神永学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
家、部屋、土地に纏わる超怖いアンソロジー
“物件怪談小説集”
人気作家+事故物件サイトの大島てるさんの11編
土地や建物に関わるホラーが好きなのです
と思い、読みましたが、人がやっぱり怖いという作品が多かった気がします
「妹の部屋」神永学
死んだ妹の賃貸の部屋
片付けて解約するも 元に戻っている
事故物件小説ではなかったけれど
ありそで怖い
「笛を吹く家」澤村伊智
息子を預かってくれる家は、幽霊屋敷
両親の望む息子の行末
この2編が、私のBestかな
「倒福」大島てる
事故物件系かなと思っていたけれど
反発もある情報提供をしているから
こんな経験もあるのかな
いろんな摩擦があるのでし -
Posted by ブクログ
警察署に全身血に染まり、包丁を持った男性が入ってくる。
しかし、記憶喪失と認定され、
刑事の美南と久賀は、催眠療法を元に身元の特定に急ぐ。
また一方、もう一つのストーリーが並行して走る。
謎解きゲームイベントで、月島と永門は洋館で参加者たちと遭遇する。
そこで起きる殺人。
犯人を探せというが…。
両方のストーリーが交互に、少しずつ関連性を持たせながら展開されていく。
絶対関連がある、と思っていても、どことどこが結びつくのかは容易ではない。
読み終わった後、頭を整理するのに時間がかかった。
わかるような、わからないような、なんだか靄がかかったまま。
予想していないストーリー展開でした。
複 -
Posted by ブクログ
ネタバレ死人に触れるとその人の経験したことを五感で追体験することのできる阿久津。前作で死んだことになっていた(全く覚えていない)が、バッチリ生きていて世の悪人たちに鉄槌をくだしていく。
女性に母親を求め、そうならなかった女性は殺してしまう男子学生とかなんかいろいろ出てきて最終的には命を落としていった。登場人物が多くて正直読み終えた今、悪い奴ら(←乱暴なまとめ)がどうなったかあまり覚えていない。
最終章で永瀬と真壁が互いに大切な人を守るため、非情な選択を迫られているところ、阿久津が容赦なく犯人を撃ち殺して終了。
話は面白いが、結果、阿久津の能力がモノを言う(つまり物的証拠はない)ため、無理やり感が