金原瑞人のレビュー一覧

  • タイムマシン

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    100年以上も前に書かれたSFの古典。舞台は19世紀末のイギリス。発明家TT(タイム・トラヴェラー)が仲間に向かって語り出す。この世は4次元(縦・横・高さ・時間)で成り立っており、空間を移動するように時間も移動できるのだと。そして一週間後、傷だらけになってみんなの前に現れたTT。息を整え話し出したのは西暦80万2701年という未来の世界だった…。いまの時代でも通用する設定や理論。未来の世界には著者の世の中に対する厳しい視点を感じましたが、一輪の花には救いと温かさを感じました。SFの不思議な世界とミステリー要素にドキドキして読みました。グイグイ読ませる力のある本だと思います。

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    2012年04月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    小学生のときに教室の隅にあった本棚。
    エドガー・アラン・ポーというなんだか聞いたことのある名前の人。
    その中の「黒猫」を読んだらとっても怖くて続きが読めなかった。

    彼の作品はおどろおどろしくて
    映像的で、頭がいい。

    今、やっと読めて良かった。

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    2010年12月15日
  • プークが丘の妖精パック

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    日本語訳なかったんですか。日本でも結構有名なのに意外だ。イギリスの歴史がわからない人でも楽しめると思います

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    2009年10月04日
  • プークが丘の妖精パック

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    ある夏の日、ダンとユーナが<妖精の輪>で「夏の夜の夢」を演じていると、妖精パックが現れる。彼は子供たちの前に歴史上の人物を呼び出し、彼らの口からイギリスの歴史を語らせる。  これが本邦未訳だったなんて信じられない。確かによその国の歴史なんて取っつきにくいけど(前提となる通史もよくわからないし)、子供向けの本なので、もうちょっと子供が手に取りやすい形で発行できてもよかったかなぁと思います。大人も面白いよ。

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    2009年10月04日
  • 宝島

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    全ページ挿絵、解説あり!解説がリアルで教科書のようです。これも少年時代に読んで妄想を膨らませた作品。

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    2009年10月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    英語で読んだ初めてのミステリー(たぶん)。ミステリーというエンターテイメント文学の枠を越えて文学となっている作品だと思う。

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    2009年10月04日
  • 文学効能事典 あなたの悩みに効く小説

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    人間が抱く悩みの対処として、海外の小説を中心に様々な作品が紹介されています。
    とても面白かったです。
    途中に載っている読書の悩み解決のコラムもすごく良くて参考になりました。

    気になる作品が早速3冊見つかりました。

    僕は以前、韓国人作家のファンボルムさんの作品を読みました。その中に出てくる小説が、本作に3つも載っていて、なんだか嬉しかったです。

    海外小説が読みたいなと思った時は、
    この本に戻ってくれば安心です。

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    2026年08月10日
  • アウシュヴィッツのタトゥー係

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    ネタバレ

    1日で、一気に読んでしまった。
    収容されたユダヤ人が他の収容された人々にタトゥーを彫る。そんな中ある女の子にタトゥーを入れた際、一目惚れしてしまう。わかるのは彼女の収容番号だけ。
    語弊を招く表現かもしれないが、こんなにひどい状況で、そんなドラマティックなことある?という始まり。
    手が止まらなかった理由は、ナチスドイツ関連の本や映画はラストが悲しいものが多いが、この本は希望が見え隠れし、どうなるのか本当に結末がわからなかったから。
    本の最後に写真が載っており、実話?!と驚いたものの実話をもとにしたフィクションとのこと。
    それでも描写はかなりリアルだし、そもそも人類史上最悪の、決して繰り返してはい

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    2026年07月29日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    日本の作品は如何に外国の言葉に翻訳され読まれているのか。翻訳家へのインタビュー集。
    日本語や日本の作品に興味を持つきっかけも様々で面白い。別の文化を持つ人が読むことにより、新たな意味や世界も生まれるのだろう。翻訳小説の醍醐味を見た。

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    2026年07月11日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    2022年に国際交流基金が行ったオンライン配信事業「日本文学翻訳家インタビューシリーズ」を元に加筆修正して出版された本。
    金原瑞人がインタビュアーで6人の翻訳者との質疑応答が読めます。
    竹森ジニーさん(英語)『コンビニ人間』『模倣犯』『小さいおうち』など
    パトリック・オレノさん(フランス語)『蹴りたい背中』『ベルカ、吠えないのか?』など
    黄碧君さん(中国語正体字/繁体字)『舟を編む』『春の庭』『妄想気分』など
    ムティター・パーニッチさん(タイ語)『1Q84』『献灯使』『裏ヴァージョン』など
    リュック・ヴァンホーテさん(オランダ語)『セヴンティーン』『ダンス・ダンス・ダンス』など
    カティア・カッ

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    2026年07月05日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    短編集。いろんな味わいがあって、少しずつ読みすすめるのによかった。
    「天使の箱」どこか他の短編集でも読んだけどどこだっただろう。天使……ひどい(笑)でもそんなものかもね。
    「首を脇にかかえて」このUndeadたちをあらゆる戦場に送り込みたい。
    「血の言葉」意思とは関わりなく選ばれて宿命を背負うの……理不尽ともいえる物語。
    「ユニコーンの角のさすところ」「群れを継ぐ」違うけど少し共通点も感じる。自分が何者なのかを
    「美しい最期」はほんとに美しい。しめくくりにふさわしい物語。

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    2026年06月30日
  • ロイヤルシアターの幽霊たち

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    劇場を復活させたい少女が、劇場にいる幽霊達の生前の話を聞きつつ、交流し、協力して問題に対処するお話。
    本書での幽霊になることの解釈がとても優しくて、温かい気持ちになれるお話でした。

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    2026年06月28日
  • わたしはマララ~教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女~

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    「タリバンに撃たれた少女マララ」は自分の小さな体とシャープな頭を掲げて、世界で一番問題になっていることの一つに挑む。すべての子供、少女に教育を。自分の身の安全よりもこの不平等を世界に知ってもらうこと。誰もが彼女の勇気に感動する。

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    2026年06月22日
  • 人間の絆(上)(新潮文庫)

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    僕は現在28歳だが、フィリップの人生に重なる部分が多くある。彼の信念、思想は次々に変化していく。極端で幼稚に感じる反面、自身の生き方に反映できる部分があり、あっという間に読み終わってしまった。

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    2026年05月30日
  • 日本文学の翻訳者たち

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    海外文学好きなら知らない人はいないだろう有名翻訳家の金原瑞人が七カ国語の日本文学翻訳家にインタビューしたものをまとめたもの。軽く読めるが、安易に「日本文学が今海外で人気!」と持ち上げるのではなく、それぞれ海外で人気が出る前から翻訳家として長いキャリアを築いてきた実力者を相手に選んでいるだけあって、確かに言語や文化の違いを指摘しつつも、「日本文学」というくくりにまとめ上げることはせず、一つ一つの作品に真摯に向き合っていることがよく伝わってくる。必要なのは異文化理解であると同時に、普遍的な他者への理解の姿勢だ。これをきっかけに、日本文学もだが、知らない外国語を学んでみたくなる一冊だ。

    【併せて読

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    2026年05月28日
  • 死について! 下 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    公民権運動に関わっていた人の話、ネイティブ・アメリカンの話、犯罪遺族の話、80年代のエイズ患者がどのように扱われていたのか…などなど
    ”死”がテーマなだけに重い内容が多かったけど読んで良かった。

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    2026年05月17日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    森から現れた謎の大男、天使から預かった箱を開かずに守り続ける男、ユニコーンの角に魅せられた少年……奇妙な設定のフシギな短編が詰まった一冊。

    どの短編も、定石通りにいかない話の運び方で、「そうなる?」「どうなる?」「そう終わる?」「その先は?」と読み進めるほどに引き込まれる。最後の1編は本当に美しく切なく、印象に残った。どれも甲乙付け難く面白い。

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    2026年05月05日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    アメリカのシカゴの人たちが語るだけあって、人種や宗教もさまざま。
    死生観だけではなく、いろんな人生も垣間見えて興味深かった。

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    2026年05月04日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    大人が読んでも、子どもが読んでも、好奇心がくすぐられる。タイトルのとおり「奇妙でフシギな」9つのお話からなる短編集。
    とくに好きだったのは、孤独と運命のやるせなさと切なさを感じた『血の言葉』『群れを継ぐ』
    そしてこの一冊のラストを飾るにふさわしく、切なく美しい幻想的な『美しい最期』

    橋賢亀さんの美しい装画に魅せられ、金原瑞人さんの翻訳に心掴まれた。

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    2026年05月02日
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

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    1970年代に出版されたこの書籍、タクシーやバスの運転手から俳優、フォードの工場労働者、ごみ回収業者など、ありと汎ゆる米国の自身の仕事に関する赤裸々な想いがインタビュー形式で綴られています。私が特に関心を寄せたのはスチュワーデス(当時の呼称)と売春婦。ここであれこれ書くと読む楽しさが半減しますので止めておきます。しかし、ビックリエピソードが綴られていますのでお楽しみに。670Pを超える大書。

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    2026年04月19日