろいろなことに影響され、人は成長するんだな。。
最後が、そんな最後でいいの?こんな最後なの?ジェットコースターの途中から放り出されたような気持ちになってしまった!
このシリーズは、本当に面白かった!!
Posted by ブクログ
ちょ、ちょっと待ってね……うわあ…首長…まじかよ……
途中、首長可哀想…という思いが止められなくなってきて笑った。日本の作品の主人公ならあんだけ熱心に口説かれたらちょっと絆されちゃいそうなもんだけど、きっぱりしたもんである。
本当にな…タイミングがな…笑えるレベルでかわいそう。
しかし面白かった!
終わり方もいい。
「親」ってものの存在がすごく大きい作品だった。
Posted by ブクログ
首長、粘着質でちょっときもいハゲオヤジ(そして肌がつやつや)を想像して読んでたけど、長身美形を思い描いていたらまた感じ方が違っただろう。
この物語のすべての元凶にして、超重要人物。
その狂信的なカリスマ性が魅力でもある。
死に方なかなかいいじゃん。首長グッジョブww
ミストレスコイルは、最後までブレなかった点は評価できるけど、その分人間としての魅力が半減。これも"人という怪物"だということか。
けっこう登場人物死んでるし、リーは目はえぐられてるし、残酷な演出よかった。
ボーイミーツガール、試練、絶望、諦め、混乱、そして希望。
アニメ化したらおもしろいかも。
…パスウェイズ・エンドで待ってる。
付録短編:YA本らしく、ヴァイオラの感情がみずみずしく描かれていてよかった。
Posted by ブクログ
自分の読書歴上ハリーポッター以上にわからんちんの主人公で苛立つことこの上なしの作品。その分ヒロインが出来すぎかも。でも3部作読まずにいられなかったのは、それだけの力があるからなんだろうなあ、とも思ったり。いろいろな設定の謎に驚くべき秘密があるわけではなかったり、大事な秘密が隠れているわけでもなく、ただ人の営み(愚かさ)ゆえってところが、哀しみと感動を出しているのかなー。新しいようでスタンダードな話でした。