ユーザーレビュー モルグ街の殺人事件 E.A.ポー / 金原瑞人 非常に悲惨な事件を物語ったこの作品は、犯人がオランウータンだというなんとも言い難い結果に終わる。凶悪な人間の犯人が居るはずだと推測していたために、驚きを隠せないものであった。しかしやはりそこで、私たちの当たり前だと考えていることを全くひっくり返してしまうような奇想天外な事柄が読者を惹きつけているのだ...続きを読むろうと感じた。 Posted by ブクログ モルグ街の殺人事件 E.A.ポー / 金原瑞人 小学生のときに教室の隅にあった本棚。 エドガー・アラン・ポーというなんだか聞いたことのある名前の人。 その中の「黒猫」を読んだらとっても怖くて続きが読めなかった。 彼の作品はおどろおどろしくて 映像的で、頭がいい。 今、やっと読めて良かった。 Posted by ブクログ モルグ街の殺人事件 E.A.ポー / 金原瑞人 英語で読んだ初めてのミステリー(たぶん)。ミステリーというエンターテイメント文学の枠を越えて文学となっている作品だと思う。 Posted by ブクログ モルグ街の殺人事件 E.A.ポー / 金原瑞人 アニメの名探偵コナンが好きで、 いつか読んでみたいと思っていた作家のお話。 7つの短編が収められている。 最後が有名な『モルグ街の殺人事件』 初めの『黒猫』は、 生き物好きの優しい主人公が 酒のせいで残虐性を止められなくなり、 堕落していった様を自ら語る形をとる。 依存症や勝ち誇った時の油断など...続きを読む 心理描写も今読んでも秀逸。 『ウィリアム・ウィルスン』は、 不思議物語のように描かれるが 最後に種明かしするようなスタイル。 『アッシャー家の崩壊』や 『赤死病の仮面』は 描写が絵画のようで想像力を刺激される。 そして、とにかく薄気味悪い。 ミステリー作家だと思って読んでたが こういうジャンルを恐怖小説というのを 訳者あとがきで知った。 ポーから名前をつけた江戸川乱歩の作品の あの薄気味悪さと重なる。 絵画的な表現などのルーツも感じた。 なるほど。 『大渦にのまれて』は 科学的な視点で描かれていて 当時は新しかったのかなと思った。 ポーはすごく賢く好奇心も強く 新しいことを学んでいた人なのかなと感じた。 『アモンティリァードの樽』は 殺し方において 『黒猫』に重なる部分がある。 生き埋めに対する恐怖なのか こだわりがありそう。 『モルグ街の殺人事件』は、 推理・探偵小説の起源のような作品 ということでドキドキわくわく読んだ。 デュバンという人がいかに知的で 分析的かを描いた後に事件発生。 新聞記事とたくさんの証言者たちの情報。 おなじデータを見せられているが デュバンのように真実に辿り着けない 主人公と読者である私。 謎解きが展開されていく。 警察を出し抜くほどのデュバンの分析力。 いまなら当たり前のこの形式を 初めて作ったと思うと尊敬しかない。 探偵小説やミステリーの 原型を作ってくれて ありがとうと気持ちでいっぱいだ。 Posted by ブクログ モルグ街の殺人事件 E.A.ポー / 金原瑞人 黒猫は面白い。昔読んだのに詳細は結構忘れてた。 主人公は、死刑の前日にこの話を書いてること。子供の時は動物好きでおとなしい近所のこどにもからかわれるような子供だったこと、最初は猫を可愛がってたこと、お酒に溺れて最後はあんな結末になるなんて救われない。 お酒には気を付けよう。 ウィリアムウィルソンは結...続きを読む局二重人格なのかなびっくり。 アッシャー家は何故か近親そうかんの話かと長いこと勘違いしてた。リビングデッドか。 モルグ街は犯人覚えてたけど、やっはり、すごい。 これが、世界最初の名探偵のミステリ。すごい才能だよ、本当。 どの話しも総じて最後がなんかドラマチックだな。 Posted by ブクログ E.A.ポーのレビューをもっと見る