数十年ぶりに読むポー。これは少年文庫で、読みやすい訳で代表作ばかりを集めていてお得感あり。
子どもの頃読んで、夜トイレに行けないほど恐ろしかった「黒猫」、子どもにも「一番怖かった」と言われた。
「赤死病の仮面」なんか、本当に詩のような美しさと象徴性があって、安易に恐怖小説と片付けられないものね。
「
...続きを読むアッシャー家」はドビュッシーが音楽にしたいと熱望したが叶わなかったというだけあって音楽的で、これをドビュッシーで聴けないのは残念。
デュパンもホームズに似ているなと思った(もちろんドイルが後なのだが)。
お手軽なホラーの人気は高いけど、やっぱり読むなら、格調高く美しいものがいいと思う。
名作は何度読んでもいいものだ。