E.A.ポーのレビュー一覧

  • モルグ街の殺人事件

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    ネタバレ

    非常に悲惨な事件を物語ったこの作品は、犯人がオランウータンだというなんとも言い難い結果に終わる。凶悪な人間の犯人が居るはずだと推測していたために、驚きを隠せないものであった。しかしやはりそこで、私たちの当たり前だと考えていることを全くひっくり返してしまうような奇想天外な事柄が読者を惹きつけているのだろうと感じた。

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    2019年10月09日
  • モルグ街の殺人事件

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    小学生のときに教室の隅にあった本棚。
    エドガー・アラン・ポーというなんだか聞いたことのある名前の人。
    その中の「黒猫」を読んだらとっても怖くて続きが読めなかった。

    彼の作品はおどろおどろしくて
    映像的で、頭がいい。

    今、やっと読めて良かった。

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    2010年12月15日
  • モルグ街の殺人事件

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    英語で読んだ初めてのミステリー(たぶん)。ミステリーというエンターテイメント文学の枠を越えて文学となっている作品だと思う。

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    2009年10月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    ネタバレ

    アニメの名探偵コナンが好きで、
    いつか読んでみたいと思っていた作家のお話。

    7つの短編が収められている。
    最後が有名な『モルグ街の殺人事件』

    初めの『黒猫』は、
    生き物好きの優しい主人公が
    酒のせいで残虐性を止められなくなり、
    堕落していった様を自ら語る形をとる。
    依存症や勝ち誇った時の油断など
    心理描写も今読んでも秀逸。

    『ウィリアム・ウィルスン』は、
    不思議物語のように描かれるが
    最後に種明かしするようなスタイル。

    『アッシャー家の崩壊』や
    『赤死病の仮面』は
    描写が絵画のようで想像力を刺激される。
    そして、とにかく薄気味悪い。

    ミステリー作家だと思って読んでたが
    こういうジャン

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    2024年04月18日
  • モルグ街の殺人事件

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    ネタバレ

    黒猫は面白い。昔読んだのに詳細は結構忘れてた。
    主人公は、死刑の前日にこの話を書いてること。子供の時は動物好きでおとなしい近所のこどにもからかわれるような子供だったこと、最初は猫を可愛がってたこと、お酒に溺れて最後はあんな結末になるなんて救われない。
    お酒には気を付けよう。
    ウィリアムウィルソンは結局二重人格なのかなびっくり。
    アッシャー家は何故か近親そうかんの話かと長いこと勘違いしてた。リビングデッドか。
    モルグ街は犯人覚えてたけど、やっはり、すごい。
    これが、世界最初の名探偵のミステリ。すごい才能だよ、本当。
    どの話しも総じて最後がなんかドラマチックだな。

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    2022年05月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    約200年前の作品。
    世界で初めての推理小説と言われている“モルグ街の殺人”を読みたくて購読。
    合計7つの短編でどれも非常に味わい深く、今読んでも古さを感じさせない描写と世界観。
    独特な世界観の背景に時代や史実が伴わない設定が、さらにそう思わせているのだと思う。
    目的であったモルグ街の殺人は、想像していたシンプルさとは角度の違う無駄のなさ、意外性とロジカルな謎解き。
    和訳も違和感のない文体なので読みやすく、次へ次へと没入できた。
    文学、歴史、人物など様々な方面に影響を与えたという事実を私の頭ではまだ事実として捉える事しか出来ていないが、
    言葉にできない、抽象的な感覚というもので肌に触れたように

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    2021年08月13日
  • モルグ街の殺人事件

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    数十年ぶりに読むポー。これは少年文庫で、読みやすい訳で代表作ばかりを集めていてお得感あり。
    子どもの頃読んで、夜トイレに行けないほど恐ろしかった「黒猫」、子どもにも「一番怖かった」と言われた。
    「赤死病の仮面」なんか、本当に詩のような美しさと象徴性があって、安易に恐怖小説と片付けられないものね。
    「アッシャー家」はドビュッシーが音楽にしたいと熱望したが叶わなかったというだけあって音楽的で、これをドビュッシーで聴けないのは残念。
    デュパンもホームズに似ているなと思った(もちろんドイルが後なのだが)。
    お手軽なホラーの人気は高いけど、やっぱり読むなら、格調高く美しいものがいいと思う。

    名作は何度

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    2014年01月12日
  • モルグ街の殺人事件

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    ネタバレ

    【Impression】
    いやーおもろかった。
    最初の推理小説ってことで魅かれて読んだが、こんな本を書くにあたっての最初の注釈というか序文が長々といい訳かのように書かれているあたりにそれを感じた。

    そして淡々としている。この辺はシャーロック・ホームズっぽい。犯人被害者の心情とか背景に焦点を当てているのではなく、事件を解決することに主眼を置いている点は今の推理小説と違うな。淡々としている。

    そして、このトリックは某サンデーの推理漫画にあった気がする。
    【Synopsis】
    ●主人公がフランスに旅行に行き、一人の奇妙な男と知り合う。意気投合し、逗留中は一緒に住もうかということになり同じ部屋に住

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    2013年08月18日
  • モルグ街の殺人事件

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    ネタバレ

    エドガー・アラン・ポーは昔、黄金中を読んで以来でした。

    これは表題の「モルグ街の殺人」「ウィリアム・ウィルスン」「アッシャー家の崩壊」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」「アモンティリァードの樽」の6つのお話がおさめられています。

    いちばん気に入ったのは「赤死病の仮面」です!
    訳者あとがきに書いてありましたが、映像化するならやりがいがあるだろうなあという印象です。
    7つの色をテーマにした広間、仮装舞踏会、誰も近づかない黒の広間、恐ろしい時計の音、現れた赤死病、想像を楽しめるお話でした。

    「アッシャー家の崩壊」「黒猫」も陰鬱で気に入っているのですが、これは映像化すると怖そうですね・・。
    「モ

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    2013年03月08日
  • モルグ街の殺人事件

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    どれもタイトルは聞いたことがある有名なものです。
    黒猫が怖くて一番印象に残る話でした。

    090908

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    2009年10月07日
  • モルグ街の殺人事件

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    ネタバレ

    子供の頃読んだ本を読み返そうシリーズ。
    こちらは小学校高学年の頃に学級文庫にあって、コナン君の影響で手に取ったことを覚えています。……が、当時の私には難しくて、「黒猫」だけ読んでリタイアしてしまったのでした。。

    大人になって読んでみると、およそ子供向けとは考えられない恐怖小説の数々に、これが教室にあったのか……!と驚きました。
    中でも、「アッシャー家の崩壊」「赤死病の仮面」は視覚的な描写が多くて印象的でした。映像化もされているそうですが、たぶん怖くて直視できないだろうな……。
    表題作の「モルグ街の殺人事件」は世界で初めて書かれたミステリーですが、なんと犯人は〇〇〇〇〇〇〇!
    ただこのスタイル

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    2025年04月04日
  • モルグ街の殺人事件

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    有名らしいので読んでみた、エドガーアランポーの作品、モルグ街の殺人。
    その他にも6話?くらい載ってる短編集みたいな形で、正直おいらにはまだ早かったかなって(´._.`)

    他の話は割と物語的?な、なんか、精神的に病んでおられる方とか、自然的な驚異とか、恐ろしい話とか、みたいな、イメージだったけど、
    最後のモルグ街の殺人だけは、2人の青年と、無能扱いされる警察と、密室のような部屋で行われた殺人と、って、ミステリーな形、これが最初の密室殺人って、やつなのか、へへฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2025年03月05日
  • モルグ街の殺人事件

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    「黒猫」ぶきみな黒猫を嫌悪する男。
    「ウィリアム・ウィルソン」自分とそっくりな人間の影におびえる男。
    「アッシャー家の崩壊」荒涼とした屋敷で暮らす兄妹の狂気……。
    「赤死病の仮面」
    「大渦にのまれて」船をのみこむ恐ろしい大渦。
    「アモンティリャードの樽」
    「モルグ街の殺人事件」密室殺人事件の意外な犯人を推理する天才デュパン。
    謎解きのおもしろさと恐怖に満ちた7編。
    (文庫本カバー裏より引用)


    「モルグ街の殺人事件」はじめて読みましたが、芥川龍之介『藪の中』はここを参考にしてるのかな?(調べます)

    恐怖小説というのに納得。そして江戸川乱歩の『人間椅子』に繋がっていくのに納得。

    デュパンの

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    2024年09月01日
  • モルグ街の殺人事件

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    さて、まず何よりエドガー・アラン・ポーがアメリカ生まれだという事に驚いた。鈍色の空気感そしてダークな質感はヨーロッパ生まれだとばっかり思いながら読んでいた。
    世界初の推理小説と言われている表題作の「モルグ街の殺人」ホームズの原型と言われている主人公デュパンの推理展開は抜群だが、何より世界初の犯人は誰?と思うと「まさか?」と思う展開に唸ってしまった。
    その他「黒猫」や「ウィリアム・ウィルスン」など全7作品の短編小説集となる。様々に編纂された短編集があるので一読の価値はありです。

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    2019年01月28日
  • モルグ街の殺人事件

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    荒涼とした屋敷で暮らす兄妹の狂気、ぶきみな黒猫を嫌悪する男……。表題作の他、「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「ウィリアム・ウィルスン」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」など、謎解きのおもしろさと恐怖に満ちた7編。

    収録作品:「黒猫」「ウィリアム・ウィルスン」「アッシャー家の崩壊」「赤死病の仮面」「大渦にのまれて」「アモンティリァードの樽」「モルグ街の殺人事件」

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    2011年06月20日