金原瑞人のレビュー一覧

  • プークが丘の妖精パック

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    ある夏の日、ダンとユーナが<妖精の輪>で「夏の夜の夢」を演じていると、妖精パックが現れる。彼は子供たちの前に歴史上の人物を呼び出し、彼らの口からイギリスの歴史を語らせる。  これが本邦未訳だったなんて信じられない。確かによその国の歴史なんて取っつきにくいけど(前提となる通史もよくわからないし)、子供向けの本なので、もうちょっと子供が手に取りやすい形で発行できてもよかったかなぁと思います。大人も面白いよ。

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    2009年10月04日
  • 宝島

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    全ページ挿絵、解説あり!解説がリアルで教科書のようです。これも少年時代に読んで妄想を膨らませた作品。

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    2009年10月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    英語で読んだ初めてのミステリー(たぶん)。ミステリーというエンターテイメント文学の枠を越えて文学となっている作品だと思う。

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    2009年10月04日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    日本の作品は如何に外国の言葉に翻訳され読まれているのか。翻訳家へのインタビュー集。
    日本語や日本の作品に興味を持つきっかけも様々で面白い。別の文化を持つ人が読むことにより、新たな意味や世界も生まれるのだろう。翻訳小説の醍醐味を見た。

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    2026年07月11日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    2022年に国際交流基金が行ったオンライン配信事業「日本文学翻訳家インタビューシリーズ」を元に加筆修正して出版された本。
    金原瑞人がインタビュアーで6人の翻訳者との質疑応答が読めます。
    竹森ジニーさん(英語)『コンビニ人間』『模倣犯』『小さいおうち』など
    パトリック・オレノさん(フランス語)『蹴りたい背中』『ベルカ、吠えないのか?』など
    黄碧君さん(中国語正体字/繁体字)『舟を編む』『春の庭』『妄想気分』など
    ムティター・パーニッチさん(タイ語)『1Q84』『献灯使』『裏ヴァージョン』など
    リュック・ヴァンホーテさん(オランダ語)『セヴンティーン』『ダンス・ダンス・ダンス』など
    カティア・カッ

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    2026年07月05日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    短編集。いろんな味わいがあって、少しずつ読みすすめるのによかった。
    「天使の箱」どこか他の短編集でも読んだけどどこだっただろう。天使……ひどい(笑)でもそんなものかもね。
    「首を脇にかかえて」このUndeadたちをあらゆる戦場に送り込みたい。
    「血の言葉」意思とは関わりなく選ばれて宿命を背負うの……理不尽ともいえる物語。
    「ユニコーンの角のさすところ」「群れを継ぐ」違うけど少し共通点も感じる。自分が何者なのかを
    「美しい最期」はほんとに美しい。しめくくりにふさわしい物語。

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    2026年06月30日
  • ロイヤルシアターの幽霊たち

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    劇場を復活させたい少女が、劇場にいる幽霊達の生前の話を聞きつつ、交流し、協力して問題に対処するお話。
    本書での幽霊になることの解釈がとても優しくて、温かい気持ちになれるお話でした。

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    2026年06月28日
  • わたしはマララ~教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女~

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    「タリバンに撃たれた少女マララ」は自分の小さな体とシャープな頭を掲げて、世界で一番問題になっていることの一つに挑む。すべての子供、少女に教育を。自分の身の安全よりもこの不平等を世界に知ってもらうこと。誰もが彼女の勇気に感動する。

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    2026年06月22日
  • 人間の絆(上)(新潮文庫)

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    僕は現在28歳だが、フィリップの人生に重なる部分が多くある。彼の信念、思想は次々に変化していく。極端で幼稚に感じる反面、自身の生き方に反映できる部分があり、あっという間に読み終わってしまった。

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    2026年05月30日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    海外文学好きなら知らない人はいないだろう有名翻訳家の金原瑞人が七カ国語の日本文学翻訳家にインタビューしたものをまとめたもの。軽く読めるが、安易に「日本文学が今海外で人気!」と持ち上げるのではなく、それぞれ海外で人気が出る前から翻訳家として長いキャリアを築いてきた実力者を相手に選んでいるだけあって、確かに言語や文化の違いを指摘しつつも、「日本文学」というくくりにまとめ上げることはせず、一つ一つの作品に真摯に向き合っていることがよく伝わってくる。必要なのは異文化理解であると同時に、普遍的な他者への理解の姿勢だ。これをきっかけに、日本文学もだが、知らない外国語を学んでみたくなる一冊だ。

    【併せて読

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    2026年05月28日
  • 死について! 下 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    公民権運動に関わっていた人の話、ネイティブ・アメリカンの話、犯罪遺族の話、80年代のエイズ患者がどのように扱われていたのか…などなど
    ”死”がテーマなだけに重い内容が多かったけど読んで良かった。

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    2026年05月17日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    森から現れた謎の大男、天使から預かった箱を開かずに守り続ける男、ユニコーンの角に魅せられた少年……奇妙な設定のフシギな短編が詰まった一冊。

    どの短編も、定石通りにいかない話の運び方で、「そうなる?」「どうなる?」「そう終わる?」「その先は?」と読み進めるほどに引き込まれる。最後の1編は本当に美しく切なく、印象に残った。どれも甲乙付け難く面白い。

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    2026年05月05日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    アメリカのシカゴの人たちが語るだけあって、人種や宗教もさまざま。
    死生観だけではなく、いろんな人生も垣間見えて興味深かった。

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    2026年05月04日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    大人が読んでも、子どもが読んでも、好奇心がくすぐられる。タイトルのとおり「奇妙でフシギな」9つのお話からなる短編集。
    とくに好きだったのは、孤独と運命のやるせなさと切なさを感じた『血の言葉』『群れを継ぐ』
    そしてこの一冊のラストを飾るにふさわしく、切なく美しい幻想的な『美しい最期』

    橋賢亀さんの美しい装画に魅せられ、金原瑞人さんの翻訳に心掴まれた。

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    2026年05月02日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    1970年代に出版されたこの書籍、タクシーやバスの運転手から俳優、フォードの工場労働者、ごみ回収業者など、ありと汎ゆる米国の自身の仕事に関する赤裸々な想いがインタビュー形式で綴られています。私が特に関心を寄せたのはスチュワーデス(当時の呼称)と売春婦。ここであれこれ書くと読む楽しさが半減しますので止めておきます。しかし、ビックリエピソードが綴られていますのでお楽しみに。670Pを超える大書。

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    2026年04月19日
  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方

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    “ちゃんと歴史は知るべきだ”ということ、”優しく、礼儀正しく、モラルある人であるべきだ”ということ、そして”話しかけてくれる家族、友達を大切にする”ということ。本当にあったことなのかと疑いたくなるほどの迫害を受けた筆者から学べたことはこの3つだと思う。1ページが重くて、何度も閉じては深呼吸をして開きを繰り返した1冊。壮絶すぎるが故に途中まで涙は出なかったが、終戦・解放からの筆者の立ち上がりの過程で何かが切れて大号泣した。TED未視聴なので観ます。

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    2026年04月18日
  • 人間の絆(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自尊心と人の目とコンプレックスなどなどと戦いのた打ち回りながらそれでも前に進み続けるフィリップ
    読んでて共感性羞恥が…と思ったけど自分はこんなに行動力ないや
    パリ編は挫折は挫折でも前向きな挫折って感じで良かったのにそこからロンドンでまた突き落とされて…どうなる下巻?
    途中で月と六ペンスのストリックランド(というかゴーギャン?)と思われる描写が出てきてちょっと興奮しました。こちらの方が先の作品なんですね

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    2026年04月06日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    ネタバレ

    「おまえは本当にネコじゃないのか?」p234
    と言うバレツキの台詞に強く同意したくなる。

    主人公・ラリは強制収容所で死をちらつかせながら強制労働させられるという根本的な不運はあるものの、その中でも恋人を作れるほどだいぶ恵まれた環境で過ごしており、ドイツ語を含む多言語が理解できるという芸に身を救われた感が強い。

    特に序盤にて、チフスを発症するも友人が自らの命と引き換えに救われて、他の居合わせた面々もそのバトンを受け取ってラリを秘密裏に看病しており、実話を元に脚色しているにしても、強運である。

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    2026年04月06日
  • ファイティング・チャンス

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    ネタバレ

    ヴァースノベル(詩小説)というジャンルの本。
    短い文章で構成されているのでスピーディーに読めます。
    いじめの描写、家庭の問題などは読んでいてつらくなるけれど、父親の励まし、ボクシングとの出会い、主人公のガッツがあって段々と世界が変わっていくのがわかって良かった。

    個人的に昔から好きでよく読んでいた金原瑞人さんが翻訳に関わっていて、それも嬉しかったです。

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    2026年04月06日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    「翻訳の名手がずっと訳したかった偏愛の短編集」
    というキャッチコピーに惹かれて手に取った一冊。

    あぁ、この夢の中のような装画が素敵だなぁと思っていたら、
    先日読んだ『小泉八雲の世界一美しい怪談』も手がけられていた
    橋賢亀さんのイラストだった。ふつくしい……
     

    『奇妙でフシギな話ばかり』ブルース・コウヴィル

    どの物語も、タイトルの通り奇妙なお話ばかり。
    児童文学のようなやわらかさがあるのに、
    ときおりハッとするような命のやりとりもあって、
    ただ優しいだけでは終わらない。



    トップバッターの、天使から預かった箱を
    一生をかけて守り抜く男を描いた「天使の箱」が美しい。
    最初は、あれ?

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    2026年04月04日