あらすじ
ヴァイオラが乗ってきた移住船が、この星に着陸する日が迫っていた。大勢の移住者がやってくるのだ。だが、スパクルと人間は一触即発の状態が続き、人間のあいだでも権力を独占しようとするプレンティス総統と、爆弾テロも辞さぬ反政府組織の指導者ミストレス・コイルは互いを信用せず、共通の敵を前に結束できずにいた。なんとかスパクルと人間との和平をまとめようとするトッドとヴァイオラ。一方スパクル側には意外な情報源がいて……。巻末に付録短編「新世界(ニュー・ワールド)」を収録。カーネギー賞受賞。『怪物はささやく』の著者が贈る、驚異の三部作完結。
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Posted by ブクログ
首長、粘着質でちょっときもいハゲオヤジ(そして肌がつやつや)を想像して読んでたけど、長身美形を思い描いていたらまた感じ方が違っただろう。
この物語のすべての元凶にして、超重要人物。
その狂信的なカリスマ性が魅力でもある。
死に方なかなかいいじゃん。首長グッジョブww
ミストレスコイルは、最後までブレなかった点は評価できるけど、その分人間としての魅力が半減。これも"人という怪物"だということか。
けっこう登場人物死んでるし、リーは目はえぐられてるし、残酷な演出よかった。
ボーイミーツガール、試練、絶望、諦め、混乱、そして希望。
アニメ化したらおもしろいかも。
…パスウェイズ・エンドで待ってる。
付録短編:YA本らしく、ヴァイオラの感情がみずみずしく描かれていてよかった。