金原瑞人のレビュー一覧
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スパクルである、1017の視点も入ってきて、話がいろいろ複雑になっており、話の展開が早い。
プレンティス総統のトッドへの気持ちが凄すぎて、怖い。
ノイズを使って相手をコントローしたり、攻撃したり、、、恐ろしい。
トッドの成長ぶりがすごい。最初の頃のトッドは、ノイズを、制御することもできず、考えたことがダダ漏れで、行動にもそれが出ていたが、自分を制御することができるようになる。
ヴァイオラと出会ったからなのか、戦うようになったからなのか、プレンティス総統と一緒にいるからなのか、いろいろなことに影響され、人は成長するんだな。。
最後が、そんな最後でいいの?こんな最後なの?ジェットコースターの途中か -
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Posted by ブクログ
ネタバレ第2部
生まれ育った村を追われる形で、首都モスクワへと辿り着くワーシャ。 途中、盗賊と戦って攫われた少女たちを救出したり、宮廷に渦巻く陰謀に巻き込まれたり、自らの出自にまつわる因縁の魔術師との対決、という怒涛の展開。
当時、ロシアの一定の身分の女性はテレムと呼ばれる小高い住居に篭って暮らし、自由に外を歩くことさえ許されなかった。 年頃になれば、結婚して夫のテレムに移りそこで子を産み育てるか、もしくは出家して修道院に行くか…自由奔放なワーシャにとってはどちらも監獄と同じである。 馬に乗って1人旅立ち、寒さや飢えや身の危険に晒されたとしても広い世界を見たい!というワーシャの望みは叶うのか。
ふと -
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Posted by ブクログ
第1部
精霊たちの姿を見、会話することができる娘ワーシャが、異端視され魔女と迫害されても自分の世界を信じて困難に立ち向かっていく。ロシア版 精霊の守り人…?
ヒロインのワーシャは美しくない、醜いと形容されるが、美しい緑の瞳と赤みを帯びて輝く黒髪を持ち、その強さと勇敢さで人の心を惹きつける。 これからどんな苛酷な運命が待ち受けているのだろう。
可愛い表紙イラストからしてライトなファンタジーかと思いきや、意外にも重厚なストーリーでかなり読み応えがある。 中世ロシアの陰鬱な農村の暮らし、厳しい寒さと飢え、そして民間信仰などが丁寧に描かれ、なかなかページは進まない…。華々しい冒険活劇というわけでもな -
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Posted by ブクログ
タイトルや表紙の著者エディの笑顔からは想像できないようなユダヤ人迫害の体験談。
その理不尽や憎しみ、恐怖の実話の中に、エディは大切なものをいくつも語ってくれている。
友情、愛。モラル。
どんな状況の下でも、見失ってはいけない大切なもの。
語ることがずっと出来なかったエディが、亡くなる前に多くの人に伝えたこと。知らせた真実。
その理由は色々あるだろう。
だけど、読んだ人が、エディの話を聞いた人が、より良い人生になるために、そしてその人がまたそれを他の人に与えられるように。
世界に幸せを広められるように…。
そう思うと、とても大きな偉大なる1冊なのかもしれない。 -
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